エロパロ版 進撃の巨人 SS保管庫
http://w.atwiki.jp/aot_hokan/
エロパロ版 進撃の巨人 SS保管庫
ja
2015-10-19T09:36:57+09:00
1445215017
-
意見・要望掲示板
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/37.html
当サイトへの意見・要望を書き込むと、誰かが修正してくれるかもしれません。
- アニエレもっと作って -- 名無しさん (2012-09-16 02:12:43)
- エレンとミカサがヤっているのを誰かが見ていたというのを作って -- 名無しさん (2012-09-16 15:29:30)
- ベルトルトとクリスタのを作って -- 名無しさん (2012-09-16 15:30:56)
- リヴァイとハンジを作って -- 名無しさん (2012-09-16 15:32:03)
- エレン×ミカサもっと作って♪ -- 名無しさん (2012-09-16 16:38:26)
- エレミカもっと作って -- 名無しさん (2012-09-18 18:02:09)
- エレンの誕生日(エレン×ミカサ) 古城でエレンの誕生パーティーをする→たくさん仲間を呼ぶ(もちろんミカサも)→8時に始まる→エレン「今日は夜明けまで飲みまくるぞ 」と言い始まる→ 一時間後、みんながエレンにプレゼントを渡す→最後にミカサが渡す→なぜか顔が赤い→エレンに近づきキス→そのままミカサは走って古城を出た→エレンはミカサを追いかける→みんな唖然としながらもパーティーを再開する→ミカサにたどり着いたエレン→エレン「あれだけで終わりじゃないだろ?」と言いしげみに隠れて…(ここは自由に書いてください、僕あまり書けないので) -- 名無しさん (2012-09-20 00:09:03)
- (上の続き)3時間経って戻って来る→みんなまだテンションが高い(酔っている)→するとサシャが帰ってきた→ミカサ「どこ行ってたの?」とたずねる→サシャ「エレンのあとを追いに行ってました…「まさか…見てたのか…」なんちゃて!(クスッ笑)」エレン「(しまった!!墓穴を掘ってしまった!!)」→サシャ「見てたって、何をですか(ニヤッ笑)」パーティーに参加していた一同もざわつく→ エレンの顔が真っ赤になる、同じくミカサも→エレン「しっ(汗)知らねーよ!!はやくパーティーの続きするぞ!」→とにかく、パーティーが続行された…確かにパーティーは楽しかった…しかし、エレンは夜明けまで質問責めだった…→エレン「俺の誕生パーティーなのに(泣)」→おしまい みたいな感じの作ってください。 -- 名無しさん (2012-09-20 00:36:45)
- 管理人何してるの? やる気ないの? -- 名無しさん (2012-09-27 00:27:52)
- そばかすさんとクリスタの百合書いてください -- 名無しさん (2012-10-03 01:11:55)
- エレン×ミカサ作って -- 名無しさん (2012-10-18 01:44:23)
- 可愛い -- 名無しさん (2013-03-20 02:48:41)
- もっと投稿して -- 20分 (2013-03-25 11:51:07)
- もっともっとー -- 名無しさん (2013-04-27 22:39:16)
- サシャよろしくお願いします! -- 名無しさん (2013-04-28 08:39:55)
- エレミカもっと作って -- 名無し (2013-05-02 19:56:39)
- ベルクリ良さそう~ -- 名無しさん (2013-05-17 16:27:26)
- アニエレお願い -- 名無し (2013-05-18 20:29:55)
- エレミカ頼みます -- 名無しさん (2013-05-20 12:52:26)
- これって更新されないの?なんなの? -- 名無しさん (2013-06-15 22:47:01)
- ミカエレラブラブの作って!!! -- asaneru (2013-06-26 19:36:25)
- アニエレお願い -- 名無しさん (2013-06-30 16:56:55)
- リヴァイ×ハンジは? -- 名無しさん (2013-07-01 00:50:12)
- ベルアニ!!お願い! -- 名無しさん (2013-07-01 00:50:51)
- エレン×ハンジ頼みます -- 名無しさん (2013-07-01 00:51:34)
- ミカアニもお願いします!! -- 名無しさん (2013-07-01 00:52:17)
- エレミカ増えてくれ!! -- 名無しさん (2013-07-01 02:19:32)
- 2スレ目の525まで、管理人さんじゃないけど勝手にまとめました。 -- 名無しさん (2013-07-01 11:39:30)
- エレミ!! -- 名無しさん (2013-07-04 19:39:25)
- エレミカがもっと読みたい -- 名無しさん (2013-07-10 07:12:32)
- エレミカもっと作って -- 名無しさん (2013-07-11 02:24:19)
- エレミカっ!! -- 名無しさん (2013-07-12 22:30:26)
- エレミカ -- 名無しさん (2013-07-13 02:08:45)
- エレミカ! -- 名無しさん (2013-07-14 23:18:12)
- エレミカ!! -- 名無しさん (2013-07-17 13:42:13)
- エレクリ -- 名無しさん (2013-07-18 14:24:06)
- エレミカもっと読みたいですm(_ _)m -- 名無しさん (2013-07-20 18:55:17)
- エレミカ読みたいでふ!! -- 名無しさん (2013-07-20 22:56:30)
- 昼はミカエレ夜はエレミカの話が読みたいです -- 名無しさん (2013-07-22 08:15:56)
- ミカアニ… -- 名無しさん (2013-07-25 01:45:07)
- アニエレアニエレアニエレアニエレアニエレアニエレ -- 名無しさん (2013-07-25 09:54:00)
- エレミカ -- 名無しさん (2013-07-25 18:45:29)
- アニエレ書くなよ!書くならエレミカをたくさん書いてくれ!頼む!(涙) -- 名無しさん (2013-07-30 15:26:22)
- アニエレ考えてる奴暑さで頭殺られちゃったんじゃないの?ベルアニ、エレミカだろ! -- 名無しさん (2013-07-30 15:28:34)
- アニエレ考えてる奴マジで頭大丈夫? -- 名無しさん (2013-07-30 15:29:57)
- エレン×アニお願いします -- 名無しさん (2013-07-30 22:48:39)
- エレハン頼む -- 名無しさん (2013-07-30 22:49:42)
- エレミカ書いてください!! -- 名無しさん (2013-08-02 06:25:04)
- リヴァペトくらさい -- 名無しさん (2013-08-04 19:29:31)
- エレミカm(_ _)m -- 名無しさん (2013-08-07 23:11:58)
- エレミカでジャンがミカサを犯そうとした所をエレンが助けてくれるをお願いします -- 名無しさん (2013-08-09 18:07:03)
- ジャンがエレンとミカサのセックスをみて興奮して加わるのもお願いします。基本はエレミカ、アニエレがよいな。 -- 名無しさん (2013-08-10 01:33:08)
- エレミカ作ってください -- 名無しさん (2013-08-12 18:13:25)
- 巨人化したエレンがミカサ襲う話し -- 名無しさん (2013-08-14 08:03:42)
- アニエレで逆レイプするのお願いします! -- 名無しさん (2013-08-21 18:19:56)
- エレミカとアルアニ書いてください -- 名無しさん (2013-08-23 11:50:45)
- アニエレは1つの書くな -- 名無しさん (2013-08-23 11:52:08)
- ミカアニ切望 -- 名無しさん (2013-08-24 00:43:54)
- エレミカ書いてくださいというか最新しないの?このサイト -- 名無しさん (2013-08-30 11:39:57)
- リヴァイ×ハンジと ベル×アニ がいい (΄・ι_・΄) -- 名無しさん (2013-09-05 01:37:12)
- レ・レ・レイプ♪wwwww -- 名無しさん (2013-09-05 01:38:15)
- エレアニエレアニエレアニエレアニ書いて。 -- はは (2013-09-07 07:15:10)
- エレミカとか考えてる奴とか馬鹿だろwwwww -- 名無し (2013-09-07 07:16:40)
- 馬鹿じゃない!エレミカだ!!!!!wwwwwww -- 名無しさん (2013-09-09 15:58:18)
- エレミカきもぃ -- 名無しさん (2013-09-24 20:15:17)
- おもしろそうだから、エレハンお願い -- 名無しさん (2013-10-03 18:50:42)
- エレミカ書いて( ´ ▽ ` ) -- 名無しさん (2013-10-14 00:54:20)
- エレミカ -- 名無しさん (2013-10-20 22:46:02)
- アニに射精管理される事になった、みたいなエレミカアニの3P誰か書け -- お前ら帰れ餓鬼 (2013-10-24 05:39:57)
- エレミカ、ジャンミカよみたいです^^ -- 名無しさん (2013-11-03 03:38:53)
- リヴァハン オルペト エレミカ アルアニ ベルユミ ライクリ コニサシャ の王道(?)CPが見たいです -- 名無しさん (2013-12-01 21:33:36)
- NLで1番人気なリヴァイ×ハンジのエロを… -- 名無しさん (2013-12-01 21:54:45)
- オルペト!!!! -- 名無しさん (2013-12-01 22:01:34)
- リヴァイ×ハンジの初夜!!! -- 名無しさん (2013-12-01 22:44:16)
- オルオ×ペトラの公式夫婦を!! 公式ガイドブックありがとう♪ オルペトは夫婦漫才最高!!生きてたら絶対ペトラはオルオと結婚してたよー! -- 名無しさん (2013-12-01 22:48:26)
- カプを否定する奴やめろやww -- 名無しさん (2013-12-23 11:08:57)
- エレミカ好き最近増えてきて嬉しいな エレミカキボンヌ -- 名無しさん (2013-12-23 11:10:23)
- 頭おかしいとかキモイとかそういう事言う奴って馬鹿なの?カプ否定してどうなんの -- 名無しさん (2013-12-23 11:15:32)
- エレミカプリーズ -- 名無しさん (2013-12-23 11:18:01)
- エレミカ!王道だよ...ね?うん、ヒロインと主人公だし汗 -- 名無しさん (2013-12-23 11:20:10)
- アニエレ否定してるエレミカ好きやめてエレミカ好きのイメージが悪くなる。エレミカくださいな -- 名無しさん (2013-12-23 11:21:48)
- リヴァイ×ハンジのいちゃいちゃをどうかひとつ!! -- 卿 (2014-01-06 23:51:06)
- リヴァイとペトラのイチャイチャをエレンが見てドキドキするの下さい -- 名無しさん (2014-01-28 03:01:41)
- ジャンクリジャンクリジャンクリ~~~~~!! -- 名無しさん (2014-02-03 00:41:46)
- ミカアニ作って欲しい -- 名無しさん (2014-02-09 21:16:28)
- ミカアニくだせえ -- 名無しさん (2014-02-19 08:16:22)
- エレミカ作ってください -- 名無しさん (2014-04-12 05:53:35)
- エレ○○なら何でもいいからホモとバッドエンドNGーー -- さすらいの侍 (2014-06-16 20:38:44)
- ジャンミカ欲しいです!! -- 名無しさん (2014-09-16 21:40:43)
- ジャンミカ欲しい~! -- 雪見 (2014-10-22 13:05:21)
- リヴァハンおねがいします! -- あかね (2015-10-19 09:36:57)
#comment()
2015-10-19T09:36:57+09:00
1445215017
-
総合
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/16.html
&bold(){ア行}
-[[アルミンとクリスタの初めての夜の立体機動]]
&bold(){カ行}
&bold(){サ行}
-『サシャ×ジャン』シリーズ
--[[サシャ×ジャン]]
--[[続サシャ×ジャン1]]
--[[続サシャ×ジャン2]]
--[[続々サシャ×ジャン]]
-[[『獅子ノ乙女宵闇情歌』(ししのおとめよやみのこいうた)>『獅子ノ乙女宵闇情歌』(ししのおとめよやみのこいうた)1]]
-[[進撃のJK]]
-[[サシャへの厳罰]]
&bold(){タ行}
-[[どうしてこうなった]]
-[[どうしてこうなった 完結編]]
&bold(){ナ行}
&bold(){ハ行}
-[[ハンジ×ユミル]]
&bold(){マ行}
-[[ミカサのオナニーファイル ]]
&bold(){ヤ行}
&bold(){ラ行}
&bold(){ワ行}
&bold(){A-Z}
&bold(){無題}
-[[無題:part1/112(アルミン×サシャ)]] ※未完
-[[無題:part1/278(アニ×ライナー)]]
-[[無題:part1/331(リヴァイ×ぺトラ)]]
-[[無題:part1/448(エレン×ミカサ)]]
-[[無題:part1/520(ミカサ×エレン)]]
-[[無題:part1/537(サシャ×クリスタ)]]
-[[無題:part1/744(巨人×クリスタ)]]
-[[無題:part1/906(エレン×ミカサ)]]
-[[無題:part1/768(オールキャラ)>無題:part1/768(オールキャラ) 1]]
-[[無題:part2/501(ジャン×ミカサ)]]
-[[無題:part2/513(エレン×ミカサ)]]
//-[["作品タイトル":"リンク先ページタイトル"]]
2014-03-09T18:57:51+09:00
1394359071
-
キャラ別
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/38.html
&bold(){ミカサ系}
-[[進撃のJK]]
-[[ミカサのオナニーファイル]]
-[[無題:part1/448(エレン×ミカサ)]]
-[[無題:part1/520(ミカサ×エレン)]]
-[[無題:part1/906(エレン×ミカサ)]]
-[[無題:part2/501(ジャン×ミカサ)]]
-[[無題:part2/513(エレン×ミカサ)]]
&bold(){アニ系}
-[[『獅子ノ乙女宵闇情歌』(ししのおとめよやみのこいうた)>『獅子ノ乙女宵闇情歌』(ししのおとめよやみのこいうた)1]]
-[[どうしてこうなった]]
-[[どうしてこうなった 完結編]]
-[[無題:part1/278(アニ×ライナー)]]
&bold(){サシャ系}
-『サシャ×ジャン』シリーズ
--[[サシャ×ジャン]]
--[[続サシャ×ジャン1]]
--[[続サシャ×ジャン2]]
--[[続々サシャ×ジャン]]
-[[無題:part1/112(アルミン×サシャ)]] ※未完
-[[サシャへの厳罰]]
&bold(){クリスタ系}
-[[無題:part1/537(サシャ×クリスタ)]]
-[[無題:part1/744(巨人×クリスタ)]]
-[[アルミンとクリスタの初めての夜の立体機動]]
&bold(){ユミル系}
-[[ハンジ×ユミル]]
&bold(){ぺトラ系}
-[[無題:part1/331(リヴァイ×ぺトラ)]]
&bold(){オールキャラ}
-[[無題:part1/768(オールキャラ)>無題:part1/768(オールキャラ) 1]]
//-[["作品タイトル":"リンク先ページタイトル"]]
2014-03-09T18:57:36+09:00
1394359056
-
トップページ
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/1.html
&bold(){ここは2chのスレッド、エロパロ版「進撃の巨人」スレに投稿されたSSの保管庫です。}
【更新履歴】
2012/08/17 開設
【現行スレ】
進撃の巨人
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1384705430/
2014-03-09T18:47:17+09:00
1394358437
-
過去スレ
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/20.html
1スレ目 進撃の巨人
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1298344141/
2スレ目 進撃の巨人
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1344704714/
3スレ目 進撃の巨人
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1384705430/
2014-03-09T18:46:47+09:00
1394358407
-
餞別
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/52.html
元スレ447で※保管庫様への収録は遠慮させていただきますとありますので削除させて頂きました。
出来れば管理者かメンバーの方、こちらのページごと削除お願いします。
2013-07-03T21:01:44+09:00
1372852904
-
無題:part2/513(エレン×ミカサ)
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/54.html
part2>>513
----
投下します。エレン×ミカサです。
時系列としては女型戦敗北後の夜で、8巻の回想で女型捕縛作戦を練ってるあたりです。
強引系といえなくもないですがラブラブだと思います。エロ度は抑え目です。
――アニが女型の巨人かもしれない。
いくら常に冷静で、状況を正確に分析できる自分の親友が割り出した答えだとはいっても、
その「仮定」は今のエレンにとってはあまりに過酷なものであった。
一月もの時間をかけてようやく信頼を得ることができた、と実感したまさにその直後の先輩兵士達の無惨な死に様は、
エレンの心の奥底に鉄の塊のように重くのしかかっていた。
もう引き返せない、戦わなければならない。そうすべきだということは明らかだ。
とはいえ、苦汁の三年間をともに過ごした同期の仲間を相手にするなど、エレンには考えられなかった。
何度も何度も彼女独特の格闘術を真正面からくらい、悶絶した日々がエレンの頭の中でフラッシュバックする。
しかし、それらの日常は確実にエレンを成長に導いていた。
共に技を磨き合い、兵士としての自覚を共有しあった日々を、簡単になかったことにはできそうにない。
「なのに、どうして、あいつらは…」
なぜ、同じく同期であるはずの自分の幼なじみ二人は、平気な顔で作戦を実行することができるのだろうか。
仲間であるはずのアニに対する彼らの冷徹ともいえる判断は、無性にエレンを苛立たせていた。
それとも、多くの兵と敬愛していた先輩を失ってなおここまで葛藤する自分が女々しいのか。
自分の部屋として与えられたいつもの地下室のベッドに横たわり、エレンは天井を見上げた。ふう、と勝手にため息が漏れ出る。
たった一日の間で、エレンの心を乱すには充分なほど色々なことが起こりすぎた。
作戦が実行に移されるのは明後日だ。あと二晩寝た後は嫌でも決意しなければならない。
そう考えると全く眠りにつける気がしなかった。
眠気が少しも襲ってこないまま、薄汚れた居城の天井のシミを湿ったベッドの上でぼんやりと眺めていると、
コンコン、と扉をノックする音がした。
のそのそと身体を起こし、部屋の入り口へ向かう。
(リヴァイ兵長か?エルヴィン団長達はもう帰ったはずなのに…)
エレンは不審に思いながら扉を開けた。
掲げられたランプの薄暗い光の中に、思いもよらない人物の姿が映し出され、思わずエレンは目を見開いた。
「ミカサ!お前、団長やアルミン達と宿舎に戻ったんじゃ…」
予想外の来訪者に驚きを露わにするエレンをよそに、ミカサは無言のままつかつかと室内に足を踏み入れた。
何がなんだかよく分からないが、神経質なリヴァイに見つかれば確実に青筋を立てられる。エレンは慌てて錠をかけた。
「お、おいなんでここにいるんだよ?勝手な行動したら厳罰が…」
「大丈夫。なにかあればアルミンが上手くごまかしてくれるから」
「…なんだよそれ…」
幼なじみの意味不明な言動にエレンは頭を抱える。
ミカサは何事もなかったかのようにランプを机に置き、椅子に腰掛けた。仕方なくエレンも自分のベッドの上に戻る。
エレンは、幽かな光に照らされるミカサの顔をまじまじと見つめた。
リヴァイ班に監視される立場となり、この古城で暮らすようになってからは、
彼女とまともに向き合って会話を交わすのはかなり久しぶりだ。
「…で、結局お前は何しにここに来たんだよ」
「私は…」
ミカサは一旦言葉を区切り、目をそらした。
「エレンが…心配だったから」
(心配?)
ミカサの言葉を心の中で反芻してみると、かすかな反抗心がエレンの中で沸き起こった。
確かに自分はこの日さまざまな不幸に立ち合った。
悲しみ、悔しさ、怒り、戸惑い。
あらゆる種類の感情が複雑に混ざり合って胸のうちをぐるぐるとしつこく巡回し、
自分でもどうすればいいのか判らないほどの混乱がエレンを支配しているのは事実であった。
しかし、だからといって――
(ミカサ…お前に何が判るってんだ?)
『アニが女型の巨人である可能性がある』という衝撃的な仮説を聞かされた際の彼女の、
まるで他人事と言わんばかりの冷静な表情と態度は、あまりにエレンの心情とは相反するものであり、
それが余計にエレンの苛立ちを促進させていたのだった。
ミカサの言動を理解できない。
エレンは怒りを抑えきれずにミカサに言い放った。
「一緒に血反吐を吐いて苦労してきた仲間が疑われているんだぞ!それなのに、お前は…何も感じないっていうのかよ!?」
「……」
ミカサは表情一つ変えずに口を開いた。
「私は…ただあなたを守りたいだけ。あなたを守るためなら誰が相手だろうと容赦はしない」
「また守る守るってなぁ…」
耳にタコのできそうなくらい聞いた相変わらずの台詞にエレンは心底うんざりした。
頭の中がグラグラ煮えたぎるのを抑えきれない。エレンは激昂していた。
「いっつもいつもそうやって偉そうな顔して上から目線でよぉ…いい加減ムカつくんだよ!!」
「!」
エレンは鬱憤を発散するかのように勢いよくベッドの上から跳ね上がり、つかつかとミカサの元に近づく。
激情に任せ、ミカサのジャケットの襟元を強い力で掴みあげた。
「ぐッ!!」
そのまま今さっきまで自分がいたベッドの上に女を力いっぱい投げ飛ばし、上に乗り上げてギリギリと組み伏せる。
突然の狼藉に驚いたのか、ミカサは何が起こったのかわからないと言わんばかりの顔でぽかんとエレンの顔を見上げた。
普段ならば、自分以上に対人格闘術に長ける彼女の強烈な巴投げを喰らって終わりだろう。
しかし、意外なことにミカサは何の動きも見せることはなかった。
ミカサはただひたすら、驚きを隠す気配もないままエレンの凶暴な目を見つめている。
「――っ…!?」
無防備な表情のミカサと目が合った瞬間、エレンの心臓が、ドクン、と激しい音を立てて隆起した。
激しい衝動に体中が燃え滾り、股間に勢いよく血が巡っていくのを感じる。
自分の中のミカサに対する怒りの感情が、劣情と嗜虐心へと無意識に昇華された。
エレンは、初めて抱いた残忍な衝動に身を任せられずにはいられなかった。
「っ!?エ、エレン!?」
さすがにミカサも尋常でないエレンの様子を悟り、わずかばかりの抵抗を試みたが、もう遅かった。
そんな彼女の腕を今にも千切れそうなほどの力で握り締め、ベッドに縫い止める。
そのまま、歯がぶつかるのも気にせず無理やり唇を合わせた。
「ぅんッ」
まだ青く経験もないエレンは、手加減の仕方など知らない。優しさなど微塵も感じられない口付けだった。
抵抗する余裕もなく、すぐにミカサの咥内にエレンの燃えるように熱い舌が進入してくる。
鉄の味がした。おそらく強引すぎるキスの衝撃で歯が当たり、どちらかの唇が切れてしまったのだろう。
激しく舌を絡ませる度に、かすかに血の味が混じった唾液がエレンの口内を潤す。
この鉄臭い味が、エレンにとっては非常に甘美な媚薬のように感じられ、さらに興奮を掻き立てていた。
ぴちゃ、ぴちゃと敏感な粘膜が接触するいやらしい水音が聞こえると、ミカサの身体は羞恥で身がすくんだ。
「……ッ…、んむぅ、…はッ……」
ミカサの吐息が徐々に熱を帯びてきているのをエレンは感じていた。それでもなお執拗に舌と舌を擦り合わせる。
長い時間をかけてミカサの甘い唇を堪能し、ようやくエレンは唇を離した。
はあっ、はあっと、両者共に目いっぱい息を吸い込む。
慣れない口付けに熱中するあまり満足に息継ぎもできず、
一方的に蹂躙されたミカサと同様エレンも、きつい訓練を終えた後のごとく息が激しく乱れていた。
呼吸を適当に整えたあと、改めて身体の下に組み伏せるミカサの表情を眺めた。
ミカサの顔は耳まですっかり紅潮し、はぁはぁと息を短く弾ませながら潤んだ目でエレンを見上げている。
見たことのない彼女の艶かしい表情に、ごくり、とエレンは生唾を飲み込んだ。
人間の常識にあてはまらないほどの強さを誇るこの少女にこんな表情をさせたのは、おそらく自分一人だけだろう。
その事実は、エレンの苛虐心を満たすには充分だった。ますます彼の身体は熱くなった。
しかし、それと同時にかすかな違和感のようなものが頭のどこかの部分をちくりと刺す。
どうして――
(どうしてこいつは、抵抗してこねえんだよ…)
いざとなれば、ライナーのような屈強な大男すら失神させるほどの強烈な格闘術を披露するミカサが、
ここまで従順な態度を見せるのはエレンにとって想定外の出来事であった。
ミカサの考えがまるでわからない。そして、自分の気持ちにもさらなる混乱が生じてきた。
ミカサと自分の同期に対する思いの相反による苛立ち、突然沸き起こった肉欲、そして現在のミカサのしおらしい態度への戸惑い。
(なんなんだよこれは…)
ちっ、と心の中で舌打ちする。
面倒くさい。エレンは考えることを放棄し、目の前の幼なじみを陵辱するのに集中することにした。
彼女のトレードマークでもある、かつては自分の所有物だったマフラーに乱雑に手を掛けて、ミカサの首元から無理やり剥ぎ取る。
「…あ……」
ミカサは酷く寂しそうな顔をして、ただの長い布と化したそれが空中に流れるのを必死に目で追った。
彼女の珍しく見せたその痛ましげな表情に、またしてもエレンの心はちくりとした痛みに苛まれた。
(もう、どうでもいい)
自分の中でかすかに叫ぶ違和感を払拭するかのように、乱暴な手つきでミカサの両腕を頭上に一纏めにし、
今取り払ったマフラーで両手首を縛って拘束する。
ミカサの顎に流れる、先刻の激しいキスで飲み込みきれなかったらしい唾液をペロリと舐め取って、
そのまま曝け出された首筋に舌を這わせた。
「あ、やっ」
得体の知れないくすぐったさにミカサが身を捩った。ギシ、とベッドが音を立てる。
「……、ん…、くぅッ、……ふ…」
首筋を舐る間に時折ぴく、とミカサの身体がわずかに跳ねる。
そんな彼女の様子を面白がって、エレンはミカサが反応を見せた部分に執拗に舌を動かした。
ねっとりとした動きでひたすら敏感な箇所を舐められ、ミカサは熱を帯びたような声で何度も呻いた。
勝手に変な声が漏れる。とにかく恥ずかしい。必死に顔を片方の二の腕に埋め、唇を当てて声が出ないように耐える。
大人以上の働きができるといえども、まだたった15歳の少女でしかないミカサは、
こういう時どんな声を出せばいいのか知らなかった。
そして、そんなミカサの一挙一動が、エレンの劣情をさらに掻き立てていることも知るよしもなかった。
エレンは衝動に身を任せるまま、自由の翼のエンブレムが縫われたミカサの上着をぐいっと大きく肌蹴させ、
胸元の立体機動用固定ベルトをガチャガチャと音を立てて乱雑に外した。
そして、高まる興奮にはぁはぁと息を弾ませながら、思いきり力をこめてミカサのシャツの前合わせを横に引っ張った。
「――っ!!」
カツン、カツンと、下の方から乾いた音が聞こえる。
おそらくちぎれたボタンが床に散らばった音だろうが、エレンの耳にはそれがだいぶ遠くで聞こえた感じがした。
それと同時にエレンの目の前に、ミカサの胸元が露わになった。
ミカサの身体は先ほどの愛撫で昂ぶり、首から胸に掛けてほんのりと紅が差している。
肌蹴たシャツからちらりとのぞく、ツンと上を向いた赤く染まった乳首に、エレンの視線は釘付けになった。
ごくり、と思わず唾を飲み込んで、初めて目にする美しい女の肉体をじっくりと見つめる。
ミカサは男の熱い視線に耐えられず、目を瞑って顔をそらした。
子供の頃は家族として一緒に風呂に入ったり着替えたりで、当たり前のようにこの少女の裸を見てきた。
でももうそんな遠い昔とは違う。ずっと近くにいたはずの幼なじみの身体は、気づかぬうちに女のそれへと変化を遂げていた。
エレンは衝動的に手を伸ばし、ふいにガシッと片方の胸の膨らみを掴んだ。
「痛ッ!」
突然の痛みにミカサはびくりと身体を強張らせ、思わず鋭い抗議の声を上げた。
「!」
いきなり発せられた少女の叫びは、エレンに突如正気を呼び戻させた。
美しい形ながらも初々しい乳房はまだ硬さが残っている。
いくら女としてある程度の成長を終えたとはいえ、まだ成熟しきれていないミカサの肉体は少女の名残を隠しきれていなかった。
今のところ抵抗らしい抵抗はないものの、ミカサの身体はカタカタと小さく震えていた。
初めて冷静な視点を取り戻したエレンは、酷く怯えたような彼女の表情にようやく気づいた。胸がズキリと痛む。
「―――…」
(何やってんだ、オレは)
突然、今まで自分を支配していた凶暴な感情がすうっと覚めていくのをエレンは感じた。
組み敷いていたミカサの肢体からそっと身を起こす。
ミカサはそれを見て、またビクッと肩を跳ねさせた。
まだ自分が何かするのを恐れているのだろう。彼女のその様子を見て、エレンは思わずふっと苦笑した。
先刻とは違う相手を気遣うような手つきで腕の拘束を解き、肌蹴させた軍服ジャケットを胸元で掻き合わせてやる。
ミカサはぽかんとした表情でエレンの動向を眺めたまま動かない。ギシ、とベッドが軋む音がした。エレンが移動したらしい。
エレンは戸惑うミカサに背を向ける形でベッドの端に腰を掛けて、静かに呟いた。
「ミカサ……」
「……」
「ごめん、オレ、どうかしてた」
「……」
ミカサは無言のまま、エレンの背中の方へゆっくりと顔を向けた。
「オレ、本気でお前にムカついてたよ。いくらオレの命が引き換えになるっつっても、
平気で仲間を陥れようとするなんて…はっきり言って理解できねえと思った。
でも、だからといって…その…こんなことするなんて…最低だな、オレ」
エレンは頭をぐしゃぐしゃと掻き毟り、俯いた。沈黙が流れる。
しかし、後ろで再びギシ、という音が聞こえ、静寂が破られた。
「…エレン」
「……?」
ふいに、温かい感触で背中が覆われる。頬に滑らかな黒髪が触れた。すぐに、ミカサが身体を寄せてきたのだと気づいた。
それと同時にエレンは重大な事実にも気づいた。
自分がボタンを引きちぎったせいでミカサのシャツの前合わせが全開になっているため、
露わになった彼女の二つの膨らみが直にエレンの背中に触れている。
それに気づいたエレンはつい再び股間を熱くしそうになり、いくら自業自得とはいえ顔を真赤にして慌てふためいた。
「お…おい何してんだよ!今そんなことしたらオレはまたお前を酷い目に――」
「別に構わない」
エレンの身体から離れようともせず、ミカサはきっぱりと言い放った。
「な、何言って…」
「私の身体も心も…エレンがいなかったら存在し得なかったから。エレンが望むなら、好きなようにしていい」
エレンはあんぐりと口を開けた。そして頭を抱え、ぐにゃりと俯いた。
「…そんな言い方すんなよ。お前の身体はお前のモンだ。もっと大事にしろよ」
「……」
「それともオレを、あんときの強盗魔とか奴等が売っ払おうとしてた地下街の変態野郎共と同レベルにしたいのかよ?」
「…別に、そんなつもりじゃ」
ミカサは曖昧に首を振った。再び会話が途切れる。
「……」
「……」
ふう、とため息がこぼれる。重い空気を振り切るように、エレンはミカサに促した。
「さ、お前は大事にならないうちに宿舎に帰れ。明後日には重大任務も控えてんだからな」
「帰らない。ここで寝る」
ミカサの即答にエレンはぎょっと目を見張った。
「な…馬鹿かお前は!?そんなに独房にぶち込まれたいのかよ…?」
「さっきも言ったけどその点についてはアルミンに任せたから大丈夫だって」
「そういう問題じゃねえだろ!…そもそも、あんなことした相手と同じ部屋で寝るなんて、狂気の沙汰もいいとこ…」
「エレンはこんな状態の私に向かって平気で外に出ろなんて言えるの?」
「……」
エレンは、ミカサの上半身に目をやって思わず押し黙った。
彼女が今羽織っている、ボタンが吹っ飛んでただの布切れと化したシャツの残骸は、間違いなく自分の過ちの証だ。
そのミカサの姿は妙に艶かしく、否が応にも先ほどの行為を思い出させ、エレンは思わず火照る顔を逸らした。
いくら兵士として逸材と言わしめる実力を持つ者とはいえ、ミカサが女性であることに変わりはない。
こんな姿のまま外に放り出すのが確かに危険だということは、回転の鈍くなった今のエレンの頭でも判断できた。
エレンはおもむろに立ち上がった。箪笥を開けて適当に中を物色し、比較的ミカサのものに似たYシャツを探し出す。
そしてミカサと目も合わせないまま、彼女に向かってそれをぞんざいに投げつけた。
「…オレの代えのシャツを貸してやる。それ着て帰れ。
なんでオレの服着てんのかバレたら、馬に小便ひっかけられたとかなんとか言ってごまかしとけ」
エレンは赤い顔のまま背を向けた。
「とっとと着替えろ…」
「……」
数秒の沈黙ののち、背後でカチャカチャと固定ベルトをはずす音が聞こえてきたのを認めた。
ミカサが自分の提案を受け入れてくれたのだろうと、エレンはひとまず安心する。
女が着替える間、エレンは無機質な壁を凝視しながら、まだ完全に治まりきれない昂ぶりをなんとか宥めようと努力した。
自分のすぐ後ろでは、先刻目に焼き付けた綺麗な身体がまた曝け出されているのだろう。
着替えるミカサが立てている衣擦れの音を聞かぬ振りして、エレンはともすれば火照りそうになる顔と身体を必死に諌めた。
「終わった。エレン、こっち向いていい」
ミカサが声をかける。エレンはおそるおそる背後を振り返った。
「ハッ!?」
彼女の姿を見て、エレンは思わず情けない喚き声を発した。
確かに自分のシャツに着替えてくれてはいる。しかし、予想外なことにミカサは兵士の装備を全てはずしていた。
エレンは慌てた声で抗議する。
「オイ、なんで立体機動の装備まで脱いでんだよ!ほぼ私服で夜道を帰るとか、自殺行為だぞ!」
「ここで寝るってさっきから言ってる」
「ハァ!?話が違うだろ!」
「寝る」
「…だからよぉ……」
当然のように言い張るミカサに反論する気力もなく、再びエレンは頭を抱えた。
ミカサが頑固なのは昔からの長い付き合いでよく知っている。
自分自身もその部類のなかではトップクラスに入ると自負しているが、彼女の頑固さには今までほぼ勝ったためしがなかった。
(こっちの気も知らないで…)
額に手を当て、呆れたようにため息をつく。
エレンはこれ以上の説得は無理だと早々に諦め、幼なじみのわがままを少々戸惑いながらも聞き入れることにした。
「…わかったよ。オレが床で寝る。お前はベッドで寝ろ」
「ダメ。エレンがベッドで寝て。今日のあなたはたくさん力を使ってすごく疲れてる」
「女を床に寝せられるかよ」
「絶対ダメ」
「……」
相変わらずの頑固さにエレンは閉口した。
「…わかった。毛布貸してやるからお前が下で寝ろ。椅子とかも自由に使っていいから」
床にバサッと毛布と枕を投げ捨て、エレンは自分のベッドの上に身を投げ出した。
そしてミカサの姿ができるだけ目に入らないように、すぐに壁の方を向いて頭からシーツを被った。
エレンの脳裏にはまだ、先刻のミカサの痴態と初めて目にした瑞々しい女の肉体が焼きついている。
その姿を見せた張本人が同じ部屋のすぐ後ろにいるという事実に、エレンの心臓が強く脈打っていた。
未だ落ち着かず高鳴る胸をどうにかして無視しながら、ぎゅっと硬く目を瞑って無理やり眠りにつこうと試みた。
しかし、そんなエレンの努力も虚しい徒労に終わった。
「…ッ!?」
ベッドの端でうずくまっているエレンのシーツが突然めくり上げられた。
それと同時に、湿っぽいシーツの中が温かなぬくもりで満たされる。びくりとエレンの身体が驚きで跳ね上がった。
床で寝るということで話がついたはずのミカサが、何故かエレンのベッドに侵入してきたのだ。
ミカサは男の背中にぴたりと密着し、心地よさそうにすうっと息を吸い込んだ。
エレンは思わず身体を反転させて、彼にとって言えば暴挙ともとれるミカサの行動に強く異議を唱えた。
「な、なんでベッドに入ってきてんだよ!話が違うだろ!」
激しくうろたえるエレンの表情とは対照的に、ミカサは静かにじっとエレンの目を見つめている。
ミカサの穏やかな視線を受けたエレンは、少したじろいだ。
「いいでしょう、たまには。子供の頃はよくこうやって、一緒の布団で寝てた」
「ガキの頃と今じゃ全然状況が違うんだよ!…だいたいさっきオレが何したか、忘れたわけじゃ…」
「…もう、そんなのいいから。…私は…ただ、エレンの…そ…ばに……」
「……」
言い終わらないうちに、ミカサの目蓋がゆっくりと閉じていく。
「…寝たのか」
すう、と寝息が限りなく近くで聞こえた。
(そんなに疲れてたのか…)
すやすやと子供のように安心した表情で眠る幼なじみの顔をぼんやりと眺める。
そうしていると、ついさっきの自分の激情も肉欲も、すべてどうでもいいことのように感じられた。
考えてみれば、ミカサにとっても今日は大変な一日だったはずだ。
暴走して女型巨人に喰われた自分を助けるために、必死に死闘を繰り広げたと聞いた。
その時、自らの失態でリヴァイを負傷させたことも、彼女にとっては大きなショックだったに違いない。
自分のことでいっぱいで、その場の感情に身を委ねて大事な少女を傷つけかけたことをエレンは猛省した。
ふと無意識に腕を伸ばし、ミカサの頬に掌を当てる。
「…ん…、エレン…」
(夢の中でもオレのことか)
ミカサの寝言を聞いて、エレンはふっと苦笑いした。子供のときからいつもこうだ。
――まあいい。幸せだった少年時代に戻って眠るのも悪くはない。
何よりも、いつもほとんど笑わない幼なじみの眠る表情があまりにも幸せそうで、楽しかったあの頃を思い出させた。
泣いても笑っても、明後日は運命の作戦決行の日だ。
眠れぬ夜、すぐ隣にいる思わぬ来訪者が運んできてくれた穏やかな眠りに、エレンは久方ぶりに身を任せた。
了
2013-07-01T11:35:54+09:00
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無題:part2/501(ジャン×ミカサ)
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/53.html
part2>>501
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朝食堂にて
「今日は人少ねーな」
「久々の連休だから、みんな家に帰ってるらしいよ」
朝食を口にいれながらエレンは辺りを見回す。
アルミンの言う通り、多数の仲間達の姿が見えない。実家が無事であるものはほとんどが帰宅しているのだ。
「人数が少ないのにパンが余らないなんて…」
項垂れながら食い意地を張るサシャ
「お前は帰らないのか?」
「えぇ帰ってくるなと言われてますから…ジャンこそ帰らないのですか?」
「あぁ、この前親には会ったからな。のんびりすんのも悪くねぇし」
ジャンは横のテーブルのミカサをチラチラと見ながらそう答えた。
本当の所、ミカサに会いたくて残ったのだ。
当の本人は一切そんな事に気づく事はない。
「僕達の部屋も人数が少なくて寂しく感じるよ」
「大の字で寝れるけどな」
「エレン、お腹出して寝たらダメ」
「わかってるよ」
「ミカサの所も少ないんだろ?サシャとアニと…」
「クリスタとユミルもいる。なのでそんなに変わらない」
エレン、ミカサ、アルミンの幼なじみ三人は帰る家は無い。なので、必然的に残る組に入るのだ。
そんな他愛ない会話を終え日中は各々自由に過ごし、夜になった。
「なぁエレン、寝る場所変わってくれねぇ?」
帰省組が多くがらがらの部屋で何やらジャンが提案してきた。
「なんで?」
「たまには気分変えて寝るのもいいんじゃね?」
「んーまぁいいけど、枕は自分の使うからな!」
「あぁじゃあ俺んとこ下だから」
上段に上がるジャン。自分の枕を抱え下段に降りるエレンと、エレンに合わせて一緒に降りるアルミン。
「アルミンも下で寝るのか?」
「こういうの楽しそうだなって思って」
「だよなっ」
エレンとアルミンは笑顔で下段の布団に入り込んだ。
上段のジャンはにやけながら布団に潜った。
ジャンは日中ミカサに聞かれた事を思いだしていた。
「ジャン、エレンはどこで寝ているの?」
「…どこって?」
「夜中にエレンが布団を蹴飛ばして風邪を引いたら大変…だから布団をかけに行きたい」
「は?!男部屋に来る気かよ危ないだろ」
「大丈夫、エレンはどの辺にいるか教えて」
「…」
ジャンは素直にエレンの場所を教えてしまった。少し後悔してから悪知恵が働いたのだ。エレンと場所を交換したらミカサが布団をかけてくれるのではないかと。
皆が寝静まった頃、ジャンは期待を胸に布団に入っていた。
扉が小さな振動を立て開いた。人が少ないせいで音が大きく聞こえ、鼓動が早くなる。
暗闇の中、階段を上がり、気配が近付いてきた。
頭まで布団に潜っているので顔は確認出来ないが、確かに覗き込まれる気配を感じる。
足元の布団を掴み丁寧に布団を整える動作に、ミカサだと確信した。
布団を直し帰っていくと思われたが、ミカサは布団に潜り込んできた。
月明かりも無い暗闇の中、ミカサの温もりを感じた。
「エレン…」
ミカサは小声で呟くと、あろう事かジャンの体を跨ぎ、体重をかけないよう上に被さってきた。
混乱するジャン。そんなジャンをエレンと間違えているミカサは、指でジャンの唇をなぞり自分の唇を近付けてきた。
「?!」
唇が合わさる寸前にミカサの動きが止まった。
ジャンの手がミカサの服に入り込んだのだった。
「エレン…起き…」
「…エレンじゃなくて悪ぃな…」
小声で答えるジャン。
「ジャン…?!」
声で判断し、体を離すミカサの腕をジャンは掴んだ。
「…夜這いかよ」
「…間違えた。私はエレンに…」
「…エレンとナニするつもりだったんだよ」
嫉妬心が強くなる。ミカサの口からエレンの名前が出る度にミカサの腕を掴む力が強くなる。
そしてこんな状況だと言うのに冷静な口調のミカサに腹が立った。自分の身にかかりそうな危険をなんとも思っていなそうだからだ。確かにミカサは強い。
力だけでは勝てない。この腕も彼女が本気を出せば簡単に振りほどけるだろう。
…ならば弱味を握るしかない。
「今お前がここにいる事をエレンや他の皆が知ったらマズイんじゃねぇの?」
「…」
「お前エレンに嫌われるかもな」
「ジャン、それは困る。私がここにいる事は秘密に…」
相当エレンに嫌われたくないのか、ミカサはジャンに訴えかける。
ジャンの予想通りミカサはエレンの布団に潜り込む気だったものの、エレンを起こす気は無かったようだ。日頃のエレンとミカサを見ていれば、ミカサの一方的な想いであり、エレンにはそれが少々お節介と感じているようだった。
体重をかけずに覆い被さったのもそのせいだろう。
エレンは一度寝たら隣の仲間に蹴られても起きない程眠りが深い。ミカサは恐らくエレンの唇を奪い温もりを感じて帰るつもりだったのだ。
「いや、今皆に知らせる。そもそも俺は昼間止めたハズだぜ?」
「…ジャン、本当に困る。今回は見逃して」
「いいやダメだ。ミカサ、お前はわかってない。エレンはともかく他の男は、女にこんな事をされてはいそうですかとは言えないもんだ」
ミカサの腕を引き、体を近付ける。
「…黙っててやる…その代わり…」
「…」
ミカサは黙って頷いた。
ジャンはミカサを組敷くと、布団を深く被った。
途中で誰かに気付かれて困るのはミカサだけではないのだ。
ミカサの唇に唇を合わせた。
強気な発言をしたものの、ジャンには経験もなく、好きな女の前で正気を保つのに必死だった。
本で見た通りに舌を差し込むと、生暖かく、体に熱がこもる。
ミカサが苦しそうに顔をしかめるが、夢中で唇を貪った。
両手はミカサの服に入り込み両胸の膨らみに触れる。けして大きくないが、その触感は想像以上だった。
「や…柔らけぇ…」
服をめくりじっくり観察する。布団の中は真っ暗だが目が慣れると膨らみは判断出来た。
そっと先端に触れてみると、ミカサが身をよじった。感じていると言うよりくすぐったそうだった。
舌を這わしてみると、無味であるはずの場所なのに甘く感じた。
ミカサのよく鍛えられた太ももに手を滑らすと、未知の領域に触れた。
少なくめの毛に守られた溝は、しっとりと湿りを帯びていた。ショーツをずらすと、布団の中に淫靡な匂いが広がった。
ミカサも抵抗を見せるものの、力はそんなに込められていない。
ミカサの手を自分のショーツに導き、すっかり硬くなったそれを握らせた。
ミカサは何も言わず、ジャンの手に合わせるように手を上下に動かした。
ミカサの吐息も荒くなり、ジャンは蒸れる布団内で既に汗だくだった。
二人は布団から上半身を出し、唇を合わせた。
「…ミカサ…やった事あるか?」
好きな女には優しくしたいジャン。
ミカサに確認を取る。余裕がある素振りを見せるが、既に先走る程必死だった。
「…無い…」
聞いてはみたものの恐らくエレンと既に経験してるだろうと思っていたジャン。
「お、おう…や優しくする…」
想定外の反応に嬉しかったのだろう、声が裏返った。
ミカサの額に口付けて、初めてなのにしっかりと濡れたミカサの秘部に硬くなった自身をくっつけた。
初めて同士なので場所もわからず、手際よく挿入する事は出来なかったが、何度目かで、ゆっくりとミカサの中に入っていった。
異物感にミカサに力が入ると、狭い膣内は必要以上にジャンを締め付け、進む事を許さない。
「お前…っ力抜けよっ…」
「ジャン…これ以上は」
痛みに顔をしかめるミカサ。常に無表情でいるミカサが魅せる隙に、ジャンの興奮は覚めない。
動きはしなくても中で動く感触に痛み以上の感覚が沸き始める。
次第にゆっくりとジャンをのみ込むようにミカサから力が抜け、深く繋がった。ほっとしてミカサを見れば目に涙が溜まり汗が額から流れでる。ジャンも体の芯から沸き出る熱に汗が滴り落ちている。
「ミカサ…動かすからな」
ミカサの返事を待たずに腰を動かす。
「ぁんっ…」
動きに合わせてミカサの吐息と声が漏れ、ギシギシとベッドが鳴る。肌を打ち合う音が興奮を増していく。
「うぁっミカサっでるっ」
昇りつめる感覚にジャンは自身を引き抜くと、ミカサの腹に精を放った。
二人は肩で息をしながら、唇を軽く合わせた。
呼吸が整ってから、ジャンは後片付けをし、ミカサは部屋へ戻った。
なんとも言えない幸福感に包まれながら、ジャンは眠りについた。
翌朝。
皆より少し遅れて目を覚ましたジャンは食堂へ向かった。
ミカサを見つけると、普段以上にドキドキしてしまった。
ミカサは普段と変わらずエレンの横に座り、世話を焼いていた。
「ジャンおはようございます」
テーブルに着くと、横にいたサシャが元気に挨拶してきた。
「お、おぉ」
食事をしながらミカサをチラチラ見ると、ドキドキしているのは自分だけなのかと思う程普段通りで、切なくなった。
食事が済み、皆が食堂から出る時、ジャンはミカサを呼びつけた。
「先行ってるからな」
「…」
それをエレンは気にも止めない。
アルミンはジャンと目が合うとすぐに反らし、頬を染めてエレンの後を追った。
「ジャン、何か用?」
「いや…体…大丈夫かよ…」
ミカサの体を気遣うジャン。気恥ずかしくてミカサの顔が見れない。
「…大丈夫。それよりジャン」
「なんだ?」
ミカサに話題を振られたのが嬉しくて、パッと顔をあげる。
「…約束は守って」
ミカサは無表情だった。
「…あ…あぁ」
ジャンの返事を聞いて、ミカサは向きを変え、エレンの後を追った。
「…わかってたけどよ…こんなのって…」
立ち尽くすジャンの頬を涙が伝った。
「エレン、アルミン」
「もう話終わったのか?」
二人に追い付いたミカサ。エレンの問いに頷く。
「…」
朝からアルミンはミカサと目を合わせていない。
アルミンは昨夜話し声に目を覚まし、一部始終を聞いてしまったのだ。
お互いの名前を呼ぶ声で誰と誰なのか、そしてジャンが寝る場所を変えてくれと言った理由、全てがアルミンの中ではひとつになった。
幼なじみをそういう目で見た事はなかったが、押し殺すようなミカサの喘ぎ声にアルミンも刺激され、それが頭から離れないのだ。
もちろん横にいたエレンは起きた気配はなかった。
「アルミン?」
ミカサがアルミンの肩に触れるとアルミンは体を固くした。
そんなアルミンの様子にエレンは気づく様子もない。
なんとなく気付いたミカサも、エレンには話さないと踏んでアルミンには何も言わなかった。
その日の夕方には帰省組みが戻り始め、いつも通りの賑やかさを取り戻しつつあった。
2013-07-01T11:28:54+09:00
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アルミンとクリスタの初めての夜の立体機動
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/51.html
part2>>417
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クリスタ「今日も楽しかったね!」
アルミン「うん。あっという間に夕方だね。そろそろ帰ろう」
クリスタ「うん!」
アルミン・アルレルトとクリスタ・レンズ。この二人は2週間ほど前から付き合い出した。
クリスタは女神の様な性格で誰にでも優しい。その上容姿も同期男子を釘付けにするほどの美少女だ。
上位10位で卒業するなど、小柄ながらも実力もる。
一方のアルミンは、容姿は中性的で、まだあどけなさが残る美少年だ、
しかし同年の男子と比べると、小柄で小さく体力がない。
座学こそトップなものの、卒業試験に合格したのを自ら「奇跡」と言うほど、兵士としての素質はなかった。
クリスタと仲のいいユミルからは、「劣等生」と罵倒されたことさえある。
アルミンは劣等生かもしれない。しかしエレン達と対等になるために、どんなつらい訓練でも
へこたれず、努力と根性を発揮して、食らいついて行ったのだ。
そんな必死に頑張るアルミンの姿が、クリスタはいつしか気になっていた。
そして数週間前、アルミンはトロスト区奪還作戦において、そのエレン達とその知略により人類を勝利に導いた。
その活躍を聞いたクリスタは、アルミンが気になっていたのは、自分がアルミンに惚れていたからだと気づいたのだった。
そして1週間ほど前、たまたま二人っきりになる機会があり、クリスタが思い切って告白した。
クリスタはその容貌と性格から、訓練兵時代に幾度となく告白されてきた。
調査兵団に入団してからもそれは変わらなかった。
時には憲兵団や駐屯兵団からも、色んな男がやってきては告白される日々であった
。
そんな男の憧れの的であるクリスタが、アルミンと付き合うことになったとき、
周囲は驚きを隠せなかったが、最近では失恋の現実や諦めからか、祝福ムードが漂っている。
……クリスタに惚れていたライナー、そしてクリスタのことをずっと気にかけていたユミルは
まだ立ち直れていないが……
クリスタ「ねぇ、アルミン。ちょっと寄って行きたいところがあるんだけど」
アルミン「うん?いいけど?……どこへ行くの?あんまり遅くなると、皆が心配しちゃうよ?」
クリスタ「大丈夫大丈夫。」
訓練兵団 森の中の倉庫
アルミン「ここは、訓練兵団の倉庫?」
クリスタ「うん。ここは模擬戦闘試験時以外は、滅多に人が来ないんだ」
アルミン「ここに来て何をするの?中に入ったのバレたら、営倉行きだよ?」
クリスタ「大丈夫、さっきも言ったように、ここは誰も来ないから。特に休日は」
クリスタ「それよりも……と、あったあった。中に入る前に、これを持って行きましょ」」
アルミン「これは……模擬戦闘試験の巨人の首筋に見立てるマット?」
クリスタ「そう。これのあまり切り込のない奴を、拝借するの」
アルミン「何に使うの?」
クリスタ「いいからいいから。どうせ後で捨てるしね」
倉庫の中
アルミン「ここにマット広げたけど、どうするの?」
クリスタ「それはね……えい♪」
どさ!
アルミン「わ!!?クリスタ、何するの!?」ばたばた
アルミンは、抵抗もできずマットの上に押し倒された。
不意を突かれたこともあるが、頭脳明晰なアルミンのことだ。
ここにマットを敷いた時点で、クリスタの企みは予想できていた。
そして、その後に起こることも期待して…
しかし、やはりいきなり倒されたことと、女の子に良いようにされる気恥ずかしさから、
思わず抵抗してしまう。
ばたばた
クリスタ「だめよアルミン、暴れちゃ。」
モニュ
アルミン「わ!?」(い、今の感触は///)
クリスタ「きゃっ!?……もう、アルミンったら、そんなところ触っちゃだーめ///」
抵抗した時、思わずクリスタの胸を掴んだのだった。
クリスタは少女の様な愛くるしい姿ではあるが、その胸は少女のそれではなく
適度な膨らみがあり、体は大人になっていることを物語っていた。
服の上からとはいえ、女性の象徴を初めて触ったアルミンは、ドギマギしてしまう。
アルミン「あうう、ご、ごめんなさい……って、何で僕が謝らないといけないの?」
クリスタ「もう、男の子なんだから、四の五の言っちゃだめ。。
それよりも、アルミンは今から大人しく裸に剥かれてもらいます///」
アルミン「ふぇ!?は、はだか!?」
アルミンは耳を疑った。クリスタは天使とか神様とか女神とか、
とにかく清純なイメージしか持たれない少女だ。
その少女があろうことか、裸にするなどと発言したのだから、驚くのも無理はない。
クリスタ「そう。だから暴れちゃだめよ?」
クリスタ「それじゃ……まずは上着から剥いでいくね?」
そうして彼女は、ぎこちない手つきでアルミンの上着を剥いでいく。
アルミンは恥ずかしさのあまり抵抗したかった。
非力な彼でも、本気で抵抗すれば、抵抗できた。しかしアルミンは抵抗できなかった。
アルミン(ああ、く、クリスタの体が密着してる……む、胸がや、柔らかい……
……へ、変な気分になっちゃうよぉ!)
絶世の美少女に、体を密着されているのだ。
彼女のあまい吐息が顔にかかり、決して小さくない胸が、アルミンの体に押し当てられている。
そして彼女の表情は普段は決して見ることが出来ない、艶のある表情になっている。
これまで手をつなぐとこまでしかやってない。
思春期真っ盛りの男の子であるアルミンにとっては、この状況に抵抗しがたいものがあった。
このまま彼女にされるがままにされたいという、マゾ心理も働いていた。
アルミン「ちょ、クリスタ。だ、誰かが来たらやばいよぉ」
クリスタ「大丈夫。何度も言うように事前調査で、ここは滅多に人がこないことが分かってるから……
……それよりも……えい、これで脱げた///」
クリスタは嬉しそうに、そして少し興奮した表情で言った。
アルミン「うう、見ないでぇ!」
いざ裸になると、気恥ずかしさが勝り、抵抗してしまう。
しかしすぐさまクリスタに両手を抑えられて、まじまじと上半身を見られてしまう。
クリスタ「ふふ、アルミンって体も可愛らしいね///」
クリスタは舐めるように、アルミンの体を観察する。
クリスタ「筋肉質ではないけど、かと言って無駄な肉もないし……」
クリスタ「それに、男の子なのに、柔らかくて色白で……まるで女の子みたい」
アルミン「や、やめてよぉ!」
アルミンも男だ。女の子みたいと言われて、少し傷ついた。
いくら太陽の日にに当たっても、焼けることのない色白の肌、そして一向に生える気配のない脇毛。
アルミンの体は、大人になりきれない、少年の体つきであった。
クリスタ「乳首も小っちゃくて、ピンク色でかわいい///」
そういって、クリスタは、アルミンの少女の様な乳首をぺろ、と舐めた。
アルミンは舐められた驚きと、少々の快感を覚えて、思わず声を出してしまう。
アルミン「ひゃ!? い、今、乳首舐めたの!?」
クリスタ「アルミンったら、可愛い声だして。ホント、女の子みたいね」
アルミン「もう、やめよぅよ~」
アルミンは、少女に成すがままにされるのが悔しくて、そう言った。
クリスタ「ふふふ~~……それじゃあ、今度はズボン脱がすね///」
しかしクリスタは、アルミンの意なぞ全く介さず、ズボンを脱がし始める。
かちゃかちゃ
アルミン(こ、このままだと!……ズボン脱がされた時が逃げるチャンス!)
クリスタ「えい、脱げた!」
アルミン「もう、いい加減にしてよ!」
ズボンが足から脱げたと同時に、アルミンは勢いよく起きる。
がば!
クリスタ「きゃっ!?」
どさ
その勢いでクリスタを突き飛ばしてしまった。
アルミン「あ、大丈夫!?」
クリスタ「もう、乱暴ね」
アルミン「乱暴してるのは、クリスタじゃないか~」
クリスタ「ねえ、それよりも……アルミン……」
クリスタ「アルミン、の、……その、きょ、巨人……み、見せてほしいな//////」
クリスタは、巨人などという言い方をしたが、アルミンの性器を見たいと明言したのだった。
アルミン「や、やだよぉ。もうこんなこと止めてよ!な、何でこんなことするの?」
このまま続けたい心理も残ってはいるが、拒否したい部分も大きかった。
クリスタ「それはだから興味あるから。ね、ちょっと見せてくれるだけで満足するから」
アルミン(あぅ~……ど、どうしよう……こ、これってどう考えたって
行き着くとこまで行くパターンだよね……ま、まずいと思うんだけど……)
アルミン「あの、嫌だって言ったら?」
クリスタ「なら服もって逃げちゃう。アルミンはパンツ一丁でうろつく変態さんだよ?」
アルミン(うっ、あの目、本気だ!)
アルミン「で、でも何も急に押し倒さなくても」
クリスタ「言ってら、見せてくれた?」
アルミン「うっ……」
付き合ってからまだ2週間。平日は長距離索敵訓練があるので、休日しかデートができない。
実質今回が3回目のデートだ。まだそこまでやるのは早いとアルミンは考えていた。
クリスタは清純な少女である。その少女が性的な行動をした為、清楚なイメージを壊したくないという心理が、
強かったのである。
クリスタ「ほらね。だ、だからと、とにかく……み、見せてほしい///」
アルミン「うっ……ね、ねぇ……このまま見せるだけじゃ、終わらないよね?」
若い男女が二人。性器を見せただけで終わるはずがない。
クリスタ「/////////////////////」コクン
クリスタは真っ赤になってうなずいた。
彼女も最後までやりたいことを明言したのだった。
アルミン(や、やっぱり……ど、どうしよう……興味はあるけど……)
アルミン「な、なんで急に?……」
アルミンは良くも悪くも頑固者だ。どうしても物事に理由を求めてしまう。
クリスタ「その、私とするのは嫌?」ジワッ ウルウル
アルミン ドキッ「い、いやじゃないけど……けど、こんな急にだなんて……」
美少女のクリスタの上目使いは、それだけで守って上げたくなる可愛さがある。
あの潤んだ目でお願いされれば、抵抗できる男子はまずいない。
アルミン「一体どうしたの?」
クリスタ「そ、それは……来週、実際に調査に行くでしょ。だ、だからその前にって思って」
クリスタ「アルミンも知ってるでしょ。調査兵団は4年で9割が死んでしまうって……」
クリスタ「だから、せめて後悔がないように、今、思い出を作っておきたい……」
クリスタ「それでアルミンは奥手だから、こうでもしないと乗ってくれないと思って…」
クリスタ「だ、ダメかな///」ウルウル
さらに潤んだ目でアルミンを見つめる。
調査兵団は新兵の死亡率は5割。アルミンもトロスト区奪還作戦で何回か死にかけた。
一度は巨人の口の中にまで入っている。次、無事に生きられるかわからない。
だからクリスタは早急と言われても、今アルミンと関係を持ちたかったのだ。
アルミン(僕は死ぬつもりはないけど……けど、彼女なりに考えての行動だったんだね……)
アルミン「……そんな風にオネダリされたら、断れないよ……」
アルミン「いいよ、……み、見せて上げる」
アルミンは無碍にしてはいけないという気持ちと、そしてやはり最後までしたいという気持ちがあり、
観念した。
クリスタ「///うんっ!」
少し恥ずかしそうに、うなずく。
意を決したアルミンは、パンツを手にかけて脱ぐ。
だが初めて異性に性器をさらすので、自然と震えながら脱いだのだった。
クリスタ「…アルミン、手を退けなきゃ、巨人が見えないよ?」
アルミン「ぅぅぅ~……は、恥ずかしいよぉ……や、やっぱやめようよぉ……」
いざ見せるとなると、恥ずかしさが勝り、見せるのに躊躇してしまう。
クリスタ「だーめ♪あ、わかった!巨人じゃなくて、小人さんだから見せてくれないのかな?」
アルミン「ち、違うよぉ!(む、むしろ……)」
クリスタ「とにかく、見せてくれないのなら、実力行使! こちょこちょこちょ」
そして脇腹をくすぐられた。思わず手を放してしまう。
アルミン「うひゃあああ!?!」
そしてアルミンの性器が、クリスタの目の前にさらけ出される。
クリスタ「ひゃああ!!? あ、アルミン……か、顔に似合わず、け、結構大きい……
……そ、それに先っぽがズル剥け……」
アルミン「うわぁん……い、言わないでぇ……き、気にしてるんだから……」
アルミンの性器は、顔に似合わず、かなり大きく、そして完全に剥けているのだった。
その中性的な容姿と、体つきから小さ目のサイズを予想していたクリスタは
予想外の大きさに驚きを隠せずにいた。
クリスタ「り、立体「起」動してないんだね……」
アルミン「う、うん……き、緊張しちゃって……」
先ほどは少し勃起していものの、緊張で今は勃起していない。
クリスタ「そ、それなのに、12cm級はあるね……ほ、他の男の子もこんなにおっきいの?」
アルミン「い、いや……僕より大っきいのは、ベルトルトとライナーだよ……
ベルトルトは通常で16cm級で超大型……ライナーは14cm級だけど、
先っぽは皮で覆われているのをいつも気にしてた……」
クリスタ「よ、鎧の巨人なんだね」
本当なら、男の情けとして言ってはならないのだが、緊張の為思わず秘密をばらしてしまう。
アルミン「う、うん……コニーやエレンは、だいたい平均サイズ……ジャンは平均より小さい……」
クリスタ「そ、そうなんだ……そ、それよりも立体起動すれば、も、もっと大きくなるんだよね?」
アルミン「う、うん……」
クリスタ「よく見せて…」ジィーーーーーー
クリスタはしゃがみこみ、興味津々といった感じで、間近でアルミンの陰茎を観察する。
アルミン(あうぅ……マジマジと観察されてる……そ、それに吐息が……)
クリスタ「長いだけじゃなくて、ふ、太さもあるんだね……それに巨人さんまで色白で可愛い///」
大きさは顔に似合ってはいないが、陰茎の肌質も、一片の曇りもなく美しい。
陰毛はさすがに生えていたが、髪の毛と同じ金色の毛が、短めに少し生えているだけであった。
やはりどこか大人の男性ではなく、少年らしさが残っている体をしている。
アルミン「あ、あぁ、だ、ダメ……!い、息がかかって…」
クリスタが話すたびに、甘い吐息がアルミンのペニスに降りかかる。
その刺激により、アルミンの巨人に血がめぐり勃起する。
ムクムクムク ビンッ
クリスタ「ひっ!」
勃起したアルミンの性器は、欠陥が浮き出て先ほどよりもさらに膨張した。
その様子に、クリスタは思わず、小さく悲鳴を漏らしたのだった。
アルミン「ご、ごめん!」
クリスタ「す、すごい……り、立体起動すると、15cm級までに……こ、こんなの入るのかな……」
アルミン「あうぅ……」
クリスタ「ね、ねぇアルミン。こういう時ってどうして収めているの?
男の子は定期的に出さないと、収まらないんでしょ?」
女神な少女とはいえ、一般的な知識は……オナニーの知識は持っていた。
アルミン「う、うん、と、トイレとかでたまに……その、手で///」
クリスタ「そ、そうなんだ……く、苦しそうだね……」
アルミンの陰茎はお腹に付かんばかりに、反り返って怒張している。
クリスタ「そ、それなら、わ、私が収めてあげる。」
クリスタ立ち上がりアルミンの背後に立ち、アルミンの性器を後ろからギュッとつかんだ。
アルミン「ひゃあ!?」
クリスタ「ご、ごめん!い、痛かった!?」
アルミン「そ、そうじゃなくて……その、ちょっとびっくりしただけ」
クリスタ「そ、そう……それにしても巨人って暖かい……
それに、超硬質スチールみたいに固くて、しなってる……それよりも動かすね?」
そしてクリスタはおずおずと、アルミンのペニスを扱きだした。
アルミンの陰茎はシルクのような肌触りをしていて、非常にすべりが良い。
アルミン「はぅ……くっ……くぅ~……はぁ……んあ!」
アルミンは思わず、女性のように喘いでしまう。
アルミン(く、クリスタの胸が、せ、背中に……)
クリスタはアルミンの背中にぴたっとくっついている。
そしてアルミンの右肩から陰茎ののぞきつつ、アルミンの陰茎を扱いている。
アルミン(そ、それにクリスタの手、ちょっと冷たくて、柔らかくて気持ちいいよぉ)
最初こそぎこちないが、今はそれなりの速度で手を動かしている。
他人に、それもみんなの憧れの的である、絶世の美少女に自分の陰部を慰めている状況は
アルミンにいつも以上の快楽を与えていた。
クリスタ「ふふ、気持ちよさそうだね……あ、そうだ、えい」
そういって、突如アルミンの左乳首を左の人差し指でつついたのだった。
アルミン「ひゃああん!?」
その叫び声は、もはや完全に女の喘ぎ声であった。
クリスタ「乳首、ちょっと触っただけで、女の子みたいな声上げるなんてね♪」
そういって彼女はそのままアルミンの乳首をコリコリと弄ぶ。
指でくりくりと回したり、乳首を押し潰したり、爪でぴん、と弾いてみたり。
決して強くはやらず、優しく力加減で。
アルミン「ひゃ!?ひゃあ!!?……だ、だめぇ、クリスタ、そ、そこはだめ!」
クリスタ「くすくす。男の子も乳首で感じちゃうんだね///」
クリスタ「それともアルミンだけが、女の子みたいに感じちゃうのかな?」
アルミンの乳首は女性並みの感度だった。それを察したクリスタは
さらに乳首を弄ぶ。中指と親指とで乳首をこりこりとこねくり回していく。
同時に、陰茎を扱くのも忘れない。陰茎も最初は竿だけだったが、カリ首が敏感とわかると
そこも必ず刺激するようにしていった。
快楽の波状攻撃に、もはやアルミンは喘ぎ声を止めることができない。
アルミン「や、やぁあ!だ、だめ……くぅう!……んああ!!く、クリスタ、そんなに顔見つめちゃだめ!」
クリスタはいつしか、アルミンが喘ぐ様子を観察していた。
クリスタ「ふふ、すーごく気持ちよさそうな顔してるね……もっと見せて///」
アルミンが必死になって我慢する表情、そして喘ぎ声は、男色の気がない男でさえ興奮してしまいかねない。
どこか幼気な少女のような雰囲気を、アルミンは醸し出していた。
クリスタはその表情を、女神の眼差しで観察する。
アルミン「ふぁっ!……くぅ!……んくっ!……」
アルミンは清純な少女が自分を弄んでいるという背徳もあり、まだ2分も立ってないのにイキそうになるが、
彼も男だ。こんなに早くイってしまうと恥ずかしい。歯を食いしばって、快楽から耐えようとする。
しかしその耐える様子は、すぐさまクリスタにも伝わる。
クリスタ「ねぇ、アルミンどうしたの?…なんで我慢するの。気持ちよくなって……ね?」
そうして目をウルウルさせながら、上目使いで心配そうにアルミンの表情を伺う。
そんな目で見られたからには、もうアルミンに抵抗する術はない。
アルミン「ああ!んぁああ!!……あっあっあっ!」
クリスタ「くす。そうそう、我慢なんかしちゃだーめ。気持ちよくなって、出しちゃいましょうね」
そういってより一層早く、シコシコと手を動かす。
我慢の限界だったアルミンは、その動きについに陥落する。
アルミン「あ、あ、あああ!も、もう……い、イク!出る!」
ビュルっ!びゅるるっ!!
アルミンは陰茎から、勢いよく精液をほとばしらせる。
当たり一面に、アルミンの精液が撒き散らされた。
クリスタ「きゃああ!?」
初めてみる射精行為に、思わず悲鳴をあげる。
アルミン「ふぁぁあ………はぁ……はぁっ!」
クリスタ「す、すごい勢いで飛んでいったね……あ、あれがアルミンの妊娠種……」
クリスタ「し、白くてネバネバ……そ、それに臭いもきつい……」
アルミンの精液は濃くて量も多い。子や全体にイカ臭いにおいが充満する。
アルミン「うう、いちいち実況するの、、やめてよぉ……」
クリスタ「ごめんごめん。それにしても気持ち良かった?」
クリスタ「イッたときのアルミンの顔、すごーく情けなかったよ?」
アルミン「うう、意地悪しないでぇ」
クリスタ「ふふ、でも可愛かったよ?目をつぶって、歯を食いしばって、必死に声を押し殺とそうとして…」
クリスタ「でもイク瞬間は、だらしがない声を上げて///」
クリスタ「アルミンってば、もう女の子みたいだったよ?」
クリスタは普段見られないような、小悪魔的笑顔でそう告げた。
アルミン「もう……ひどいや……」
クリスタ「いいじゃない……だってこれから私が、ひどい目にあわされるんだから///」
アルミン「えっ?」
アルミンは一瞬クリスタが何を言ったのか理解できなかった。
クリスタ「あ、あんまり見ちゃだめよ?」
しゅる……ぱさ
そうして、クリスタは服を脱ぎだしていく。
アルミン「ごくっ!」(あ、ああ、く、クリスタが脱ぎだした!)
クリスタ「もう、そ、そんなにマジマジと見ないで! 後ろ向いてて」
アルミン「ご、ごめん!」(か、可愛い下着だったな///]
清楚な彼女に似合う、薄いピンクの下着だった。
ぱさ……ぱさ…
クリスタ「こ、こっち向いて、いいよ」
アルミン「う、うん……あ」(胸とあそこを隠してる…か、かわいい)
クリスタは全裸にはなっていたが、胸と性器を手で多い隠していた。
その表情は真っ赤っかで、恥じらう姿がかわいらしい。
クリスタ「わ、私だっては、恥ずかしいんだからね?……その、……見ても笑わないでよ?」
そうして彼女は胸を隠していた手をのける。
プルンと彼女の乳房が露わになった。
アルミン「ふぁ!(あ、あれがクリスタの!……大きくはないけど、小さくもない)
クリスタ「そ、その私の胸……どう?男の人って大きいほうがいいんだよね?」
アルミン「そんなことない、ちょうどいい大きさだと思うよ。形は良いし、乳首も薄ピンク色で綺麗」
クリスタ「//////」
アルミン「そ、それじゃあ、その下のほうも……」
クリスタ「///み、見せなきゃだめ?」
アルミン「僕だけ見せたんじゃ、不公平だよ」
クリスタ「うぅぅ~~……絶対笑わないでね?」
そしておずおずと手をのける。
そこにはかわいらしい少女のように、縦筋が1本伸びていた。
彼女は陰毛が生えていなかった。その直接見ることができる性器は、少女のまんまである。
胸が発達していなければ、その容姿、背丈からだれが見ても幼女と見紛うだろう。
アルミン「……ふわぁ…そ、それがクリスタの……その……毛がないんだね」
クリスタ「うぅ~~……ゆ、ユミルにいつもお子様って馬鹿にされてて……」
アルミン「でも、その方がかわいらしいクリスタには似合ってるかも」
クリスタ「……アルミンのヘンタイ。ロリコン。」
アルミン「へっ!? そ、そんな!?」
クリスタ「ふふ、冗談冗談……それよりも、アルミン……きて」
アルミン「……うん……」
そしてアルミンはクリスタを抱き寄せる。
アルミン「クリスタ……」
ちゅっ……ちゅぅぅ
そして唇を奪う。ほっぺのキスはされたことがあるが、唇どおしでは初めてであった。
お互い、軽く唇をちゅっちゅと吸いあう。
クリスタ「ん……ぷは……キスは初めてだったね」
アルミン「うん」
お互いの唇の間に、涎の橋がとろーと垂れた。
クリスタ「ふふ、上手だったよ?誰かとしたことでもあるの?」
アルミン「もう、クリスタが初めてだよ」
クリスタ「ふふ、わかってるって」
アルミン「ね、ねぇ……それよりも……も、もう我慢できない」
同期の憧れである少女の裸が、目の前にあるのだ。
さすがのアルミンでさえ、はやる気持ちを抑えられずにいた。
クリスタ「うん…い、いいよ……アルミンの巨人……こ、ここにお願い…」
そうして広げたマットに寝転がり、大胆にも股を広げてみせる。
アルミン「す、すごい……もう濡れてる……ねぇ、か、観察して良い?」
クリスタ「あ、あんまり見ちゃだめだよ?」
そうは言われたものの、初めて見る、そして同期の憧れ美少女の女性器を目の前に、
アルミンは興味と興奮を抑えられなかった。
まずはぴっちりと閉じられた大陰唇をまじまじと見る……
だがその隙間からは、愛液があふれ濡れ濡れになっている。
アルミン「な、中もみるね」
そういって、彼は大陰唇をぬちっと開く。
中からはピンク色に濡れた壁とクリトリスが確認できる。
クリスタ「やぁああ……そんなにみないでぇ」
アルミン「け、けど、夢にまで見たクリスタのあそこが……」
クリスタ「うぅ~もう十分見たでしょ。もう見るのはだめ」
アルミン「ええ……で、できればもう少し……あと舐めちゃだめ?」
クリスタ「だ、だめ!そ、そんなエッチなこと!」
アルミン「今、エッチなことをしてるんだけどね……」
クリスタ「と、とにかく恥ずかしいから、今日はダメ!……」
アルミン「う、うん(今日はダメってことは、後日ならいいってことか)」
アルミンは名残惜しそうに、顔を上げる。
クリスタ「ねぇ……もう我慢できない……ほら、ここに……ウォールマリアは開けたから……きて」
そういって、彼女自ら大陰唇を開いて誘う。
アルミン「うん……僕ももう我慢できない」
そういってギンギンに怒張してるペニスの先を中へ入れていく
じゅぶ!
クリスタ「ひぃ!!?」
その太さと初めて異性を受け入れる感触にに、クリスタは思わず声を上げた。
アルミン「く、クリスタ!?」
クリスタ「だ、大丈夫……びっくりっしただけ……も、もっと奥まで……」
アルミン「わ、わかった……」
ズブブブ ブチッ
アルミンは一気にクリスタの処女膜を突き破った。
クリスタ「ひぐぅっ!!?」
処女膜を破られ、その痛さに悲鳴を上げる。
アルミン「い、痛かったよね?だ、大丈夫?」
クリスタ「う、うん……思ったよりは痛くなかったから……
それより、私のウォール・ローゼ破られちゃったね……もう巨人は防げないね」
そういって涙目でおどける。
アルミン「思ったんだけど、さっきから何でそういう言い方なの?」
クリスタ「だ、だって直接的にいうのは恥ずかしいもん」
アルミン「そういう言い方のほうが、恥ずかしいと思うんだけど……」
クリスタ「いいじゃない。そ、それよりも、私の壁は気持ちいい?」
アルミン「う、うん。ヌルヌルの締め付けがすごくて、ちょっと動いただけでいきそう」
彼女の膣は実際かなり締まる。アルミンの肉棒をにゅるにゅると吸い付くようにしめつけていた。
クリスタ「よかった……ねぇ、もう動いても大丈夫だから……」
アルミン「わ、わかった。ゆっくり動くけど、ダメそうなら、言ってね」
ズ……ズ
ゆっくりとアルミンは腰を動かす。
クリスタ「うぅ!……くぅ!! ひぐぅ!!
アルミン「や、やっぱやめようか?」
クリスタ「だ、大丈夫だから、アルミンの好きなように動いて!」
アルミン(けど、まだ痛いだろうし……あ、そうだ)
もにゅ
クリスタ「ひゃあ!?」
彼女の胸を優しく揉む。
アルミン「クリスタの胸、柔らかいね……」
クリスタの胸は、アルミンの手の中にすっぽりおさまるちょうど良いサイズだ。
アルミンは初めて触る乳房の感触を楽しむかのように、もみ続ける。
クリスタ「ん!……んん!」
少し気持ちよさそうにする。しかし、まだ快感は緩いようだ。
アルミン「あ、そうだ。さっきのお返し」
ちょん
アルミンは少女のように細くて柔らかい肌触りの人差し指で、ちょんと乳首をいじった。
クリスタ「ひゃあああん!!?そ、そこは、だ、だめ!」
びくっ!と背中をのけぞらせる。
明らかに感じていると分かったアルミンは、その少女のような薄ピンク色の可愛らしい乳首を
執拗に攻め立てていく。
クリスタ「ひゃ、んぁああ!……あああん!」
アルミン「乳首が固くなってきたよ。」
クリスタ「い、意地悪しないでぇ!」
アルミン「だーめ。クリスタを気持ちよくしてあげるんだから」
乳首だけでなく、腰の動きもゆっくりとだが再開する。
乳首はムクムク膨れ上がりと固くなり、余計に敏感になっていた。
まだ膜を破られた痛みがあるようだが、快感の方が勝っているようだ。
アルミン「くぅっ!……はぁっ!…はっ!。く、クリスタ!」
アルミンは気持ちよさのあまり、次第にぱん、ぱんと腰を打ち付けるような動きに代わっていた。
勿論乳首の愛撫も忘れない。
クリスタ「んぁああ!くぅ!、……んん!!!」
アルミン「くっ!……気持ちいよ、クリスタ!!」
アルミンはクリスタしか知らないので、知る由もないのだが、クリスタの膣は名器だ。
彼女以上に快感を与える膣を持つ女性は、そう多くはない。
アルミンは、クリスタがあまり痛がらないのを見て、腰の動きを速めていく。
ぱんぱんぱんと心地よい音が倉庫の中に響き渡る。
クリスタ「あ、あああん!んんん~~~!!!な、何かき、気持ちいいのがきちゃう!」
アルミン「くぅ!!……い、イキそう!」
お互い限界が近づいていた。
そしてついにオーガズムが訪れる。
クリスタ「ん!あ、あ、あん!!、あ、アルミン…わ、わたし、もう!んっぁあああ!!!」
アルミン「くっ!!……いくっ!!で、出る!!」
慌てて中にださないよう、にゅぽ、と性器を抜く。
その瞬間、ぴゅるると、クリスタのお腹に射精する。その量、濃さは2回目と思えない感じだ。
彼女の色白い肌を、より白い液体が染め上げていく。
アルミン「はぁ!はぁっ!……」
クリスタ「はぁっ!…んんぁ……あつい……
今日は大丈夫な日だから、中でもよかったのに……」
アルミン「ははは……さすがにそれはマズイよ……それよりも、かけてしまってごめん」
クリスタ「顔じゃないから許してあげる……あ、その顔、顔に掛けたかったって表情してる。
ほんと、アルミンってば、顔に似合わずヘンタイさんだね!」
アルミン「そ、そんなことないよ!(顔はダメなんだ……)」
クリスタの顔にかけて、その女神と言われた少女を汚したいという欲求が渦巻いていたのだ。
自分だけが、彼女にそういう行為ができるという優越感、そして征服感を味わいたかった。
クリスタ「顔にかけたら、お仕置きだからね?」
アルミン「は、はい(なんだろう、あからさまに顔にかけるように誘ってるようにも見える)」
お仕置きと言われた瞬間、ちょっと身震いがした。それは恐ろしさもあるのだが
同時にちょっとお仕置きされたいという欲求も見え隠れしていた。
そして頭の切れるアルミンは、彼女が本気で嫌がっているのではなく、
あえてそう仕向けているように感じとっていた。
クリスタ(顔にかけたら、恥ずかしいお仕置き、いっぱいしてあげちゃんだから)
クリスタは手コキしたときから、アルミンのマゾ体質に薄らと気が付き始めていた。
彼女は本来サドではないのだが、アルミンから発せられる、マゾ気質を本能で感じ取り、
そしてアルミンを虐めたい要求に駆られたのだった。
アルミン「クリスタ、気持ちよかったよ」
クリスタ「私も、最後の方は気持ちよかった……て、アルミンの巨人、まだ立体起動してるね」
アルミン「う、うん……」
クリスタ「もう、顔は女の子なのに、ここだけ男の子なんだから……
乗りかかった船だし、私が責任をもってもう一度収めてあげる」
そうして彼女はしゃがみこむと、彼のペニスを持ち、舌でぺろっとなめた。
アルミン「うひゃぁあ!」
イッタばかりで敏感なペニスを、体験したことのない感触が襲ったため、
素っ頓狂な悲鳴をあげてしまう。
クリスタ「まずは、べとべとを綺麗に舐めとってあげるね?」
そうして、レロレロと愛液をなめとっていく、しかし今度は彼女の涎でまみれてしまう。
アルミン「は、はぅ……くぅ!」(し、下が裏筋を這ってる!)
クリスタ「ここはどうかな? ぺろ」
アルミン「うぁああ!! そ、そこは!」
一番敏感なカリ首をなめられ、叫んでしまう。
クリスタ「カリ首は、敏感と……あとは入り口の方を綺麗にしないと」
今度は亀頭を重点的にぺろぺろと舐めていくが、次第に鈴口を責められてしまう。
アルミン「くっ!!……はぁっ!!…・・くっ!」
アルミン(き、気持ちいいけど……いけない!)
クリスタ「あ、ここ反応がよかった。重点的に攻めてあげるね?」
鈴口は快感は得られるのだが、決してイクことができない。
それを知ってか知らずか、クリスタは面白が重点的に責めていく
レロレロレロレロレロレロ
クリスタの愛らしい舌が、素早く往復される。
アルミン「あ……ああ!!や、やめて!そ、そこはだめぇ!!」
たまらず女の子のように悲鳴をあげる。
クリスタ「何で?気持ちいいんでしょ?」
気持ちいいのにどうして?と、てあどけない表情で、レロレロレロと舐めるのを続ける。
アルミン「あ、あ、あああ!お、お願い!そ、そこは、き、気持ちいいけど
いくことができないんだ…ああ!お、お願い、やめてぇ……!」
いきそうなにイけにない感覚に、アルミンは泣き出しそうになる。
クリスタ「もう、そんな泣きそうな顔しちゃって……さっき虐めてくれたお返し。」
そうしていたずらっぽく笑う。
アルミン「はぁっ!はぁ!……も、もう入り口は止めてぇ……」
クリスタ「仕方ないね……それじゃ……今度は別のところを気持ちよくしてあげるね」
そうして彼女はアルミンのペニスを咥えた。
そしてアルミンのペニスを美味しそうにしゃぶりたてる。
ジュポジュポジュポと湿ったいやらしい音が、小屋内に木霊する。
アルミン「ふぁあああ!あっ!あっ!……(く、口に含まれた!?)
クリスタ「んん~~!!」
ジュップジュプジュプとさらにしゃぶっていく。
アルミンのペニスが大きいため、少々苦しそうな表情をするが、
しゃぶるのは決してやめようとしない。
アルミン「あ、あああ…ふぁぁぁ!……気持ちいいよぉ……!」
アルミンはもう喘ぎ声を隠そうとはしなかった。
彼女のフェラは初めてということもあり、まだぎこちない。
しかし、先ほどイッタばかりで敏感になっていたのと、清楚で女神の様な少女が、自分の陰茎をなめている、
その背徳感で絶頂はもうすぐのところまできていた。
ジュポジュポジュポジュポ
アルミン「あ、あああ~~~!!い、イk」
ぴた
アルミン「ふぇええ!?く、クリスタ!?」
イキそうになった瞬間、クリスタは動きをとめて口からペニスを吐き出した。
クリスタ「ぷあ!……はぁはぁ……アルミンの大っきくて、疲れちゃう……」
疲れた表情もあるが、彼女には似つかわしくない、悪戯っぽい表情を浮かべていた。
アルミン「そ、そんなぁ……」(今の、絶対わざとだ)
クリスタ「ん?どうしたのかな、アルミン?そんな捨てられた子犬のような目をして」
いつもはニコっと笑うクリスタが、ニヤっと笑っていた。
普段の女神の様な彼女はいない。今のクリスタは小悪魔だ。女神から堕ちた小悪魔だ。
頭のいいアルミンは、瞬時に理解したのだった。
アルミン「あ、ああ!その……!」
アルミンは男としてのプライドがあり、言い淀んでしまう。
クリスタ「もう疲れたし、やめようかな?」
かなりわざとらしく、そう告げる。
アルミン「ま、待って!」
クリスタ「ん?どうして欲しいのかな?ちゃんとおねだりしてごらん」
クスクスと笑いながら、クリスタはアルミンが屈服しておねだりする瞬間を楽しみに待つ。
アルミン「あ、ああ。!ぼ、僕の巨人をい、イカセて欲しい!」
快感が欲しく、あっさりとプライドを捨てて、無様にお願いをする。
クリスタ「アルミンって、はしたないのね」
クリスタ(本当は、もっとエッチではしたない言葉でおねだりして欲しかったけど……
初めてだから許してあげる!)
アルミンは彼女が何やら、また良からぬことを考えてること敏感に察知していた。
アルミン「そ、それはクリs…はうぅ!」
絶妙なタイミングで、またペニスを口に含まれた。
ジュブジュブジュブ
アルミン「ずるいよぉ!(そ、それに今度は上目遣いで……か、可愛すぎる!)
クリスタは今度は上目使いで、アルミンの目を見つめながらフェラをする。
普通だと男が女のはしたない表情を観察し、その征服感を満たす行為であるが、
今のアルミンは逆に、自分が快感にふける顔を観察されて
自分がクリスタに征服されている感じを味わっていた。
ジュブジュブジュブ
先ほどいきそうだったので、限界がすぐやってくる。
アルミン「あ、あっ!あああ!ダメ!出る!いっちゃうぅぅううう!!!」
びゅるるるる!!と彼女の口内に精液が吐き出される
クリスタ「んんんんん!!!!?」
突如口の中に侵入してきた、青臭い液体が容赦なく、彼女の口一杯に充満する。
アルミン「くぅうう!!!」
びゅるる……
クリスタ「ケホッ!……けほっ!臭くて変な味~~……」
クリスタはすぐさま、両手に精を吐き出す。
れろ…だら~~……
アルミン(ああ、く、クリスタの口から吐き出すようにたれて……)
彼女の口から白い液体と唾液がだらだらと出る様子は淫靡であった。
クリスタ「けほっ!……もう、いきなりこんなにだしちゃって……
おまけにまだ濃いし…………拭いてもまだ手がベトベト~」
アルミン(あ、ああ、そのまま捨てちゃうんだ……)
アルミンは、もう一度口にズルズルといやらしく含んで飲んで欲しかった。
クリスタ「ん?アルミン、今の、飲んで欲しかったの?」
アルミン「えっ!?そ、それは」
アルミンは図星を刺されてしまい、狼狽してしまう。
クリスタ「さすがの変態アルミンでも、まさか飲んで欲しいなんて
まさか、言わないよねぇ。そこまで来たら、異常性欲者だもんね」
あくまでにっこりとそう告げる。しかし声は明らかに冷ややかだった。
アルミン「う、うん(こ、これもダメなのか……)
変態と言われてようやく普通のプレーでないことに気が付いた。
その落胆ぶりは明らかである。
クリスタ(ふふ、すっごく残念そうにしてるのが丸わかりよ。
でも今度、飲んであげるからね?
……その時はお仕置きと称して、虐めてあげるけど!)
アルミン「はぁはぁ……さ、さすがに疲れたよ……」
クリスタ「……けど、まだ立体起動してるね。どこまで節操がないのかしら」
アルミン「ええ!で、でも……」
クリスタ「けど、足りないんでしょ?」
アルミン「う、うん」
クリスタ「はぁ、仕方がないね。アルミンの異常性欲を収めないと
他の女の子達を襲うかもしれないから…いいよ、次はどうして欲しい?」
アルミン「え、え~っとそれじゃあ……う、後ろから付きたい」
クリスタ「え~!後ろから!?……私を四つん這いにさせて、
後ろから獣のようにやるんだぁ……」
アルミン「そ、そんな言い方は!」
クリスタ「ふふ、やーっぱりアルミンは変態さんだね!」
アルミン「うぅぅ!もう、怒った!」
さすがのアルミンプライドが傷ついた。男らしさを見せるため、
野獣のように襲い掛かる。
クリスタ「きゃっ!いや~!アルミンに犯される~!」
どこかおどけた口調でそう叫ぶ。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
時間は10分立ったであろうか。
幼さを大分残している可愛らしい二人が、獣のような姿で交わっている様子は
いけない遊びをしている子供のように見えて、酷く背徳的であった。
その二人も最後の力を振り絞り、絶頂を迎えようとしていた。
アルミン「はぁ、はぁっ!!……い、いくよ!」
クリスタ「あ、あっ!……う、うん来て!アルミン!」
びゅるるる!
息も絶え絶えに射精する。さすがに量も少なくなっていた。
アルミン「はあぁぁぁ……!」
クリスタ「っ!!いくっ!……はぁ……今度は背中があつい……」
どさ……とアルミンがあおむけに力尽きて倒れる。
アルミン「はぁ……はぁ……ご、ごめん……もう体力の限界……」
クリスタ「はぁ…ふふ、よく頑張ったね……着替えるのは後にしましょ」
クリスタも力の限界で、アルミンに覆いかぶさるように倒れた。
しばらく二人は大きく息をすることしかできなかった。
アルミン「うん……つかれちゃった……」
クリスタ「アルミン」
クリスタはアルミンの顔を覗き込む。その表情は天使のようににこやかである。本当に慈しみ、愛する表情だ。
アルミン「なに、クリスタ?」
アルミンも優しく聞く。
クリスタ「えへへ……今度壁外調査終えたら、またしようね///」
ちゅっ
年相応のかわいらしい笑顔でそう告げて、アルミンに軽く口づけをする。
アルミン「うん!必ず生き残ろうね!」
アルミンも元気いっぱいに答えるのであった。
二人はその後寮に戻るのだが、当初告げていた時間よりも2時間も遅れて戻った。
誰の目にも、その遅れた理由は一目瞭然であった。
そのため追及するだけで野暮なため、誰からも何も聞かれはしなかった。
……みんなからは生暖かい目で見られはしたが……
ただ、二人の帰ってきた様子をみたライナーとユミルはその後、血の涙を流しながら
遅くまで酒を飲んでいたという。
終わり
2013-07-01T11:11:15+09:00
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ハンジ×ユミル
https://w.atwiki.jp/aot_hokan/pages/50.html
part2>>408
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前ハンユミの話出したやつです
ヌルーいというかまだ事に及んでないです。
「体液採取…ですか」
「そ。まずは手首を出してね」
ハンジに促され、長袖を捲くって手首を差 し出す。 実験されるのは百も承知であった。血液程 度なら優しいものだ、とユミルは思った。
「少し痛いかも…」
「…ぃ…」
予想に反して血液採取は注射器でなくナイ フで行われた。 手首をつうっと血液が伝って気持ち悪い し、そっと深く差し込まれるナイフが冷た くて、小さく声が漏れてしまった。
「もういいよ。傷は塞げるかな」 「…はい」
ぷしゅう、傷から蒸気が上がる。日光を受 けると楽なのだがここは生憎地下室だ。
「じゃあ次」
「へっ?」
「口開けて…あーん」
あぁ、唾液か。納得して大人しく口を開 く。 ぐりっと綿棒を口内にこすり付けられて変 な気分になる。
「綺麗な歯並びだね」
「おーぇうあ」
「キミほんと可愛いねぇ…口は閉じていい よ」
「…可愛いとかはヒストリアやサシャに似 合うんじゃないですか」
私に言わせたらキミのほうが魅力的だよ! と言われ、ユミルは唸って首を傾げた。 そうだ、この人巨人フェチだったっけ…。 などと考えていると、唐突に鼻の奥に長い 綿棒が突き刺さり、ぐりぐりと動かされ る。 すぐに抜かれたが、無論咳と涙とくしゃみ が止まらない。
「ぐぇ…げっはッ…」
「あははは!悪い悪い、インフルエンザの 検査はやったこと無いかい?」
鼻水かよ… 何か言ってからにしろよ、とユミルは心で 悪態をついた。
「鼻血出てないね?じゃあここからが本番 だよ…フフフ…」
「えっ…ゲホッ、まだ何か…ありやがるんで すか」
「正直だねキミ」
巨人を前にしたときのように嫌な感じの笑 みを浮かべて、ハンジがイスから腰を上げ た。 思わず悪態まじりの敬語になってしまった がそれをとがめる様子も無い。
「服脱ぎなさい」
「はぁ?」
「じゃあ脱がせるよ?いいんだね!?」
「わ、うぁぁぁっ!?」
忘れてたけど塔の戦い後です
嘘だろどこからそんな力が出るんだ!?と 小一時間問い詰めたいレベルの腕力で拘束 されて、服のボタンが片手でひょいひょい 外されていく。
さっきまでのテンションは余程抑えていた のだろう。 ハンジはゴーグルを額に上げて異様に楽し そうだ。ユミルはこれから自分がどうなる のか、考えたくなかった。
「ウフフフ…」
「ぎゃッ」
にっこにこ顔で、ハンジはユミルを抱き上 げる。何故自分が半裸でお姫様抱っこされ ているのかも、ユミルは考えたくなかっ た。
「軽いね…ご飯食べてる?もしかして巨人 が軽いのと関係あるの!?」 「い…いや…昏睡中は飯食えなかったん で…!」
ベッドに思いのほか優しく下ろされ、素早 い動作で下着まで取り払われる。
「ぎゃあああ!?何ですか一体何を…!?」
「言ったでしょう、体液採取だよ…」 「あぁ、汗か…」
「は?メインは違うよ?見たこと無いの? エロ本とかは」 「…えっ、ちょ、えー、…え?」
あまりの発言に、目を白黒させるユミル。 対照的に、ハンジはユミルの胸にそっと触 れた。
「、流石にそれは…ッ…な」
「あらー、おっぱい小さいね」
104期女性内で一番小さいのは、地味に気 にしていたユミルであった。
「っく…余計なお世話だ!手ぇ離せ」 「…いい目だねぇ…」
敬語をやめて、鋭い目つきで睨み付けてく るユミルに、ハンジは厭らしい笑みを浮か べた。 その瞳孔は開ききって興奮を露にしてい る。
「とても可愛い」
「っ、んん…!?」
これは確か体液採取の実験だった気がする が、ただの濡れ場のような気もする。
頭蓋を伝って聞こえる水音と、外へ溢れ出 て聞こえてくる水音が気持ちいいようなそ うでないような。 第一、ユミルはキスなんてしたことが無 い。
そういう経験はあるにしろ、それは生 活に困った末の苦肉の策であったし、アレ は少なくとも気分の良いものではなかっ た。 こっちは、息苦しいながらもなんだか頭が ぼやけて、気が遠くなる。
「んっ…ぅぅ……はぁ、はぁ…何だってんだ よ…」
「…ふぅ。キスだけでそんなに蕩けちゃう なんて…エレンよりも経験無いのかー、意 外」
口の端に伝う唾液を、力の入らない手を持 ち上げて拭う。 そういえば、同期にもう一人巨人がいた。 あいつもコレをされたのか…ユミルは少し 彼に同情した。 そして、目の前の巨人フェチに感じるとて つもない恐怖が増強されたきがする。
「大丈夫、怖くないよ」
いや怖い。
「もう、本当に止めていただきたい」 「駄目♪」
「っきゃぁ」
体温の低い手で胸を掴まれ、柄にもない声 が上がる。 かーわいい、と弾んだ声で言われて鳥肌が 立つのを感じる。 冷たい手にも慣れ始めたころ、ハンジの手 が動き始めた。
「っひ…や、止めろって言ってんだろ…!」
「感じやすいんだねー…」
「人の話をっ…あっん……!!」
慌てて口を押さえるも、もう遅い。飛び出 た声は戻らない。 ユミルは顔がみるみる赤くなるのを感じ た。悔しいが、胸はだめだ。正直弱いの だ。
「あっはぁ!もう我慢しないね!!」 「いっ…イヤだ…!!」
「巨人化しても無駄だよここ地下室だし! 私に巨人か人かは関係ないしィ!!!」
ここは地下室、ユミルの悲鳴は決して上へ 響くことは無いだろう…
2013-07-01T11:01:12+09:00
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