「観たぞ」的名実況者


刈屋富士雄アナウンサー

「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ!」で一般的にも有名な、我らが刈屋アナ。
ほぼ日にも過去2回登場している。
こちらこちら
最近は解説委員としてニュース番組などで鋭くも暖かい目線での解説をされている。

名言:
「冨田が冨田であることを証明すれば 日本は勝てます」(アテネ五輪男子体操)
「小西さん、どうぞ泣いてください」(アテネ五輪男子体操団体決勝)
「マリリンショット!」「さっちゃんは今日もお休みです」 (トリノ五輪女子カーリング)
小野寺「(チームメイトに対して)見える?」刈屋「見えますよね」小林「見えますね」
刈屋「見える?って聞かれたので思わず答えてしまいましたが」(トリノ五輪女子カーリング)
「荒川静香、長野から8年の思い」(トリノ五輪女子フィギュアスケート)
「トリノのオリンピックの女神は荒川静香にキスをしました」(トリノ五輪フィギュア女子、荒川静香金メダル確定の瞬間)
「世紀の欽ちゃん走り」(北京五輪100m決勝、ウサイン・ボルト選手の世界新)
「どこで鼻血が出ましたか?」(バンクーバー五輪フィギュア女子、長洲未来選手のショート)



西岡孝洋アナウンサー

フジテレビ所属。バンクーバー五輪でフィギュアスケート男子とペアの実況を担当し、
誠実ながら熱のこもった実況で人気を集めた。
高校時代同級生だったという投稿者から「ハンドボール部のキャプテンで生徒会長でイケメンだった」
という情報も寄せられた。

名言:
「…この表情っ!」(バンクーバー五輪フィギュア男子、高橋大輔のショート)
「降りてくれっ!」(バンクーバー五輪フィギュア男子、高橋大輔のフリー)

工藤三郎アナウンサー

トリノ五輪で深夜のスタジオ中継を担当。
穏やかな語り口とマニアックな視点で「にわかファンの深夜の友だち」と呼ばれる。
永田さんいわく「『おやおやアナタ、まだ起きてんの?』と言いたげな半笑いの表情」が印象的で、
「競技の空き時間に工藤さんにシニカルなセリフをつけて楽しむ」のが密かなブームに。
ロンドン五輪ではオリンピックパーク前からの中継を担当し、再び「深夜の友だち」となった。
ソチ五輪では、日本中から金を期待されたものの4位に終わり、必死に涙をこらえる高梨選手に
「よく頑張りました」とだけ言い気遣いを見せ、日本中を感涙させた。


名言:
「立て!立て!立て!立ってくれ~!!立ったぁ~!!!」
(長野五輪スキージャンプ、原田選手の大ジャンプに絶叫)
「まだスケートの二回目までは時間があるので、勉強していてください」
(トリノ五輪で「テスト勉強中ですが選手を見ていたらやる気がでてきました」という中学生からのFAX紹介の後に)

「観たぞ」的名解説者


増田明美さん

女子マラソン解説者。近年はラジオ放送での解説が多い。
選手を「〇〇さん」と親しみをこめて呼び、「そんなことまで知ってるの?」と思うほどの
各選手のさまざまな情報を愛情いっぱいに話してくれる独特の解説スタイルにファン多数。
その解説はさながら「増田明美さんによるマラソントークショー」。

名言:
「ラドクリフ選手はおばあちゃん子なんですよ」(北京五輪女子マラソン)

山口香さん

女子柔道解説者。軽量級を担当。
何でも歯切れよくスパッと答えてくれる解説ぶりが好評を博し、
いつからか「観たぞ」読者の間で「師匠」と呼ばれるように。
「師匠と飲みに行ったら、お店から注文まで何でも迷わず決めてくれそう」
「人生の大事な決断も、みんな師匠に確認をとりたい」
とまで言われるほどの慕われぶりとなった。

名言:
「これは、谷の大外刈りですよ!」(北京五輪女子柔道48kg級決勝。
谷亮子を準決勝で破ったドゥミトルの大外刈りを見て、わずかに悔しさをにじませたひと言)
「なにが起こるかわかりませんから、一瞬たりとも目が離せません」
(北京五輪女子柔道63kg級決勝。この発言の直後に谷本歩実選手が一本勝ち)

篠原信一さん

男子柔道解説者。
アナウンサーとのかみ合わないやりとりや、外国選手同士の逃げに徹した試合を「ホンマに嫌いです」と
吐き捨てるなど、「迷」解説ぶりが話題を呼んだ。
ロンドン五輪では代表監督として、観客席から選手に檄を飛ばし続けた。
その異様な存在感、迫力、また真後ろに座ってしまった外国人の迷惑そうな顔も印象に残った。
強烈なインパクトを連日放ち続けた篠原さん。柔道が終わったかなり後のレスリングでも
「会場のどこかに篠原さんがいるんじゃないかと探してしまう」というシノハラ後遺症患者が報告されている。
なお、セコンドに入らなかったのは「うるさすぎて退場させられるから」だそう。

名言:
(実況に「篠原さんの技は豪快ですよね」と言われて)「それだけじゃなく切れるんです。技に切れがあるんです」(北京五輪男子柔道)
「今日、石井は金メダルとります!」(北京五輪男子柔道100kg超級準々決勝後に、聞かれてないのにいきなり断言)
「どちらかと言うと、石井はあまりしゃべらない方がいいですね」(北京五輪男子柔道)

星野仙一さん

アテネ五輪で野球の解説を担当。
戦略などはきっちり解説してくれるものの、基本的に言いたい放題の解説に、視聴者の多くが恐れをなし、
「おそるべき、星野さん」というコーナーまで設けられた。
次の北京五輪では代表監督を務め、あまりの形相の恐ろしさに、審判が誤って退場を命じてしまった
というハプニングも。

名言:
(アテネ五輪の対オランダ戦、1点負けの状況で)
アナ「(夕日が)綺麗ですねえ、和みますねえ」
星野「よくこの状況でそんなことが言えますねえ」

※2018年1月4日、ご逝去。もうあの熱い星野節が聞けないかと思うと、残念でなりません。

宇津木妙子さん

北京五輪でソフトボールの解説を担当。
基本的になにを言っているのかわからない、酔っぱらったような気だるい口調から「宇津木ママ」と命名される。
しかし、「これはゲッツー」「いい当たりだけどダメだ」というような判断はとても早い。
接戦の三位決定戦では完全に素の状態で叫んでおり「宇津木ママ、ベンチに行って!」(ふたつの意味で)と言われた。

名言:
「メダルをかけてあげたいね、恵美にも」
(金メダルの翌日、テレビ出演時に。怪我で出場できなかった内藤恵美選手を気遣った)

立花美哉さん

シンクロナイズドスイミングの解説者。
力のこもった、非常に「現役感」あふれる解説で視聴者をぐいぐい引き込んだ。
「明日も今日のような演技ができれば」というアナウンサーを
「今日以上の演技じゃないといけません!」と一喝するという場面も。

名言:
「脚から魂を出さないと!」(北京五輪、シンクロデュエット決勝)


佐藤有香さん

フィギュアスケートの女子、ペアの解説を担当。
淡々と、冷静に語りつつ、ふと口調に選手への激励をこめたり、かと思うと不思議なひとことを放ったりする、
刈屋アナとのコンビネーションもバッチリな名解説者。
近年はアメリカを拠点にコーチとして活躍されているため、教え子がアメリカ代表となったバンクーバー五輪では、解説席ではなくキス&クライに座ることに。
なお、浅田真央選手や小塚崇彦選手のコーチである佐藤信夫・久美子コーチの娘さんがこの有香さん。

名言:
「ここでもうひとつ、トリプルトゥループ…ぃやったあぁ!」(トリノ五輪女子フィギュア、村主章枝選手のフリー)
「こがねむしみたいな衣装ですね」(トリノ五輪女子フィギュア、キーラ・コルピ選手のフリー)
「これは刈屋さんが大好きな曲ですよね!」
(トリノ五輪女子フィギュア、ジョアニー・ロシェット選手のフリーの前に、曲が『愛の賛歌』であると紹介されて)

本田武史さん

フィギュアスケートの男子、ダンスの解説を担当。
高橋大輔選手のジャンプコーチも務めている。
厳しい「四回転時代」をプルシェンコらと戦い抜いてきただけあり、ジャンプの解説が的確。
「本田さんの声が喜んだらいいジャンプ」との投稿あり。

名言:
「ぼくは何もない状態から日本を引き上げた自負がある。
誰かが記録を塗り替えてくれないと日本の男子フィギュアは進まない」
(バンクーバー五輪男子フィギュアの前、2月18日付の新聞記事にて)

小林宏さん

カーリング解説者。
にわかファンにもわかりやすくルールを解説してくれるありがたい存在だが、試合が面白い展開になってくると
視聴者そっちのけで大いに白熱、心からカーリングを愛していることが伝わってくる。
そのおもしろ解説ぶりが、NHKでも「今日の小林さん」として取り上げられたほど。
また、海外の放送席からも「日本の試合じゃないのに、なんで日本の放送席があんなに盛り上がってるんだ?」
と不思議がられることもしばしばだとか。
「いま日本に流れが来ています」と言う時の「流れ」のアクセントが「萩原流行」の「流行」であるのも特徴。

※2016年、お亡くなりになられました。ご冥福をお祈りいたします。
 小林さん、きっと天国でもカーリング楽しんでますよね。
 日本も世界選手権で女子は準優勝、男子も初のセミファイナリストになりましたよ。天国からこれからも応援してくださいね。
 2018年の平昌(ピョンチャン)五輪で女子が銅メダルを獲得しました。きっと喜んでいらっしゃることでしょう。

名言:
「これがカーリングだ!This is curling!!」(バンクーバー五輪、スイスのオットー選手のスーパーショットに)
「ここはカナダだ!」(バンクーバー五輪、「小林さんが英語を使い始めました」というアナウンサーのコメントへの返し)
「イエス!イエス!イエーーーッス!! ゴホッ、ゴホッ」(バンクーバー五輪)
「perfect!」(バンクーバー五輪、rの発音は癖のある巻き舌)
「相手チームは敵じゃないですから、相手のナイスショットにも拍手をしてあげてくださいね」(バンクーバー五輪、英国戦)
「我々もチームジャパンの一員ですから、盛り上げたいですね」(バンクーバー五輪、英国戦。後の取材で、「選手も関係者も、応援する人も、
 テレビを見る人もみな『チームジャパン』。そういう一体感を表現したかった」と話した)

近藤欽司さん

卓球解説者。北京五輪では日本女子チームの監督も務める。
北京では福田康夫元首相そっくりなルックスや
自ら試合のビデオ撮影を担当する姿(のちに「ビデオ係の人」と命名される)が注目されたが
実況席に回ったロンドンではその独特ボイスが「老けたスネ夫」「若いムツゴロウ」「古今亭志ん生」などさまざまに例えられた。
「高校生のときの社会科(政経)の先生だった」という報告あり。

名言:
「私ね、昨日、日本が金メダル取る夢を見たんですよ」(ロンドン五輪卓球女子団体準決勝の前に)

三浦豪太さん

フリースタイルスキー各種競技の解説者。(モーグル、スロープスタイル、ハーフパイプ等)
プロスキーヤー及び登山家。リレハンメル・長野オリンピック、男子モーグル日本代表選手。
父親は80歳でエベレスト登頂成功した三浦雄一郎氏で、同行登頂もしている。
ソチオリンピックではあまりにも選手に詳しい解説のため
「マニアック解説」と評され、「ソチの増田明美さん」という異名も持つ。
選手を取材する際には必ず“座右の銘”を聞き出していると思われる。(ソチオリンピック)

名言:
「彼はとても性格がいいんです」(ソチオリンピック、スキー男子スロープスタイル)
「学校の成績もよくてとてもまじめ」(ソチオリンピック、スキー男子スロープスタイル)
「ドラマ以上にアニメ的」(ソチオリンピック、フリースタイルスキー男子スキークロス)

上位選手が転倒し、後ろから来た選手(レース前に小柄なため「忍者的」と評していた)がゴール、他は転倒したままゴール
三浦氏「さすが忍者!!」
→実況「抜き足差し足忍び足! いつのまにかニーデラー!」
→三浦氏「何かまいてたんですかね!?」
(ソチオリンピック、フリースタイルスキー男子スキークロス準々決勝第1組)

原田雅彦さん

スキージャンプ競技の解説者。長野五輪団体金メダリストで、アンカーの舟木選手に弱々しく
呼びかけるシーンは今でも有名。
その時の印象通り緊張すると笑い出したりする、二回目、大事な三番手の伊東選手のジャンプ前に
延々とスーツの話をぎりぎりまでアナウンサーにスルーされても話しているなどの
ほにゃほにゃ解説でにわかファンの心をくすぐりまくり、原田さんを応援する人が続出。
下の名言は「ちょっとだけ気を抜いていただければ」に次ぐにわかファンの弱気でも
優勝してほしいという心情をあまりにも表現しておりツイッター #mitazoで
この言葉が溢れる事となった。

名言:
「う、上を目指して、みましょうか?」(ソチオリンピック、男子ジャンプ団体、アンカー葛西選手ジャンプ前)

中井孝治さん

平昌でスノーボードスロープスタイルの解説を担当。五輪にはソルトレイクシティ及びトリノに出場したプロスノーボーダー。
選手がトリックを決めた時に「おしゃれですね」と評し、mitazo民をざわつかせる。正確なトリック名を控えめなお声で唱え、呪文のようなそれは耳に心地よく、「かっこいい」「渋い」とにわかに分かりやすい解説を続け、mitazo民もすぐに慣れる。
その後、ご自身の解説に公式サイトで触れる。概要は次のとおり。
1 スタイル
パッと見ただけで誰だかわかる個性的な動き、その人のこだわりが伝わってくるような動きのこと。周りを気にせず純粋に自分がしたいことを表現したとき、スタイルが出ている。
2 おしゃれ
意外な場面、何気ない場面で、想像していなかったこと、難しいこと、かっこいいことをさらっとやった時にお使いになるそう。
3 渋い
一見地味でわかりにくい場面でこだわった動きやうまさを感じた時、それは「渋い」と。

名言:
「おしゃれですね」(平昌オリンピック、スノーボードスロープスタイル、瓦屋根を模したジブセクションでボードのテールをちょんとつけた選手に)
「んーーーーー!!」(平昌オリンピック、スノーボードスタイル、エアを失敗してしまった選手に)

瀬尻稜さん

東京五輪スケボーの解説者として突如登場。
点数の目安としては上から順にこうなる模様。
1)やばくてハンパないっすね~ or やっばぁー
2)ハンパねぇ、やべえ
3)すごいっす
4)いいっすねぇ
「ハンパねぇ、やべえ」「鬼ヤバイ」などの語録も多数。
それを捌く実況者(フジテレビの倉田大誠アナウンサー)もさすが。
スケボー愛溢れる解説でにわかファンの心をぐっと掴んだ。
彼自身も相当の実力者。


山口徹さん

東京五輪、フェンシングの解説者。
フェンシング男子エペ団体で金メダルを取った時の解説を担当。
名言:
「座ってるんだけど立ちくらみが!
いやー、こんな日が来るんですねえ!
僕は目に焼き付けます、皆に伝えないと!
もう何言っていいか分かんないっす!!」
(東京五輪、フェンシング男子エペ、金メダル決定の瞬間)

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最終更新:2021年07月31日 15:50