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常磐線の現況

03/18/2011 09:23:00 安禅不必須山水 iza!(復活)


JR復旧作業遅れる

一部再開めど立たず


 地震の影響で、線路や駅構内に大きな被害を受けた県内のJR線の復旧作業が遅れている。運転再開に向けた作業が急ピッチで行われているが、損傷は激しく、一部区間では運転再開のめどすら立たないままだ。

 JR水戸駅から東に約3キロ離れた常磐線では、壊れた枕木が外され、作業員が重機を使って線路のひずみを直したり、線路の間隔を計測したりする作 業を進めていた。数百メートル離れた線路上には特急電車が残されたまま。男性作業員は、「上下左右にガタガタになった線路がたくさんある」と疲れた表情で 話した。

 JR東日本によると、県内を走るJR線で運休が続いているのは、常磐線の取手―仙台駅、水戸線の友部―小山駅、水郡線の水戸―郡山駅と上菅谷駅― 常陸太田駅、鹿島線全線。このうち常磐線の取手―土浦駅と鹿島線の佐原―延方駅は18日から本数を減らし運転再開するが、常磐線の土浦駅以北、水戸線、水 郡線は復旧の見込みがたっていない。

 復旧の遅れは、マグニチュード9・0という巨大地震で線路が隆起したり、柱が傾いたりする箇所が多数あることが原因。点検を終えていない区間や復旧作業に着手できていないところも多い。駅舎の損傷も大きく、水戸駅構内の通路は通行禁止となっている。

 さらに、東京電力の計画停電や福島第一原子力発電所のトラブルが作業に影響を与えた。常磐線の取手―土浦駅は14日の再開を目指したものの、同日 は計画停電の影響で断念。15日は原発からの放射能漏れが懸念されたため、点検や修復など屋外での作業を制限せざるを得ず、丸1日予定が遅れたという。 JR東日本水戸支社では「土浦―勝田駅を中心に早急に作業を進めていく」としている。
(2011年3月18日読売新聞)




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最終更新:2014年04月04日 13:37