いわき市「0.73」は、果たして『安全』値なのか?
03/21/2011 16:06:57 安禅不必須山水 iza!(復活)
今朝のテレ朝「スーパーモーニング」では、
福島県いわき市での放射線の値、
「0.73マイクロシーベルト毎時」
が、全く気にもかける必要がない値、として切り捨てられました。
果たしてそれでよいのか?
考えてみました。
非常に参考になるWEBサイトを見つけたからです。
その中で、いわき市の場合を考える参考になるのが
です。
まず計算です。
仮に、いわき市が水素爆発が起きた日の翌日13日から昨日20日まで8日間、
いわき市役所近くで、「0.73マイクロシーベルト毎時」が平均して検出されたとしましょう。
そうすると、そこに住む人たちが浴びた放射線の量は、
0.73x24x8=140.16
140マイクロシーベルトとなります。
もし通算3ヶ月この量を浴びるとどうなるでしょうか?
0.73x24x90=1576.8
1577マイクロシーベルト=1.577ミリシーベルトとなります。
によれば、
3ヶ月で1.3ミリシーベルトをこえる区域は、「放射線管理区域」となり、そこに出入りすると健康上の問題が生ずる可能性があるので、被曝量を測定したり、健康診断をしたりする必要のある区域となります。
これは法律(具体的な数値は規則)で定められていることなので、国会で法律を改訂したりしない限りは、たとえ総理大臣や知事でも変更することはできない。
ましてテレビのキャスターや個人の専門家が管理区域の定義を勝手に変えて、「管理区域内でも健康に問題は無い」などということは法律違反である。
と内閣府原子力委員会専門委員、同安全委員会専門委員を経験し、第一種放射線取扱主任者でもある武田さんは記しています。
現在のいわき市は、30km以内の室内退避区域でなくても、そこに居る人の被曝線量を管理しなくてはならない、放射線管理区域となっています。
原子力発電所などの管理区域では、立ち入る人はアラームバッチをつけなくてはなりません。現在の事故復旧の作業者は、数分、数十分と徹底的な放射線管理を受けて作業をしています。しかし、いわき市の人たちはなんの管理も受けずに、弱いといっても24時間放射線を浴び続けているのです。
放置された住民は、果たして安全といえるのでしょうか?
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いわき市の、
「0.73マイクロシーベルト毎時」ですら、3ヶ月で1.577ミリシーベルトです。
「10マイクロシーベルト」以上を示しつづけてきた福島市なら、3ヶ月で、21.6ミリシーベルト となります。
「100マイクロシーベルト」以上を示しつづけてきた北西30kmの浪江町のある地区では、3ヶ月で、216ミリシーベルト となります。
これは、原子力事業従事者の限度、年間50ミリシーベルトを4倍以上も超える値です。通常住民の年間許容量が1ミリシーベルトですから、居住が許されるのは10日間、計算上は今日か明日が住む上では限度、退去しなくてはなりません。
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最終更新:2014年04月05日 16:21