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【戦車攻め?】喪男×戦車×腐女子【喪男受け?】 ◆czaE8Nntlw




「まだ着いて来てるとかふざけんなよ…」

海沿いの道の上を走りながら俺は苛立ちを含んだ声で呟いた。
後ろから追って来るのはどこか嬉しそうな女の声。

「ちょっと待ってよ~」

俺は殺し合いとかマンドクセーからそこら辺で適当に寝てようと思っていただけなんだが。
どうしてこうなった…。

そもそもの始まりはあの女が初対面の俺にホモセッ○スを要求してきた事だ。
当然、いくら三十路童貞でも冗談じゃないぜと俺は逃げ出して今に至る訳だが…。

タァン!

乾いた音と共に、俺の近くにあった木の幹が破裂する。

…どうやら向こうは実力行使に出たらしい。
しかし俺とてこんな場所で捕まるのは御免だ。命とかそんなチャチなもんではなく、もっと大切な何かを失いそうな気がする。

「だーかーらー、受けが嫌なら攻めにしたげるって言ってんじゃん」

後ろで何かほざいてるが気にしない。
冗談じゃねーぞ、30年以上固く守ってきた童貞をそんな形で失ってたまるか。……泣いてなんかいないぜ?

ともかくこの状況は非常にまずい。三十路童貞ヒキニートが銃を持った腐女子に勝てるはずはなく、長年のニート生活で鈍った体力もそろそろ限界に近い。
息切れしながら後ろを振り返ると、恐るべき追跡者はすぐ後ろに迫っていた。

ああ…もはやこれまでか。さらば、我が童貞。不甲斐ない父を許しておくれ。

俺は覚悟を決め、ゆっくりと目を閉じた。

(人の子よ。無益な争いはお止めなさい)

脳内に不思議な声が響く。そうかこれが童貞の神様か。神よ、かような情けない脱童貞を果たす私をお許しください。





…………あれ?何も起こらないぞ?
てっきり薔薇の花弁を散らす羽目になると思っていたのだが。いや、散らすのは受けの方か?
恐る恐る目を開けた俺の前に鎮座していたのは…

夜闇の中でもはっきりと分かる巨体。唸りを上げるエンジン。そして何よりも、月光を浴びて黒々と輝く主砲。



      ○;、
       \_,\
        \_,\_
         \_ッ゙ヽ、
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            ヽ、_,,ソ、 ◯_i"-
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      ,,:r''"´ __ / ̄ ``、、 三゙―゙三 ,,、,,''"''"  _i`シ、` 、` 、` 、
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               О б ъ е к т



どう見ても戦車です本当にありがとうございました。
これは何か、俺に死ねということか?
恐らくひろゆきの言っていた支給品なんだろうが…チートってレベルじゃねーぞ。
てかこっちに主砲向けんな。

「お、機械姦?やっぱ戦車なら攻めだよねぇ」

しまった、重大な問題を忘れていた。
とにかくあいつから逃げなければ――――。

(お待ちなさい、人の子よ。)

またか。どうやら童貞の神様は大分しつこいらしい。

「うるせぇ、俺の童貞はそんな事の為に30年も守ってきたんじゃねーよ!!」

(落ち着きなさい、人の子よ。私はT-72神と申します。細かい理由はわかりませんが、私はあなた方の敵ではありません)

へ?T-72神?童貞の神様じゃなくて?するとさっきから話し掛けてたのは…

困惑しながら戦車を眺める。

(落ち着きましたか?人の子よ。事情を話してみなさい、私に出来ることなら力を貸しましょう)

やはりお前か。目の前の戦車はどうやら支給品ではなく、参加者という事らしい。テレパシーを使いこなすとは不思議な戦車もいたもんだ。
しかし所詮は戦車、こんな情けない形で童貞を失う悲しみが分かる訳…いや、待てよ。こいつ、見るからに強そうじゃね?なんせ戦車だし、神々しいオーラ的な物も発しているし。
上手く誘導してこいつを味方に出来れば、あの女も撤退するかもしれない。

「初対面の女にホモセッ○スしろとか言われたら逃げるのは当然だろ。おまけに銃持ってるし」

俺は震え声で話した。
自分では落ち着いていると思ってたが、意外にビビっていたらしい。まぁ仕方ないか。

(…ふむ。あなたの事情は判りました。では彼女にも事情を聞きましょう)

落ち着き払った動作でT-72神は砲塔を回し、女の方へ向き直る。

(人の子よ。あなたはなぜ彼を追うのです)
「何故って…同人誌のモデルが欲しいんだもん」

T-72神と女の会話が聞こえてくる。同人誌のモデルとかふざけんな。俺の童貞はそんな事の為に(ry

(同人誌?)

T-72神が聞き返すと、女は胸を張りながら答えた。

「そ。喪男オンリーの同人誌。三十路越えの男達による危険な恋愛…」
(…………)
「…………」

うん、やっぱり駄目だこいつ。逃げて良かった。

(で、では彼を殺すつもりは?)
「別にそんなつもりは無いよ。あたしはただホモセッ○スしてくれれば満足だし」

だから俺の(ry
というか絶対嘘だろ、常孝。さっきまで銃ぶっ放してた女が何を言うか。

「嘘付け!その銃で撃ってきたじゃねーか!」
(落ち着きなさい、人の子よ。争いは良くありません…何故彼に銃口を向けたのです、人の子よ)

興奮する俺を抑え、T-72神が優しい声で問いかけると、女は少し恥ずかしそうに答えた。

「うん、その、なんか弾みで暴発しちゃって…でも、殺す気なんて全然なかったから!信じて!」
(彼女が言うことは恐らく真実でしょう。あなたを殺すつもりであれば今すぐにでも行動しているはずですから)
「…………」

…こうまで言われては信じない訳にはいかないだろう。味方になってくれると思ったT-72神も女の言い分を信じてしまったようだし、今更俺一人でいるのも不安だ。
という訳で。

「なら…まぁいいや。許してやるよ」
「お、優しいじゃん。やっぱ君は受けタイプだね」

いかん、こいつはそういう奴だってのを忘れてた。とりあえず命の危険はなさそうだが、俺の童貞と処女は凄く危険な事になりそうだな…。

(慈悲の心を持つ者は幸せである。…おっと、すっかり忘れていました。あなた方のお名前は何というのです、人の子達よ)

「俺?ええと、俺はドクオ。しがない三十路の童貞ヒキニートだよ」
「あたしはね…えー、アレ?名前、思い出せないや」

しばらく考えこんだ後、あっけからんと女は言った。

(思い出せない、とは?)
「いや、なんか自分の名前が思い出せないの。本名どころか同人誌のペンネームも…同人作家がペンネームを忘れるとは一生の不覚ッ!!」

T-72神が聞き返すが、女の答えもあやふやだ。というか大して気にしてないだろこいつ。

「じゃあ、"801の姐さん"、とでも呼んどいて」
「801の姐さん?」
(どういう意味です?)
「あたし達みたいな乙女のあだ名。何か急に思いついたから」
「…ま、適当に呼ばせてもらうよ」

どういう意味かは触れないでおこう。
とりあえず自己紹介も終わったところで、T-72神が口を開いた。

(よろしい、では私も改めて自己紹介を)

そう言うと、T-72神は先程までの穏やかな口調とは打って変わって、荘厳で凄みのある口調で告げた。

(我が名はT-72神。ソビエトに生まれし最強の戦車。私は私の主砲を以てこの殺し合いを破壊し、人民の敵たるひろゆきを粛清する!
…801の姐さん、ドクオ。私と共に闘う覚悟は有るか?)

その神々しい姿と威厳に満ちた台詞は、俺の「マンドクセーから断る」なんて本音を霧散させていた。

「あたしは行く。生き残って同人誌描かないといけないし」
「俺も闘う。女で童貞を捨てない限り、死んでも死にきれん」
(よろしい、ならば闘争だ。この殺し合いを破壊する為、命懸けの闘争を始めようではないか…!!)

カリスマ全開の戦車と腐女子、それに三十路童貞ヒキニート。
カオス過ぎる面子だが、この先どうなるかは全く分からん。まぁともかく、童貞と処女だけは死守しよう。俺は背後から臀部に注がれる視線を感じつつ、そう決意した。



【B-3 路上/1日目・深夜】


【ドクオ@AA】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品(1~3)
[思考・状況]
基本:死にたくない。童貞と処女は死守する
1:T-72神、801の姐さんと行動する。
2:801の姐さんを警戒。(貞操的な意味で)


【801の姐さん@801】
[状態]:健康
[装備]:グロック17(16/17)
[道具]:基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品(0~2)
[思考・状況]
基本:生き残って同人誌を描く
1:T-72神、ドクオと行動。
2:機会があればドクオにホモセッ○スさせる。


【T-72神@軍事】
[状態]:損傷無し、燃料満タン、カリスマ全開
[装備]:125ミリ2A46M滑空砲(0/45)、12.7ミリNSVT重機関銃(0/50)
[道具]:基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品(1~3)
[思考・状況]
基本:人民の敵たるひろゆきを粛清し、殺し合いを粉砕する
1:801の姐さん、ドクオと行動する。
2:弾が欲しい…。

※制限により、主砲の威力と装甲の防御力が通常のT-72と同レベルにまで下がっています。
※制限により、砲弾及び銃弾は没収されました。



<<支給品紹介>>

【グロック17@現実】
1979年にオーストリアで開発された強化プラスチック製の自動拳銃。軍用拳銃のある種の到達点として非常に評価が高いが、トリガーセイフティという独自の安全機構を採用しているため、素人が扱った場合に暴発しやすいという欠点も抱えている。
9ミリパラベラム弾を使用し、装弾数17。

【125ミリ2A46M滑空砲@現実】
旧ソ連製の後装式滑空砲。T-64及びT-72の主武装であり、口径は125ミリ。最大射程は約2120メートル。
軍事板では神様補正により、ありとあらゆる物を破壊出来るとされている。

【NSVT重機関銃@現実】
1969年に旧ソ連で開発されたNSV重機関銃を車載仕様に改良した重機関銃。
高威力の12.7ミリ弾を使用しており、ヘリコプター程度ならば撃墜出来る。
装弾数は50発。

【複合装甲@現実】
T-72の表面に施された装甲。1971年当時最新鋭の技術であり、T-72の高い防御力の象徴。現代の主力戦車の主砲には適わないものの、側面からのRPG-7程度なら充分防御出来る。
軍事板では神様補正により、ありとあらゆる攻撃を防ぐ事が出来るとされている。


10話時点 現在位置地図

No.09:リア充爆発しろ 時系列順 No.11:ワッフルワッフル
No.09:リア充爆発しろ 投下順 No.11:ワッフルワッフル
ドクオ No.31:8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム
801の姐さん No.31:8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム
T-72神 No.31:8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム
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