死亡者名鑑・や~ら行
レベル男
初登場作品 | MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」 |
死亡作品 | Bump of Belgianeso |
登場話数 | 3 |
関係の深い参加者 | MSKK、クラウドさん、モララー、一条三位 |
関係の深い支給品 | ゲームキューブ、おまもり、イオナズンの巻物 |
彼は臆病だった。死と向き合うことも、戦いを望むことも、彼には出来なかった。
だからこそ、その恐怖を『怒り』として表に出さないと気がすまなかったのだ。
それが出来ないと知った時、彼は小動物のように逃げることしか出来なかった。
巡り合わせが悪く、彼は麻呂に追い詰められ、今まさに殺されようとしていた。
その時、彼の目に映ったのは自分よりも圧倒的に小柄で、弱そうな少女モッピーだった。
彼女の勇ましい姿を見て、彼は臆病だった自分の愚かさを痛感したのだった。
彼はもう、MSKKに罪滅ぼしをすることが出来ないのだ。
彼は、クラウドさんには庇ってもらい、助けてもらうことしか考えていなかった。
…そして今、目の前で自分を救おうとしたモッピーが、まさに殺されようとしているのだ、
俺は本当に、これでいいのか? 自分なんかのために体を張ってくれた人たちに、礼の一つも言えないで終わるのか?
―――嫌だ。
そして彼は、常識的に考えて成功するはずのない『コマンド』を選択した。
ゲームの呪文だぞ? 馬鹿馬鹿しい。仮にこのブッ飛んだ世界で使えるとしても、お前じゃMPが足りないだろwww
そんなことは理解していた。その上で、彼は本当にわずかな奇跡にすべてを委ねたのだ。
だからこそ、その恐怖を『怒り』として表に出さないと気がすまなかったのだ。
それが出来ないと知った時、彼は小動物のように逃げることしか出来なかった。
巡り合わせが悪く、彼は麻呂に追い詰められ、今まさに殺されようとしていた。
その時、彼の目に映ったのは自分よりも圧倒的に小柄で、弱そうな少女モッピーだった。
彼女の勇ましい姿を見て、彼は臆病だった自分の愚かさを痛感したのだった。
彼はもう、MSKKに罪滅ぼしをすることが出来ないのだ。
彼は、クラウドさんには庇ってもらい、助けてもらうことしか考えていなかった。
…そして今、目の前で自分を救おうとしたモッピーが、まさに殺されようとしているのだ、
俺は本当に、これでいいのか? 自分なんかのために体を張ってくれた人たちに、礼の一つも言えないで終わるのか?
―――嫌だ。
そして彼は、常識的に考えて成功するはずのない『コマンド』を選択した。
ゲームの呪文だぞ? 馬鹿馬鹿しい。仮にこのブッ飛んだ世界で使えるとしても、お前じゃMPが足りないだろwww
そんなことは理解していた。その上で、彼は本当にわずかな奇跡にすべてを委ねたのだ。
…かくして、偶然が重なった結果、その奇跡を彼は掴み取ったのだった。
しかし、その代償とでも言うのだろうか? 運命の神は彼ら二人の『勇者』に微笑むことはなかった…。
しかし、その代償とでも言うのだろうか? 運命の神は彼ら二人の『勇者』に微笑むことはなかった…。
ゆうすけ
初登場作品 | 命も賭けずに殺し合いとな!? |
死亡作品 | Moral Hazard |
登場話数 | 3 |
関係の深い参加者 | モララー |
関係の深い支給品 | H&K G36 |
彼は、死を恐れた。恐れるあまり、間違った道を選んだ。
選んだ道は、"最後に残った人間を殺して生き残る"と言う、あまりにも愚かなる道。
そんな事、できるはずもなかったが……『現実』から目を逸らし、逃げ続けたゆうすけには、それが分からなかった。
その後用心を重ね、自身の潜む民家を施錠し、明かりも使わずに潜み続けた。だが、"明かり"は漏れていた。
……PDAの微かな明かりを見つけたモララーにより、彼の不可侵領域は砕かれた。
ここで身の程を知り、撤退を選べば命は助かったかもしれないが、ゆうすけの支給品が、それをさせなかった。
選んだ道は、"最後に残った人間を殺して生き残る"と言う、あまりにも愚かなる道。
そんな事、できるはずもなかったが……『現実』から目を逸らし、逃げ続けたゆうすけには、それが分からなかった。
その後用心を重ね、自身の潜む民家を施錠し、明かりも使わずに潜み続けた。だが、"明かり"は漏れていた。
……PDAの微かな明かりを見つけたモララーにより、彼の不可侵領域は砕かれた。
ここで身の程を知り、撤退を選べば命は助かったかもしれないが、ゆうすけの支給品が、それをさせなかった。
――――こっちには銃がある。負けるはずが無い。
そんな思い上がりが、ゆうすけの判断を鈍らせた。
その後偶然にも被弾したモララーを見て、勝利を確信、そのまま"大勝利"と思いきや……。
モララーの反撃により形勢は逆転、ガラスの破片で首を切り裂かれた。
薄れる意識の中、ゆうすけが最期に思ったのは……。
――――死の恐怖、敗北の悔しさ。そして……もう、親や親戚に会えない寂しさ。
全てを投げ出してしまった自分を責めながら、ゆうすけは斃れた。
その後偶然にも被弾したモララーを見て、勝利を確信、そのまま"大勝利"と思いきや……。
モララーの反撃により形勢は逆転、ガラスの破片で首を切り裂かれた。
薄れる意識の中、ゆうすけが最期に思ったのは……。
――――死の恐怖、敗北の悔しさ。そして……もう、親や親戚に会えない寂しさ。
全てを投げ出してしまった自分を責めながら、ゆうすけは斃れた。