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ひと時のマターリ

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匿名ユーザー

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ひと時のマターリ  ◆m8iVFhkTec




ソファに座って足を組んでのんびりと休憩をするモララー。

      ∧_∧___ 
   ∬ (・∀・ ) / | マターリ
   ■⊂ へ  ∩./...|
   i'''(_) i'''i ̄,,,,,,/
    ̄ (_)||
その辺の民家のガラス戸を破って侵入したモララーは、コーヒーを温めて優雅に朝を迎えていた。
目の前にテレビがあったので点けてみるも、無人のテレビスタジオしか映っていない。
時折ガラスが割れたような物音が小さく聞こえたりしているため、おそらくテレビ局からLIVE放送でもしているのだろうと判断した。

「さて、6時か。更新の確認しないとね……」

モララーはPDAを取り出してインターネットに接続をする。
そうして上から順に読み進めていく。
死亡者は16人、それなりには殺し合いしているようだ。
そして、ショボーンとドクオ、この名前には見覚えがある。
ショボーンはあの反乱分子どもの一人だった奴。
ドクオ……は、確かに居たはずだが目にした事は無い。どこかに隠れ潜んでいたのだろう。
あと殺害者名にはちゃんと僕の名前乗ってるねぇ、光栄なことだね。
禁止エリアは特に問題無さそうだ、端の方に重点が置かれているようだし。

プロキシが云々って、忍法帖の使用をやたら勧めてるな、ひろゆきのやつ。
悪いけどそんなちっぽけな恩恵、誰も受けないと思うんだがなぁ。
Lv12の首輪解除、普通に考えればまずはこれを狙いに行くもんだからな。
後がない時だとか、優勝狙ったほうが早い時は全然違うと思うけれども。

「こんなもんか。まぁ、明るいと行動しづらいし、しばらくのんびりしててもいいだろ」

一通り確認が済んだところでPDAをデイパックへと仕舞う。
そうして彼はソファの上にぐてーと寝そべった。

 ◆

      ∧_∧
    ( ´д`)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /   人  < >>1さん、どこにいるんだ……
  / \ \⌒i   \____________
  |  /\  ̄))
 | /  /| ̄|
 ゝ.__/  ゝ__)
探せど探せど1さんは見当たらず、朝日を見ながら八頭身は立ち止まっていた。
6時ちょうどに彼は誰よりも定時カキコを確認した。
1さんの名前が無い事に安堵しつつも、一切の情報が入らないことに対する不安と焦燥が彼を襲う。

「ハァハァ……会いたい、早く会いたいよ1さん……」

衝動的に胸を掻き毟る。
この欲求不満をぶつける物が無い、それがあまりにももどかしくて仕方が無かった。
もう一度定時カキコの画面を開いて、禁止エリアだけ再確認しておく。
ちょうどそのエリアにいる1さんがどこかへ移動する可能性もあるだろう。

……と、その時目に入ったプロキシという言葉が気になった。

「もしかして誰かを殺しちゃった1さんがプロキシで名前を隠してるとか……?」

すぐさま忍法帖を開き、その説明に目を通す。

「……違うみたいだ。プロキシなら少なくとも誰か一人が***って感じに表示されるわけだから」

ハァ、とため息をつく。
どこかに1さんの痕跡でも残っていれば、それだけでも大幅に僕は救われるのに……。
隠れてないで出てきて欲しい。そして僕の胸に飛び込んでくれれば……。

発散できない欲求を妄想で補いながら、画面に目を戻す。
そしてそこに書かれていた『専用ブラウザ』と『キャップ発行』、これの効果に八頭身は興味を示す。

「他の参加者の位置や、全参加者の情報がわかるのか……これならすぐに1さんを見つけることが出来るじゃないか!!
 あぁ、でもLv4かぁ……4人も誰かを殺さないとダメなのか……。流石に難しいなぁ……」

気がつけば平然と誰かを殺すことを視野に入れていた。
危険そうな参加者がいたら、おそらく平然とその場でトンファーで撲殺するだろう。
放置したら1さんが危険に陥る可能性もあるのだ、1さんのためなら見ず知らずの悪人の命に慈悲なんてかけない。
ただ、殺さなくてはいけない人数が4人ともなると、流石に尻込みせざるを得ない。
4人も都合よく危険人物がいるとは思えないし、体力的にも多少の不安はある。

あぁ、どうしよう。どうにか手っ取り早くLv4を溜められないだろうか。
最悪の場合、出会った人を片っ端から殺せばきっとすぐだと思うんだが、そんな最低な事して1さんが喜ぶのか……!?

           _  ノヘ
          f´∧) ∧y )ヽ、 「あぁ、どうすればいいんだ……
          (´Д`;/ / , ヽ、 1さんを救うために、殺るしかないのか……!?」
           |`ヽ/ / /`  )
           .し(、__/〉   ノ
                /   〈
               ノ  、  \
             / /^\  .\
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その時、葛藤する八頭身の耳に拡声器によるシャウトが響いてきた。

『ひろゆき討伐PT募集Lv70以上@5まず後衛優先、とるあえず近鉄百貨店集合、詳細きぼうhさ、参加希望者はテルしてくあさい』

「え、近鉄百貨店でパーティだって!?」

別に聞き間違いではない。よくわからない単語を排除した結果、そんな解釈になっただけである。
中世の映画などのワンシーンで、戦いの臨むものたちが宴をしているシーンがある。八頭身はそれを想像した。
つまり、ひろゆきを倒すために盛り上げようとしている連中が集まっているのかもしれない。
確実に言えることは多くの人が集まっているということ、つまり1さんの情報が聞ける可能性が高い……!
それどころか1さんがいる可能性だって存在するんだ。とりあえず向かうしかないだろう。

八頭身はスッと立ち上がり、そして近鉄百貨店へと走り出す。

「1さあああぁぁぁぁぁぁん!! 今行くよおおおォォォォ!!!」

勇ましいような騒がしいような声を上げながら、八頭身は駆ける。


 ◆


うとうと仕掛けていたモララーは、ブロントさんのシャウトを聞いて直様意識を覚醒させる。

「ふーん、なるほど……参加者同士で結託してひろゆきに戦いを挑むってことか。
 そしてそれをメガホンを使って呼びかけか……。バカなやつもいるもんだねぇ」

冷めたコーヒーを一気に飲み干して、姿勢を正して座りなおした。
そばに置いておいたデイパックに手を伸ばし、モシン・ナガンM28を取り出して天井に向けて構えてみた。

「ふふん、これで遠距離から狙ってやったらきっと爽快だろうね。
 ……まぁ、こういう射撃はあんまり得意じゃないけどさ」

彼は与えられた役目が故に、銃器全般を扱える程度の能力を持ち合わせていた。
ただ、この銃は非常に重くて扱いにくく、なによりモララー自身射撃に長けているわけでは無い。
あくまで彼の本分は磨きぬかれた剣術のセンスと、高い脚力を活かした踏み込みと移動の速さである。
暗殺よりも襲撃こそが、彼の真価の見せ所であると言えよう。

「傷が癒えるまではあんまり直接的に戦いたくないんだよなぁ。簡単には剣を練れない状況だし……。
 一応ヘッケラー&コッホがあるから、ちょっかい出しに行く程度なら出来るかな」

支給された武器で立ち回ってみるもの悪くないね、と彼はニヤリと口角をつり上げた。
その時、屋外からまた別の声が響いた。

『1さあああぁぁぁぁぁぁん!! 今行くよおおおォォォォ!!!』
「この声は……八頭身か?」

続いてパタパタという足音、ガラス戸に目をやるとちょうど猛烈にダッシュをする八頭身の姿が横切った。
間違いなく八頭身だった。自分と同じく、管理AIの一人である八頭身が。
黄色に輝くムチを武器としたり、尻に付けるプロペラで飛んだりと妙にトリッキーなやつである。

「アイツもここに来ていたとはねぇ……だとしたらつーやモナーもいるかもしれないな」

そう、だとすれば『しぃ』と、あのギコ猫とか言うやつもいるだろう、きっと。
次こそこの手で始末してやらなくては……。

「おっと、八頭身に挨拶の一つでもした方がいいよね。
 ちょっと休んだおかげで1本くらいなら剣を練れるだろうし……」

モララーは勢いよくソファから立ち上がる。ソファはギシリと軋めいた。
デイパックを背負い、すぐさま外へ出た。
さて、八頭身を追いかけて……。

「足早いなアイツ、もう姿見えないんだけど……」

なんか面倒臭くなったモララーは、もう少し休憩していようかどうかと悩む。


【C-3・路上/1日目・朝】

【八頭身@AA】
[状態]:健康、疲労(小)、若干の危険思想
[装備]:デザートイーグル(7/7)@現実、トンファー@トンファーキックのガイドライン
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)
[思考・状況]
基本:1さんを護る。邪魔する奴には、容赦しない。
1:1さんについて何か分かりそうな百貨店へ向かう
2:1さん……どこにいるんだい……?
3:1さんのためなら誰かを殺すことも……
4:さっきの人から、話を聞いてなかったけど、まぁいいや
※ZUN、壁殴り代行、竹安佐和記の名前を聞いていません


【C-3・民家/1日目・朝】

【モララー@AA(FLASH「Nightmare City」)】
[状態]:右肩に銃創、赤い刃使用可能(残量小)
[装備]:H&K G36(18/30)@現実、根性ハチマキ@現実(肩に巻いてます)
[道具]:基本支給品一式×2、PDA(忍法帖【Lv=03】)、ランダム支給品0~2、モシン・ナガンM28(4/5)@現実、H&Kの予備マガジン
[思考・状況]
基本:優勝狙い
1:八頭身を追いかけて情報交換を……あれ、いない
2:傷が癒えるまでは直接的な戦闘を避ける
3:殺し合いに乗る、強者はなるべく後回し

※出典元により、自在に赤い刃を作り出す能力を持っていますが、連続して使用するとしばらく使えなくなります。
※日本鬼子、鬼女の姿のみ覚えました。一条三位に関しては正確な姿を覚えられませんでした。
※八頭身、モナー、ギコ、しぃ等を、ナイトメアシティに関係する者だと思っています


No.87:試される…… 時系列順 No.89:どうしてこうなった
No.87:試される…… 投下順 No.89:どうしてこうなった
No.67:feeling of love 八頭身 No.:[[]]
No.66:Moral Hazard モララー No.:神は死んだ/俺が殺した

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