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マザー・オブ・ラブでつきぬけろ!  ◆m8iVFhkTec




――カ、カーチャン……嘘だろ……そんな……――

死亡者発表で並べられた写真にはカーチャンの顔が貼られていた。
死因は『チェーンソーでバラバラに引き裂かれた』と書かれている。
心臓を握りつぶされるようなキツい感覚が俺を襲う。

――そんな……なんで……なんでカーチャンが……まさか……――
――俺が殺したからだよ――

後ろから男の声。そいつは、ワイン倉庫で俺を襲った男だった。
呼吸が苦しくなる。体温が急速に冷えていくのを感じる……。
そいつはダンボール箱を取り出して、俺の目の前にその中身をぶちまけた。

バラバラに切断された人間の腕、足、胴体、内臓、骨、それらが汚らしく散らばる。
最後にゴロリと飛び出したのは、紛うことないカーチャンの頭だった。
眼球は裏返り、醜く開かれた口から、鼻から、耳から、だらしなく血が流れ落ちる……。
そのまま生首はゴロゴロと転がり、ちょうど俺の足元で止まった。
そしてカーチャンの黒目が俺の方へくるりと向き、たどたどしく口が動いた。

――タケシ……ごめんね……――


 ◆


「あ……」

体がビクリと飛び上がり、視界が一変する。
その時俺は暖かな黄金色の光が差し込む部屋にいた。

「……夢……?」

俺は今、ソファの上に横になり、一枚の毛布がかけられている。
そうだ、さっきのは夢だったのだ。俺は深く息を吸い、深くため息をついた。
……本格的な悪夢を見た。
全身は汗でべったりと濡れ、鼓動は未だに異様なほど激しく打っている。
情けないことに涙まで流れている。俺はすぐさまそれを毛布で拭った。

         Σ('A`)
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
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   /         /
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
……ん? 毛布かコレ……?

「よく見たらテーブルクロスじゃねえか! バカか!」
「ゆっ、おきたー」
「ゆっくりめざめていってね!!」

ゆっくりどもがぽよんぽよんと跳ねて、ドアから顔を出す。
おそらくこいつらは、俺より早く目覚めたから俺に……テーブルクロスをかけてくれたんだな。
いたわってくれた気持ちは伝わる……が、何故素直に毛布を探してくれない。
……まぁいいや、この際大目に見ても。

「その、おはよう……」
「おはよー、うなされてたねー」
「そりゃあ殺し合いの中にいるんだぞ……悪夢の一つくらい見るだろうよ……」

悪夢……と口にして先ほどの夢の内容を思い出す。
なんだってカーチャンの夢なんて見たんだよ……夢の中まで侵食してくんなよ、ホント。
「ごめんね」じゃねーよ、あぁなんか腹立つな……クソッ。
……もうこれ以上考えるのはやめにしよう。
えーっと、眠りについたのは何時だったっけ。確か5時くらいだったか。
だとすれば2時間は眠りこけたってことになるが……。

「あっ、定時更新―――ッ!!」

思わずガタッと立ちあがった。
そうだった、6時に起きて確認するはずだったじゃん……!

「で、でも別に時間過ぎても確認出来るよな……『バトルロワイヤル板』に張り出されるって言ってたし……」

2ちゃんねる掲示板に書き込まれるというのであれば、いつでも閲覧が可能だ。
つまり、見逃すことなく済むわけだ。
俺はさっさとPDAを取り出し、電源を付けた。
インターネットに接続し、2ちゃんねるを起動する……。

そこで俺の手は止まってしまった。
なんというか、『バトルロワイヤル板』を開くのをためらっていた。
もしも死亡者の欄に知り合いの名前が載っていたら……という怯えがあった。

……またカーチャンの姿がよぎった。ガキかよ俺は!

名前載ってたからなんだって言うんだ!
別に気にすること無いだろ! どうせ人はいつか死ぬんだしよ!
それがちょっと早いからって別に、大した問題じゃねえだろ……!
そう頭の中で飲み込もうとしたが、それでも俺の手は動いてくれなかった。
これではただ、ぼーっとPDAを眺めているだけに過ぎないだろうな、傍から見たら。
……どうも数分が経っていたらしい。その間にゆっくりたちが台所の方から何かを運んできた。
黄緑色の球体みたいなものだった。大きさはサッカーボールくらいだろうか。

「……なんだそれ」
「キャベツかな!!」
「キャベツだね!!」
「キャベツかよ!?」
「「キャベツだよ!!」」

奇妙な応対が繰り広げられる。
すまない、それ俺にはキャベツに見えないんだ。
どう見てもゴムボールです、本当にありがとうございました。

霊夢の方はまな板を、魔理沙の方が包丁を咥えて、テーブルの上まで持ってきた。
そしていつもの生意気な瞳で、こちらをじぃっと見てきた。
あぁ、俺に切ってもらいたいのか、まったく。
まぁ、ここまでキャベツって言い張るんだから、もしかしたら珍しいキャベツなのかもしれない。
それに正直、結構空腹だった。意味不明なキャベツでいいから、何かしら口に入れたかった。
(定時更新を見るのは後でもいいよな……?)
もう少し落ち着いてからのほうがいい。心の準備もしたいからな。

朝飯がキャベツの千切りって正直意味分かんねぇな、とか思いながら俺はキャベツにストンと包丁の刃を落とす。

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   `ヽ、             ,,/         `-,、            ,/      
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          ゙゙゙̄″                  `゙゙'''''''''''''''"^  
――やっぱこれキャベツじゃねぇ。


 ◆


「あの……」
「……何?」
「その、三人の人たちって今どこにいるのですか?」
「さぁね……ホテルで俺から逃げていったきり、どこへ逃げていったのかわからないよ……」
「そうですか。うー、困りましたね……」

本当に困ったことだ、とハルトシュラーは思った。
言ってしまえば、ほぼその三人に会うことは難しい。
この辺り一帯には目立った施設は無く、住宅が立ち並んでいる。
そのどこかに隠れているとして、それをシラミ潰しに探しても正直キリがないだろう。
さらにこの男が危険であると判断されているからには、三人組が我々を見つけても接触してくることも考えづらい。
街中を徘徊してくれれば見つけられる可能性はグッと上がる……が……。

それよりも先ほどの化け猫、アイツが徘徊している可能性のほうがよっぽど高いのだ。
三人を味方に引き入れるより先に化け猫に出会ってしまうのは相当まずい。
背後から忍び寄られたり、ボウガンで狙われたりしようものなら、1/2の確率で自分が殺されてしまう。
五人集まっているのなら自分がやられる可能性も減るし、何より大人数を迂闊に攻撃してくる可能性も少ない。
つまり、あまり二人で道端をうろうろするのは愚策である、ということ。

「あの、お兄さん……場所がわからないのなら一旦探すのは後回しにした方がいいのではないでしょうか」
「いや、このままでは申し訳が立たない……。早く誤解を解かないとダメだと思うんだ。
 それに……早くさっきの三人を見つけないと、僕が危険人物だって誰かに言いふらされる恐れがある……。
 それだけはなんとしても避けたい……。この辺を探し回ればきっと会えるはずなんだ……!」
「で、でも、あんまり外をうろうろしてて、危険な人にあったらどうするんですか」
「……こ、こっちにはガーレがあるんだからな……。簡単にやられたりしないはずだ、そうだ。
 こっちには壁を破壊出来る力があるんだ……! そうだ、やれる時は迷わずやれるんだ……」
「そ、そうですか……」

(強力な武器があっても、先に相手に攻撃されれば意味がないというのに……)
ハルトシュラーは呆れ顔を表情に出さないようにするのに苦労した。
甘い、あまりにも考えが甘い。冷静に思考していないことは明白である。

……とはいえ、この男の場合は仕方ないことかもしれない、と察した。
出会い頭からわかっていたことだが、この男はいわゆる"極限状態"に陥っている。
故に物事を正常に分析することが出来ないのだろうし、自分の信じたい情報以外を受け入れたがらない。
これ以上説得をして下手に不安を煽ると、先ほどのように興奮して暴れだす恐れがある。
化け猫が近くにいる事、私が二人の男を置き去りにした事など、余計な事は話すのは危険だ。

(いい収穫かと思ったけど、これは諦めたほうがいいかもしれないわね……)
男を観察する上でハルトシュラーは先の考えを改めた。
このままこの周辺をあてもなくさ迷うのはリスクが大きい、なによりこの男は駒としてあまりにも不確定要素が多すぎる。
ガーレは惜しいものの、おそらくどう言いくるめても私に渡してくれるとは考えづらい。

「……ここは手分けして探しませんか、お兄さん」
「あぁ?」
「三人組がこの辺りにいるとしても、住宅がたくさんありすぎるじゃないですか。
 だから別々に探した方が効率がいいかなぁと思ったんですが……」
「何か企んでるのか? いきなりそういうこと言うなんてよ」
「えっ……そ、そんなつもりじゃ……ただ、今思いついただけで……」

もうやだこの人。
こんな少女が本気で何かを企んでいるように見えるのか。
まぁ本当に企んでるんだけどさぁ、確証があるとか勘が鋭いとかそういうんじゃないでしょう?
疑心暗鬼だから手当たり次第疑ってくるだけなんだろう。あぁ実に面倒だ。

(こうなったら奥の手を使うしかないですわね……)

ステレスマーダーとして必ず使うだろうと思っていた必殺技をここで披露するときが来たようだ。
キユが冷たい目線を投げかける中、ハルトシュラーは軽くうつむき、体を小さく震わせる。
そうして、目を軽く擦り、弱々しい声でキユへと問いかけた。




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  |  ! '!  .| |  .|ヽ    ||  /| ||   |´`i  |:   「お兄さん怖い……。なんでそんな酷いこと言うの?
  ∨ | '|  __.二=''   \,`ーii- //∥|  |) ./  |     私は本当に探すのを手伝いたいだけなのに……ううっ……」
  : ∨レ'|ノ    ,.       ̄ ̄ ハ ,,|  |,ノ !  |:
    ∨`〉cゞ=r''     ゞ==ンっ//|  |:::::!  |:
      |∧〃〃    〃〃〃  "'|  /|::::::  |
     : |::ハ   ’        /:| /::|:.:.:.:.: |:
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――奥の手・泣き落し。

スンスンと小さく嗚咽を上げ、瞳を潤わせて悲しそうに見つめる。
流石に齢10歳の女の子に泣かれて平然としてる男なんて、ド畜生とかド変態とかそんな類しかいないだろう。
そして幸いなことに、この男にもそれは例外では無かった。
涙を流す少女の姿を見て、戸惑いを露わにした。

「な、泣いてなんとかなると思ってるんじゃ……」
「……ぐすっ……最低……」
「その……ご、ごめんよ。僕が言い過ぎたよ。
 わかったよ、キミの言うとおりに二手にわかれようじゃないか! そうだ、そうしよう」

――計画通り!

泣き顔のまま、心の中でほくそ笑む。


 ◆


結局おかしなキャベツには手をつけず、タケシはキッチンをくまなく探したのだった。
すると戸棚に缶詰があるのを見つけ、そしてそれを朝ごはんにすることにした。

缶詰は4つあり、そのうち二つ(タラバガニ、シーチキン)をその場で頂く。
支給品として配られていた食料からコッペパンを取り出し、中に挟むだけの簡易なサンドイッチ。

「おいしいね!!」
「ゆっくりあじわおうね!!」

口内に広がる魚介類の香り豊かで濃厚な味、やはり缶詰食品は美味である。
サンドイッチにしては少々退屈ではあるものの、タケシにはこれでも十分だった。
なにせ、裕福な暮らしとは決して言えない俺の家庭環境においては、タラバガニはちょっとした贅沢品なのだから。
(朝出てくるものなんて、大抵夕飯の残りだもんなぁ。面白みが無いというか……)
機嫌が悪いときは、そんな朝飯に文句をつけて、挙句食べずに学校へ行くこともあった。
その時のいかにも悲しそうな顔を浮かべるカーチャンに、尚更イライラが募るのだった。
(……もう嫌だ、どうしてまたカーチャンのことを考えてるんだよ俺は……)
事あるごとにカーチャンを思い浮かべる自分が悲しくなる。

その考えを振り切るようにタケシはサンドイッチを一気に口に運ぶ。

「あー、やっぱうめーわ、カニ缶」

ホテルでの殺伐とした雰囲気を忘れるかのような、穏やかな時間が流れていた。



残った二つの缶詰、コンビーフとニシンはデイパックに入れて持っていくことにした。
そうしてタケシはまた、PDAを手に取り、インターネットを起動する。
(今度こそ見るからな。別にカーチャンがホントにここに呼ばれていて、殺されていっても動揺したりしないからな……)
そうだ、覚悟を決めたんだ。知り合いの誰が死んでたってすぐに割り切って考えてやる。
タケシは大きく息を吸い込むと、バトルロワイアル板へのリンクをタッチした。



まずはこの6時間での脱落者の発表です。

息を止めながら俺は下へ一気にスクロールした。
その瞬間の、心臓が破裂しそうな感覚。
そして目線を上から下へと滑らせたとき、張り詰めていた空間が瞬時に解かれた感じがした。

「な、なんだよ。ほら、大丈夫じゃねーか……! は、ははっ……!」

謎の高揚感が湧き出てくる。
胸に溜まっていた息苦しい何かが無くなり、心地よい空気が肺に供給された。
そう、知っている人の名前は載っていなかったのだ。
少なくとも今の時点では、悲しむべきことは無いのだ。

「まったく、何に苦しんでたんだろうな、俺はさ!」

あとは殺害者の名前と禁止エリアの発表。安心して確認すりゃいい。
不安からの開放感で、歌いだしたいくらいのノリで画面を滑らせていく。




【Lv=01】
  川越達也・・・オエー
  カーチャン・・・ウララー
  一条三位・・・モッピー




「……は?」


  カーチャン・・・ウララー


直後に、体温が急低下していくのを感じた。
なにかの見間違いかと何度かまばたきをし、再度焦点を合わせる。
しかし、そこに書かれている文字に間違いはなかった。

「……嘘だろ……? なんで、こんなことが……」

チェーンソーを持ち、人をバラバラに殺害するカーチャンの姿が脳内によぎる。
信じられなかった。というより、信じることを拒否していた。
カーチャンが殺人者として呼ばれている? 何故? どういうことなんだ?

タケシの頭の中がパニックに陥りかけた時、不意にゆっくりが傍に飛んで来て、小声で耳打ちをした。

「ゆっ!? タケシ! だれかはいってきたよ!」
「は、はぁ!? 嘘だろッ!?」
「さっきの三人いるかー!? いたら出てきてくれ!」
「ヒィッ……! オイ、マジかよぉっ……!?」

ホテルで逆上して襲ってきた男の声だった。
ギシッ、ギシッと廊下を踏む音が、自分たちのいるキッチンの方に向かって来ている。
俺は咄嗟に拳銃を手に取り、ドアの方へ向けた。

(ヤバいヤバいヤバいヤバい……!)

混乱しかけていた俺の頭は理性的なことは考えられなかった。
ただ、ひとつ言えること……。

『俺はまだ殺されたくない』

なんとかして切り抜けなければならない。
あの恐ろしい武器を持った危険な男から助かるために……。


 ◆


――今から1時間後の、八時半にあそこの鉄塔の下で待ち合わせしましょう。
そう約束してキユとハルトシュラー閣下は二手に分かれた。
キユから十分に離れたことを確認する。
彼女は警棒を構えたまま、注意深く周囲を見回しながら西の方面へとさっさと進んでいく。
三人組の捜索? 住宅内の探索? そんなのするわけないじゃない!
あの男と行動していたら、化け猫に狙われるリスクもあるし、襲った三人組に逆上されて返り討ちに遭う可能性だってある。
そんなのだったら一時的に単独で行動せざるを得ないとしても、他の誰かと組んだほうがよっぽど危険が少ないだろう。

(とりあえず神社へ向かおうかしら。誰かしらが訪れる可能性も高そうだし、どっかに隠れて様子を伺えるだろうし)

私が待ち合わせ場所に来ないことで、あの男は激昂するかもしれないが、もはや知ったことではない。
もし万が一もう一度会うことになっても、『危険人物に襲われて逃げていたから』などと言い訳をすればどうにかなるだろう。

(まぁ、どーせ簡単には見つからないでしょうし、ゆっくり探してなさいな。
 その間に私は体勢を整えるとするわ……ふふふ……)



……その予想とは異なり、まさかあっという間にキユと三人組が出会っていたとは、ハルトシュラーは思いもしないだろう。
たまたまA-5の方まで歩き、たまたま探索してみた住居が、たまたま三人組が潜んでいた場所であったのだ。
創作の世界ではそんなトントン拍子の偶然だって有り得る。創作の魔王はその可能性を見逃していたのであった。

とはいえ、そんな事は彼女にはもう関係のない話なのだが。


【A-5・民家/1日目・朝】
【タケシ@ニュー速VIP】
[状態]:動揺、恐怖、疲労(小)、埃まみれ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、麦茶(残り3/4)@ニュー速VIP、イングラムM10(32/32)@現実、コンビーフ缶@現実、シュールストレミング@現実
[思考・状況]
基本:殺し合う気は無い。死にたくもない
1:殺される……!?
2:カーチャン……どうして殺人者に……
※2chに関する記憶があるようですが、あまりはっきりしていないようです


【ゆっくりしていってね!!@AA】
[状態]:健康、ゆっくり、疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品×0~2
[思考・状況]
共通:ゆっくりしていってね!!!
1:こわいよ!
2:内心、虐待画像を目の当たりにして気分が落ち込んでいる
※ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙、2体で1人扱いのようです
※片方が死亡したらどうなるかは、後続の書き手さんにお任せします


【キユ@週刊少年漫画】
[状態]:健康、人間不信、疲労(中)、精神疲労(小)
[装備]:ガーレ@エルシャダイ
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、靴墨@現実
[思考・状況]
基本:殺し合いには乗らない……?
1:攻撃した3人と和解する。
2:八時半にA-4にある鉄塔でハルトシュラーと待ち合わせる
3:俺の名前……どうしよう……
※A-5のどこかの民家一帯がボロボロになっています


【A-3・住宅地/1日目・朝】
【ハルトシュラー閣下@創作発表】
[状態]:健康
[装備]:警棒@現実、毒薬(青酸カリ)@名探偵コナン(?)
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)
[思考・状況]
基本:10歳の少女を演じながら、ステルスマーダーに走る
1:神社で待機。場合によっては移動
2:キユ(名前は知らない)との待ち合わせをするつもりはない
3:百貨店には近づかない
4:化け猫(お断りします)を警戒
※身体能力の一切が10歳の女の子並みに制限されています。召還術も、自分の設定を変えることも出来ません
※拳法の技術や、剣技は体が覚えていますが、筋力などがついていきません
※毒薬は青酸カリです。説明書は「文字を入れ替える系」ネタが使われております


《支給品紹介》

【缶詰@現実】
 【コンビーフ缶@現実】
 【シュールストレミング@現実】
コンビーフ、シーチキン、タラバガニ、シュールストレミングの4種類。
元ネタは『コンビーフたん』という擬人化キャラクターとその姉妹たちである。
なお、作中で『ニシン』と称された缶詰がシュールストレミング。世界一臭い食べ物として有名。


No.92:答えのない自問自答 時系列順 No.94:おしょくじのじかん
No.92:答えのない自問自答 投下順 No.94:おしょくじのじかん
No.91:ハルトシュラーのパーフェクト説得教室 ハルトシュラー閣下 No.:[[]]
No.91:ハルトシュラーのパーフェクト説得教室 キユ No.:[[]]
No.62:見えない敵と戦う漫画家 タケシ No.:[[]]
No.62:見えない敵と戦う漫画家 ゆっくりしていってね!! No.:[[]]