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Do it right  ◆i7XcZU0oTM







「…………川越を、一旦拘束しにいこう」
「えっ?」

 キバヤシさんの突然の提案に、僕は思わず間の抜けた声を出してしまった。
 ……川越さんを、拘束する?
 川越さんのした事から考えれば、酷いとは言い切れないけれど。
 突然、真顔でこんな事を言われれば、やはり動揺する。

「ここまで歩いてきたんだ、レストランへの道は分かるんだろ?」
「え、ええ、まあ……」
「ソウトキマレバ、サッソクカワゴエヲトッツカマエニイコウゼ!」

 そう言って、部屋を飛び出そうとするジサクジエンをキバヤシさんが引き留める。
 ……と言っても、ただジサクジエンの体を持ち上げただけだけど。

「相手は、既に参加者を1人手にかけている……何があるか分からないぞ。用意をしてから向かった方がいい」
「なら……僕の支給品を。……と言っても、役に立つ物があるか分かりませんが」

 ……そういえば、今の今まで、中身を確かめていなかった。
 もしかしたら、今の状況で役にたつ物があるかもしれない。
 でも、そう都合よく出てくるとは限らない……。
 流石に、駄目なモノしかないと言う事は……ないと思う。

「……すまないな、俺のに役に立つ物があればよかったんだが」
「ナンダヨ、ソレジャマルデオレガヤクタタズミテージャネーカ」
「そんな事は言ってない。……とにかく、確認させてもらうぞ」

 そう言って、キバヤシさんは僕の鞄に手を突っ込んで……。

「ん……よっと」

 ……出した。
 その手に握られているのは、1枚の紙。
 見た所は、どこにでもありそうな、ただの紙だ。

「……それだけですか?」
「いや、他にもある。だが、これは……? 意味がわからない……」

 キバヤシさんは、怪訝な表情を浮かべて、紙を見ている。
 何が書いてあるのか見てみたくて、横から覗いてみたら……。






22 番組の途中ですが名無しです 2005/10/19(水) 09:50:27 ID:NeLxQjnC0
 サンマの塩焼きジュウジュウ 大根おろしショリショリッ
 炊き立てご飯パカッフワッ ポン酢トットットッ…

 ハムッ ハフハフ、ハフッ!!

28 番組の途中ですが名無しです 2005/10/19(水) 09:55:23 ID:OFGC6WZO0
 >>22
 きめぇよ 死ね

29 番組の途中ですが名無しです 2005/10/19(水) 09:58:00 ID:lOlE2ekmO
 >>22
 うわ キモ




「……うわっ」

 最後まで読んだ瞬間、無意識に、こんな声が出ていた。
 何故だろうか、このレス群には、言葉にできない気持ち悪さがある。
 一体、なんでこんな物が……。

「ま、まあこれは別にいいだろう…………とにかく、全部出してみよう」








「変な紙に、竹刀に……残りは……」


 _,,..i'"':,
|\`、: i'、
.\\`_',..-i
  .\|_,..-┘

「これって…………」
「……何処からどう見ても、ティッシュだな……」

 結局、僕の支給品は。 
 この状況では頼りないけれど、無いよりはいい、と言った感じの竹刀と……。
 変なレスが印刷されている紙が一枚と、何の変哲もない、ただのティッシュ一箱。
 少なくとも……恵まれているとは、御世辞にも言えない。
 あまりにも酷い結果に、がくりと肩を落として溜息をついた、瞬間だった。

「……ああっ!?」




                   _,,..i'"':,
                   |\`、: i'、
                      \ \`_',..-i
                     \|_,. -┘
            タタタッ    _ノ )  ノ
                  ノ ///
                 _//  | (_
                  .. レ´  ー`



 突然、ティッシュ箱から足が生えて、颯爽と走り出した!
 ……呆気に取られている間に、ティッシュ箱は部屋から飛び出していった。



「――――うわっ、何だ!?」



 それと同時に、部屋の外から誰かの声が聞こえた……。








「……そうか、あの妙なティッシュは……」
「いや、俺達もあんな変なティッシュとは思ってなくてな……驚かせてすまない」

 ……先程から、イーノックはキバヤシと名乗った男と喋っている。
 それを横から黙って見ているのは、マウンテンバイクと名乗った学生。そして、私は。
 自身の鞄を抱える形で、近くの椅子に座っている……。
 油断しちゃ、いけない。だからこそ、"万が一"の時に備えて、私は、ポケットに――――。

(…………油断しちゃいけない)

 自分に言い聞かせるように、心の中で反復する。

「……ここに来るまでに、誰かと会ったか?」
「ああ、会ったよ。そいつらは……」

 タクシーの車内の時同様、今度も上手く追求を躱すことが出来れば……。
 でも、そんなことが、2度も起こり得るのだろうか?
 だけど今の私には、それが運良く起こってくれることを祈ることしかできない。

「意思を持っている戦闘機? ……こんな時に冗談はよしてくれ」
「ジョウダンモトキトバアイヲカンガエロヨ」
「こんなときに、冗談を言う程俺は馬鹿じゃない。本当なんだ」
「ですが、そんな突飛な話を、突然信じろと言われても……」

 変哲のない会話。それなのに、気になって仕方がない。
 いつ、私の事に触れてくるのか。
 いつ、私の事を聴かれてしまうのか。
 そんなことを、嫌でも気にしてしまう。
 ……冷や汗が、つうと頬を伝っていく。

「確かに信じてもらいにくい話だが……本当だ。この目で見たんだ」

 少し、間を置いて。
 キバヤシが、答えた。

「……半信半疑ではあるが、とりあえずは信じよう……。それで、そいつはどこにいたんだ?」
「病院にいた。今もいるのかは、分からないが……」
「いや、戦闘機ならかなり大きい筈。飛び立つのも、市街を移動するのも容易ではないだろう。
 ……そこから考えると、まだいるかもしれないな……」


 こうしている内にも、タケシの身に危機が迫っているのかもしれない。
 でも、今の私には何もできない。
 タケシがどこにいるのかも分からないし、何をしているのかも分からない。
 定時更新で名前が出なかったから、殺し合いには乗っていないと言うのは分かる。
 自分勝手かもしれないけれど……タケシには、誰も殺めずにいてもらいたい。
 タケシは、人を殺せるような子じゃない。
 それは分かっているけれど、こんな状況じゃ、何が起こるかわからない。
 分からないからこそ、私はその"原因"を消さないといけない……。
 ――――タケシのために、手を血で染めるのは私だけでいい。



「それで……2人はどうするつもりなんだ」
「俺は……少ししたら、バイクと共に一旦ここを出るつもりだ。向かわなければならない所がある」
「向かう所?」
「ああ、少し離れた場所に、レストランがある。俺達は、そこに用事ができた……そっちは?」
「少しでも脱出に繋がる何かを探す。そして……全てを救う」

 漠然とした決意。
 だが、それを堂々と主張するイーノックの瞳には、決意の光が灯っていた。
 ……だけど、その光は、私には眩しすぎる。
 こんな状態の私には、とても……。
 そう考えていた私に、ついに"運命の分かれ目"が来てしまった。



「……そう言えば、まだお名前を訊いていませんでしたね」



 ――――反射的に声を挙げてしまいそうになるのを、必死で抑える。
 さらに、追い討ちをかけるような言葉が、キバヤシから放たれる。

「いや、待て。本人から訊くより良い方法がある……PDAを見せてくれないか?
 ……別に疑っている訳じゃない。状況が状況だからな。こういう事は、できるだけ確実にやりたい」
「分かった。別段、やましい事もないからな」

 そう言って、イーノックは鞄からPDAを取り出し、キバヤシに手渡す。

「竹安佐和記……定時更新に、名前は出てないです」

 1秒経つごとに、胸の鼓動が早くなるような気がする。
 ……もしかしたら、死刑執行を待つ死刑囚の気持ちは、こういうものなのかもしれない。
 逃れられない結果から、逃れようと全力でもがいても、どうしようもない。

「……さて、次は貴女だ。済まないが、PDAを見せてくれないか?」

 どうすれば、どうすればこの場をやり過ごせる!?
 もう方法なんて何もないのに、私は必死になんとかしようとしている。
 諦めて素直に渡してしまえば、全てが終わる。
 だが、渡すのを拒否すれば、どう考えても怪しまれる。
 ……殺人者の名前がハッキリと公表されている以上、絶対に。
 出し渋っても、時間稼ぎにもならない。
 ――――ここまで考えて、私はようやく、もう逃げられない事に、気が付いてしまった。
 PDAを、出しても出さなくても駄目、今更、偽名を名乗ることもできない。


「……すまない、あまり時間を浪費することもできないからな……見せて貰う」
「あっ……!」

 抱えていた私の鞄が、奪い取られた。こうなってしまっては、もう……。

「すぐに済む……あった、PDAだ。名前は……ッ」

 私のPDAを見て、小さく「そうか」と呟いた後に、キバヤシは黙り込んでしまった。

「キバヤシさん、どうしたんですか?」
「何か、あったのか?」
「オイ、オレニモミセロヨ!」
「……」

 黙ったまま、キバヤシは私を除く全員にPDAを見せた。
 ……見る見るうちに、表情が変わるのが見て取れる。
 でも、別におかしいことなんかじゃない……。
 何食わぬ顔で一緒に行動していた相手が、実は殺人犯だったと分かったのだから。

「どういうことなのか、説明して貰おうか。何故、この"ウララー"とか言う奴を、手にかけたのか。
 何故今まで黙っていたのか。故意だったのか、事故だったのか……」

 説明して貰おう、なんて言われて、素直に話せる訳がない。
 だけれど、こんな状況でだんまりを決め込んでも、意味はない。
 ……ここにいる人達全てが、私に対して視線を向けている。
 その視線から、感じ取れる物は、どれも心地のいいものじゃない。
 目は口程に物を言う、という言葉を、身を以て学んだのはこれが初めて……。

「……どうしますか?」
「どうするか……とりあえず、妙な気を起こされても困るからな。ここで大人しくしてもらうか……」
「ここでですか? でも、どうするんです」
「誰か見張っていればいい……その見張り役になれる人間が、いればの話だが……」

 やはり、ここで足止めを食らってしまうのか。
 ……私は、ただ息子を護ろうとしているだけなのに、どうしてこうなってしまうのだろうか。
 命をかけてでも息子を護ろうとするのは、いけない事なの?
 いけない事だから、こうやって、全ての物事が、私の行く手を塞いでいるの?
 ……そんなことはない。そんなことはないと、信じたい。
 もし駄目だと言うのなら、今まで私のやって来た事はすべて……。
 そう考えていた最中に。

「その見張り役、俺にやらせてくれ。この人を、ここに連れて来たのは、俺だからな……」

 唐突に口を開いたイーノック……いや、竹安が突然、そんな事を言いだした。
 私を、"殺人者"をそうでない集団に連れて来た負い目があったのだろうか。
 ……別に、あなたに責任はないのに、どうしてそんなことを?
 もしかしたら――――私に、殺される可能性もあるのに。

「何か、責任のようなものでも感じているのか?」

 私が思っていた事を、キバヤシが竹安に訊いた。

「……あんたらは用事があるんだろう? これは俺が招いた事態、と言うのも妙かもしれないが……
 似たような物だ。だから、俺が責任を――――ッ!?」













 台詞は、遠方から伝わる、突然の爆発音で。
 遠方から届く、前触れのない光で。
 唐突に、遮られた。











「な!?」
「えっ!?」
「ナンダヨイマノ!!」

 ここにいる、私を含む全ての注目が、音と光に向く。
 それは即ち、注目対象が"私"から"音と光"に切り替わったことを意味する。
 そうだ。意識が向けられていない、今ならば。
 ――――逃げ出す、絶好のチャンスだ。

「……っ!」

 素早く立ち上がり、出口目指して一目散に走り出す。
 ……この行動に一番最初に気づいたのは竹安だった。後の2人も、少し遅れて追いかけてくる。
 追いつかれてしまったら、終わりだ。
 次はない。後もない。だからこそ……思い切って、"これ"を使わなければならない。
 ポケットから抜き、振り向きざまに3人にむかって向ける。
 ……私の手にあるのは、3人を相手にするには頼りないもの。
 でも、足止めをするには、十分すぎるもの。


「私にはどうしても、やらなきゃいけないことがあるの……だから、ここで足止めされる訳にはいかない……!」


 ――――私の支給品だった、拳銃。

「な……」

 突然のことに呆気に取られている3人から銃口を逸らさずに、じりじりと下がる。
 ……図書館の表には、タクシーが停められたままのはず。
 それに乗って逃げれば、少なくともこの3人は撒けるだろう。
 そのあとは、タクシーでタケシを探せばいい。
 ……荷物はなくなってしまうけれど、足止めされるよりはましだ。
 ごめんね。タケシに渡そうとしたもの、カーチャン渡せそうにないよ。
 それと……この拳銃だって、本当は……。
 "なにもしていない人"には向けたくなかったけれど。
 今だけは、向けなければ、私が……。



「駄目だッ!」



 大声と共に、私に飛びかかって来たのは……竹安。
 思いがけない行動を受けて、私は、反射的に――――。









 引き金を、引いてしまった。









 乾いた音と共に、銃弾が飛んで行く。それは、まるで……操られているかの様に。
 ……竹安に、当たった。

「ぐう……っ……!?」

 当たった箇所を押さえ、目を白黒させながら、竹安は、仰向けに倒れた。
 胸の辺りを押さえ、苦悶の表情を浮かべている。
 手の間から血が滲み、見る見るうちに、血の色に染まる。
 ……撃って、しまった。
 自分を守るためとは言え、殺し合いに乗っていない相手を。
 私は、撃ってしまった。

「竹安ッ!!」

 キバヤシの悲痛な叫びで、半ば呆然としていた私の意識が、現実に引き戻される。

(そうだ……逃げなきゃ……!)

 ……逃げなければ。
 こうなってしまった以上、もはや逃げる他はない。
 そう思った私は、倒れた竹安に背を向けて、外へ走り出した。







「ぐう……っ……!?」
「竹安ッ!!」

 キバヤシの声が聞こえる。その後、走り去っていく足音が俺の耳に入って来る……。
 一体誰だ……つっても、考えられるのは1人しかいないが……。
 だが、今の俺にはどうしようもない。
 胸が痛くて、追いかけるどころかまともに動くこともできそうにない。
 傷口から、血の流れ出る感覚が、伝わって来る。

「あ……ぐ」

 銃で撃たれると、これほどまでに痛いなんて。
 まるで、胸元に焼けた鉄の棒を突き刺されたような……。
 ……俺の傷の具合はどんな感じなんだ、どれくらい血が出てるんだ?
 そんな事を聞こうにも、痛みで思うように喋れない。

「傷は!? どうなんです!?」
「分からないッ! だが、この出血じゃ、どうにも――――」

 近くにいる筈なのに、声が、良く聞こえない。
 それでも、2人が俺を助けようとしているのだけは、しっかり分かる。
 ――――こんな俺の命を、この世に繋ぎ止めようとしてくれているんだ。
 まだ、出会ってから1時間も経っていないというのに……。
 どうして、俺を。

「……! 僕の荷物に、道具がありました!! すぐに取ってきます!!」
「分かった!!」

 2人がこれだけ頑張ってるのに、当の俺は何も出来ずに、死へと引きずられて行っている。
 抗えないほどに強く、しっかりと。
 "死"が、俺を掴んで、離してくれない。
 ……俺は、まだ死ぬ訳にはいかない。
 まだまだ、やらなければならない事が、沢山残っているんだ。
 それなのに、俺はここで、死んでしまうのか?
 しっかりしろよ!俺は、"全てを救う"んだろ?なのに、ここで死んでもいいのか?
 まだ俺は、やれるはずだ。
 まだ、"イーノック"は死なない。死ねない。死ぬ訳にはいかない……。
 ああ、でも、どうしてなんだ。
 ――――虚しさを感じるのは、何故だ。




(…………どれだけ考えても、俺の体は動いてくれない、か…………)




 ……自分で自分を鼓舞しても、ただただ体の力が抜けて行くのみ。
 するり、と指の間を、水が通り抜けて行くように。
 もう、目もかすんでよく見えない。
 キバヤシと思われる人物が、懸命に俺の胸辺りに手当てらしき何かをしているのが、ぼんやりと見える。

(……誰かを救うはずが……誰も救えずに、死ぬのか……)

 結果的には、俺は、誰も救えずに死ぬ事になる。
 ……あまりにも、不本意だ。
 だけど、考えてみれば、こうやって"イーノック"として生きようとしたのも……。
 ――――あの、男のお陰……と言う言い方もおかしいが……だったのかもしれない。

「キ、キバヤシさん! 竹安さんの服が……消えて行きます!」
「そんなバカな……!」

 何……?俺の一番いい装備が、消えている?
 俺をイーノックたらしめていた、"一番いい装備"が、消えていっているのか。
 と言うことは、俺は完全に"竹安佐和記"として、死ぬんだな。
 ……考えてみれば、ただの男だった俺に、誰かを"救う"なんてのは、大役過ぎたのかもな。
 でも……少なくとも、俺がここでやったことは、まるっきり無駄にはならないはずだ。













(そう考えて死ななきゃ……死んでも、死にきれないじゃないか――――)















(…………撃ってしまった…………)

 震える手で、拳銃を握りしめながら、一人車内でうつむくカーチャン。

(撃つつもりはなかった、はずなのに。手が、無意識に)

 撃つつもりはなかった。
 威嚇するだけのつもりだった。
 いくら言い訳を重ねようが、撃った事実は変わらない。
 そして、放たれた弾丸が竹安に当たったと言う事実も。

(あの後どうなったのか、私には、知る術はない……)

 逃げる際に、拳銃を覗いた荷物の全ては、図書館に置いたまま。
 カーチャンの放った凶弾は、竹安の命を奪ってしまった事を、知ることは、できない。

(でも、予想はついてしまう…………よく見ていなかったけれど、弾は、確か胸の辺りに……)

 その辺りに当たってしまえば、相手を殺害してしまう可能性は、十分に在りうる……。
 その事実が、弱ったカーチャンの心を締め付ける。

(ああ、私は何をしているの? タケシも護れず、その上こんなことまで……!)


 そして、そんなカーチャンの苦悩など知らずに、ただ走り続けるタクシー。
 この先、カーチャンは一体どこへ向かって行くのだろうか。

(一番、やらなければならないこと……"正しい道"は、一体どれなの……?)

 辿り着く先は、天国か、はたまた地獄なのか……。
 それは、誰にも分からない。



【D-3/一日目・朝】
【カーチャン@ニュー速VIP】
[状態]:健康、強いストレス、精神疲労(大)
[装備]:アロハ調館内着@現地調達、ベレッタM92(14/15)@現実
[道具]:なし
[思考・状況]
基本:必ずタケシを生き残らせる
1:……。
2:タケシの害になりそうな参加者を、命を賭けて排除する
※タクシー@AAに乗っています










「……くっ……」
「竹安さん……ううっ……」

 床に横たわったままの竹安と、その横で涙を流すキバヤシとマウンテンバイク。
 今、この場で出来る事はした。だが、その甲斐も虚しく……。
 失われかけた竹安の命を、この世に繋ぎ止める事は……できなかった。
 もし、道具があったとしても、結果が変わっていたかは、分からない。
 一度過ぎ去った過去は、もう誰にも変えられない。

(できる限りの事はしたつもりだ……だが、俺は……!!)

 ……悔しさのあまりに握りしめられた、キバヤシの拳。
 その拳から、つうと血が滴り、床に落ちる。

「くそ……くそっ……!!」


 どれだけ悔やんでも、もう後戻りは出来ない。
 そんな事は、分かっていた。分かっているのだ。
 頭でそれを認めていても、心が、それを受け入れてくれない。





 静かな図書館の中に、2人の嗚咽が、小さく響いていた。





【竹安佐和記@ゲームサロン 死亡】
※一番いい装備@エルシャダイは消滅しました。



【D-3・図書館/一日目・朝】
【マウンテンバイク@オカルト】
[状態]:健康、精神疲労(中)、川越への恐れ、苦悩
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、竹刀@現実、治療用具一式@現実
    『ハムッ ハフハフ、ハフッ!!』の紙@コピペ
[思考・状況]
基本:殺し合う気はない
1:竹安さん……
2:レストランには、あまり戻りたくないけれど……
3:"スタンド使い"って何だろうか?

【キバヤシ@AA】
[状態]:健康、精神疲労(小)、両手が血濡れ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、Vやねん!タイガース×36@なんでも実況J
[思考・状況]
基本:バトルロワイヤルの謎を解明する
1:……俺は……
2:川越をどうするべきか……
3:図書館以外の場所も調査したいが、今は……
4:バトロワは鮫島事件と何か関係がある……? だが、諸説が多すぎて現時点ではどうしようもない

【ジサクジエン@AA】
[状態]:(・A・)アマリ、イクナイ
[思考・状況]
基本:キバヤシに従う
1:…………
2:ニンポーチョーニ、クワシクナッタヨ

※カーチャンの持ち物・竹安佐和記の持ち物は図書館内に放置されています
※ティッシュ@AAはどこかへ行ってしまいました


≪支給品紹介≫
【『ハムッ ハフハフ、ハフッ!!』の紙@コピペ】
2005年に立てられたスレ『炊き立てホカホカのご飯マジうめえwwww』というスレより。

【ティッシュ@AA】

     /\___/ヽ
    /    ::::::::::::::::\
    |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::|
   |  .゙  ̄"  |゙ ̄ " :::|   なんだかよくわからないけど
    |     ` '    ::|   ここにティッシュ置いときますね。
    \  ヽニニ='  ::/
    /`'ー‐---‐一'´\
   /         ::::i  ヽ
  |   |       :::;;l  |
 ̄_|,..i'"':, ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |\`、: i'、
  .\\`_',..-i
   .\|_,..-┘

No.95:鬼子「どうしましたのクラウドさん、いきなり私を押し倒すなんて……」 時系列順 No.:[[]]
No.95:鬼子「どうしましたのクラウドさん、いきなり私を押し倒すなんて……」 投下順 No.:[[]]
No.83:――の前の静けさ 竹安佐和記 死亡
カーチャン No.:[[]]
マウンテンバイク No.:[[]]
キバヤシ No.:[[]]