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殺し合う気はない。
人殺しなんて、怖くてできたもんじゃない。

  |    
  |  (ノA`;)
 ./ ̄ ( ヘヘ

とにかく、死なないように、生きるしかない。


でも。

     ..
  ..::('A`;):
 ━(ノ):
   :<<::

ここに来た時点でこういう事になるだろうとは思っていた。
だけど、俺は覚悟はまだ出来上がってなかった。


 ◆


怖かった。

平穏に生きてきた子供にとって、大人とは常に優しい存在なのだ。

遊ぶ子供を見て、大人はニコニコとほほ笑み。
学ぼうとする子供たちに、大人は喜んで様々な事を教え。
悪いことをした子供は、大人は厳しく叱り付ける。

そう。怒るのではない、叱っているのだ。
子供同士不満をぶつけあう時のように、悪意を叩きつけているわけではない。
だから。



 『黙れ! ――――そっちがその気なら……こっちから殺ってやる!!』



だから怖かった。
大人から受ける威圧が、怒号が、殺意が。
これまで味わった事の無い恐怖を湧き起こした。



ダン、ダン、ダン、床を響かせる足音。

ガラララ、ガチャリ、と扉が乱暴に開かれる。


「いないのか?」


男の声が耳にハッキリと響く。
拳銃を握るタケシの手は、小刻みに揺れていた。
引き金に触れる指先は汗に濡れ、滑りそうだった。


怖かった。


 ヒュン、と風を切る音と同時に、近くにあった棚が……砕けた。


 ガラガラと、ブロック塀の崩れる音が。
 バキバキと、家屋の壊れる音が、響いてくる。


ドッジボールの球などとは当然わけが違う。
その一撃は、自動車が突っ込んでくるのと変わらない。
そんな凶器を自分へと目掛けて、平然と振りかざす大人が迫ってくる。


   ハァ……

 ハァッ……      ハァ……
    ハァッ……!


 ハッ……        ハァッ……


だから、殺らねばならない。
心臓がバクンバクンと跳ねあがり、肺が締め付けられ、喉元が痛くなった。

視覚には変哲もない、こげ茶色の木製の扉のみ。
その分研ぎ澄まされた聴覚が激しく警告を促す。
身体の内側からも、外側からも騒がしく。

「どこかに」 ガラララッ


ドクンッ

  ドクンッ   ドクンッ

「隠れて」   タ、タ、タ、タ


 ドクンッ   ドクンッ

   ドクンッ


「居るのか?」 ガ タ ン、 ド サ ッ


ドクンッ!     ドクンッ!
  ドクンッ!      ドクンッ!
 ドクンッ!      ドクンッ!
   ドクンッ!      ドクンッ!


来る。

あいつは俺たちを殺しに、来る。



冷え切った指先で、機関銃をグッと強く握った。
あの狂った男を殺さなければならない。
だって、そうでなくてはこちらが殺される。
鉄球で身体を撃ち抜かれ、骨と、内臓と、肉と、血液とが飛び出して殺される。
悲鳴をあげるゆっくり達もおそらく、生卵のようにグチャグチャに潰される。


嫌だ。それだけは絶対に嫌だ。
だから、あいつを殺さなくてはならない。





                 ガチャッ





ドアノブが回される。
軋んだ音を立てて扉が開く。

ためらってはいけない。
迷っていたらすぐに殺される。

もう後には引けない。
俺は覚悟を決め、引き金を引く。
全てはあっけなく終わる――
















怖かった。



――指が、動かない。
だって人を殺すのが怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。
怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。
怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。
怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。
怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。

殺すのが、失敗が、死体が、殺すのが、罪が、罰が、死が、殺すのが、殺すのが、怖い。怖い。怖い。

でも。
動け。動け。動け。動け。


だってここで止めたら……


動け。


動けよ!!!!!!!!!









  あ










                      _,,,,,,,,,,,,,,,,,_
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「お 前 ッ ……! こ の ……!」



――嫌だ、死にたくない。



天秤が傾く。

極限に達した怯えは、一線を越える躊躇を消失させた。


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壁にもたれるように、キユが倒れている。
胸と、顔と、額の三カ所から、ベッタリとした赤い体液を垂れ流している。

「……や、殺った……俺が……」

そうだ、確実に死に至らしめた。
連続して放たれた反動で、銃口が少しづつ上がっていったため、縦に三つの穴が並んでいた。
穴は壁と天井にも真っ直ぐに7つほど続き、うっすらと煙をあげている。

「……な、なぁ……。俺、大丈夫だよな……?
 人殺しになっちまった……。で、でも、今のは仕方ないよな……? な、なぁ?」
「ゆゆっ……」
「俺、こんなヤバイ事したけども……。
 お前らもこれは、仕方ない事だって言ってくれるよな……?」

生きている人間の意識を、永遠に闇へと沈めてしまった。
もう二度と戻らない、俺が殺したという事実は決して覆せない。

狼狽えるゆっくり霊夢の大きな瞳は、ガタガタと怯えるタケシの姿を映していた。
今のタケシは、危機を脱した安堵よりも、自分の手が穢れた事の方が恐ろしかったのだ。

「わ、わからないよ……」
「私たちにはわからない」

ゆっくり霊夢、そしてゆっくり魔理沙はそう答えた。

命を奪う事が、本当に仕方ない事だと言えるのか。
身の安全のためなら、本当に殺人を肯定してもいいものか、と。
それは、彼女たちも迷っていた。

別にタケシの行為に反対する事も、軽蔑する事も無い。
この殺し合いの場においては、正当防衛をしなくてはいけない事態があるのはわかっていたからだ。
ただ、バトルロワイアルそのものが常時『正当防衛が適用される』空間である。
その中でも殺人に賛同が出来ないからこそ、自分たちは今までゆっくり逃げ惑ってきたのではないか。

ゆえに、このような事態ならば殺人してもOKかと問われて、軽々しく首を縦に触れなかった。
建前などではない、本当の意見。そう、彼女たちはとても正直だった。


――裏切られた気分だ。


俺は強く舌打ちをし、そして。

「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

吐き出すように、叫んでいた。
そしてすぐそばの食器棚を思い切り蹴りを入れた。
壮絶な音を響かせて、台所の床に尖った破片が散らばる。

「……ああ、ああ、ああ、ああッ!!!
 いいんだよコレで!! そうだろ、仕方ねぇだろうがよ!!
 俺は死にたくなかったんだ、お前らも死にたくないだろ、そうだろ!?
 あぁクソ、クソッタレがよぉ、何も文句言うんじゃねえぞ!! いいか!?」

ぜぇぜぇと大きく息を付かせながら、目を剥いて驚愕しているゆっくりに対して怒鳴った。
その声からは、震えを隠しきれていない。
それは自分でもわかっていて、それが一層腹立たしかった。
俺の心情を察したのか、ゆっくり達は何も言わなかった。


俺は間違ってなんかいない。絶対に間違ってなんかいない。
殺人鬼を倒したんだ、悪い事じゃない、許される事なんだ!
これは許される事、そうだろ!?


「全く、さっさと他の場所行くぞ!!
 こんな死体現場にずっと居たら、頭がおかしくなる!」
「「ゆゆゆっ!?」」

そう言ってタケシは玄関へとさっさと歩く。
ゆっくり達はその後を追おうとする。

「……あ、その殺人鬼の道具拾ってけよ」

足を止め、振り向かずに命令した。
ガサゴソとした音が聞こえ、まもなく頭の上に鞄を乗っけたゆっくり魔理沙が視界へと入る。
それを確認した俺は、玄関の扉を開け、妙にまぶしい屋外へと出た。


地図も見ずに、道が続くままに脚を進めていく。
もう、どこへ辿り着いても構わなかった。
とにかくこの場から離れられるならば……。



【キユ@週刊少年漫画 死亡】



【A-5・民家/1日目・朝】
【タケシ@ニュー速VIP】
[状態]:精神不安定、疲労(小)、埃まみれ
[装備]:イングラムM10(22/32)@現実
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、麦茶(残り3/4)@ニュー速VIP、コンビーフ缶@現実、シュールストレミング@現実
[思考・状況]
基本:殺し合う気は無い。死にたくもない
1:俺は悪くない、悪くないんだ!
2:少しでも罪悪感を飛ばすために、どこかを目指す。
3:カーチャン……
※2chに関する記憶があるようですが、あまりはっきりしていないようです


【ゆっくりしていってね!!@AA】
[状態]:健康、ゆっくり、疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品×0~2、ガーレ@エルシャダイ、キユのデイパック(基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、靴墨@現実 )
[思考・状況]
共通:ゆっくりしていってね!!!
1:タケシについていく
2:内心、虐待画像を目の当たりにして気分が落ち込んでいる
※ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙、2体で1人扱いのようです
※片方が死亡したらどうなるかは、後続の書き手さんにお任せします