2ちゃんねる・バトルロワイアルwiki
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ja
2019-03-03T16:43:54+09:00
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孔明「これがチハちゃんですか」
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/256.html
*孔明「これがチハちゃんですか」 ◆m8iVFhkTec
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キュラキュラキュラキュラキュラキュラ……
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迷彩色が施された巨大な鉄の塊が、歯車の軋んだような音を立てながら石畳を踏みしめ行く。
傍らに付き従うのは小太りの男。前のめりになった姿勢からは疲労の色が伺える。
「ふむ、兵士にしてはだらしなさ過ぎる体型だが……。
とりあえずあの顔つきからして、日本人なのは間違いあるまい。
加えて殺し合いにおいて戦車を走らせるなど、参加者にしてはあまりにも異色」
「うむ、いささか不自然にもほどがある。
スターリン殿、やはりあの者たちはファシストの一員なのでしょうか」
「あぁ、私はそう見ている」
物陰に身を潜めつつ、軍服と道服の二人の男が尾行していた。
数刻前にライオンを生捕る事に成功した、スターリンと孔明である。
まず、彼らは『学校を本拠地に据えて反逆を行う』事を行動方針と決めた。
それに際し、周辺の地理を把握する必要があるとして、散歩を行っていたのだ。
また散歩を兼ねて、スターリンは孔明に現代に関する知識を教えていた。
2019-03-03T16:43:54+09:00
1551599034
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大神と3匹の子羊
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/255.html
「これはまずいことになりましね…」
深刻な表情を浮かべそう言うファヌソは焦っていた。
さきほどの青年が、お医者さんカバンを使用してくれたおかげで一命は取り留めた。
しかしファヌソは自身の体の異変を感じていた。
神通力で自身をスキャンして細部まで確認した結果、ファヌソは詳細を理解した。
外傷は癒えたが全身から神通力そのものが失われていっている。
急激にではないが、常温に置かれた氷の塊がじわじわと溶け出すように、少しずつ神通力は失われていった。
おそらく竹安の装備が大きく破損するか消滅するような事態が起きたのではないかとファヌソが推理する。
それが原因で神通力そのものの根底の部分に致命的な損傷を受けた。
そして、このまま放置すれば自分は消滅する。
神族である彼にとって、神通力の源泉は魂そのものであり、それが傷付くことは生命に関わる緊急事態だった。
この状況を打開する方法が一つだけあった。
神通力ではなく、肉と血の力で生命を維持する存在になる。
つまり神格を捨てて生身の人間になることだった。
ファヌソは手強いローグ型ダンジョンRPGをプレイしているときのように頭をフル回転させて考えを巡らせていた。あまり時間はない。
今のうちに何かできることはないのだろうかと。
どうせ消えてしまう神通力だ。これを使って今後の展開を有利にするには…
「名案が浮かびました!同僚の神々の力を借りればよいではありませんか!」
そもそも自分が本来持つ力を思うように使えないのは、この忌々しい首輪のせいだ。
ならば外部に助けを求めて彼らの力を借りれば良いだけの話だった。
本来であれば相手の都合などお構いなしに強制召喚して参戦させてやりたいのだが、神を召喚するには神通力が足りない。
そこで手紙を送ることにした。向こうからこちらに来る分には自分の神通力が不足していてもまったく問題はなかった。
神通力を使えば手紙の10通や20通、次元の壁を超えてでも発送可能だった。
「これでいよいよひろゆきもおしまいですね。このような名案を思い付くとは、さすが私」
自分の置かれた状況と救援を求むと旨をしたため、さっそく手紙を送る。
返事はすぐに帰ってきた。
他の神々曰く。
元祖神「新作ゲームプレイ中。だめだめ( `・ω・´)ノシ」
紙様「事務用品A
2015-07-28T19:38:26+09:00
1438079906
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クエスチョン オブ オナー
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/254.html
殺し合う気はない。
人殺しなんて、怖くてできたもんじゃない。
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とにかく、死なないように、生きるしかない。
でも。
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ここに来た時点でこういう事になるだろうとは思っていた。
だけど、俺は覚悟はまだ出来上がってなかった。
◆
怖かった。
平穏に生きてきた子供にとって、大人とは常に優しい存在なのだ。
遊ぶ子供を見て、大人はニコニコとほほ笑み。
学ぼうとする子供たちに、大人は喜んで様々な事を教え。
悪いことをした子供は、大人は厳しく叱り付ける。
そう。怒るのではない、叱っているのだ。
子供同士不満をぶつけあう時のように、悪意を叩きつけているわけではない。
だから。
『黙れ! ――――そっちがその気なら……こっちから殺ってやる!!』
だから怖かった。
大人から受ける威圧が、怒号が、殺意が。
これまで味わった事の無い恐怖を湧き起こした。
ダン、ダン、ダン、床を響かせる足音。
ガラララ、ガチャリ、と扉が乱暴に開かれる。
「いないのか?」
男の声が耳にハッキリと響く。
拳銃を握るタケシの手は、小刻みに揺れていた。
引き金に触れる指先は汗に濡れ、滑りそうだった。
怖かった。
ヒュン、と風を切る音と同時に、近くにあった棚が……砕けた。
ガラガラと、ブロック塀の崩れる音が。
バキバキと、家屋の壊れる音が、響いてくる。
ドッジボールの球などとは当然わけが違う。
その一撃は、自動車が突っ込んでくるのと変わらない。
そんな凶器を自分へと目掛けて、平然と振りかざす大人が迫ってくる。
ハァ……
ハァッ…… ハァ……
ハァッ……!
ハッ…… ハァッ……
だから、殺らねばならない。
心臓がバクンバクンと跳ねあがり、肺が締め付けられ、喉元が痛くなった。
視覚には変哲もない、こげ茶色の木製の扉のみ。
そ
2016-10-06T22:18:57+09:00
1475759937
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孔明「あれがチハちゃんですか」
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/253.html
*孔明「あれがチハちゃんですか」 ◆m8iVFhkTec
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キュラキュラキュラキュラキュラキュラ……
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~~ | 、/ ) ヽ~~~~~~~~~~~~´ ~~~~~~~~~~´
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迷彩色が施された巨大な鉄の塊が、歯車の軋んだような音を立てながら石畳を踏みしめ行く。
傍らに付き従うのは小太りの男。前のめりになった姿勢からは疲労の色が伺える。
「ふむ、兵士にしてはだらしなさ過ぎる体型だが……。
とりあえずあの顔つきからして、日本人なのは間違いあるまい。
加えて殺し合いにおいて戦車を走らせるなど、参加者にしてはあまりにも異色」
「うむ、いささか不自然にもほどがある。
スターリン殿、やはりあの者たちはファシストの一員なのでしょうか」
「あぁ、私はそう見ている」
物陰に身を潜めつつ、軍服と道服の二人の男が尾行していた。
数刻前にライオンを生捕る事に成功した、スターリンと孔明である。
まず、彼らは『学校を本拠地に据えて反逆を行う』事を行動方針と決めた。
それに際し、周辺の地理を把握する必要があるとして、散歩を行っていたのだ。
また散歩を兼ねて、スターリンは孔明に現代に関する知識を教えていた。
2016-10-06T22:27:38+09:00
1475760458
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悲しみの弔鐘はもう――
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/252.html
*悲しみの弔鐘はもう―― ◆m8iVFhkTec
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その民家において約二時間が過ぎ、これといった出来事は無かった。
22歳のELTのギターの人に似た男性と、あどけなく幼い姿の女神。
電車男と女神イズンは、ほとんど会話を交わさずにいた。
ふぅ、とテーブルに頬杖をついてため息をこぼした。
そしてふらりと立ち上がり、散らばった室内を何となく物色する。
切手とか通帳とかワイシャツとかジーンズとか食器とか、……要らないんだよなぁ。
なお、包丁やカッターなどの、刃物の類は何故か見つからなかった。
廊下の方を見ると、リビングとを隔てるドアのガラス越しに、うっすらと人影が見える。
電車男は、玄関の側でうずくまってPDAをじっと見ていた。
泣き腫らして充血した瞳が、画面のぼんやりとした光でも見て取れた。
あまりの悲壮感に、見るだけで心が痛む。
しかし、イズンはそんな彼に声をかけることが出来なかった。
果たして、軽々しく元気付けて良いものだろうか?
もしかすれば、彼は今必死に自分の悲しみと向き合っているかもしれないのに。
心の整理が着くまでは、そっとしておくのがベストなのではないか。
ただ、本心からすればそれを待つのが実にもどかしく思っていた。
この無為な時間を過ごす間に、殺し合いでの犠牲は増え続けているに違いない。
一刻も早く巨神を討ち滅ぼさねばならない。
でも、恋人を失った電車男に無理強いをするなんて……そんな勇気は私には……。
イズンは自分に言い聞かせる。
――これは戦士の休息なのです。決して無為な時間ではありません。
あの兄妹――フレイとフレイヤならば戦場を駆け回って、瞬く間に巨人族へと反旗を翻す事が出来るだろう。
だが、神々である彼らと人間である電車男を比べてしまうのはあまりにお門違いだ。
……でも、早々に立ち直って欲しいと思っている。
心情を察しているにも関わらず、自分の導く道を迅速に進んで欲しいと思っている。
――私の思考は、少し身勝手かもしれません……。
イズンはまた、何度目かわからないため息を溢した。
◆
この異世界は2013年のもの。
本来自分がいた場所より9年も後の世界。
電車男は、「男達が後ろから撃たれるスレ」を
2014-08-20T10:37:43+09:00
1408498663
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101~150
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/251.html
**【101~110】
|No.|題名|作者|位置|登場人物|
|101|[[悲しみの弔鐘はもう――]]|[[◆m8iVFhkTec]]|E-3|電車男、イズン様、クマー|
|102|[[孔明「これがチハちゃんですか」]]|[[◆m8iVFhkTec]]|B-2|孔明、スターリン、サバンナ、やる夫、畜生マッマ、チハ|
||||||
//テンプレ用に。
//**【111~120】
//|No.|題名|作者|位置|登場人物|
//**【121~130】
//|No.|題名|作者|位置|登場人物|
//**【131~140】
//|No.|題名|作者|位置|登場人物|
//**【141~150】
//|No.|題名|作者|位置|登場人物|
2014-08-20T10:33:30+09:00
1408498410
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究極の味、究極の代償
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/250.html
*究極の味、究極の代償 ◆i7XcZU0oTM
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太陽は、既に天高く上っている。
だが、照英一行の雰囲気は、まるでそこだけ影の中に入っているが如く暗い。
……数時間前の出来事の時点で、少なからず心に影は差していた。
それに追い討ちをかけてしまったのが、定時更新だった。
そこに名前が載っている事実が、そんな心に追い討ちをかける形となってしまったのだ。
……だが、それと同じように気まずい空気が漂っているところもあった。
(やっぱり、まだまだこの2人の間には、わだかまりが……)
そう、T-72神と801の姐さんの間に……。
幾度と無く、照英が間をとりなそうとしたのだが、どうにも上手く行かず。
結果、今の時間までこの微妙な空気が続いていた。
(……いつまでも、このままじゃいけない。でも、どうすれば)
焦れば焦る程、思考は絡まってしまう。
それでは駄目だ、落ちついて1つづつ解いて行けば、必ず答えは出る。
……そう、分かっていても。
不安が焦りを生んで、育ててしまうのだ。
(時が、解決してくれる……のを、待つ訳にもいかない)
これが日常の一幕であったなら、その選択をするのも1つの手。
だが、その手は…………使えない。
いつ襲われ、いつ命を落とすかわからないこの状況で、"時が解決する"のを待つ事は、できない。
(僕が……どうにか……)
そんな照英の悩みをよそに、801の姐さん達は道を進んで行く。
……どちらも、もしかしたら。
一歩踏み出すだけで、元に戻れるのかもしれない。
だけれど、その一歩は。果てしなく、大きい。
「……照英さん、PDAに反応が……」
黙っていた801の姐さんが、唐突に口を開き、PDAを指差す。
確かに、参加者の存在を現す光点が、前方に1つあった。
今の探知機の走査範囲は、約50メートルほど。
光点の位置を、実際の距離に変換すれば、30メートル程度。
だが……光点の動く速度が早い。
身を隠して様子を見るのか、警戒しながら接触するのか。
迷っている内に……反応の主は、照英たちの前に、姿を現した。
「……あ、照英さんじゃないですか。奇遇ですねぇ」
2014-04-06T09:38:03+09:00
1396744683
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Thank you for...
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/249.html
*Thank you for... ◆i7XcZU0oTM
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「うぐ…………」
民家のブロック塀にもたれかかるファヌソ。
左手で胸の辺りを押さえ、青ざめた表情で脂汗を浮かべている。
どうして、このような事態に陥っているのか?
(胸が……痛い)
ファヌソを突然襲った、胸の痛みのせいである。
「……なぜ」
こんな事態に陥っている理由を、頭の中で考えるファヌソ。
……浮かんだのは、1つの仮説。
(竹安の身に、何か、あった…………)
……この予想は、当たっていた。
だが、今のファヌソには、それを確かめる術はない。
(このままじゃ、碌に、行動することも……ああ、頭がクラクラする)
こうしている内にも、鋭い痛みが胸から頭へと伝わっている。
油断すれば、そのまま気を失って地面へと倒れ伏してしまいそうなほどに。
……こんな所で倒れるなんて、危険にも程がある行為だ。
それが分かっているからこそ、ファヌソは何とか意識を保とうと努力している。
……それでも、胸から迫り来る痛みが、ファヌソの意識を遠ざける。
(……ああ、そうだ……お医者さんカバン、を……つかえ、ば……)
背負っていた鞄を地面におろそうとしたところで、ファヌソの意識はプツリと途絶えた。
◆
「…………」
「ぽぽ」
街の真ん中を目指して、ただ歩き続ける内藤ホライゾン一行。
時折八尺様が「ぽぽぽ」と呟いたり、3ゲットロボが良く分からない事を言ったり……。
会話らしい会話は、ほぼ無いに等しかった。
それほど、内藤の気持ちは沈んでいるのかもしれない。
……同行者1人+1体とは、会話が成り立たないと言う理由も、あるかもしれないが。
(いつまでもこんな調子じゃ、Tさんに申し訳ないお……でも……)
「ぽぽ、ぽぽ……」
そんな様子の内藤の肩に、まるで励ますかのように、八尺様の手が触れる。
おおよそ恐ろしさとはかけ離れた、しなやかで美しい手が。
「……」
「ぽ、ぽぽっぽ」
何を伝えようとしているのか、相変わらず理解できなかった。
相変わらず、内藤にはただぽぽぽと言っているようにしか聞こえなかった。
2013-12-06T22:13:03+09:00
1386335583
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天才あらわる
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/248.html
*天才あらわる ◆m8iVFhkTec
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近鉄百貨店が見えてきたところで、モララーは足を止める。
きっと先ほどのメガホンでの呼びかけによって、何人かの参加者が集まっているだろう。
無論、自分がここに来たのは、間違ってもその輪の中に入るわけではない。
このモシン・ナガンで遠距離から襲撃をかけるのだ!
あんな不注意な呼びかけに集まる愚かな者なんて、格好の餌だ。
ボクはそれをありがたく頂いて、忍法帖レベルを稼いでやる!
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∧_∧
◯( ・∀・ )◯
\ / 「さぁて、一網打尽と行かせてもらうぜ!」
|⌒I、│
(_) ノ
∪
∬
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|・∀・) チラッ
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|. /
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慎重に物陰から百貨店前を覗き込む。
……誰もいない。
「流石にわかりやすいからって外に集合するわけないよね、普通屋内だよね」
周囲の気配に気を配りつつ、コソーリと来店する。
1階、2階……と順に、屋上まで足音を立てずに回ってみる。
しかし、どこにいても話し声と思わしきものは何一つなかった。
「え、いないの?」
拍子抜けする。
いや、確かにメガホンの呼びかけから1時間は経っているさ。
でもそんなさっさと場所移動しちゃうのか? それ遅れてきた奴カワイソス。
「ふざけんな、何処行ったんだよ対主催組」
首をかしげながら百貨店から出る。
そして近くの路地裏に身を隠した。
なんだろう、対主催パーティはどうなっているのか。
考えられる理由を脳内で巡らせた。
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\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ .`´ \
∧_∧
(・∀・∩
(つ 丿
⊂_ ノ
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「そうかわかった、誰も集まらなかったんだな!」
メガホンで呼びかけを行えば、自分のようなマーダーに目をつけられる可能性がある。
だからそういった危険性を見越して、誰もメガホンの主に接触を計らなかったに違いない。
というか、あんな支離滅
2013-11-24T22:18:20+09:00
1385299100
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You are next
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/247.html
*You are next ◆m8iVFhkTec
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「ここで大人しくしてるんだ、いいな」
「ええ、もちろんです。6時間後、キチンとお話致しますので……」
「どうだか……アンタの言うことは信じれるようなモンじゃない。
そう言うなら今すぐにでも情報を提供したらどうだ?
どうせ、もうそこから動けないことが確定しているんだ。
さっさと殺し合いを脱出出来たほうがアンタも下手に殺されるリスクが減るぞ」
「いいえ、そういうわけには参りません。情報を話せばそのまま殺されるかもしれませんから」
「俺はアンタをお情けで生かしてやってんだぞ? それに応えようと思わないのか?」
「私は慎重なものでして。本当に私の命が保証されたと確信したらすぐにでもお話します」
「面倒くさいやつだな……」
クタタンは得体の知れない愛想笑いを浮かべる。
ミルコ・クロコップはそれを憎たらしげに睨みつけた。
ここは病院1階にあるロッカールーム。
ベンチが2台ほど並べられ、壁にずらりとロッカーが固定されている。
それ以外には何もない、窓すらもない単純な構造の部屋。
クタタンはそこに両手をロープで縛られた状態で閉じ込められた。
抉られた右腕は止血され、包帯を巻いて応急処置を施されている。
「ところでこの赤と白の球、説明書はどこにやった?」
「それがですね、付属されてなかったんですよ。不備なものですよね。
……あぁ、それは爆弾です。かなりの威力を持ったとなっております。
知らずにそのボタンを押したところカウントダウンが始まったので、慌てて投げ捨てたのですが、建物が一つ壊れてしまいました」
「既に一つ使ったということは、そんなシロモノがいくつも入ってたってことか?」
「二つです。それが最後の一個となっております」
「どっちにしろ、こんなものを取っておくにはリスクが大きすぎる。後で破棄するぞ」
「フン、勿体無いですね……」
「もう一つ、この白い棒が何なのか答えろ」
「それはアーチという武器です。端を引っ張ると物体を浄化させるエネルギーが放出されます。
私を襲ってきた老婆と男性一人には、それを使って対応したんですよ」
「そうか。もうこれ以上聞くことは無い。寝ていろ」
病院に到着した時に、まずその惨状に驚愕したもの
2014-08-20T10:42:34+09:00
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