鶏ハンバーグ ちょい和風

「鶏ハンバーグ ちょい和風」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

鶏ハンバーグ ちょい和風」(2014/06/02 (月) 19:27:50) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<p>量が多くて、男でも満足できる。そして安い。そんな料理の一つがこれだ。</p> <p>用意するのは玉ねぎ、鶏ミンチ、パン粉、卵。まずは玉ねぎを縦と横にザクザクと、微塵切りにはせずにカット。</p> <p> </p> <p>咲「京ちゃん…なんでそんなことするの…? ひどいよ…」ウルウル</p> <p> </p> <p>いいから離れてろ。あと擦ると余計目が痛くなるぞ。</p> <p>後はもう適当にボウルにぶち込んでしまえ。さっきの材料を目分量! 適当にドバっとぶち込め!</p> <p>そんでー…手で混ぜる! 思いっきりな!</p> <p> </p> <p>和「ああんっ! お肉がグチュグチュ音を立てちゃいますぅ…なんか私こういうのばっかじゃないですか? いいんですけど」</p> <p> </p> <p>お前が率先して声出してんだろ…</p> <p>まあ分かってるとは思うけど、ハンバーグだな。鶏の淡白な色のせいで肉々しい感じは薄い。</p> <p>でもな…焼く前でもわかる、この鮮やかな照り。卵が絡んだおかげで黄金色の宝石みたいじゃねーか。</p> <p> </p> <p>優希「タコスはまだかー? ひき肉ならタコスだろー」</p> <p> </p> <p>知らんがな。タコスがいいなら普通に帰れ。</p> <p>さあ焼くぜ! 整形なんて適当だ、丸くして平べったくしてフライパンにー、置く!</p> <p>裏表に焼き目を付けるからな、少しだけ時間が掛かる。その間に用意するのはこれだ。</p> <p>本つゆ、みりん、醤油、片栗粉。分量? 好きにしろ! 混ぜて、混ぜる。出来上がるのは黒い汁…いいねえこの匂い、日本人って匂いがプンプンしやがる。</p> <p> </p> <p>久「片栗ってなんでクリの花の匂いがしないのかしら…白くて粘り気はあるのにねー」</p> <p> </p> <p>食用失格だそんなもん。</p> <p>おっと…ジュウウっと良い音がフライパンからするじゃんか。両面焼けて白い肌に黒いワンポイント。これこそハンバーグって色だよな。</p> <p>さてと…次はどうするか。分かってるよな。ここにさっき作った黒い汁をザバッと投入すればいい!</p> <p>おおう! くるぜ来るぜ! 醤油の焦げる匂い、本つゆのダシの香り。でも後で会おうな、一旦閉めとくぜ。</p> <p> </p> <p>まこ「あー…涎が出るわ。こんだけ出ればわざわざ濡らさんでもええな」</p> <p> </p> <p> …よし! ここだ! ムワッと襲い掛かる湯気は正に和風。日本の繊細な調味料を後先考えずに混ぜ込んだだけの味付けだが、淡白すぎるハンバーグには合うんだぜ?</p> <p>ほら、盛り付けるだけで白い肉が焦げ茶色のトロミで覆われてく…あとはご飯でもあれば御の字ってもんだ。</p> <p> </p> <p>京太郎「――ごちそうさまでした!」</p> <p> </p> <p>――ああ、これがいいんだよ。男の一人飯なんて、適当にウマイもんができたらそれでいい。そうだろ?</p>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: