うどん 三玉百円

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<p>イマイチ重いのは食べたくない、そんな暑い夏の日もあるよな。</p> <p>そしたら俺はこれで行く。三玉百円、スーパーのおうどんだ。</p> <p> </p> <p>咲「ヌードルより太くて刺激が微妙なんじゃないかな?」</p> <p> </p> <p>お前に男の何が分かるってんだよ。食いもん粗末にすんな!</p> <p>まあ……用意も別に大したことないけど。うどん、醤油、みりん、ほんつゆ。お好みで削り節、ワカメ、温泉卵、天かすってとこかな。</p> <p> </p> <p>和「さすがにカスはちょっとツラいんですが」</p> <p> </p> <p>真顔で何言ってんだお前は。どうしたら思考がそっちに向かうのか……</p> <p>さて、まずは湯を沸かす。で、うどん入れる。少ししたらザルにあける。水でジャバジャバする。</p> <p>ここまで5分、麺類の時間のコスパがいかに優れているかがよく分かるぜ。</p> <p> </p> <p>優希「そ…そのぶん、デートなら他にたくさん回れる…かも」モジモジ</p> <p> </p> <p>? どこからその考えが出現したのか…今日はみんな飛ばしてんなあ。</p> <p>汁はさっきの醤油とみりん、本つゆを適当に混ぜて水割りに。うどん入れる。</p> <p> </p> <p>久「須賀くーん、私ロックね」</p> <p> </p> <p>はいはい、氷もいれときますよ。まあ麺が締まっていいですよね。</p> <p>そんでチョイチョイとお好みで盛って…ほい出来上がり!</p> <p>音を立てて啜れば醤油とつゆのスキッとした塩辛さ。卵を割ればマイルドに、ワカメが絡めば歯ごたえが。物足りなさは天かすが補ってくれる。</p> <p>簡単に噛み切れる安物だから、食べにくさとは無縁だ。つるりと喉を流れる麺は次から次へ、胸を通って落ちていく。</p> <p> </p> <p>まこ「なあ京太郎…わしの分、ワカメが多くないか?」</p> <p> </p> <p>いえ、それ俺の分っす。ワカメ好きなんで。</p> <p>……ええい、誰が酒の話をしとるか! 和はなんで残念そうなんだよ!</p> <p> </p> <p>京太郎「――ごちそうさまでした!」</p> <p> </p> <p>ああ――うん、腹はそれなりに膨れるよな、百円のお味でございます。それでもあっさり食べるには、十分だろ?</p>

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