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ホットライン。レベル19
『もしもし? 今大丈夫か?』
憧「いいわよ別に。なに?」
『いや…用は無いんだけどさ。今ジョギングで展望台の上に来てるんだよ』
憧「へー、いいじゃない。夜景とか見える?」
『結構街の明かりとか見えて綺麗だぜ。なんつーか一人で見てると、ちょっと寂しくなってくるよな』
憧「あー…分かる気がする。それで電話してきたわけ?」
『女々しい感じあるか?』
憧「別にそんなこと無いけど…」
『そっか。ホント静かなんだよなぁ、風と木の音ばっかで誰も居ない感じでさ』
憧「…声、なんだかスッゴイ寂しそうよ?」
『あー…なんだろな。わり、あんまテンション上げられないから切るわ』
憧「……ダメ」
『へ?』
憧「もしそこにまだ居るつもりで、他に電話する人がいないなら切っちゃだめ」
『……それじゃ、少しだけ付き合ってくれるか?』
憧「ん。そうだ、今日の事なんだけどね――」
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