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須賀君の額に滲む汗。よくよく見れば、頬、首筋、目元…あちこちが汗でしっとりと濡れています。
おそらく首元から胸にかけても同じなんでしょう。シャツの下に来た下着が、色を変えているが分かります。
「今、拭いますね…」
そっと布を当てて、横へとスライドさせて。あまり付けていなかったブラですが、たまたま付けてきたときにこんなことがあるなんて…いつどこで役に立つとは分からないものです。
額を右から左へ、髪の根元まで軽く押し当てて。パフのように軽く当てながら鼻筋、目元、頬を撫でていくと、次第に須賀君の表情がやわらいでいきました。
「気持ちいいですか? 私も…気持ちいいですよ」
それなりの時間をかけたせいか、内側は須賀君の汗を吸ってじっとりと湿っています。
戸惑うことなく付けてみれば…十分その感触は伝わって。
「っ…あ、んっ…」
乳首を包むのは冷えた湿り気。まるで口に含んで舐められているような…そう思うだけで、背筋が張って腰が震えるのが分かります。
たっぷり数分…もしかしたら、数秒かもしれませんが。気づいた時にはもう、荒い息を須賀君に吐きかけていました。
目と鼻の先にある、須賀君の顔へと。
「ああ…ごめんなさい須賀君。また、汗が滲んでますね…」
嘘です。いえ、確かに首筋の分は残っているのですが、顔はもう拭き取った後。私の目線は須賀君の顔の各所へと向いていますから、そんなわけがないのだけれど。
そっと浮いた腰から、私の手は躊躇も無くショーツを引き抜いていきます。
…よかった。まだ濡れてはいないみたいです。
「濡れてたら、拭けませんからね」
もう、生唾の嚥下を止めることもできません。クロッチの部分を裏返して綺麗なことを確かめて…本当に、おろし立てて良かった…首筋へとあてがっていきます。
思ったより汗が多くて、丁寧に拭った時にはもう、クロッチに染みができるほどで。
再び裏返し、足に引っ掛けて。脱ぐときとは裏腹に私の手は震えてうまく上がってきません。
…ええ、これは恐怖だとか、そんなものではありませんから。
「んっ…! くぅ…ふあ…っは、あああ…」
ちゅぷ、と音がしたような…錯覚でしょう。けれど、確かに聞こえたような気がして、足腰からは力が抜けて。
腰を下ろした勢いでクロッチが、私の、大事な場所へと押し付けられて。
全身を駆け抜けるピリピリとした感覚に耐えきれず、背筋が反り返ります。そんなこと、しようと思っていないのに。
舌で舐められたような…なんて考えると、ドロドロと熱いものが滴になって落ちていく。
「あっ、あっ…あああ…ひぃ…」
口から漏れる声は甘く、甘く。一人で慰める声とは違って、弱弱しい甘さに満ちていました。
息を整えようにも気持ちが高ぶったままで、無意識に揺れる腰がクチュクチュと、汗の感触を味わおうと必死になっているのが滑稽に思えます。
「んっ、んっ! あ! あああああっ…!」
大きく一度、肩が震えるのが合図。波が引いて、息を整えるまではじっとしているべきでしょう。
そっとショーツの裾を引っ張ってみれば…確認するまでも無く、須賀君の汗はそれ以上の液体と交じり合ってとうに分からなくなっていました。
「ふふ…ごめんさい須賀君。須賀君には伝えませんから…私みたいな、変態の気持ちは」
隣で眠る須賀君の唇に、軽く口づけを。
迷惑にしかならない気持ちを隠すように、須賀君の唇を真新しいティッシュでぬぐいました。
さて…起きる前に、やらなければいけないことは…
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