『もしもし、今大丈夫か?』
憧「んー…寝るまででいいなら…」
『あー、疲れてる感じならまたにしとくけど』
憧「部活がねー…そろそろ県大会だから、毎日ガッツリなの」
『なるほど。うちもみんな遅くまで打ってるぜ? もちろん俺も』
憧「そっか…アンタも麻雀部だもんね」
『おう。とりあえず役と計算は覚えたからな、なんとか大会に間に合ったよ』
憧「おめでと…ねえ、そういえばさ…」
『ん?』
憧「アンタって…どこ、住みだっけ…」
『そういや言っ――――たか。俺は――県の――高校だよ』
憧「……ん、ごめん…ちょっと寝ちゃってたかも…」
『そっか、それじゃまたにしとくよ。明日か、―――――、―――?』
憧「……すぅ」
『―――? ―――――――――――。……おやすみ』