レベル???

憧「ね…私、馬鹿みたいだよね」

 

『何がだよ』

 

憧「だって私、アンタの名前も顔も知らないのよ? それなのにさー…」

 

『別にいいんじゃねーの? いや知らんけど』

 

憧「なにそれ、プロの真似? それよりもまさか私がかー、って感じ」

 

『まあいつ何が起こるか分からないって言うし…そういうこともあるだろ』

 

憧「ふーん…アンタも、そういう感じ?」

 

『さあなー』

 

憧「また適当にはぐらかして…今日はもうダメだからね」

 

『へいへい』

 

憧「……ま、アンタがわりとイケメンで良かった、かな?」ピッ

 

「俺も。意外と美少女でちょっとビビってる」ピッ

 

憧「…ちょっとだけ、肩貸して」

 

「おう」

 

憧「一つだけまず言っときたいんだけど…聞いてくれる?」

 

「俺も言いたいことあるんだよ。まだ言ってないし、知らないことなんだけどさ」

 

憧「じゃあ私からね。あのね、私の名前は――」

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最終更新:2014年06月02日 20:07