ホットライン。レベル16
憧「……」ポチポチ
憧「なんて言えばいいんだろ…ドンマイ? 次がある…がんばれ、とか?」
憧「あんだけ普通に言ったんだもん、そんなにショックとか、受けてないのかな…」
憧「…ショックじゃないわけ、ないよね…」
憧「あーもー、どっちなのかハッキリしなさいよね!」
憧「……」ピッ
憧「『アンタ』、かあ…名前も知らないアンタに言える事、できることって言うと」
憧「一個だけよね」ピッ
憧「もしもしー?」
『おう、どしたー?』
憧「寝るまで暇だから相手しなさい」
『ウイ、マドモアゼル…あー、メルシーな。普通に電話してくれて』
憧「どういたしまして。てゆーか、私だっていつまでも気にしたりしないわよ」
『ははは、その方がありがてーよ。そうだ、今日なんだけどさ…』
憧「そうなのー? そういえば私も――」