ホットライン。レベル29
『もしもしぃ、起きてるかー?』
憧「まだ8時でしょ、起きてるわよ…なに? 騒がしいけど外にいるの?」
『ああ。せっかくだし夜の東京を散策ーってな』
憧「ふーん、私と同じか。私もホテルの周りを散歩してるとこー」
『おいおい大丈夫か? 気を付けろよ』
憧「大丈夫大丈夫。人の多い大きな通りだし…それよりいろんなお店があって、目が忙しいわよー」
『俺も俺も。あちこち色んなのがあって、なんかすげー楽しくなってくるんだよな』
憧「そうそう、『お腹とか減ってきちゃうのよね』」
『「夜食食べたくなるよな」…っと、なんか声が二重に聞こえたな』
憧「私も。東京の通信網でもこんなことあるのねー」
『人が多いし、そのせいで負担も多いんじゃねーの?』
憧「それはありそうね…あ、ホテルに着いちゃった。部屋に行くまで電話してもいい?」
『おー。全然いいぜ』
憧「ありがと…それでね――」