頂くお酒は続くもので、今日は愛知県のお酒。
空…『くう』って読むみたい。純米大吟醸かあ…これまた良いのを頂いちゃったなあ。
良子「イエス。大吟醸ともなれば随分と米を削っています…頂いても?」
今日のお相手は、戒能良子ちゃん。普段はみんなの中でも一番突拍子がないけど、お酒には何故か真摯。
ビール、ワインから焼酎、ウイスキー、日本酒。なんでもイケるみたい。
はやりちゃんとは違って、グラスに鼻を寄せて、軽く舐める。その後一口含んだら、少し汚いけど空気を口に含む。
良子「ソーリー、こうすると日本酒のフレグランスが鼻腔に広がります…素晴らしい、フルーティーですね」
うん。一口入るだけでびっくりするくらい、フルーツみたいな香りが広がっていく。
下に触る感覚もびっくりするくらいまろやかで。包み込んで染み込むような甘口。
そのくせあとに残さない清涼感があるんだから凄いよね。
良子「ええ…吐息でさえ心地いい。一杯だけでも幸福感が漂います」
…良子ちゃん、凄く綺麗な顔してるなあ。こうしてればどんな男の人でも良子ちゃんを好きになっちゃいそう。
それにしても本当に美味しいお酒。まだ二口目なのに、このまま心地よさに預けて寝たくなるくらい。
良子「ぬるくならない程度にスロウリィに飲みましょう。急いで飲むには、あまりにも」
遠くで人の声ががかすかに響く。静かな夜を肴に飲めるくらい素敵なお酒…少し、生意気かな。
たっぷり時間を掛けてグラスを乾かした良子ちゃんが、幸せそうに口を開く。
良子「さて…気分も良いですし、ボーイズハントといきましょうか」スクッ
余韻を残させてほしいなぁ!