あっつい夏の日、こういう日にはどうしてもアイスが食べたくなるのよね。
スーパーにはいくつも種類あるし、つい買っちゃうし。
穏乃「ぱっぴこぱぴこー、ふぁー、みへみへー! じゃぶるふぇらー」チュパチュパ
なに純粋で楽しそうな笑顔浮かべながらのたまってんのよ! 一個ずつ食べなさい!
私の場合はこれかな…ピノ。時々星ピノが入ってたりするのよねー。
玄「牧場搾り! 牛さんのおもちから溢れるミルクが…はふぅ、なんだか体が熱くなっちゃいそう」
アイス食べて体が熱くなるってどうなのよ…てゆーか牛でもいいわけ?
玄「ち、違うよぅ! 私が想像したのは牛さん水着を着たおねーちゃんで…」
宥「ふぇっ!? ぼ、母乳はでないよぉ…」
当たり前でしょうが! 出てたらびっくりってレベルじゃないっての…
んー…今日は残念、星ピノは無しっと。それじゃあさっそく一粒。
そうそう、これよこれ。薄いように見えてしっかりとしたチョコ、歯を立てるとキリっとしつこさのないバニラ。
複雑に口の中で絡み合って、トロッとあまーい刺激が喉を流れてく。
灼「サンデーカップ…今日は木曜なのにサンデーカップ…ふふっ」
曜日ごとに変わるって喫茶店じゃないんだから…そんなキャラだったっけ?
二つ目。口の中が冷えてきたせいで、さっきより溶けるのが遅い感じ。そのぶん舌にずーっと味が残ってる。
晴絵「いやー、やっぱり卵アイスじゃない? 最後ビュルッて出るよ、ビュルッて」
最後の二言、超いらないんだけど。
三つ、四つ。五つに、六つ目が最後。さすがに慣れるから飽きが来る、そんな直前に食べ終わるのがいいのよね。
名残惜しいからゆっくり咀嚼する。あまーい味と香りが口の中で広がるように。
それで最後に嚥下して、あとはお茶で口の中を潤して。
「ごちそうさまっ」
うん――たまには、いいわよね。後で運動すればいいんだし?