女子力向上委員会。レベル13
健夜「お待たせ天江さん、オレンジジュースで良かった?」
衣「む…礼を言うぞっ。間もなく始まる、座して待て!」
健夜「うん、そろそろだね…天江さんは、須賀君がこの準決勝で勝つと思う?」
衣「…相手は強い。名は衣も聞いた相手がいる、衣なら勝てるけど、あの金髪雑魚には…」
健夜「難しい?」
衣「ん…運否天賦によれば、あるいは…わ、わっ! なでるなー!」
健夜「あ、ごめんごめん。でもそれなら大丈夫だよ」
衣「…なぜだ?」
健夜「京太郎君は麻雀を楽しんで、精一杯頑張ってるから」
健夜「あれだけ前向きなんだもん。きっと運も向いてくる…私は信じてるから」
衣「…信じる」
健夜「うん、私は京太郎君のこと信じてる」
衣「お前ほどのモノが信じるに値するのか?」
健夜「分からない…でも、信じてるよ。疑いようもないくらい、不思議なくらい」
健夜「さあ、始まるよ。一緒に見ていよう?」