出張前

洋榎「おかーちゃんただーまー」

 

絹恵「お姉ちゃん力抜け過ぎやで。ヌくのは自家発電だけにしとき」ヤレヤレ

 

洋榎「? うちってソーラーパネルやったっけ」

 

雅枝「はいはい、アホなこと言っとらんと着替えてきーや」

 

洋榎「ほいさっさー。ん? おかーちゃんその荷物は何なん?」

 

雅枝「ああ、これか。明日から埼玉に出張言うたやろ。その準備や」

 

洋榎「そーやっけ? それなら明日は絹と二人かー」

 

雅枝「カレーは作っとくけど、帰ってくるのは日曜の夜やさかいに足りんかったら適当に買い」

 

洋榎「ほいほい合点承知の助ー」

 

雅枝「…そこで自分で作るくらい言えれば、男もできそうなもんやけどな」ハア…

 

洋榎「ううぇっ!? ななな、なに言うとんねん! そんなんいらんわ!」

 

雅枝「おーおー真っ赤になりよって。お、今度東京行った時に男漁ってきたらええわ。そうしとき」

 

洋榎「うー…お、男の一人くらい…」

 

絹恵「お待たせ、ってお姉ちゃんまだ着替えとらんの?…どしたん?」

 

洋榎「な、なんでもない……それより絹! おかーちゃん明日から埼玉に出張やて!」

 

絹恵「あー、そういえばそんなこと言っとったなあ」

 

 

絹恵「埼玉から指名なんて大変やなあ。デリバリーの範囲広すぎとちゃう?」

 

洋榎「? おかーちゃん何か届けに行くん?」

 

雅枝「絹もこれさえなければな…晩飯はから揚げや」

 

「「勝ち組やー!」」

 

雅枝「まだガキか…男ができるんは先の話やな」

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最終更新:2014年08月08日 23:18