山へ行こう


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穏乃「きょーたろー! 川いこーよ川―!」

 

京太郎「川? いいけど二人でか?」

 

穏乃「えっと…考えてないけど、とりあえず行こう!」

 

京太郎「分かった分かった、明日は晴れそうだし行っとくか」

 

穏乃「わーい!」パタパタ

 

京太郎「ったくホントに元気だよなー、お前」ナデナデ

 

穏乃「だって明日も行けるんでしょ!? やったー!」

 

 

京太郎「んー?」

 

 

 

穏乃「きょーたろー! はーやーくー!」

 

京太郎「ちょっ…ま、て…ぜっ、はっ…きっつい…」

 

穏乃「もう一山越えたし、あとちょっとあとちょっと」

 

京太郎「つーか暗い…全然前見えねえ…」

 

穏乃「もー、京太郎は仕方ないなー」

 

穏乃「ほら、手繋いだら迷わないって!」

 

京太郎「おー…ん?」ギュムッ

 

京太郎「なんだこれ、ハンカチか?」

 

穏乃「あ、それ汗掻いたから拭くために持ってたんだった」

 

穏乃「京太郎が使っていいよ! もう穿かないし」

 

京太郎「タグの注意書きを守って正しく使おうね!」

 

 

 

穏乃「到着ー」

 

京太郎「やっと森抜けたか…へー、これは意外と…」

 

穏乃「どう? 綺麗でしょ」

 

京太郎「ああ。大きい岩の間を流れる渓流…月が青くって、なんつーか風景画みたいだ」

 

穏乃「ずっと前に見つけたんだ。泳げないけど…ここに来ると、胸がじわーって冷えるんだよ」

 

京太郎「冷えたらダメなんじゃないか?」

 

穏乃「イメージだよ。こうやって寝転ぶだけで、自然と一つになれる気がするんだ」

 

京太郎「へえ…んじゃ、俺もっと」

 

穏乃「ん…ねー京太郎、そっち行ってもいい?」

 

京太郎「おー。来い来い」

 

穏乃「えへへ…京太郎の腕、結構寝心地いいかも」

 

京太郎「穏乃は軽いからなー…もうちょっと、このままで居るか」

 

穏乃「うんっ!」

 

 

 

穏乃「きょーたろー! 川行こうよ川ー!」

 

京太郎「おー…ま、約束したからな。今日はどこ行くんだ?」

 

穏乃「今日は河水浴! 憧も誘ったから今日は3人だよっ」

 

憧「あんたたち昨日も行ったの? 学校帰りに体力あるわねー」

 

京太郎「いや、昨日は泳いだりはしなかったんだけどな…」

 

穏乃「そうそう、一山越えただけだよ」

 

憧「バカみたいに体力あるわねー…それで京太郎、今日はよく寝てたわけ?」

 

京太郎「まあ…うっす」

 

穏乃「昨日も一緒に寝てたのにねー」

 

 

憧「んー?」

 

 

 

憧「しず、ちょっとその話、聞かせてもらえる?」

 

京太郎「おいおい俺が変な事すると」

 

憧「うっさい! しないと分かってても聞かなきゃいけない時があるの!」

 

憧「で、一緒に寝たって?」

 

穏乃「えーと、パンツ穿いてなくて」

 

憧「…いつも穿けって言ってるのに…まあ今はいいから、それで?」

 

穏乃「京太郎の腕枕で一緒に寝て」

 

憧「んー…それだけ?」

 

穏乃「えっと…えーと他には…」ウーン

 

穏乃「! 京太郎がテント張ってた!」

 

憧「ふきゅっ」

 

京太郎「君全然起きなくて俺が背負って帰ったよね」