Tempus*Vinculm(テンプス ウィンクルム)



『俺達って、生まれる前は何してたのかな。』


~物語~

いつからだっただろうか。
運命なんて、信じるようになったのは。
俺は昔泣き虫で、兄であるにもかかわらず妹によく慰められてたんだ。
それでも俺なりに、妹を守ろうと必死だったんだ。
そんな俺はもう大人で、妹は学生だ。
昔と違って泣き虫でもなければ、非力でもない。
俺は、小さい頃の記憶を思い出しては、妹を守らなきゃ、って改めて思うんだ。
けど、違ったんだ。
俺がこいつを守れてなかったのは、小さい頃なんかよりずっと昔。
ーーーまさに、テンプス・ウィンクルム。
ずっと、ずっと昔から、俺は鎖に縛られたままだった…


~世界観~

様々な大陸に分かれた世界。
ある大陸は軍事国家、ある大陸は一面の銀世界、またある大陸は‘‘白い月‘‘と呼ばれる無人島。
そのうちの一つの大規模貿易国のとあるギルドを中心に話が進んでいく。
精霊、幻獣、魔術。ときには歌、またあるときには前世。
わりとなんでもありな世界。