ヒト族

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【人(ヒト)族】 **概要  アルマティラ大陸に最も多く住む種族。女神アルマティラによって創造された種族です。  突出した長所も短所もなく、何ごとにも対応できるオールラウンダです。  全種族で最も短命で、寿命は八十年程度。若い時間が最も短いですが、繁殖能力が最も高く、今では全大陸で最も多い種族です。そのため、各地で多種多様な文化と民族が存在します。  ヒト族絶対主義思想を持つ人種が主で、辺境や、他の大陸に近い場所では、他種族の扱いが異なります。  地域や町によって異なる特色を持つと考えても良いでしょう。  平均寿命は80年で、15歳で成人を迎えます。 ---- **人族の歴史 #region ***最弱の種族  人族は短所が無い代わり、長所も無かったため、創造された当初は最弱の種族として、世界に入り込んでくる魔物によって、一方的に虐殺される日々でした。それでも絶滅しなかったのは、持ち前の適応能力、繁殖力、そして一重に、アルマティラの魔力が、魔力の神としても名高いランラに匹敵するほど、強大な物だったからでした。   ***鎧の人形  心優しいアルマティラの人柄に惹かれて、先に存在していたランラ、デナンガン、オウジュの三柱は、それぞれの子供達をアルマティラ大陸で、人族の護衛につけ、自らが持つ技術を伝え、人族が自衛できるように指導しました。妖族は魔法を伝え、牙族は剣の扱い方を教えました。しかし中でも、転機となったのは、鬼族がもたらした〝剣の人形〟の技術でした。剣の人形は、大きさ2メートルほどの人形で、対魔物用の兵器でしたが、元々、異常なほど器用な鬼が扱う兵器だったため、人族には操るための糸繰りが難しく、一部の人間にしか習得できませんでした。  そこで人族は、剣の人形を独自に改造。4mほどにまで大型化し、代わりに中に乗り込んで、糸繰りよりも直感的に操縦できる〝鎧の人形〟を開発したのです。鎧の人形の戦果はめざましく、魔物を倒す術を手に入れた人族は、あとは数で圧倒することで、強大な戦力を保有するようになったのです。 ***邪神リュー・レイ  しかし、力をつけた人族を、快く思わない者がいました。その者こそ、アルマティラの弟として生まれた邪神リュー・レイでした。魔力の量で才能においても豊かな姉神と違い、リューは神としての魔力は最弱で、彼の大陸のまた島と呼んだ方が自然な程度でした。神は自分の大陸に自分の世界を創造して成り立つものですが、それさえもできず、見よう見まねで創ったリューの民も、彼の性根の色を表すかのように、褐色の肌を持つ歪な姿をしていました。  次第にリューが抱えた姉神への嫉妬は抑えきれなくなり、ある時ついに狂ってしまい、邪悪な心に身を落とし、姉神へ剣を向けました。皮肉なことに、彼は邪悪な物を創る才能にかけては随一でした。彼がリューの民に造らせた、様々な奇怪な道具は、あろうことか鎧の人形の力に匹敵したのです。しかし、数で圧倒的に勝る人族が、リューの民に負けるはずはありませんでした。 ***機械戦争  戦況が再び拮抗状態に戻ったのは、それまで友好的だったら、ランラ、デナンガン、オウジュまでもが一斉に反旗を翻したからでした。元々、急に力をつけた人族を快く思わない部分があったのでしょう、そこを邪神リュー・レイによってそそのかされたのです。全大陸を巻き込んだ戦争は熾烈を極めました。しかし主な戦場がアルマティラの大陸であったことから、地の利を活かして、人族は暴虐の神、オウジュを討つことに成功しました。しかしその直後、女神アルマティラの居住にまで、邪神リュー・レイが乗り込み、アルマティラは弟神によって殺されてしまいました。 ***〝世界の敵〟とニエの姫  アルマティラを失った人族は、乗り込んできたリュー・レイを逃すまいと、必死に戦いました。そして、あと一歩の所にまで追い詰めたその時、邪神は最後の力を使って、史上最悪の害悪たる〝世界の敵〟を創造し、世界に解き放ちました。〝世界の敵〟は実体を持たず、倒すことができないため、鎧の人形の力を用いてもなお、多くの人族が殺されました。  しかし、死してなお、慈愛の神アルマティラは、人々に希望の光を残しました。女神より使わされた少女、〝ニエの姫〟の存在です。彼女が祝福を施した武器は、斬っても突いても死なない〝世界の敵〟を確実に滅したのです。しかしニエの姫の祝福も無尽蔵では無く、彼女は祝福を施しては、百年間は姿を隠し、再び祝福を溜めにいかなければなりませんでした。 ***教会による統治国家。  アルマティラが死した後、神を失った人々は悲しみと怒りに暮れて、一時的に秩序を失いましたが、アルマティラの意思はまだ残っており、女神の声を聞くことができる特別な存在がいました。後にその特別な役目を負った人を教皇とした教会体勢が敷かれ、神の教えが失われることはありませんでした。  また教皇を中心にして、当時有力だった氏族を中心にして集落が生み出されると、それはやがて規模をまし、ものの数十年でアルマの大陸全土を支配した巨大国家が形成されました。   ***三国分裂・そして現在。  統一された国家は、その後、何度かの内乱を起こしながらも統治され続けましたが、およそ二百年前、若き教皇の突然の死により、当時、力を持っていて跡目争いを始めた3つの氏族を中心にして、国は分かれてしまいました。  三国はランラやデナンガンと言った他種族との交戦を続けながらも、なおお互い牽制し合い、今もまだ小競り合いが絶えず、いかに他国を出し抜くかで争っています。 #endregion ---- **慈母神アルマ・ティラ  物語の舞台となる大陸の神で人族の創造神です。  全大陸中、アルマティラの大陸は最も広大な面積を誇り、その魔力量も神々の中で最も大きな力を持つランラに匹敵しました。 千年前の機械戦争の折、邪神リュー・レイによってアバターを殺され、現在は深い眠りについていると言われています。教会を統べる教皇と呼ばれる人間のみが、時折、夢の中に出てくる彼女の声を聞くことができます。
【人(ヒト)族】 **概要  アルマティラ大陸に最も多く住む種族。女神アルマティラによって創造された種族です。  突出した長所も短所もなく、何ごとにも対応できるオールラウンダです。  全種族で最も短命で、寿命は八十年程度。若い時間が最も短いですが、繁殖能力が最も高く、今では全大陸で最も多い種族です。そのため、各地で多種多様な文化と民族が存在します。  ヒト族絶対主義思想を持つ人種が主で、辺境や、他の大陸に近い場所では、他種族の扱いが異なります。  地域や町によって異なる特色を持つと考えても良いでしょう。  平均寿命は80年で、15歳で成人を迎えます。 ---- **人族の歴史 #region ***最弱の種族  人族は短所が無い代わり、長所も無かったため、創造された当初は最弱の種族として、世界に入り込んでくる魔物によって、一方的に虐殺される日々でした。それでも絶滅しなかったのは、持ち前の適応能力、繁殖力、そして一重に、アルマティラの魔力が、魔力の神としても名高いランラに匹敵するほど、強大な物だったからでした。   ***鎧の人形  心優しいアルマティラの人柄に惹かれて、先に存在していたランラ、デナンガン、オウジュの三柱は、それぞれの子供達をアルマティラ大陸で、人族の護衛につけ、自らが持つ技術を伝え、人族が自衛できるように指導しました。妖族は魔法を伝え、牙族は剣の扱い方を教えました。しかし中でも、転機となったのは、鬼族がもたらした〝剣の人形〟の技術でした。剣の人形は、大きさ2メートルほどの人形で、対魔物用の兵器でしたが、元々、異常なほど器用な鬼が扱う兵器だったため、人族には操るための糸繰りが難しく、一部の人間にしか習得できませんでした。  そこで人族は、剣の人形を独自に改造。4mほどにまで大型化し、代わりに中に乗り込んで、糸繰りよりも直感的に操縦できる〝鎧の人形〟を開発したのです。鎧の人形の戦果はめざましく、魔物を倒す術を手に入れた人族は、あとは数で圧倒することで、強大な戦力を保有するようになったのです。 ***邪神リュー・レイ  しかし、力をつけた人族を、快く思わない者がいました。その者こそ、アルマティラの弟として生まれた邪神リュー・レイでした。魔力の量で才能においても豊かな姉神と違い、リューは神としての魔力は最弱で、彼の大陸のまた島と呼んだ方が自然な程度でした。神は自分の大陸に自分の世界を創造して成り立つものですが、それさえもできず、見よう見まねで創ったリューの民も、彼の性根の色を表すかのように、褐色の肌を持つ歪な姿をしていました。  次第にリューが抱えた姉神への嫉妬は抑えきれなくなり、ある時ついに狂ってしまい、邪悪な心に身を落とし、姉神へ剣を向けました。皮肉なことに、彼は邪悪な物を創る才能にかけては随一でした。彼がリューの民に造らせた、様々な奇怪な道具は、あろうことか鎧の人形の力に匹敵したのです。しかし、数で圧倒的に勝る人族が、リューの民に負けるはずはありませんでした。 ***機械戦争  戦況が再び拮抗状態に戻ったのは、それまで友好的だったら、ランラ、デナンガン、オウジュまでもが一斉に反旗を翻したからでした。元々、急に力をつけた人族を快く思わない部分があったのでしょう、そこを邪神リュー・レイによってそそのかされたのです。全大陸を巻き込んだ戦争は熾烈を極めました。しかし主な戦場がアルマティラの大陸であったことから、地の利を活かして、人族は暴虐の神、オウジュを討つことに成功しました。しかしその直後、女神アルマティラの居住にまで、邪神リュー・レイが乗り込み、アルマティラは弟神によって殺されてしまいました。 ***〝世界の敵〟とニエの姫  アルマティラを失った人族は、乗り込んできたリュー・レイを逃すまいと、必死に戦いました。そして、あと一歩の所にまで追い詰めたその時、邪神は最後の力を使って、史上最悪の害悪たる〝世界の敵〟を創造し、世界に解き放ちました。〝世界の敵〟は実体を持たず、倒すことができないため、鎧の人形の力を用いてもなお、多くの人族が殺されました。  しかし、死してなお、慈愛の神アルマティラは、人々に希望の光を残しました。女神より使わされた少女、〝ニエの姫〟の存在です。彼女が祝福を施した武器は、斬っても突いても死なない〝世界の敵〟を確実に滅したのです。しかしニエの姫の祝福も無尽蔵では無く、彼女は祝福を施しては、百年間は姿を隠し、再び祝福を溜めにいかなければなりませんでした。 ***教会による統治国家。  アルマティラが死した後、神を失った人々は悲しみと怒りに暮れて、一時的に秩序を失いましたが、アルマティラの意思はまだ残っており、女神の声を聞くことができる特別な存在がいました。後にその特別な役目を負った人を教皇とした教会体勢が敷かれ、神の教えが失われることはありませんでした。  また教皇を中心にして、当時有力だった氏族を中心にして集落が生み出されると、それはやがて規模をまし、ものの数十年でアルマの大陸全土を支配した巨大国家が形成されました。   ***三国分裂・そして現在。  統一された国家は、その後、何度かの内乱を起こしながらも統治され続けましたが、およそ二百年前、若き教皇の突然の死により、当時、力を持っていて跡目争いを始めた3つの氏族を中心にして、国は分かれてしまいました。  三国はランラやデナンガンと言った他種族との交戦を続けながらも、なおお互い牽制し合い、今もまだ小競り合いが絶えず、いかに他国を出し抜くかで争っています。 #endregion ---- **慈母神アルマ・ティラ  物語の舞台となる大陸の神で人族の創造神です。  全大陸中、アルマティラの大陸は最も広大な面積を誇り、その魔力量も神々の中で最も大きな力を持つランラに匹敵しました。 千年前の機械戦争の折、邪神リュー・レイによってアバターを殺され、現在は深い眠りについていると言われています。教会を統べる教皇と呼ばれる人間のみが、時折、夢の中に出てくる彼女の声を聞くことができます。

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