アヤカシ族

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【妖(アヤカシ)族】  ランラによって創造された、最も古い人間種族です。  尖った耳が特徴で、外見は人族でいう思春期程度までしか成長せず、死ぬまで老いることはありません。  そのため体力面では非力ですが、それを補って余りある魔力と、他の追随を許さない知性が最大の武器です。  背中に虹色に輝く美しい翅を持ちますが、これは飛行用では無く、大陸に流れる魔力の受信機関で、普段は服の中に隠しており、人前で見せることは、ほとんどありません。そのため、妖族の伝統的な衣装は厚ぼったい物が多く、背中に一族ごとに決まった紋様を刺繍するのが慣わしです。また翅が展開できるように、背中の方に隙間が空いています。  アルマティラ大陸ではその愛らしい容姿から、非合法的に人身売買されています。  また妖族の魔力を恐れた人族が、妖族の羽をむしりとることを義務づけています。  さらに、妖族は自らの命と引き替えに、自身を魔剣に変えることができます。魔剣の威力は絶大ですが、魔剣は周囲の魔物を呼び寄せ、自らも魔物へと変えてしまう諸刃の剣です。魔物と化した妖族は悪霊と呼ばれています。妖族は、死す時に身体が光の粒子となって霧散するので、個人の墓を作ることは無く、種族全体の慰霊碑に祈ります。 成人年齢は13歳で、平均寿命はおよそ300年です。 ---- **妖族の歴史 #region ***創世記  ランラは最古の神であり、彼女が誕生した当時、他の大陸は存在しませんでした。この世界の最小元素単位である、火、水、土、風、光、闇を組み合わせ、現在の世界に存在する動植物の概念を造りました。そして自分と同じように魔法を行使する種族として妖族を創り、中間管理職である中神、小神の仕組みも作りました。  ランラは魔法を扱うことに長けた神であり、妖族もまた魔法を研究しました。しかしある時から、世界にウィルスが入り込み、魂から魔物が精製されて人々を襲い始めるようになると、ランラは妖族をまとめ、魔物に対抗する魔法を発明する作業に没頭しました。  当時の研究チームは、やがて専門の研究機関となり、現代のウェイズ魔法大学に元となります。(ウェイズとは、当時陣頭指揮に当たっていた中神の名前) ***魔法大戦と大結界  魔法により、とりあえずは魔物と戦う術を身につけた妖族でしたが、次々と外界より流入してくるウィルスの前に、ランラの兵は疲弊しきっていました。そこでランラは根本から断とうと、自らの大陸に自らの膨大な魔力を用いた結界を張り、その要所の管理を中神に託しました。しかし結界の維持により、ランラの天地創造に用いる魔力は一気に減り、この頃からランラによる新たな概念の創造は無くなっていきました。しかし強大な神の力に頼れなくなった妖族は、魔法の研究を余念無く続け、この頃に多くの偉大な魔法が発明されたと言われています。 ***オウジュ誕生  それから時が流れ、気がつくと何も無かったはずの空に大地が宿り、それはみるみる間に広がって大陸となりました。オウジュが生まれたのです。しかしオウジュが生まれた場所はランラの大結界の範囲外であり、ランラは自らの魔導兵団を派遣して、オウジュが育つのを待ちました。  やがてオウジュは神として創造が可能となると、ランラの世界を手本にして世界を構築し、鬼族を創りました。オウジュは魔法の扱いがどちらかと言えば不得手でしたが、代わりに、それまで六大元素と思われていた物以外の力を使うことができました。またオウジュが創造した鬼族は、姿形こそ妖族に似ていましたが、妖族に比べてより大きく、肉体もしっかりとしていました。魔法では無く、物理的な力。そしてエーテルと名付けられた未知のエネルギを使う鬼族は、妖族には無い能力を持っていました。そして妖族と鬼族がお互いの欠点を補い合うような付き合いが生まれたのです。 ***デナンガン誕生  デナンガンの誕生は、オウジュが世界を構築してからそれほど経たない頃でした。吸い込まれる程に美しい月夜、彼女はそっとこの世に存在しました。どうやら彼女の力は月の満ち欠けに比例しているらしく、彼女が生み出した子もまた、夜に祝福され、真の力を発揮することができました。妖族の魔法と、鬼族の技術をほどよく吸収し成長していくと、彼らはいつの間にか、信号や合図、あとは儀式程度の意味しか無かった文字や絵画、舞や吟詠に芸術性を探究し、妖族の成人の儀式の動作を元に、即興で舞い謳ってみせたデナンガンの姿に、ランラは甚く感動し、その後ランラは彼女に会う度に、何かと理由をつけて舞を要求するようになったという話は、有名な話です。 ***アルマティラとルゥレイ  今度の神々は、生まれるまでに、少し時間が経ちました。それもそのはず、次に生まれたのは、双子神、女神アルマ・ティラと、その妹神ルゥ・レイでした。しかし生まれたのは同時とは言え、2柱の神としての開きには、あまりにも差がありました。アルマティラの魔力は、全盛期のランラに匹敵するほど強大でしたが、ルゥの魔力は当時最弱だったオウジュの魔力、それも小神程度の魔力しかありませんでした。  アルマティラは才能に恵まれていましたが、それが仇となり、彼女が創造した人族は、欠点が無い故に、長所も無く、熾烈極まる魔物との戦いには向いていませんでした。また神としての役目と自らの能力のなさに葛藤するルゥが荒れ、アルマの大陸で祟り神の如くの振る舞いを繰り返し、酷いときには他大陸でも猛威を振るい、妖族も何度か被害に遭いました。  人族の力不足と、本来ならば協力しあわなければならない、妹神の暴挙。いくら膨大な魔力を持つアルマティラとは言え、このままでは魔物によって滅ぼされてしまうことは目に見えていました。  そこでランラはオウジュとデナンガンを集め、各種族から教導兵団をアルマの大陸へ派遣し、人族の強化に努めました。幸いにして人族は全ての分野で飲み込みが早く、あっという間に魔法の術や剣術、冶金技術を飲み込み、やがて、鬼族の〝剣の人形〟から独自の戦力、〝鎧の人形〟など、兵器を生み出し、ひとまず、魔物に対抗できる力をつけました。 ***人族の暴走。そして機械戦争へ。  アルマティラが人族によって幽閉された。そう信じられない知らせを持ってきたのは、ルゥ・レイからのリューの民の使者でした。鎧の人形の力を得ていこう、人族の動きに違和感はありましたが、真っ先に気づき、行動を起こしたのはルゥでした。真意を確認するべく、すぐに調査団を送りましたが、ランラは常に後手に回り、挙兵したのは、人族が侵略してきてからでした。この頃、ルゥ・レイが大結界を低魔力で維持するための機械を発明したばかりで、ランラはそれまでの反動で、日中のほとんどを起きていられない状態でした。  アルマの大陸には既に多くの同胞達が根を張って生活をしており、多くの人質を取られた結果、人族との戦いは、長い膠着状態に陥りました。また同時期に、単身で乗り込んだオウジュが人族に殺され、オウジュの大陸は壊滅。生き延びた僅かな鬼達と、同じ境遇に経たされていたデナンガン達と協力し、人族との熾烈極まる戦争が始まる。  ルゥ・レイがリューの民が開発した機兵軍団を投入し、あと一歩でアルマティラを救出できる場所にまで到達するもの、アルマティラが人質に取られ、殺されてしまいました。  その後、世界にはどこからともなく〝世界の敵〟が発生し、戦場は見境無く襲いかかる黒い化け物によって、混乱を極め、ランラの軍団は、アルマティラ大陸に同胞を残したまま撤退。1000年が経った現在に至るまで、地道な救出作業を続けているが、アルマティラの大陸に根付いてしまった者も多く存在するため、難航している。 #endregion ---- **草花と魔力の神 ラン・ラ  神々の中で最も古く、魔力の扱いに長けた神。妖族の創造神。アバターはランラ大陸の首都にあり、妖族を自ら導いている。 その膨大の魔力は全てを薙ぎ払うため、かつては妖族でさえ、破壊の神と畏れた。 舞と甘い物が好きで、一見すると天真爛漫な少女そのものだが、その本質は極めて老獪で、常に冷静沈着に物事を見極め、笑顔のまま裁きを下す。 デナンガンとは仲が良い(と一方的に思っている)。長姉ということで、他の神々からも尊敬を得ている。  座右の銘は「乙女は甘味と共にある」
【妖(アヤカシ)族】  ランラによって創造された、最も古い人間種族です。  尖った耳が特徴で、外見は人族でいう思春期程度までしか成長せず、死ぬまで老いることはありません。  そのため体力面では非力ですが、それを補って余りある魔力と、他の追随を許さない知性が最大の武器です。  背中に虹色に輝く美しい翅を持ちますが、これは飛行用では無く、大陸に流れる魔力の受信機関で、普段は服の中に隠しており、人前で見せることは、ほとんどありません。そのため、妖族の伝統的な衣装は厚ぼったい物が多く、背中に一族ごとに決まった紋様を刺繍するのが慣わしです。また翅が展開できるように、背中の方に隙間が空いています。  アルマティラ大陸ではその愛らしい容姿から、非合法的に人身売買されています。  また妖族の魔力を恐れた人族が、妖族の羽をむしりとることを義務づけています。  さらに、妖族は自らの命と引き替えに、自身を魔剣に変えることができます。魔剣の威力は絶大ですが、魔剣は周囲の魔物を呼び寄せ、自らも魔物へと変えてしまう諸刃の剣です。魔物と化した妖族は悪霊と呼ばれています。妖族は、死す時に身体が光の粒子となって霧散するので、個人の墓を作ることは無く、種族全体の慰霊碑に祈ります。 成人年齢は13歳で、平均寿命はおよそ300年です。 ---- **妖族の歴史 #region ***創世記  ランラは最古の神であり、彼女が誕生した当時、他の大陸は存在しませんでした。この世界の最小元素単位である、火、水、土、風、光、闇を組み合わせ、現在の世界に存在する動植物の概念を造りました。そして自分と同じように魔法を行使する種族として妖族を創り、中間管理職である中神、小神の仕組みも作りました。  ランラは魔法を扱うことに長けた神であり、妖族もまた魔法を研究しました。しかしある時から、世界にウィルスが入り込み、魂から魔物が精製されて人々を襲い始めるようになると、ランラは妖族をまとめ、魔物に対抗する魔法を発明する作業に没頭しました。  当時の研究チームは、やがて専門の研究機関となり、現代のウェイズ魔法大学に元となります。(ウェイズとは、当時陣頭指揮に当たっていた中神の名前) ***魔法大戦と大結界  魔法により、とりあえずは魔物と戦う術を身につけた妖族でしたが、次々と外界より流入してくるウィルスの前に、ランラの兵は疲弊しきっていました。そこでランラは根本から断とうと、自らの大陸に自らの膨大な魔力を用いた結界を張り、その要所の管理を中神に託しました。しかし結界の維持により、ランラの天地創造に用いる魔力は一気に減り、この頃からランラによる新たな概念の創造は無くなっていきました。しかし強大な神の力に頼れなくなった妖族は、魔法の研究を余念無く続け、この頃に多くの偉大な魔法が発明されたと言われています。 ***オウジュ誕生  それから時が流れ、気がつくと何も無かったはずの空に大地が宿り、それはみるみる間に広がって大陸となりました。オウジュが生まれたのです。しかしオウジュが生まれた場所はランラの大結界の範囲外であり、ランラは自らの魔導兵団を派遣して、オウジュが育つのを待ちました。  やがてオウジュは神として創造が可能となると、ランラの世界を手本にして世界を構築し、鬼族を創りました。オウジュは魔法の扱いがどちらかと言えば不得手でしたが、代わりに、それまで六大元素と思われていた物以外の力を使うことができました。またオウジュが創造した鬼族は、姿形こそ妖族に似ていましたが、妖族に比べてより大きく、肉体もしっかりとしていました。魔法では無く、物理的な力。そしてエーテルと名付けられた未知のエネルギを使う鬼族は、妖族には無い能力を持っていました。そして妖族と鬼族がお互いの欠点を補い合うような付き合いが生まれたのです。 ***デナンガン誕生  デナンガンの誕生は、オウジュが世界を構築してからそれほど経たない頃でした。吸い込まれる程に美しい月夜、彼女はそっとこの世に存在しました。どうやら彼女の力は月の満ち欠けに比例しているらしく、彼女が生み出した子もまた、夜に祝福され、真の力を発揮することができました。妖族の魔法と、鬼族の技術をほどよく吸収し成長していくと、彼らはいつの間にか、信号や合図、あとは儀式程度の意味しか無かった文字や絵画、舞や吟詠に芸術性を探究し、妖族の成人の儀式の動作を元に、即興で舞い謳ってみせたデナンガンの姿に、ランラは甚く感動し、その後ランラは彼女に会う度に、何かと理由をつけて舞を要求するようになったという話は、有名な話です。 ***アルマティラとルゥレイ  今度の神々は、生まれるまでに、少し時間が経ちました。それもそのはず、次に生まれたのは、双子神、女神アルマ・ティラと、その妹神ルゥ・レイでした。しかし生まれたのは同時とは言え、2柱の神としての開きには、あまりにも差がありました。アルマティラの魔力は、全盛期のランラに匹敵するほど強大でしたが、ルゥの魔力は当時最弱だったオウジュの魔力、それも小神程度の魔力しかありませんでした。  アルマティラは才能に恵まれていましたが、それが仇となり、彼女が創造した人族は、欠点が無い故に、長所も無く、熾烈極まる魔物との戦いには向いていませんでした。また神としての役目と自らの能力のなさに葛藤するルゥが荒れ、アルマの大陸で祟り神の如くの振る舞いを繰り返し、酷いときには他大陸でも猛威を振るい、妖族も何度か被害に遭いました。  人族の力不足と、本来ならば協力しあわなければならない、妹神の暴挙。いくら膨大な魔力を持つアルマティラとは言え、このままでは魔物によって滅ぼされてしまうことは目に見えていました。  そこでランラはオウジュとデナンガンを集め、各種族から教導兵団をアルマの大陸へ派遣し、人族の強化に努めました。幸いにして人族は全ての分野で飲み込みが早く、あっという間に魔法の術や剣術、冶金技術を飲み込み、やがて、鬼族の〝剣の人形〟から独自の戦力、〝鎧の人形〟など、兵器を生み出し、ひとまず、魔物に対抗できる力をつけました。 ***人族の暴走。そして機械戦争へ。  アルマティラが人族によって幽閉された。そう信じられない知らせを持ってきたのは、ルゥ・レイからのリューの民の使者でした。鎧の人形の力を得ていこう、人族の動きに違和感はありましたが、真っ先に気づき、行動を起こしたのはルゥでした。真意を確認するべく、すぐに調査団を送りましたが、ランラは常に後手に回り、挙兵したのは、人族が侵略してきてからでした。この頃、ルゥ・レイが大結界を低魔力で維持するための機械を発明したばかりで、ランラはそれまでの反動で、日中のほとんどを起きていられない状態でした。  アルマの大陸には既に多くの同胞達が根を張って生活をしており、多くの人質を取られた結果、人族との戦いは、長い膠着状態に陥りました。また同時期に、単身で乗り込んだオウジュが人族に殺され、オウジュの大陸は壊滅。生き延びた僅かな鬼達と、同じ境遇に経たされていたデナンガン達と協力し、人族との熾烈極まる戦争が始まる。  ルゥ・レイのリューの民が開発した機兵軍団を投入し、あと一歩でアルマティラを救出できる場所にまで到達するもの、アルマティラが人質に取られ、殺されてしまいました。  その後、世界にはどこからともなく〝世界の敵〟が発生し、戦場は見境無く襲いかかる黒い化け物によって、混乱を極め、ランラの軍団は、アルマティラ大陸に同胞を残したまま撤退。1000年が経った現在に至るまで、地道な救出作業を続けていますが、アルマティラの大陸に根付いてしまった者も多く存在するため、難航しているようです。 #endregion ---- **草花と魔力の神 ラン・ラ  神々の中で最も古く、魔力の扱いに長けた神。妖族の創造神。アバターはランラ大陸の首都にあり、たまに議会に現れては妖族を自ら導いています。  その膨大な魔力は全てを薙ぎ払うため、かつては妖族でさえ、破壊の神と畏れましたが、今では隠居を決め込み、大結界の管理と維持に注力しています。  舞と甘い物が好きで、一見すると天真爛漫な少女そのものですが、その本質は極めて老獪で、常に冷静沈着に物事を見極め、笑顔のまま裁きを下す怖い神です。  牙族の神デナンガンとは仲が良い(と一方的に思っている)ので、数年に一度、 彼女の大陸へ遊びに行くようです。  長姉ということで、他の神々からも尊敬を得ています。  座右の銘は「乙女は甘味と共にある」らしいです。

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