「レミリア・スカーレット」とはZUN制作の弾幕STG「東方Project」のキャラクターである。

   概要       
500年以上の歳月を生きた紅魔館の主。
初出は東方紅魔郷6面(最終面)ボス。
今回の異変については、単純に日差しが鬱陶しいという理由で霧によって日光を遮断していた。
高位種族であるためか威厳たっぷりに振舞うが、内面は子供と同じであり、紅魔館の仕切りは事実上咲夜が行っている。

撃破されて以降、やたら博麗霊夢に懐く様になっており、エンディングやExの際にも博麗神社へ遊びに来ていた。
それ以降の複数の作品にも登場。

ツェペシュ(吸血鬼ドラキュラのモデルとなった実在の人物)の末裔と名乗っているが、全く血液関係はない。
『ぶっちゃけ引いてない(紅魔郷おまけtxtより)』

闇の種族、吸血鬼であるため当然、日光に長時間あたっていると蒸発してしまう。
蒸発したモノを吸い込むと不老不死になる…って阿求が言ってた。
なので真に受けて、鼻から吸いこんではいけない。

咲夜のいれる珍しい紅茶が嫌い。
福寿草のお茶とか。
B型の血が一番美味しいらしい

少食で失血死するほど人から血が吸えず、その割には大量の血液をこぼして服を真っ赤に染める為「スカーレットデビル(紅い悪魔)」と呼ばれている。

実妹である「フランドール・スカーレット(東方紅魔郷の真のラスボス)」がいる。

紅魔館のメイド長である「十六夜 咲夜」の名はレミリアが与えたものである、といわれている(求聞史紀より)。

紅魔館の図書館に居候している「パチュリー・ノーレッジ」からは『レミィ』と呼ばれレミリアは『パチェ』と愛称で呼び合うほど仲がいい(妖々夢ED)
ちなみに紅魔館Exでは博麗霊夢に「レプリカ」と呼び間違えられていた。

特徴、年齢、など
見た目は10歳にも満たない幼児。
身長は「低」

青みがかった銀髪、もしくは水色の混じった青髪に真紅の瞳。
背中に大きな蝙蝠の翼が生えている。

ナイトキャップを被っている(寝るときにかぶる帽子)
色は白の強いピンク。
周囲を赤いリボンで締めており結び目は右側で、白い線が一本入っている。

衣服は、帽子に倣ったピンク色。
太い赤い線が入り、レースがついた襟。
三角形に並んだ三つの赤い点がある。
両袖は短くふっくらと膨らんでおり、袖口には赤いリボンを蝶々で結んである。
左腕には赤線が通ったレースを巻いている。
小さなボタンで、レースの服を真ん中でつなぎ止めている。
一番上にはS字状の装飾があるが、永夜抄時の衣装では付いていない。
腰のところで赤い紐で結んでいる。
その紐はそのまま後ろに行き、先端が広がって体の脇から覗かせている。
スカートは踝辺りまで届く長さ。
これにもやはり赤い紐が通っている(ちなみに東方香霖堂では少しデザインが異なる)

テーマ曲
・『亡き王女の為のセプテット』
セプテット(septet)は七重奏のこと。

「東方紅魔郷」6面ボス、レミリア・スカーレットのテーマ曲。
「東方萃夢想」「東方緋想天」においても、この曲アレンジ版がレミリアのテーマ曲として使用されている。
この「亡き王女の為のセプテット」にはラスト面という雰囲気を出すために様々な工夫がしてあるとのこと。
ZUN氏自身メロディを理解しやすく、お気に入りだとか(東方紅魔郷〜Music room No.13「亡き王女の為のセプテット」説明欄より)
そもそも幻想郷には王女が居らず、誰かが亡くなった訳でもない。
結局の所、この王女の正体は謎、不明である(東方紅魔郷〜おまけtxtより)

また上海アリス幻樂団製作の楽曲としては、人気がとても高く(第5回東方シリーズ人気投票の音楽部門で4位、第6回と第7回、第8回、第9回では1位を獲得)
多くの人々によってアレンジが製作されている。

二つ名
・永遠の紅い幼き月(紅魔郷)
・永遠に紅い幼き月(紅魔郷おまけtxt、緋想天)
・紅い悪魔(永夜抄、求聞史紀)
・永遠に赤い幼き月(萃夢想)
・紅色の世界(文花帖)
・濃霧の吸血鬼(緋想天)

能力
・『運命を操る程度の能力』
現在の幻想郷の世界観での初作品である紅魔郷からいるキャラクターであるが、この能力が明確に使われた事はまだ無いため、どんな能力かは不明。
簡単に説明すると、どんな敵と対峙しても「自分が勝つ」と言う運命に変えてしまう完全無敵の能力(しかしレミリアは割と負けているためそうではないらしい)

二次創作では真面目なものからただのギャグまで色んな解釈でこの能力が描かれている。

吸血鬼としての力は求聞史紀によると、吸血鬼は鬼のパワーと天狗のスピードを併せ持ち、大量の悪魔を一声で召還する魔力に、頭以外なら全身の再生を一晩で出来る再生能力を全て併せ持つ最強の種族と書かれている。
たくさんのコウモリに分身したり、霧状になる事も出来るらしい。
大木を片手で持ち上げるほどの怪力を持ち(求聞史紀)
瞬く間に人里を通り抜けるスピードと言われている(求聞史紀)
※ただし求聞史紀の内容自体がかなり大袈裟に書かれている。

種族
・吸血鬼(悪魔)

呼称
レミリア.お嬢様.レミィ

お姉様/文花帖ではこっそり「あいつ」呼ばわりしていた(フランドール)

れみりゃ.へたれみりあ(カリスマブレイク時)

おぜう.おぜうさま(レミリアお嬢様に対する親しみを込めた愛称)
また、zun帽の形がドアノブカバーに見えることから「ドアノブカバー」とも一部で呼ばれている。

  スペルカード    
レミリア・スカーレットの項目に記載。

   概要2      
威厳や体面を重視しており、自らを「誇り高き貴族」と呼んだこともあるが、性格は見た目通りの子供で非常にわがままである。

レミリアは「日光に当たると気化してしまう」という設定があり(とういか吸血鬼は全てこの設定がある)紅魔郷で幻想郷を霧で覆ったのは日光を隠すためだった。
『萃夢想』では自機もしくは敵として彼女を選択すると、夜のステージしか選択できなくなり、昼のステージを選択しても強制的に夜のステージが選ばれる。
『緋想天』では屋外のステージを選択すると、強制的に屋内のステージが選択されるようになっている『非想天則』では特定の条件で屋外を選択可。
ただし『求聞史紀』のレミリアの解説(pp.77-79)にも「昼でもよく見かける吸血鬼」との記述があるように『紅魔郷』のエンディングや『三月精』第1部第0話などでは自身で日傘を差して昼間に出歩いているレミリアの姿が見られる。

三月精第2部(第7話)では、日中の湖の照り返しを受け、彼女の身を案じる十六夜咲夜をよそに平然としている。
他にも幻想郷の吸血鬼が持つ弱点を保有している。
しかし一般的な吸血鬼のイメージとは異なり、十字架は恐れない。

緋想天の文ルートにある「ぎゃおー! たーべちゃうぞー!」は名言。

 カリスマガード  
レミリアが、2D格闘ゲームである東方萃夢想、東方緋想天ならびに東方非想天則でしゃがみガードをした際に取るガードポーズ。
格闘ゲームにおけるしゃがみガードは姿勢を低くして守りを固めるといったポーズが一般的であるが、レミリアのしゃがみガードは「その場に体育座りをして頭を抱える」といったとても可愛らしいポーズを取る事から有名になり、一見して「うー」と呻いていそうなカリスマの欠片もない姿であり『世界一かわいいしゃがみガード』等と言われる事もある。
なお、副次効果として、観戦者を魅了する効果がある。
最終更新:2013年01月28日 21:08
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