吸血鬼(きゅうけつき)

主な危険度
極高

遭遇頻度

多様性
極低

主な遭遇場所
どこでも

主な遭遇時間
夜間

    概要      
比較的歴史は浅い妖怪(初めて現われてから数百年程度)であり、その中で最も強大な力を持ち、今や幻想郷のパワーバランスの一つを担っている種族。
昼間は住処で大人しく暮らし、日が沈むと暴れ出す夜の帝王。
主な食事は人間の血液であり、血を吸い尽くされた人間は死ぬ事も幽霊になる事も出来ず、ゾンビとなった後に日光で消滅してしまう。

※ちなみに吸血鬼は悪魔に分類され、東方に存在する『魔法使い、魔女、鬼(Wikipediaより)』といった種族は 「悪魔」が大分類であり『レミリア・スカーレット、フランドール・スカーレット』ら吸血鬼姉妹は『パチュリー・ノーレッジ、小悪魔、アリス・マーガトロイド、伊吹 萃香、聖 白蓮、星熊 勇儀』達と同じく広義の「悪魔」に分類される。
※天狗族も鬼の仲間らしいが不明瞭な点が多いので悪魔に属するか不明※

    能力      
驚異的な身体能力を誇り、東方求聞史紀によれば吸血鬼の怪力は樹齢千年を超える大木を片手で掴んで持ち上げ、その速さは瞬きする間に人間の里を駆け抜ける。

魔力も凄まじく、一声掛けるだけで大量の悪魔を召還する。
また自らを大量の蝙蝠(コウモリ)に分解し、さらには霧状にまで細かくし何処にでも入り込むなど変幻自在である。
生命力も高く頭以外が吹き飛ぶ怪我を負っても一晩で元通りになる不死性をもつ。
加えてその高い能力から、最大級のカリスマを持つ。

寿命
幻想郷では億単位の年齢である「八意 永琳」や170万歳以上の「因幡 てゐ」を始めとし数千、数百歳を軽く超える妖怪たちが居るため500歳の「レミリア・スカーレット」ですら子様扱いされる。

上記の通り人間を除いた幻想郷の住人(種族によって多少は異なる)は極めて長寿であり仮にレミリアの肉体年齢が約10歳ほどだとすると吸血鬼にとっての500年は人間の一週間程度に相当すると思われる。

吸血鬼の弱点
圧倒的に強い種族であるが、強さに比例して弱点も多い。

まず日光に弱く、日光を浴びせられると炭化してしまう。

流れ水を渡れないので雨の日は行動が制限され、てしまい河を渡れない。
※流水は吸血鬼の典型的な弱点だが、流れてなければプールも平気※

炒り豆は触れると火傷する弱点だが、豆自体は問題がない。

鰯の頭や折った柊の枝を苦手とし、炒った豆や銀が当たると皮膚が焼ける。

パチュリー・ノーレッジによれば、こういった強大な妖怪は最大の弱点を隠すために、小さな弱点をわざと曝しているのだと考察しているが、詳細は不明である。

弱点ではないもの
「※ニコニコ大百科より抜粋」
一般的に吸血鬼の弱点であるとされるものの中に、レミリアに対して効くかどうかという明示や描写がされているものには以下のようなものがある。
十字架レミリアには十字架は効き目がない、一般的な吸血鬼に対して最も例外的といえる点がこれで、レミリア自身が、効かないし何でそんなものが効くのかも分からないと回答している。

事実、レミリア自身が「天」「神」とつく符を多く持ち、天罰「スターオブダビデ」や、十字架型のオーラを放つスペルカードである紅符「不夜城レッド」を使用するため、キリスト教関連の神聖属性は全く効き目がないと思われる。
なお「吸血鬼に十字架が有効」という話の元は、吸血鬼の伝説が発祥した地域がキリスト教が深く根付いている地域であり、尚且つ「吸血鬼は人間が吸血鬼化して誕生するもの」とされていた事に起因する。
キリスト教信者である人間が吸血鬼になると、欲望に負けて他の人間を襲ってしまうが、十字架を見ると自身の行いの罪深さを思い出してしまう…と言う理由。

キリスト教信者ではないレミリアに十字架が効かないのはある意味当然と言える。
炎儚月抄において、パチュリーの作成中のトラップに引っかかって手首から先が黒コゲになった際、一瞬で再生してしまっている。
炎は浄化とか以前に物理的に殺傷能力があるため多少のダメージこそ受けるようであるが、再生できないといった事は全く無いようである。
また、レミリアは紅魔郷では通常弾の一つとして『火炎弾』を使用してくる。
銀の武器求聞史紀によると「咲夜の持つナイフは吸血鬼退治のための銀のナイフである」らしいので、幻想郷にも吸血鬼が銀を苦手としているという概念は存在するようである。
尚、レミリア自身もナイフ弾を使用し、黄昏版では鎖ナイフとして描写されているが材質は不明(※紅魔郷でナイフ弾を使用するのは咲夜とレミリアのみ)

招かれた事の無い家には入れないレミリアは博麗神社に出入りする事に関しては霊夢が過去に招いた事があるからと言う解釈も出来るが、明らかに「侵入者」として永遠亭に押し入った事がある(永夜異変)ため、この弱点は存在しないと見て間違いない。

『ヴァンパイアは杭を心臓に打ち込まれると死ぬ』
首を切り落とされると死ぬこんな事をされれば普通の生き物であるなら確実に絶命してしまうが、吸血鬼はほぼ不老不死であるため、絶命させる数少ない手段の一つと言われる。
「首を切り落とされたら死ぬ」と言う点については、求聞史紀に「頭以外を吹き飛ばされても元通りになる」との記述があるため、レミリアには関係ない様子。
最終更新:2012年12月31日 16:59