『チルノ』とはZUN制作の弾幕STG「東方Project」のキャラクターである。

   概要       
初出は「東方紅魔郷」2面のボス。
『紅魔郷』以降の複数の作品に登場しており、第12.8弾『妖精大戦争〜東方三月精』では主役となった。

性格は喧嘩っ早くて熱い性格。
自称「幻想郷最強」

一人称は「あたし」と「あたい」の二つ。
『文花帖』では「私」
『花映塚』では「あたい」
『非想天則』では両方の一人称。
ちなみに普段は「あたい」が主流。

『非想天則』ではストーリありで出演し、ジャケット絵を飾っている。
更にコミックマーケット78で頒布された第12.8弾『妖精大戦争』では主人公にまで上り詰め、再びジャケット絵を飾っている。
ちなみに人間以外での単独主人公は射命丸文に続いて2人目である。

『紅魔郷』チルノのBGM「おてんば恋娘」のコメントには「バカな女の子をイメージしました」 とある。
子供でいたずら好き、頭はあまり良くなく「霊夢や魔理沙に取ってあの程度の妖怪は軽くあしらわれるのです」とされる。
いつもは蛙を瞬間で凍らせては水につけ生き返らせて遊んでいる(3回に1回は失敗して蛙は砕け散る)
『紅魔郷』おまけ.txtより。

『求聞史紀』では湖の妖精のリーダー格であるとされている。

チルノの生息域は自ら「あたいの城」と称する霧の湖(『花映塚』EPISODE 霧の湖)
『三月精』では三妖精の住居が大木の中なのに対して、彼女の住居は湖畔のかまくら(イグルー)として描かれている。
また彼女の住処の湖は「他の妖怪も出やすく危険」だという。

最強?」
『花映塚』や『非想天則』『妖精大戦争』では自ら「最強」を名乗っている。
東方紅魔郷でも霊夢と相対したとき「強敵」と自称している。
それはあながち間違いではなく、妖精の種族内では並外れて強力な力を持っている(ゲーム内道中に現れるのは妖精妖怪の類であり、それらが簡単に倒されているところからすれば、並の妖怪よりもずっと強力である)」
設定にも「触れた物を瞬間で凍らせる事が出来るので、たとえ寝ていても触らない様にする。
凍傷になる恐れがある」と警告されていることから決して弱くはない、というか強い。
ちなみにチルノの対処法としては素直に逃げる、被害を受ける前に姿を見つける、松明の火など熱くて触れられない物を持つ等がある。

「あたいったら最強ね!」
東方花映塚マッチモードにてチルノvsチルノで戦い、勝つと「あたいったら最強ね!」との台詞をしゃべる。
チルノでもっとも有名な台詞でもあり、この言葉がチルノを象徴している。

バカ (9)『※実際の表記は、9を○で囲んでます』
『花映塚』でのマニュアルの画面説明の際「(1)自機」などの説明に混じって、チルノの項目に(9)=バカと書かれておりあった事から、バカであることの公式設定と『9』がアダ名として定着した。
しかしストーリーを見るとバカと言っているのは「知能の低さ」ではなく「目先のことしか考えない行動(無鉄砲であること)」に対して言っていると捉えられる。

『文花帖』では新聞記事を読解し批判している知性を見せる。
一方で幻想郷縁起での妖精についての解説からすると、ここでいう「バカ」とは「一つの事を考え出すと他の事を考えられなくなる」と言ったようなもの。
また『非想天則』での描写では記憶力があまり良くないらしく、ストーリーでの出来事を霊夢に必死に伝えようとするも具体的な事はもう覚えていなかったりする。
妖精大戦争では三妖精に家を破壊され宣戦布告(喧嘩を売られた)されたが湖を凍らせる途中だったので宣戦布告を忘れてしまっていた(ちなみに桜の季節になりようやく宣戦布告のことを思いだして三妖精に報復に行った)

『求聞史紀』ではどんなに簡単ななぞなぞでもきっと答えられないはずとされていおり、チルノから逃げるためにはなぞなぞを出すと良い、というのもこれを突いたもの。
以上のことからチルノだけがバカと思われるが、チルノの名誉のために補足しておくと、チルノだけがバカなのではなく妖精全般がバカなのである。

特徴、年齢、など
氷の妖精だけにイメージカラーは青。
身長は「低い」(妖精は大きくても年齢が10に満たない子供程度)
髪は薄めの水色で、ふわふわのウェーヴがかかったセミショートヘアーに青い瞳。
ちなみにウェーブは二次ではウェーヴがかかった髪が描きにくいからか省かれやすく、ストレートヘアーのチルノが多かったりする。
服装は白のシャツの上に青いワンピース(スカートの縁に白いギザギザ模様)を着用し、首元には赤いリボンが巻かれている。
冬は長袖で靴もしっかり履いている。
公式作品で裸足になったのは『三月精』

背中には氷の結晶に似た羽(6枚羽根)を持ち、頭部には青い大きなリボン(花映塚 以降は緑色)を付けている。

テーマ曲
・『おてんば恋娘』(東方紅魔郷)
・『おてんば恋娘の冒険』(東方花映塚)

二つ名
・湖上の氷精(紅魔郷)
・氷の妖怪(妖々夢)
・氷の小さな妖精(花映塚)
・不自然な冷気(文花帖)
・氷の妖精(求聞史紀.非想天則)

能力
・冷気を操る程度の能力
『妖々夢』キャラ設定.txtでは「主に冷気を操る程度の能力」
春夏秋冬問わず冷気を出しており、チルノの周りは寒い。
氷で剣や矢を造形でき、液体を冷やすのではなく液体の一部で氷を作り、それで冷やすなども出来る。

四季映姫によると、妖精の中では別格の強さを自覚無く持つ故に死ぬ可能性がある。
妖精は「自然現象そのものの正体」だが、チルノはその範囲を逸脱しやすい。

―東方花映塚チルノストーリーモードより↓
『貴方は妖精なのに強い力を持っています。
でも、そのお陰で自分のテリトリーを外れる事が多い。
そう、貴方は少し迷惑をかけすぎる。
そのままでは、貴方は自然の力で元に戻れないダメージを負うかも知れない。
すなわちそれは死、という意味です。
小川のせせらぎ、鳥の鳴き声、虫の歌。
自然だって死ぬときは死ぬのです。
永遠は自然界には存在しないと思いなさい。
貴方は、少し力を持ちすぎたことを自覚せよ!』

妖精は体がバラバラになってもすぐ治り、死んでも生き返るので「一回休み」程度の感覚(『三月精』第2部、第21話)より。
前述の『元に戻れないダメージ』とは? 躰がバラバラになる位の大怪我を負ってもすぐに治る。
厳密な意味では、妖精は死ぬことがない(―東方求聞史記 妖精の項)

種族
・妖精
冷気を操る氷の妖精(紅魔郷「おまけ.txt」や妖々夢「キャラ設定.txt」には、『妖怪・雪ん娘』と記載されている)
妖々夢では「氷の妖怪」と、妖怪の範囲に含まれている。

呼称
通称は(9)、バカ(ちなみに両方とも蔑称と捉える人もいるので使用する際は注意しよう)

  スペルカード    
チルノの項目に記載。

   概要2      
二次創作では主人公キャラに並ぶほどの登場頻度であり、東方キャラの中でも多いイラスト数を誇っているなど、かなりの人気を保持している。
人気投票でも常に20位前後(主人公やラスボス群などのキャラたちのすぐ下)にいるほどである)
また、東方は知らないがチルノは知っているという人もいおり知名度は東方キャラでも1,2を争うほどである。

  バカルテット   
「バカルテット」の一人(神主の公式設定で、バカが確定している4人を総称して呼ぶ)
バカ+カルテット(四人組)=『バカルテット』

「1」チルノ(公式設定のおバカさん、二次創作でもよくネタにされる)

「2」ミスティア・ローレライ(新聞が読めない)

「3」リグル・ナイトバグ(「頭が弱い気がする」という記述のみ)
ちなみに文花帖では自分のしていた仕事(蟲の知らせサービス)が何だったのかを忘れていた。

「4」ルーミア(自分の闇で自分も前が見えない。しかもそれに気づかない)

以上のことからおバカさんの4人組である。
最終更新:2013年03月18日 19:45