妖精(ようせい)とは「大自然の具現」「自然現象そのものの正体」。

主な危険度

遭遇頻度
激高

多様性

主な遭遇場所
どこでも

主な遭遇時間
いつでも

    概要      
その容姿や性格は総じて幼く単純で悪戯好き。時には命にかかわる笑えない悪戯をすることもあるが、基本的には笑って済ませられる程度であり、人間も妖精を捕まえてはたまに鬱憤晴らしをしている。

また妖精の強弱はその元となった概念や場に依存し、概念が強化される環境(冷気がきつくなる冬、花が咲き乱れる春)や霊気などが高まった場などでは時に妖怪を凌駕するほどの力を付ける。
中には何らかの原因で妖精を逸脱した力や思考を常に保持する個体も存在し、そういった妖精はいずれ妖精から外れて妖怪になるらしい。

寒暖や雨風、草花の開花といった一つ一つの現象に妖精は宿る。
体長は手のひらに載る程度の者から、大きくとも十に満たない人間の幼子程度の者がほとんど。
羽根はトンボや蝶といった昆虫の様な羽根を持った者が多い。

騒がしい場所を好み、陰気な場所では数が減る。
体がバラバラになるほどの大怪我を負ってもすぐに治り、死んでもすぐに同じ姿で生まれ変わる。
そのため死を恐れず無鉄砲である。

妖精たちは食事を取る必要がないが、人間の食事を真似て、人間と同じ物を食べる。特に人間が食べようとしている物をこっそり奪って食べるのを好む。
悪戯好きで、後先を考えず目の前の者を邪魔する。
時には崖から突き落とされたり、背中に火を付けられたりすることもある。
大人の人間なら簡単に勝てる強さだが、悪戯せずにいきなり攻撃してくる事もある。特に大勢の妖精が集まっていたり騒いでいる時は、付近にとてつもなく強力な妖怪が潜んでいる可能性がある。
その量と凶暴さは付近の危険度を表している(求聞史紀』p.8-9)より。
最終更新:2013年01月09日 19:12