『十六夜 咲夜(いざよい さくや)』とはZUN制作の弾幕STG「東方Project」のキャラクターである。

   概要       
紅魔館に住んでいる唯一の人間で実質的に紅魔館の一切を取り仕切る立場におり、家事一切をほぼ一手に引き受けているメイド長。
館の空間操作まで行っているので、実質彼女無くして今の「紅魔館」は成り立たないと思われる。
館の主人「レミリア・スカーレット」やその友人「パチュリー・ノーレッジ」などに対しては畏まった敬語を使い『東方永夜抄』ではフレンドリーで主従と言う上下関係を感じさせない仲の良い友人の様な会話を繰り広げつつ異変を解決した。
『東方儚月抄』ではメイドらしく畏まった敬語を使うが、レミリアとパチュリー以外の人物に対しては砕けた口調になる。

性格は瀟洒(意味は垢抜けている、洒落ている)で完璧そうに見えるが、少しズレた思考を持つマイペースな天然キャラでそつがないようでどこか抜けている。
また猫舌である。

得意技はナイフ投げとタネ無し手品(時を止める能力を使用して行っている)
銀製のナイフを投げナイフ用として多数所持しており、体術を最も得意とする。
投げナイフの射程は20間(約36m)もあり、頭にリンゴを乗せた妖精の額に命中させることができる程の腕前でタネ無し手品は戦闘中にもよく取り入れている。
神主によると、投げナイフの技術は料理の腕に比例するため料理上手である。

彼女の仕事の中には「人間を食料に加工する」という事柄まで含まれており、地下に幽閉(引きこもり説もある)されているレミリアの妹「フランドール・スカーレット」に紅茶とケーキに加工された人間を提供している。
だがフランドール自身は食糧に加工された人間以外見たことがないと言っているので、直接の面識は無いのかもしれない(もしくはフランドールが彼女を人間と認識していない所為だろうか?)

『紅魔郷』時点では、ただ日々の食事を求めて紅魔館で働いていた。
『永夜抄』の時点では紅魔館で働くことを衣食住に困らず快適だと感じている一方、レミリアに対して心からの忠誠を誓っている。

咲夜は幻想郷の生まれではなく「十六夜 咲夜」という名前も主人であるレミリアが与えた物である(求聞史紀やZUN氏よりの回答メールより)
『求聞史紀』では阿求が、彼女は元吸血鬼ハンターではないかと推測している。

特徴、年齢、など
身長は「高」
瞳の色は登場作品によって異なっている。
年齢は、神主の直接の言では「多分けっこう10代前半のキャラ(2007年8月11日の『萎えラジDNA C72 直前スペシャル』より)」

『求聞史紀』での稗田阿求によれば「本人は10代後半だと言っている」
ちなみに年齢不詳の多い幻想郷で10代後半を自称している数少ない人物でもある。
時を止める能力から来る実年齢とのズレがあるとの声もある。

寿命
彼女は紅魔館で唯一の人間であるため、よく寿命の問題が二次創作などのタネになる。
咲夜の場合は吸血鬼化して長寿を得るという手段があるため、同じく寿命問題として挙げられる「霧雨 魔理沙」と同様いかに人間らしく生きたかが強調される。
その一方で、ただの人間なのかあまりにも怪しい部分が多く、かなり昔から紅魔館にいたという話があったりする上に「時間を操る程度の能力」を持っているため、寿命は妖怪並みかそれ以上ではないかと解釈する人もいる。
なお、咲夜の寿命の話は二次創作だけに限ったことではなく、東方永夜抄でも主のレミリアから心配されており、レミリアから蓬莱人の肝による不老不死を勧められた時『生涯人間』であることを表明している。

テーマ曲
『東方紅魔郷』
・「月時計〜ルナ・ダイアル」

『東方萃夢想』
・「メイドと血の懐中時計(アレンジ)
・「月時計〜ルナ・ダイアル(アレンジU2)

『東方花映塚』
・「フラワリングナイト」

『東方緋想天』
・「フラワリングナイト(アレンジ、あきやまうに)

二つ名
・紅魔館のメイド(紅魔郷、妖々夢、永夜抄、求聞史紀)

・完全で瀟洒な従者(萃夢想、緋想天)
・完全で瀟洒なメイド(花映塚)
・危険な手品師(文花帖)
・小夜嵐のメイド(緋想天)

能力
・時間を操る程度の能力
彼女は時間を操る能力を持っており、時間を止めることができる。
さらに、時間を止めて自分だけ移動したり、時間の流れを遅くして超高速で動いたり、時間の流れを速めて存在を変化させる(林檎ジュースを林檎酒に変える等の)能力である。

しかし、起きてしまった出来事を無かったことにするのは難しく、特殊な場合を除いて難しい。
壊れたり燃えてしまったり、物を食べてしまった場合は時間を戻しても元には戻らないため、事実上、時間を戻すことはできないとされる。
ただし、移動していた物を元の場所に戻す程度の事は可能。

時間と密接に関係する空間も弄ることができ、空間を狭くしたり広くしたりも出来る。
元から広い紅魔館内の空間は彼女によってかなり拡張されており、その広い紅魔館のほぼ全てを1人で掃除していおり、そのため「時間でも止めない限りやってられない」と彼女は言っていた。

時間を圧縮して、短期間の過去や未来のナイフを同時に発現させる攻撃もできる。
この方法を応用して、自身の擬似的な分身を作り出すことも可能。
時間、空間をどの程度まで操れるのかは定かではないが、作中でのスペルカード「咲夜の世界」で止めている時間は約5秒である。

その能力は人間の域を完全に逸脱していると皆から評されている。
攻撃力は他のキャラクターと比べると若干低めで能力で時間を止めてナイフを設置するというけっこう地道な攻撃であり、同時に投げるナイフには限りがあるので手持ちが無くなると時間を止めて回収しにいく。

しかし時間を止めればどんな攻撃も避けられると思われるが、東方儚月抄では依姫の攻撃を時を止めて回避しようとしたが、弾幕に体を通す隙間すらなければ時を止めても回避できないという点を突かれ敗北した。

種族
・人間

呼称
基本的には「咲夜」「咲夜さん」と呼ばれる。
「さっきゅん」という愛称もある「

※ちなみにネット上ではたまに「PAD長」を用いられるがこの呼称に悪感を抱く人もいるので注意されたし。※

  スペルカード    
十六夜 咲夜の項目に記載。

   概要2      
最終更新:2013年02月03日 00:03
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