『バラモス』
ドラゴンクエスト3の大ボス。
ネクロゴンド地方の海と岩山に囲まれた島に居城を構え世界征服を企でていた魔王。
カバと プテラノドンを合わせたような肥満体の外見をしているが、その姿を滑稽と笑った者たちは皆瞬きする間に塵にされてしまうという。

戦闘BGMは「戦いのとき(ファミコン版以降)」
二つ名は「魔王」

ドラゴンクエスト3  
魔王としての彼の活動は世界支配を企みテドンを滅ぼすなど自ら手を下すこともあるが「ボストロール、やまたのおろち」等の配下モンスターを人間の国の指導者に成り代わらせ秘密裏のうちに内部から人間界の侵攻を行う手段も使う策士。
ちなみに本物のサマンオサ王は牢に幽閉、ちなみにSFC版ではヒミコも存命している。

一方でポルトガに住む一般住人のはずのカルロスとサブリナに対し、殺害せずにわざわざ呪いをかけて苦しめるなど、スケールのちっちゃい悪事も行っている。

長い長い冒険の末に辿り着いた決戦の地、激化する戦いの果てにようやくバラモスに勝利した後、アリアハンの城で祝勝会が開かれている最中に真のラスボスである『大魔王ゾーマ』の存在が明らかにされる。
そして勇者たちは新たな冒険の地、アレフガルドへと乗り込むのだった…。

バラモスはゾーマの部下の一人だったが上の世界の支配を任せられていたりと、ゾーマの部下の中では最大の実力者であり、信頼もあったことが伺える。
しかし、ゾーマの存在はバラモスを倒すまで表沙汰にはならない上に、バラモス自身はその巧みな侵略手段から人々に大きな不安感を植え付け、世界の様々な場所で恐怖の対象となっている。

魔王としての実力
HP「900(FC版)/2500(SFC版)/3000(GBC版)」
MP「∞」
攻撃力「240」
守備力「100」
素早さ「85」
特殊能力「毎ターンHP100回復(GBC版除く)」
攻撃は二回行動で「通常攻撃、メラゾーマ、イオナズン、激しい炎、バシルーラ、メダパニ」

ゾーマに表の世界侵略を任された魔王の名に恥じず、冷気系を得意とするゾーマとは対称的に火炎系の強力な技を使いこなす。
さらにメダパニとバシルーラといった、戦闘補助系も使うのである意味ザキ系呪文よりも厄介である。

さらに自動回復を備えており、SFC版ではHPを始めとしたステータスが上方修正され、多少のダメージをものともしないので半端な攻撃力で挑むと回復に追いつけず苦戦することになる。


バラモスの攻略方法
「マヌーサ、マホトーン、ラリホー、ルカニ」など補助呪文が有効でありスクルト、フバーハ、、ピオリム、バイキルト等で強化すれば苦戦しない。

SFC版以降は、勇者一人で倒すとアリアハン王からお褒めの言葉と共にご褒美「バスタードソード」がもらえる。
しかし勇者一人では当然ながら苦戦するので「魔封じの杖、草薙の剣」でバラモスを弱体化させ、あとは攻撃と回復の繰り返し。
装備は「稲妻の剣、ドラゴンメイル、ドラコンシールド、般若の面」
※ただし般若の面は呪いを解くと無くなってしまうので勿体ないと感じるなら「オルテガの兜」でも可。※

しかしバスタードソードはアレフガルドで買えるのでわざわざ一人で倒す必要はない、こんな良い武器あるならバラモス戦前にくれよとツッコミたい。


派生モンスターたち
・「バラモスブロス」
ゾーマの玉座の間にて待ち構えるゾーマの部下の一人。
キングヒドラ撃破後、2番手に控えるバラモスの兄弟。
バシルーラやメダパニを使わないが、SFC版、GBC版では2回攻撃どころかたまに3回攻撃までするようになり、守備力がバラモスの2倍あったりするが、自動HP回復が無くルカニも効くので実際はそこまで苦戦しないことが多い。
というかコイツに苦戦していたらゾーマには勝てない。

・「バラモスゾンビ」
ゾーマ前座の3番手でゾーマの魔力で蘇り、死してスカルゴンの使い回しグラフィックと化してまでなお闘うバラモスの成れの果て。
攻撃は2連続の通常攻撃のみであるが、攻撃力は全モンスター中でもゾーマに次ぎ2番目に高く、尋常な威力ではない。
対策としてはスクルトで防御を限界まで上げてから攻撃あるのみである。
ちなみに骨だけに「防御力は0」
またHP自動回復(50)がある。

生前のポーズはともかく骨格が元のバラモスと全く違う点はスルーしよう。

・「バラモスエビル」
リメイク作のSFC版、GBC版で登場するバラモス型のモンスター。
攻撃は「メラゾーマ、イオナズン、凍える吹雪」
2回攻撃だが、パターン行動ではないのでメラゾーマやイオナズンを2連発してくる。
だが真に面倒なのは、これがザコとして通常の敵として出現し、しかも高確率で2体同時出現な点。
しかも連続で吹雪なんて吐かれたら勇者ロトでも凍死してしまうほど邪悪な(evil)バラモスが天界を闊歩している。

また呪文耐性もバラモスに有効だった異常系がほぼ効かなくなっているが、代わりにバシルーラがよく効くのは本家を意識したギャグなのだろうか?
SFC版においては最大MPを上昇させる「不思議な木の実」を落とす唯一のモンスターであった為に、盗賊を引き連れ危険を冒してまで狩りに勤しむ猛者が多かったとかなんとか。


バラモスの名言(?)
「ついに ここまで来たか。 ○○○○よ。
この大魔王バラモスさまに
逆らおうなどと 身のほどを わきまえぬ 者たちじゃな。
ここに来たことを くやむがよい。
ふたたび 生き返らぬよう
そなたの ハラワタを
喰らいつくしてくれるわっ!」
しかし実際に死んでも喰らいつくされず、丁寧に教会まで移送されて生き返ることができるので意外と親切(?)な魔王バラやん。

ドラゴンクエスト9  
ドラクエ歴代の大魔王と戦える地図の一つ「バラモスの地図」によって現れる宝の地図の洞窟で待ち構えている。
戦闘テーマは「戦いのとき」
戦闘前の台詞も3と同じく「ついに ここまで来たか。 ○○○○よ。
この大魔王バラモスさまに
逆らおうなどと 身のほどを わきまえぬ 者たちじゃな。
ここに来たことを くやむがよい。
ふたたび 生き返らぬよう
そなたの ハラワタを
喰らいつくしてくれるわっ!」

他の大魔王と同じく倒すごとに経験値を与えるか否かを選択し、経験値を与えるとレベルが1ずつ上がっていきパラメーターや新しい呪文や特技を習得していき、行動回数が最高3回にまで増える(レベル上限は99)

バラモスのモンスター図鑑説明文(みやぶる使用後の項目)
「こっけいな すがたを
笑った者たちは みな
まばたきする あいだに
チリにされて しまうという。」

ちなみにLV.99になると「HP.13057」「攻撃力803」「防御力600」「素早さ320」と大魔王の中では一番低いがそれでも凄まじい強さである。

この強さについて開発者曰く「高レベルの大魔王たちは開発陣が倒せなくても構わないと思ったうえで強さの設定をしている」とのことである。


外的作品でのバラモス
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
モンスターズシリーズでは魔王系として登場(ジョーカー2除く)
「ハーゴン×やまたのおろち」の配合で誕生し、クリア後に解放される「あやつりの扉」のボスとしても登場する。
特技のジゴスパークがかなり強く能力も魔王に相応し強さ。

ジョーカー2でも能力は高い。

ドラゴンクエストモンスターズバトルロード
モンスターバトルロードIIでは第6章以降、魔王として登場。
肩書きはそのまま「魔王」。
HPは1人プレイ4900、2人プレイ6200とトップクラスのHPを持ち、全体的な能力もバランスが良い。
イオナズンや「はめつのうた」でこちらの行動を封じることもある。

「逆襲の魔王」ではレジェンド魔王カードの登場により、プレイヤーが使うことも可能になった。
技は「イオナズン」「邪悪のツメ」
イオナズンで攻め、呪文に強い相手には邪悪のツメを使うのが基本。

とどめの一撃は、バラモスが平伏しゾーマが玉座に腰を下ろしたまま「極大焼失呪文」と呼ばれるメラ系最上級呪文『メラガイアー』を敵に放つ。
最終更新:2013年02月07日 23:51