『東方文花帖〜Shoot the Bullet.』
タイトルの読みは「とうほう ぶんかちょう」
副題の読みは「シュート・ザ・ブリット」

ちなみにタイトルの『Shoot the Bullet.』は「弾幕を撮れ!」と「弾幕を撃て!」をかけた洒落になっている。

   作品概要   
東方project第9.5弾となる作品で、2005年12月30日のコミックマーケット69にて完成版が頒布された。

本作は2005年8月11日発売の書籍『東方文花帖〜Bohemian Archive in Japanese Red.』のゲームパートと位置づけられた作品である。
当初は書籍の付属CD-ROMに収録することを理想として目指したが、開発する時間を取るのが無理だったため断念したとのこと。
今回はほとんどの登場人物が敵として出演。
自機キャラは「花映塚」「文花帖(書籍)」に登場した「射命丸 文」のみ。

ゲームの内容は一風変わっており、弾幕系シューティングではあるが自機は取材という設定上、プレイヤーは攻撃手段を一切持たずボスキャラの撃つ弾幕を新聞記者の射命丸文が撮影するというものである。
「規定枚数、ボスの写真を撮ればクリア」という構成となっている。
レベルは1-10とExtraの計11レベルある。
また他の弾幕シューティングと異なり、紅美鈴が飛び蹴りを仕掛けてきたり、魂魄妖夢が一瞬しか画面内に現れない瞬速の居合いを行ってきたりと、ボスキャラが縦横無尽に動き回る。
また咲夜が撮影の瞬間に時を止めてファインダーから外れたりとキャラクターの特性をより活かした演出も存在する。

難易度は高めであり、永夜抄のスペルプラクティスモードに近い形態をとっている。
ZUN氏曰く「Extraをクリアできる程度の実力を持っていることが望ましい」と語っている。
ただし、東方作品での必須とされるチョン避けなどのスキルを練習することも可能なため、初心者さんが買っても安心してあそべます。

なお、2010年に本作の続編と呼べる「ダブルスポイラー〜東方文花帖」が領布された。
基本的なゲームシステムは同じだがこちらはゲームのみ。

号外ステージ
本作品では「Level1〜Level10、Ex」の計11レベルが用意されているが、これとは別に『号外』というレベルが用意されていた。
ver1.01aのパッチにより号外1というおまけステージ用のレベルが追加され「まだ登場していない霊夢や幽香などが登場すると期待されていた」内容となるステージは後日追加するとアナウンスされた。

しかし号外がなかなかリリースされないためファンからのメールに対して2006年の夏コミ後に開発着手すると返答していたが、同年10月にZUN氏が過去作品のパッチ開発を停止して新作開発に移行すると宣言したため、結局おまけステージが追加されることはなく「過去作品のパッチ開発を中止し、新作開発に移行する」と宣言してしまったため結局解禁される事なくお蔵入りとなった。

気紛れに作るかもしれないとの記述があったが現在も無期延期中である。

   あらすじ    
文花帖。
それは幻想郷のブン屋(新聞記者)鴉天狗の射命丸文が『文々。新聞(ぶんぶんまるしんぶん)』という新聞に使うための写真とネタを書きとめた手帖である。
彼女はネタを探しに、幻想郷を飛び回り弾幕を撮影しに行った。

 登場キャラクター 
本作品には紅魔郷から花映塚までのほとんどの登場キャラクターが、各レベルごとに2〜4人登場する。
これまで、主人公であった「博麗 霊夢、霧雨 魔理沙」の二人は本編には登場しない(両者ともおまけ.txtにのみ登場)

また、大妖精、小悪魔、リリーホワイト、ルナサ・プリズムリバー、メルラン・プリズムリバー、リリカ・プリズムリバー、ミスティア・ローレライ、風見 幽香は本作品での登場は無い。

「主人公(自機)」
射命丸 文

「ボスキャラクター」
1面ボス。
・「リグル・ナイトバグ」
・「ルーミア」


2面ボス。
・「チルノ」
・「レティ・ホワイトロック」


3面ボス。
・「アリス・マーガトロイド」
・「白上沢 慧音」


4面ボス。
・「鈴仙・優曇華院・イナバ」
・「メディスン・メランコリー」
・「因幡 てゐ」


5面ボス。
・「紅 美鈴」
・「パチュリー・ノーレッジ」


6面ボス。
・「橙」
・「魂魄 妖夢」


7面ボス。
・「十六夜 咲夜」
・「レミリア・スカーレット」


8面ボス。
・「八雲 籃」
・「西行寺 幽々子」


9面ボス。
・「八意 永琳」
・「蓬莱山 輝夜」


10面ボス。
・「小野塚 小町」
・「四季映姫・ヤマザナドゥ」


Extraステージのボス。
・「フランドール・スカーレット」
・「八雲 紫」
・「藤原 妹紅」
・「伊吹 萃香」
最終更新:2013年02月12日 00:01