川原礫氏のライトノベル『ソードアート・オンライン』およびその一連のメディアミックス作品群(以下それらを合わせて《原作》と表記)と本編に登場する用語を中心にまとめているページです。
原作および本編のネタバレが多大に含まれております。ご留意のうえ閲覧してください。
用語横の記号についての説明
◎:原作、本編および『SAO』関連コミュニティにおいて全般的に登場する用語
◯:本編のみに登場する用語
△:本スレの雑談などにおいて登場する用語
×:『SAO』とは全く関係がないが、こんなものもあるという一種のネタ用語
【英数字】
AA(えーえー) △
AAスレ(えーえーすれ) △
DEBANさん(でばんさん) ◎
原作における
シリカのこと。
MORE DEBANの右の方。
電撃文庫版第10巻の裏表紙で『DEBAN』と書かれた看板を掲げていたことからこう呼ばれる。
一時期は「
使い魔の方が出番が多かった」「
ピナが本体」などと言われるくらい出番が少ないことをネタにされていた。
アニメ版では
MOREさん同様、原作よりも出番が増えたが、最近では
後発のヒロインに設定の強みを次々と奪われていることをネタにされている。
EW(いーだぶりゅー) ◎
GM(じーえむ) ◎
様々な用途で使用される単語・略語だが、当サイトを始めとした『
SAO』関連コミュニティや
MMORPGでは、もっぱら“
ゲームマスター”の略称を指す。
ただし、『SAO』の作中に登場するゲームや、現実のMMORPGの一部の作品によっては、
ギルドマスターや
ギルドメンバーという役職・名称も登場し、これらも時にGMと略称することがある。
ただし、
ゲームマスターの略称以外でGMという言葉がMMORPG上で使用されるケース自体が稀であるため、基本“GM = ゲームマスター”という認識で問題ない。
HF(えいちえふ) ◎
if(いふ) ◯
IM(あいえむ) ◎
MMO(えむえむおー) ◎
1:
Massively Multiplayer Online(大規模多人数型オンライン)の略称。
2:
Mercury Magnetospheric Orbiter(水星磁気圏探査機)の略称。
3:
MMORPGのこと。
一般的には1と3を指す。
MMORPG(えむえむおーあーるぴーじー) ◎
Massively Multiplayer Online Role-Playing Game(大規模多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)の略称。
単に
MMOと呼ぶこともあるが、MMOは
“ある程度の人数が1つのデータを共有する「サーバー」に同時にアクセスできるコンテンツそのもの”を表す言葉であるため、
ジャンル表記としては間違いである。
しかし、この概念を最初に打ち出したのがネットゲーマーたちであったため、一般的には“
MMO = MMORPG = ネトゲ”という認識が強い。
MOREさん(もあさん) ◎
原作における
リズベットのこと。
MORE DEBANの左の方。
電撃文庫版第10巻の裏表紙で『MORE』と書かれた看板を掲げていたことからこう呼ばれる。
アニメ版において、本来原作では出番がないシーンにちょっとだけ登場したことから、「
DEBANさんよりは優遇されている」なんて言われることがある。
それでも雀の涙程度の扱いの差だが……
MORE DEBAN(もあでばん) ◎
原作において出番が少ない2人の女性キャラが、
電撃文庫版第10巻の裏表紙で主張した魂の叫び。
デフォルメ化された可愛らしいイラストで描かれているのに、どこかシュールさと哀愁が漂うため、ファンから度々ネタにされている。
最近では原作者や公式からもネタにされており、ますます出番が少なくならないか心配である。
【関連用語】
→
MOREさん
→
DEBANさん
LA(えるえー) ◎
様々な用途で使用される単語・略語だが、当サイトを始めとした『
SAO』関連コミュニティや
MMORPGでは、もっぱら“
ラストアタック”の略称を指す。
原作では、『LA』の上に『ラストアタック』とルビが振られて表記されている。
PK(ぴーけー) ◎
様々な用途で使用される単語・略語だが、当サイトを始めとした『
SAO』関連コミュニティや
MMORPGでは、もっぱら“
プレイヤーキル”および“
プレイヤーキラー”の略称を指す。
その名の通り、
モンスターではなく他のプレイヤーを殺害する行為やそれを行うプレイヤーのこと。
ちなみに、
原作の《SAO》においては『
レッド』という通称が存在したため、プレイヤーキラーのことを『PK』と称したり表記することは稀。
SAO(えすえーおー) ◎
『
ソードアート・オンライン』の略称。
原作中や公式サイトなどでも用いられている、いわゆる公式略称。
正式タイトルよりも、この略称で表記されて呼ばれることのほうが圧倒的に多い。
【関連用語】
→
竿
SAOA(えすえーおーえー) ◎
SAOEW(えすえーおーいーだぶりゅー) ◎
SAOHF(えすえーおーえいちえふ) ◎
SAOIM(えすえーおーあいえむ) ◎
SAOP(えすえーおーぴー) ◎
SS(えすえす) △
様々な用途で使用される単語・略語だが、インターネット上の創作界においては、もっぱら“
ファンによる非公式二次創作小説"のことを指す。
基本的にインターネット上で公開・掲載されているものを指し、大雑把に分類すると「
個人サイトに掲載されるもの」「
投稿サイトに投稿および掲載されるもの」「
《2ちゃんねる》などの匿名電子掲示板に投稿されるもの」の3つに分けられる。
特に3番目のタイプには、特定の
板において「
SS投稿専用のスレ」または「
そのSS専用のスレ」が立てられるのが最大の特徴で、それらを総じて「
SSスレ」と呼ぶ。
インターネット上で頻繁に見ることができるSSの大半は、
投稿・掲載時点におけるインターネット上のサブカルチャーコミュニティで話題になっていた作品を原作としているもので、
原作の話題・人気が廃れると、それに追従する形でSS作者から未完の状態で投げ捨てられたり(放置されたり)、打ち切られることがほとんどである。
上記のようなケースは、特に連載形式のシリーズ物に多い。
【関連用語】
→
エタる
SS速報VIP(えすえすそくほうびっぷ) △
web版(うぇぶばん) ◎
オンライン小説時代の『
ソードアート・オンライン』のこと。
原作者である
川原礫氏のウェブサイト上に連載・掲載されていた。
電撃文庫版刊行に合わせて、現在は削除されている。
電撃文庫版は、このweb版から加筆・修正・変更された箇所が多々存在し、そうした相違点の一部は当時のファンからネタとして度々語られている。
ちなみに、『
SAO』の公式のオンライン小説は、現在も上記サイトで一部が連載・掲載されているが、そちらは電撃文庫版の設定に準拠した内容になっている。
1(いち) △
1MORE(わんもあ) ◯
本スレの
戦闘パートに導入されているシステムのひとつ。
相手にヒットさせた攻撃がクリティカルだった場合に発動し、そのフェイズ中の行動回数が+1される(つまり
直後に再行動ができる)というもの。
《1MORE》が発動中のキャラクターがクリティカルを発生させても、行動回数は+1にはならない。
また、《
スイッチ》による攻撃でクリティカルが発生しても、《スイッチ》を行ったキャラクターに《1MORE》は発動しない。
フェイズ終了と同時に、発動している《1MORE》は全て解除される。
元ネタは、アトラスのRPG『真・女神転生III-NOCTURNE』と『真・女神転生IV』の戦闘システム『プレスターンバトル』と、同じくアトラスのRPG『ペルソナ3』と『ペルソナ4』の戦闘システム『ワンモアプレス』。
ただし、実際の元ネタの戦闘システムとは細部が異なる。
2ちゃんねる(にちゃんねる) △
日本最大規模の匿名電子掲示板郡。通称は「
2ちゃん」「
2ch」。
1999年5月に「ひろゆき」こと西村博之氏により作成・開設された。
キャッチコピーは "
「ハッキング」から「夜のおかず」までを手広くカバーする巨大掲示板群" 。
そのキャッチフレーズの通り、幅広い分野の話題が24時間365日開設から今日まで投稿され続けている。
【関連用語】
→
スレ
→
ニュース速報(VIP)板
→
レス
【あ行】
アインクラッド(あいんくらっど) ◎
アインクラッド編(あいんくらっどへん) ◎
アシュレイ(あしゅれい) ◎
原作の
アインクラッド編において名前だけ登場する女性プレイヤー。20代前半の美人。
原作《
SAO》において全プレイヤー中一番最初に《裁縫》スキルをコンプリートしたカリスマ裁縫師。
48層の主街区《リンダース》の北部に自身の店を構えており、最高級のレア生地素材アイテムを持参すれば装備を仕立ててくれる。
ただし、原作の
リズベット曰く「オーダーメイドは気に入ったプレイヤーの注文しか受け付けない」らしい。
原作における
アスナのアインクラッド編中盤以降の服や防具は、全てアシュレイに仕立ててもらったもの。
また、原作の
キリトがアインクラッド編終盤にまとっていた防具《
ブラックウィルム・コート》もアシュレイのプレイヤーメイドである。
アスキーアート(あすきーあーと) △
コンピュータ上において、文字や記号を使って表現された絵や文字のこと。略称は
AA。
“アスキー”は英語では
ASCIIと表記する。
これは
American Standard Code for Information Interchangeの略で、直訳すると“
(コンピュータにおける)米国規格協会が決めた文字や記号に付いての決まりごと”という意味である。
上述の通り、
文字や記号で表現された絵や文字は全てアスキーアートであるため、一般的に“
顔文字”と呼ばれる「(・∀・)」や「(・ω・)」なども厳密にはアスキーアートである。
一応区別する場合は、上記のように
“一行だけで顔と表情を表現したもの”が「顔文字」、
“複数の行を用いて表現される絵や文字全般”が「アスキーアート」とされることが多い。
現在も
2ちゃんねるを始めとした電子掲示板を中心に、日々様々なアスキーアートが生み出されて使用されている。
ちなみに、
2ちゃんねるなど特定の電子掲示板以外の場所でアスキーアートをコピペすると、アスキーアートにズレが生じる。
これは、現在作成されているアスキーアートが
2ちゃんねるやしたらば掲示板で使用することを前提に作成されているためであり、その規格は「MSPゴシック12pt」「行間2px」である。
そのため、特定の電子掲示板以外の場所にアスキーアートをコピペする場合は、フォントサイズや文字表示を調整するなどの手順を踏む必要がある。
当サイトおよび@wikiは、
アスキーアート表示用のソースコードを入力し、フォントサイズを16にすることでアスキーアートが正しく表示できる仕様になっている。
【関連用語】
→
できない子
→
やる夫
安価(あんか) △
安価スレ(あんかすれ) △
行動者(主に>>
1)が、自分がとるべき行動の内容を未来の
安価(
レスアンカー)に託し、その通り実行することをメインとする
スレ。
安価スレでは基本的に、
安価で決定したことは絶対であるが、
安価の内容が「あまりにも空気が読めていないもの」「行動主が予めある程度指定していた事柄よりも大きく逸脱したもの」「純粋につまらないもの」などであった場合は、その限りではない。
こうなると「
再安価」としてもう一度同じ内容の安価が行われる。
「再安価」ではなく、
指定された安価を無効として、その下のレスに書き込まれた内容を実行するパターンもある。
【関連用語】
→
2ちゃんねる
→
ニュース速報(VIP)板
→
やる夫スレ
安価でソードアート・オンライン攻略(あんかでそーどあーとおんらいんこうりゃく) △
安価とAAでソードアート・オンライン(あんかとあすきーあーとでそーどあーとおんらいん) ◯
安価SS(あんかえすえす) △
板(いた) △
1:木材を薄く、平べったい形に加工した物。またはそのような形状の素材。
2:
2ちゃんねるなどの電子掲示板のこと。
3:創作界(特にサブカルチャー関連)において「
胸がない(またはそのように見える)女性キャラクター」のこと。「
まな板」「
洗濯板」とも。
銀(いん) △
アニメ『DARKER THAN BLACK』の登場人物。声優は福圓美里。
シリーズ全体を通してのメインヒロインであり、同じくシリーズ全体を通しての主人公《黒》のパートナー。
リボンで結ばれた銀髪と紫のワンピース、黒のカーディガンが特徴。
生まれつき盲目であり、ある理由から感情が消失している。
2ちゃんねるや
やる夫スレにおいては、
できない子の
AA改変元として知られている。
また、
彼女のAAとできない子の大型AAには明確な違いというものが特に存在しないため、
銀のAAをできない子として使用したり、できない子のAAを銀として使用するケースがやる夫スレにおいて度々ある。
【関連用語】
→
銀とできない子の違い
銀とできない子の違い(いんとできなこのちがい) △
銀と
できない子は、それぞれが
AAの改変元と改変キャラクターという関係だが、
できない子の大型のAAは改変元である銀のAAと明確な違いと呼べるものが特にない。
そのため、
やる夫スレにおいては、
銀のAAをできない子として使用したり、できない子のAAを銀として使用するケースが度々ある。
もちろん、両者の差別化を図るために、あえてできない子の大型AAを使わないやる夫スレ作者もいるが、(
やる夫系に限らず)AAが全体的に大型化してきた現在では、そうした機会も減りつつある。
ここでは銀とできない子を明確に区別したい人のために、両者のAAの違いを挙げていく。
なお、
ここで挙げるできない子のAAは全て大型のものであり、小型の(いわゆるデフォルメ化された)AAは該当しない。
目 … 銀は盲目という設定なので、目が半開きで瞳にハイライトがない。逆にできない子はタレ目気味だが目は開いており、瞳にハイライトもある。
表情 … 銀は感情が消失しているという設定なので、表情が基本無表情。逆にできない子は非常に感情表情が豊か。
服装 … 銀のAAは平時のワンピースとカーディガンのものが多いが、できない子にはセーラー服やパーカーを着込んだAAが存在する。
マフラー … できない子には首元に長いマフラーを巻いたAAが存在し、その数が非常に多い。
以上のような理由から、
区別しようと思えばある程度の区別は可能である。
実際、銀とできない子が絡んでいる複数キャラAAも作成されている。
ちなみに、
本スレの主人公《ハジメ》は、銀とできない子双方のAAを使用しているが、その割合は銀1割、できない子9割といったところ。
インフィニティ・モーメント(いんふぃにてぃもーめんと) ◎
エンドワールド(えんどわーるど) ◎
【か行】
川原礫(かわはられき) ◎
日本の小説家。主にライトノベルやオンライン小説を発表している。
代表作は『
ソードアート・オンライン』と『アクセル・ワールド』。どちらも単行本は電撃文庫刊。
過去に使用していたペンネームとして
九里史生(くのり ふみお)があり、『
SAO』がオンライン小説だった当時は、こちらの名義で活動していた。
同人誌即売会において、自身の作品を題材にした同人誌を発表することもある。
原作(げんさく) △
「
派生作品を生み出した元の作品」「
翻訳・改作・脚色などを行う前の作品およびその状態」を指す言葉であるが、当サイトおよび
本スレでは以下の2つを意味する。
当サイトと本スレでは、単に『原作』と表記した場合は1を指す。
2のことを指す場合は、『原作』という表記とともに出典元のタイトルも表記される。
コート・オブ・ミッドナイト ◎
《
浮遊城アインクラッド》第1層
フロアボスの
ラストアタックボーナス。
その名の通り、漆黒のコート。
原作における詳しい性能は判明していないが、原作中の模写などから装備した者の《隠蔽》スキルを向上させる効果があると思われる。
原作では、これを入手した
キリトが第2層以降メイン装備としていたことから、彼の原作での通り名《
黒の剣士》および《
ビーター》の象徴となっていた。
原作の
アインクラッド編の設定において、キリトが装備してきた歴代4つの防具の初代にあたるものと考えられているが、
プログレッシブではこれを入手する以前から黒いジャケットを着ているので、このジャケットを初代と考えた場合は2代目である。
アニメ版では第1期第2話の終盤から第1期第6話までこれを装備しているが、これを原作の時系列で表すと
2022年12月3日から2024年4月13日までの実に1年半以上もの間メイン装備としていたことになる。
2024年6月25日の出来事である第1期第7話では、キリトの防具は4代目である《
ブラックウィルム・コート》になっているため、それまでの約2ヶ月の間に代替わりが行われた模様。
余談だが、『
インフィニティ・モーメント』では《ブラックウィルム・コート》が《コート・オブ・ミッドナイト》の名称で登場したため、一部のファン(特にアニメ版からの新規参入組)を混乱させることになった。
『
ホロウ・フラグメント』では《ブラックウィルム・コート》が初期装備になり、名称も修正されている。
また、その厨二病な名称が一部の
やる夫スレ住人にウケたようで、ファンタジー系のやる夫スレでは『
SAO』のキャラが登場しない
スレや『SAO』と全く関係のないスレであっても登場することが多い。
胡蝶の夢(こちょうのゆめ) ◯
中国の戦国時代の思想家である荘周(荘子)の説話のひとつであり代表作。
内容を簡単に説明すると「
蝶になってひらひらと舞っている夢を見ていたが、目を覚ました後、“荘周が蝶になった夢を見ていた”のか“蝶が荘周になった夢を見ている”のか、どちらが現在の状況としては正しいのだろう?」というもの。
最終的に荘周は「
どちらも“自分”であることに変わりがない(本質に違いはない)ので、姿形の違いなんて気にすることじゃない」と締めくくっており、彼の掲げる自由思想を実に簡潔に表現している説話として一般知名度も高い。
また、このことから
『SAO』のように“対になる世界において、それぞれ異なった姿・役割で登場人物が活躍する”などのテーマ性を持った作品において、多かれ少なかれ取り上げられる。
ただし、
原作『SAO』ではこの説話に関するエピソードやネタが公式で発表されたことは未だに一度もない。
本編中では、
ハジメがデスゲーム開始1日目における
リズベットとの会話で、この説話のことを2度口にしている。
ちなみに、荘周の自由思想とは、簡単に説明してしまうと「
この世の森羅万象は全て人間が勝手にそう思い込んでいるだけの産物に過ぎないので、あれこれ考えずに全て受け入れることができれば満足した生を送れる」というもの。
【関連用語】
→
アバター
コミカライズ版(こみからいずばん) ◎
『
ソードアート・オンライン』を題材にした一連の漫画作品のこと。『
漫画版』と呼ばれることもある。
主に
ライトノベル版などの他媒体と区別する際に用いられる。
昨今の人気ライトノベルの例に漏れず、『
SAO』も様々な形式で漫画化されている。
2014年4月現在、『SAO』の漫画作品には以下のものがあり、単行本は全て電撃コミックス(現・電撃コミックスNEXT)から刊行されている。
『ソードアート・オンライン アインクラッド』 … 作画担当は中村貯子氏。
アインクラッド編のコミカライズ。全2巻。
『ソードアート・オンライン フェアリィ・ダンス』 … 作画担当は葉月翼氏。
フェアリィ・ダンス編のコミカライズ。全2巻。
『
ソードアート・オンライン プログレッシブ』 … 作画担当は比村奇石氏。
プログレッシブのコミカライズ。既刊1巻。連載中。
『ソードアート・オンライン ガールズ・オプス』 … 作画担当は猫猫猫氏。現時点では単行本化はされていない。連載中。
『そーどあーと☆おんらいん。』 … 作画担当は南十字星氏。ライトノベル版を元にしたパロディ4コマ漫画。既刊1巻。連載中。
上記作品のうち、『ガールズ・オプス』『そーどあーと☆おんらいん。』はコミカライズ版オリジナル作品である。
他3作品のことを指す場合は、『コミカライズ版○○』『漫画版○○』などとタイトル前に媒体名を付けられて呼ばれる。
【関連用語】
→
メディアミックス
【さ行】
竿(さお) △
1:竹や木から枝や葉を切り落として長い棒状にしたもの。近年では竹・木以外の素材のものも多く見られる。
2:タンスなどを数える際に用いられる単位。
3:陰茎を意味する隠語
4:『
ソードアート・オンライン』のこと。略称が《
SAO》であるため。
咲-Saki-(さき) △
『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス刊)にて連載されている小林立原作の
麻雀漫画。
2014年現在、アニメ化、ゲーム化など、様々な媒体への
メディアミックスが行われている。
また、『月刊少年ガンガン』にて五十嵐あぐり作画による外伝作品が連載しており、こちらもアニメ化、ゲーム化している。
作品の最大の特徴が世界観であり、
麻雀が大衆娯楽やギャンブルではなく、知的スポーツとして(世界規模で)一般に認知されている。
そのため、全国の中学生や高校生を対象とした競技麻雀の大会が行われているのみならず、それが
現実の高校野球のようにテレビ中継されているほど。
また、
対局時の闘牌模写がストーリーが進むに連れて非常にド派手になっているのも特徴。
「相手に和了られた際に背後に稲光がほとばしる」程度ならまだぬるい方で、
「他の対局者から槍や矢が飛んでくる」「対局中に服が脱げて(というか“吹っ飛んで”)ほぼ全裸になる」「ツモ和了り時に腕が竜巻をまとう」「新たな宇宙が創造される」など、最近は
(色々な意味で)完全に「表現」という以前に「麻雀」という次元では済まされないレベルに達している。
上記に加えて、
「全自動麻雀卓の牌の出をコントロールする」「自らの肉体に神を降ろしてパワーアップする」「一巡先の未来を視る」などの能力を持った、正真正銘の“超能力者”まで次々と登場するため、読者や視聴者からは「
“麻雀”の皮を被った超能力バトル」などとネタにされている。
間違ってはいないが……
アニメ版の公式配信が行われている『ニコニコ動画』における「
おい、麻雀しろよ」(元ネタはアニメ『遊戯王5D's』の主人公《不動遊星》のセリフ)という視聴者からの突っ込みは、間違いなく的を射ている。
そんなおかげで、最近では
上述のような演出表現や能力発動が一切ない普通の対局および闘牌シーンが描かれる回では「まさか『咲-Saki-』で麻雀が行われるなんて……」などとネタにされる始末。
しかし、一応補足しておくと、麻雀やこの手のジャンルを題材にした作品では、(
上述のような表現演出はともかく)主人公を始めとした登場人物が何かしらの“超能力”染みた要素を持っているのはよくあることである。
【関連用語】
→
白糸台高校
白糸台高校(しらいとだいこうこう) ◯
本編において主人公(
ハジメ)がデスゲーム化した《
ソードアート・オンライン》に囚われなければ受験する予定だった高校。
東京都にある私立校で、都を東西分割して見た場合だと西東京に位置する。
夏服と冬服で制服のタイプが違い、それに合わせて見た目の印象もガラリと変わるのが特徴で、主人公もそれが理由で進学を希望していた。
ちなみに背は服は、夏服が青いラインが入った白のセーラーワンピースで、冬服はキャメルのブレザー(ネクタイは青)。
元ネタは『
咲-Saki-』に登場する同名の高校。
元ネタの
原作における設定同様、かなり規模の大きな
麻雀部がある模様。
スレ(すれ) △
スレッド(すれっど) △
1:「thread」。「撚り糸」「筋」「繊維」「脈絡」などの意味を持つ英単語。
2:コンピュータのソフトウェアやプログラミングなどの分野で、並列処理に対応したOS上でのプログラムの最小実行単位。
3:電子掲示板などで同一の話題に属する複数の発言や記事。およびそのまとめのこと。一般的に
スレと略称される。
インターネット上では主に3を指す。
スレ主(すれぬし) △
1:電子掲示板において
スレを立てた者のこと。>>
1。
2:(主にパート化したスレにおいて)そのスレの主題となっている話を持ち出した者のこと。
ソードアート・オンライン(そーどあーとおんらいん) ◎
1:
川原礫による日本のライトノベルおよびオンライン小説。
ライトノベル版のイラスト担当はabec氏。
2:上記1の作中に登場するゲームのタイトル。
【関連用語】
→
SAO
→
web版
【た行】
できない夫はログアウトできないようです(できないおはろぐあうとできないようです) △
かつて
やる夫板EXに存在した『
ソードアート・オンライン』を
原作とした
二次創作やる夫スレ。
スレ主は
ザビ子 ◆GuGrRbYR3k氏。初代スレが立ったのは
2012年12月24日。
物語の舞台こそ《SAO》であるが、作中に登場するアイテムやスキルは某スカイリム風。
第1層の時点で
負けイベントとして用意されたイベントボスを倒してしまうという奇跡を住人たちが起こしてしまったことをきっかけに、
GM(スレ主)がいい意味で暴走。
ストーリーの進行に比例するようにパワーインフレを進行させていく主人公一行(
特にシリカ)――
当時はAAが1つしか存在しなかったのに、スレ住人の悪ノリの結果、ヒロインに昇華するアルゴ――
そして、
《黒の剣士》キバオウさん――
とにかく、
「安全マージン? なにそれ、うまいの?」と言わんばかりに《SAO》の世界でヒャッハーする主人公たち(およびGMことスレ主)と、それに振り回される他プレイヤーたち(
ヒースクリフ含む)のやり取りは終始爆笑必須である。
作品自体は上述の通りギャグであるが、やる夫スレや『SAO』関連の
安価スレに与えた影響は大きく、
現存するアルゴのAAの大半は、このスレがきっかけとなって誕生した。また、上記の
《黒の剣士》キバオウのAAも住人の手によって作成されている。
企画開始からおよそ3ヶ月後の2013年2月20日に物語は無事完結を迎えた。
なお、
《SAO》クリアまでに主人公たちが要した作中の時間は、およそ3ヶ月である。
【関連用語】
→
安価でソードアート・オンライン攻略
→
安価とAAでソードアート・オンライン
できない子(できないこ) △
2ちゃんねるで生み出された
AAキャラクター。
アニメ『DARKER THAN BLACK』の登場人物《
銀》のAAを改変(銀のAAの目を
やる夫の目に置き換えた)して誕生した。
やる夫から派生した女性AAキャラクター(やる実、やらない子、やればできる子など)と比べると、AA作成時期が遅いこともあり、当初は
やる夫スレではあまり使用されなかった。
2009年5月頃から、やる夫系
AAスレを取り扱う
板(
したらば掲示板)のひとつ
やらない夫板で普及活動が始まったが、この時、
性格など基本的な設定が決められるよりも先にAAのほうが量産された。
そのため、やる夫スレの常連キャラクターの仲間入りを果たした頃には、
スレによって様々なキャラクターのできない子が世に送り出されることになった。
現在では、
少々クールで基本常識人というキャラが一般的になっているようだが、
やる夫や他の2ちゃんねる発祥のAAキャラクターと比べると、未だに明確なキャラが定まっていない。
ちなみに、元になった銀よりもすでにAAの数は段違いなほど多いが、
大型のAAは未だに銀との明確な違いが特に存在しない。
そのため、
銀のAAをできない子として使用したり、できない子のAAを銀として使用するケースが一部のスレで起きている。
本スレの主人公《
ハジメ》も上記ケースを用いたキャスティングである。
【関連用語】
→
銀とできない子の違い
【な行】
二次創作(にじそうさく) △
原作者とは別の人間(要するに第三者)によって作成された創作物のこと。
著作権法上では「
二次的著作物」という名称で表記されている。
広義的にはアニメ化やコミカライズといったメディアミックスも二次創作に含まれるが、近年の創作界における二次創作とは、
原作者もしくは主権利者(以降は「版権元」と表記)が一切関与していない非公式作品のことを指す。
当然、
許可を取らずに作られた二次創作には著作権の問題が生じるため、
版権元の中には予め「二次創作のガイドライン」などを設定し、 決められた範囲内でならば二次創作を許可しているケースも多い。
上記のような措置は、主にエロゲーを始めとしたPCゲームメーカーおよびブランドが行なっており、近年はオリジナル作品で活動している同人サークルなどでも頻繁に見られるようになった。
二次創作の中には「
版権元の目にとまった結果、(原作中で半ばネタとして取り上げられるなどして)半公式化した作品」「
オリジナル作品としてリメイクまたはリライトされ発表された作品」などもある。
上記自体も稀なケースではあるが、さらに極稀に「
二次創作者が公式から発表する作品の作成を版権元から依頼される」「
二次創作者が版権元の公式スタッフとして招かれる(もしくは引き抜かれる)」というケースも発生する。
また、二次創作作品の中には、そこからさらに別の第三者によって「
三次創作」が作成されるものもあるが、
二次創作にも著作権は与えられるため、二次創作を元に三次創作を行う場合、二次創作者の許可が必要になる。
【関連用語】
→
SS
ニュース速報(VIP)板(にゅーすそくほうびっぷいた) △
2ちゃんねるに存在する掲示板の1つ。2004年6月開設。通称「
VIP」「
ニュー速VIP」。
2ちゃんねるにおいて1日の利用者(アクセス数)が最も多い
板であり、2ちゃんねるを代表する板の1つでもある。
開設当時から数多くの名
スレ・神スレ・クソスレを生み出してきた地であると同時に、多くの有象無象なスレが立てられては消えていった
2ちゃんねる最大級の無法地帯。現在もその立ち位置は変わらない。
この板の住人および利用者は「
VIPPER(ビッパー)」と呼ばれる(または自称する)。
SS速報VIPなどの掲示板は、この板から派生した外部板である。
【は行】
ブラックウィルム・コート(ぶらっくうぃるむこーと) ◎
原作の
アインクラッド編終盤において、
キリトが装備していた黒コート。
《
エリュシデータ》と並ぶアインクラッド編におけるキリトの代名詞とも言える装備で、
ライトノベル版の表紙や
アニメ版のアインクラッド編のキービジュアル、
ゲーム版のパッケージなどで身にまとっている。
《
SAO》のカリスマ裁縫師プレイヤー
アシュレイによるプレイヤーメイドで、革系の最高級素材アイテム《黒ドラゴンの革》から作られている。
原作のキリト曰く「4代目」の彼の防具で、アニメ版では第1期の第7話(原作時系列では2024年6月25日)からこれを装備した姿で登場する。
しかし、ライトノベル版では
シリカと出会った2024年2月23日(アニメ版1期第4話)の時点で同デザインのコートをまとっており、これが《ブラックウィルム・コート》なのか、それとも3代目以前の防具なのかがファンの間で度々議論されている。
また、『
インフィニティ・モーメント』ではこれが《
コート・オブ・ミッドナイト》の名称で登場したため、ますますファン(特にアニメ版から新たに原作のファンになった者)を混乱させる要因になった。
『
ホロウ・フラグメント』では初期装備になっており、名称も修正されている。
『
エンドワールド』では期間限定アイテムの“キリトなりきり装備”のひとつとして、これと同デザインの装備《コート・オブ・ダークシェード》が登場した。
原作のキリト本人はこの装備のデザインが気に入っていたのか、
フェアリィ・ダンス編以降の物語中でプレイしている
VRMMORPGでもこれに似たデザインの黒コートを必ず身につけている。
ホロウ・フラグメント(ほろうふらぐめんと) ◎
本スレ(ほんすれ) △
当サイトでは、
単に『本スレ』というと2のことを指す。
【関連用語】
→
1
→
管理人
本編(ほんぺん) ◯
当サイトおよび
本スレでは、
単に『本編』というと2のことを指す。
【関連用語】
→
番外編
【ま行】
【や行】
やる夫(やるお) △
2ちゃんねるで誕生した
AAキャラクター。
ニュー速でやる夫とも。
誕生経緯などを1から説明していくと長くなってしまうため割愛するが、AAとしては史上稀に見る感情表現の豊かさを誇る。
やらない夫、
できる夫、
できない夫、
やる実など様々な派生キャラクターがおり、中にはコーエー(現・コーエーテクモゲームス)のゲーム『オプーナ』の主人公であるオプーナと組み合わされて生まれた
やるオプーナと呼ばれるキャラクターも存在する。
現在も
やる夫スレと呼ばれる独自のコミュニティを中心に発展しており、2ちゃんねるまとめブログなどでは
管理人が自身のアバター(代弁者)としてやる夫のAAを使用するケースも多い。
【関連用語】
→
できない子
やる夫板EX(やるおいたいーえっくす) △
やる夫スレ(やるおすれ) △
【ら行】
ライトノベル版(らいとのべるばん) ◎
ラストアタック(らすとあたっく) ◎
『最後の攻撃』もしくは『最後の一撃』という意味の通り、敵に対して繰り出す“とどめの一撃”のこと。
《
SAO》および《
新生ALO》においては、《
浮遊城アインクラッド》の各層の
フロアボスに対して行われるものを指す。
フロアボスにラストアタックを決めたプレイヤーには
ラストアタックボーナスが与えられるため、よほどのことがない限り、フロアボス戦はプレイヤーたちによるラストアタックの奪い合いになりやすい。
そのため、フロアボス戦前に行われる
ボス攻略会議が無駄に時間を食う要因のひとつでもある。
【関連用語】
→
LA
ラストアタックボーナス(らすとあたっくぼーなす) ◎
フロアボスに
ラストアタックを決めた(とどめを刺した)プレイヤーに与えられる特別賞与。
ラストアタックを決めたプレイヤーは、フロアボスとの戦闘終了時のリザルトが表示された後に、『
You got the last attacking bonus!』というシステムメッセージが表記されたウィンドウが表示され、ラストアタックボーナスが与えられる。
内容は
膨大な経験値と
レアアイテムで、後者はとびきり強力な性能の装備アイテムであることが多い。
ラストアタックボーナスで得られるレア装備は、通常のモンスタードロップなどで得られるレア装備以上にプレイヤーのステータス強化に直結するため、
原作における
ディアベルのようにラストアタックおよびラストアタックボーナスに執着するプレイヤーは多い。
【関連用語】
→
LA
→
エリュシデータ
→
コート・オブ・ミッドナイト
レス(れす) △
2ちゃんねるを始めとした電子掲示板において
スレ内の文章に返事や意見を出すこと。
一般的には「response(レスポンス = 反応、応答、対応、返事の意)」の略称という意味で定着しているが、
実際の語源ははっきりしていない。
レスアンカー(れすあんかー) △
通称・
安価。
2ちゃんねるを始めとした電子掲示板において用いられる書式。
スレ内の他の書き込みにリンク(
レス)する効果がある。
基本的に、
半角引用符2つにレス番号(例:>>1)で自動リンクが張られる。
また、
半角引用符2つとレス番号と-(ハイフン)とレス番号(例:>>1-100)で、指定したレスからレスまでの書き込みを全て自動リンクできる。
これを応用して、
自分より後のレス番号に対するレスを書き込み、その指定したレス番号に話題を振るという使い方(遊び)もできる。
ちなみに、「response anchor」は和製英語である。
【関連用語】
→
安価スレ
→
安価SS
【わ行】
最終更新:2014年05月05日 01:10