第2話OP5

OP5「予兆」

シーンプレイヤー:PC1、八坂盾玲次郎
他のPCは登場不可

 ※ 同級生の友人、水本奏の様子がおかしいことに気付くシーンです。
  少し前の出来事(普通)⇒現在(様子がおかしい)という流れです。

 それは。ほんの少し前の出来事。つい先日の何気ない会話。
キミの友人であり、同級生でもある少女「水本奏」(みなもと・かなで)は、
来るべき「秋の文化祭」に向けて、フルートの練習に余念がなかった。

 キミは知っている。
亡き母親の形見である古びたフルートを、彼女はとても大事にしていた。

水本奏:「えへへ。母さんはね。わたしが演奏すると、いつも笑顔になってくれたんだー」
水本奏:「今から考えると、もう自分が病気で長くないって分かってたんだと思う」
水本奏:「わたしもフルートを好きになって、嬉しかったんだね」
玲次郎:「それで、今でもずっと吹いてるのかい?」
水本奏:「うん。だから‥‥ だからね」
水本奏:「わたし。いつも母さんに届けるつもりで、演奏してるんだ」
水本奏:「“この音はどう?”“この解釈でどうかな?”とかね。心の中で話しかけながら」
水本奏:「天国に居る母さんが、笑顔になれるように。祈りながら」
玲次郎:「‥‥そうか」 うらやましいな、と思った。
玲次郎:彼女は“捨てず”にいられたのだから。

水本奏:「最近は、それだけでも、ないんだ‥‥ けどね?」 ちょっと照れて。キミをちらちらとみる。
水本奏:「届くかなぁ」 ふふ。フルートをぎゅっと。

 と、まぁ。そんな感じで。にこやかにほほ笑む彼女だった。
それが先日までの「当たり前の光景」。

 ** ** **

 ‥‥今の彼女は明らかに異常だった。

水本奏:虚ろな目をして、ふらふらと登校している。今にも倒れそうな様子。夢遊病っぽい?
水本奏:その手には、禍々しいオーラを放つ怪しげな【笛】が握られている。
玲次郎:「!? 水‥‥本?」 すれ違っただけだが、思わず本人かと疑おう。
水本奏:「あ」 キミの姿を見つけて。ゆっくりと近寄ってくる。ふらふら。
水本奏:「玲次郎くんだー おはよー」 いつもの彼女らしくない、空っぽの笑顔。
玲次郎:「あ、ああ、うん、おはよう。‥‥どうしたんだ、顔色が優れないが‥‥」
水本奏:「ああ、気にしないで‥‥ ちょっと寝不足、な、だけ‥‥」
水本奏:「だいじょうぶ‥‥ 身体は、もんだい、ない、から‥‥」 ふらふら~
水本奏:「だい、じょうぶ‥‥」 ふらふら~と登校。

 そのとき。キミは気づいた。
彼女の歩いてきた道に。‥‥彼女のフルートが落ちている!
いつもは大事に専用の袋に収めて、鞄の中に丁寧にしまってあるのに!
なぜか、今朝だけ無造作に放り込んだまま、無頓着であった様子だ。

玲次郎:応対してはみたものの、目前のありえない光景に心は奪われている。
玲次郎:(バカな‥‥い、いや、そうだ、なにかの間違いだ‥‥)
水本奏:まったく振り返る様子もなく。そのままふらふらと去って行く。
玲次郎:そのままフルートを一旦拾いにいこう。道を戻る。
玲次郎:で、後ろから彼女に声をかける。「水元!」
玲次郎:走りよってそっと辺りから見えないようにフルートを渡そうとする。
水本奏:「‥‥ダメっ!」 振り払う。 
水本奏:キミの動作を、“自分の手から【笛】を取り上げようとしている”と誤解した様子だね。
水本奏:「これは“あのヒト”にもらった大事なモノだから! キミでもダメッ!」

 そのセリフと共に。キミは彼女にうっすらと奈落の気配を感じた。

玲次郎:「ま、待て! 水本、大事なモノって――」と走りかけた足が停まって。
玲次郎:「‥‥奈落、だと」ぞっとしたまま、立ち尽くした。

 キミの戸惑いを支えるように。シャードが輝く。
クエスト「奏を救う」を獲得!

玲次郎:「‥‥いいや、悪く考えるな」
玲次郎:「僕が上手くやればいいんだ、僕が‥‥」と決意固めて、
玲次郎:そうして一呼吸すると、拳を握り締めて走り出す。彼女の後を追う為に。
玲次郎:――為さねばならぬ、ことの為に。

シーンEND

GM:‥‥なぜだろう。れーくんの台詞がいちいちフラグに見えるw
陸堂:これは^^


GM:ほい。以上でOPは終了ですの!
GM:おつかれーw
ナイトフレア:おつー
GM:とりあえず、PC間コネクションを変更したいヒトは今のうちにどぞw
ナイトフレア:思った以上にラッテンフェンガーがひどかった
陸堂:お疲れ様でしたー
玲次郎:お疲れでーす
GM:んー 皆に余裕があるなら、ミドル1で戦闘前の演出だけやっちまおうかなぁとは思うが。どーじゃろ?
神姫:神姫はok
GM:あ、でも回線が不安定なんだよなぁ。
GM:無理はしない方がいいかしら?
ナイトフレア:んむー
陸堂:自分はOKですが無理は禁物かもですね
GM:よし。では今週はここまで。
GM:次回は来週でござる。
一同:お疲れ様でしたー



最終更新:2012年10月02日 03:08
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