無題:part1 > 744(巨人×クリスタ)

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part1>>744 ---- 調査兵団は未曾有の危機に陥っていた。 巨人を避けながら馬で平原を蛇行していた調査兵団の隊列は、突然の奇行種の登場に よってバラバラに分断され、総崩れ状態になっていた。 さらには、通常の巨人が多数四方八方から一度に乱入してきたため、班ごとの集団すら 維持することもままならず、隊員は指揮系統も組織的行動も何もかも失って、 かろうじて残った馬の足だけを頼りに、個々で逃げ惑うしかなかった。 あちこちで聞こえる悲鳴。中には聞き覚えがある声も混じっている。 しかしそんなことは気にしていられない。今は自分の命を守ることだけを考えて出来るだけ遠くへ、 巨人のいないところへ、願わくば本拠地である壁の方向へ向かって、わき目も振らずに走り抜けるしかない。 クリスタは必死で馬を駆った。 「ハッ……! ハッ……!」 掛け声とも息切れとも取れない声がクリスタの疲れ果てた身体から発せられている。 気付けば周囲には誰の姿も見えず、危険な壁外、それも壁からかなり離れたところで完全に孤立してしまった。 まずい……。 ひとまず死地から脱して冷静さを取り戻したクリスタが、現在の自分が置かれた状況の悪さを実感するのに それほど時間を要さなかった。 早く壁内に帰還しないと……。もしくは一刻も早く仲間と合流しないと……。 しかし、仲間と合流することは難しい。周囲に仲間の姿など全く見えないし、あまりにもフィールドが広すぎる。 合流することを考えるよりも、ここは急いで帰還することを考えた方がいいだろう。クリスタはそう判断すると、 兵士たち全員に持たされている方位磁針を確認し、本拠地に向けて馬の足を進ませた。 これはクリスタにとってはかなり精神力を消耗する道のりだ。いや、誰にとってもそうだろう。 馬はすでに疲れきっており、巨人がいつどこから現れてもおかしくない状態。この馬の疲労具合から見て、もし 巨人が現れたら逃げ切れる可能性は高くない。だからといって、この場に留まっていても危険には変わりないし、 もし他にも逃げ切れた仲間がいたとしたら、皆本拠地に向けて走っているだろうから、こうしていれば合流できる可能性 が高まるだろう。クリスタはとにかく、巨人と遭遇しないことを祈って走り続けた。 しかし、その願いも虚しく、クリスタの眼前数百メートルのところに巨人が2体姿を現した。 「クッ……!」 クリスタは思わず歯噛みをした。その直後、眼前の巨人もクリスタの存在に気付いたらしく、突如動作を大きく俊敏化 させ、こちらに向けて全速力で走ってきた。 こうなるとクリスタは馬の速度にかけて全速後退するしかない。慌てて手綱を引き、馬を180度回転させ、振り返って馬を走らせようと 鞭を振りかぶった瞬間、クリスタの目に絶望的な光景が飛び込んできた。 なんと、後ろを振り返ったクリスタの300メートルほど前方のところに、巨人が3体迫っていたのである。その巨人たちの標的はもちろん クリスタの身体であり、巨人の走るスピードを考えれば、もう十数秒でこちらにたどり着く計算だ。 「もう……ダメだ……」 合わせて5体の巨人に前後を挟まれたクリスタから、絶望のため息が漏れた。巨人がクリスタの元にたどり着くまでの十数秒間、 クリスタの足は震え立っていられず、腰を抜かして尻もちを付き、巨人が着いた頃には失禁してしまっていた。 怯えるクリスタは5体の巨人に囲まれてしまう。 クリスタは四方を巨人に固められ、なんとか逃れようと目をキョロキョロさせながら、足をジタバタさせて動こうとするが、 何をしても逃げられないことが分かると、今度は赤ん坊のように大声を上げて号泣してしまった。 その様子を見て、残酷な子供のようにニヤニヤと笑いを浮かべる巨人たち。まるで知性があるかのように。人間のように笑う。 クリスタはまず、一番大きな巨人に身体を握られ、持ち上げられた。身体を握られる時に、泣いていたクリスタは恐怖で硬直し、 静かになった。クリスタは食べられることを覚悟したが、巨人の手は口には運ばれなかった。巨人はあろうことか、子供が友人に おもちゃを自慢するかのように、クリスタを持つ手を高く掲げ、他の巨人に誇示するかのように見せびらかした。 他の巨人たちは始めクリスタを羨ましそうに見たが、その顔はすぐに下卑な笑いに変わり、クリスタはすぐに、自分がすぐに食べられる のではなく、おもちゃにされてから食べられることを直感した。 次の瞬間、一番大きな巨人の太い指が、クリスタの服を不器用に脱がそうとしてきた。クリスタは泣きながら抵抗を試みるが、巨人の怪力には とてもかなわない。必死の抵抗も虚しく、すぐに全裸にされてしまう。 巨人は全裸になったクリスタの両腕をつまみ、宙からぶら下げるように持って、他の4体の巨人に見やすいようにする。5体の大きな恐ろしい 視線が、クリスタの裸体に集中する。 巨人たちは一通りクリスタの裸体を眺め回すと、今度は大きく太い指で、クリスタの身体を撫でたり突いたりする。巨人の手で弄ばれて恐怖に 泣き叫ぶクリスタ。しかし、巨人たちはそんなことにはお構いなしに、クリスタの身体にべたべた触れる。 クリスタの小さな胸の小さな乳首に、クリスタのお尻に、クリスタの女性器に、巨人の太い指が遠慮なしに触れる。 クリスタはあまりの恐怖に、いっそのこと発狂して何も考えられなくなることを望むが、兵士として鍛えられたクリスタの精神力はそれすらも 許すことをしない。 クリスタは巨人が身体を触ってくるのに合わせて、悲鳴を上げたり、身体を強張らせたりすることしか出来ない。そして、巨人たちはその反応 を見ながら、ますます喜び、いやらしく笑うのである。 こうして、クリスタの地獄は夜まで続いた。夜までクリスタは巨人たちに裸を弄ばれ続けたのである。 その後、クリスタが夜になって巨人から逃げおおせたのか、それとも巨人に食われたのかは誰も知らない。

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