どうしてこうなった 完結編


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part1>>353


「大丈夫?」
のけぞった後小刻みに震えるアニを心配して、ベルトルトは思わず手をひっこめた。
体を探って細い両肩をつかむ。右手から、アニのにおいがした。
「……いで」
「え?」
「やめないで…」
「!!……分かった」
ベルトルトは密着していたアニを押して少し離し、今度は前方から右手を入れる。
指を動かすと割れ目の水分がどんどん増していき、滴り落ちそうだった。なめらかに
滑る指先を進め、クリトリスの真後ろの窪みに中指を浅く入れてみる。入口はざらざ
らしていて、奥の方は粘膜の管?が上に向かっている。結構狭い。ここに入れてし
まって大丈夫なのだろうか?あと、なんとかスポットってどこだろう?
くるくると指を回していると、アニの体が緩んできた。
「あのさ……」
「うん?」
「そこはそんなに気持ち良くない」
「あ、そうなの?」
ヴァギナが感じるようになるには経験が必要、ということを二人が知るのは、もっと
大人になってから。



ベルトルトは中指を引き出し、再び先端のコリコリしたところに人差し指と中指の
腹をあて、くちゅくちゅと前後させた。
「あ……はぁ…はぁ……んん!!……はぁ…あぁん……」
アニが我慢していた声をおさえきれず、かすれた小さな声をもらす。
これは直接腰にキた。こっちもそろそろ限界…。
当たる場所によって感じ方が極端に違うらしく、アニの体は緊張と弛緩を繰り返す。
最も反応のいい、固くなったところを何度もこすっていると、アニが(射精の時のよ
うに)両腿と尻に力を入れているのが感じられた。感じてくれたのなら、嬉しい。
「入れるよ」
ペニスは充血しすぎて痛いくらいだった。アニの両脇に手を入れてなんとか持ち上げ、
体を倒しながらペニスの上に引き寄せる。
「アニ、それ自分で入れて」
なにしろ暗闇なのでお互い手探りするしかない。アニはなんとか先端をヴァギナの入
り口にあてると、
「いいよ」と言った。
ゆっくりアニを下ろしてみる。アニも前後に手を添えて位置を誘導してくれた。
温かい感覚が亀頭を覆い、ついでミチミチと音を立てて全体が飲みこまれた。
圧迫感が快感になって背中を駆け上る。
「あ…気持ちいい」
思わず声がもれた。



さてこの体勢、いきなりの騎上位なので上手くいくかどうかは分からなかったが、
律動に任せて腰を突きあげてみる。…アニはリズムよく弾んだが、抜き差ししている
感じがしなかった。
「アニ、あのさ…」
「なんだ?」
アニの声がすっかり正気に戻っていた。こっちほどには気持ち良くないのだろうか?
「正反動じゃなくてさ…僕の腰と逆の動き、できる?」
「軽速歩ってこと?」
「…ちょっと違う…」
なんと説明すればいいのか、ベルトルトにも分からなかった。とにかく乗馬と違う
ことは確かだった。
「じゃ、ちくちくするかもしれないけど、アニ下になって」
そっとアニを持ち上げて引き抜く。
「あ……」
アニが小さく声をあげた。
「どうした?どこか痛かった?」
アニは一瞬沈黙した後、ベルトルトの首に腕を巻きつけて、耳元でささやいた。
「入れる時と出した時は気持ちよかった」
しぼんでいたペニスが、すごい勢いで復活してしまった。
ベルトルトは自分の上着とスパッツを藁の上に広げて場所を作った。



アニが横たわり、下から両手で頬をなでてくる。膝を割って、クリトリスの先端を
舐めた。アニの味が口に広がる。
「や…恥ずかしい…」
膝を閉じようとするので、あの言葉を聞きたくてわざと聞いた。
「やめる?」
「……やめないで」
膝をもっと押し広げ、クリトリスとヴァギナを丁寧に舐める。
「あたたかいよ…きもちいい…」
アニの声はなんだか泣いているようだった。
「アニ、入れるよ」
今度は自分で手を添えて、アニの濡れそぼった割れ目を上下に滑らす。ヴァギナに
あてがい、ゆっくり入って行った。
温かさと締め付けの気持ちよさに、何かのたがが外れたようだった。アニへの愛しさ
が腹の底からこみ上げてくる。湧き出る衝動に従って、はじめゆっくりと、次第に早
く腰を動かした。
アニが何か言っているようだった。
わるい、止められないんだ。もうムリ。
「アニ、力を抜いて」
アニの足の力が少しだけ抜け、やがて体全体が柔らかくなった。
予感がピークに達して快感に代わる瞬間、なんとか外に引き出して放出。すさまじい
快感が体を駆け抜けた。
「はぁー、はぁー、はぁー…」
馬の鼻息に、ベルトルトの大きな呼吸音が混じる。
アニの指が背中を触ってきたので、指をからめて手を握った。
かすかに血のにおいがした。



ベルトルト、また「あの目」をしてるんだろうな。しょうがない、終わるまで我慢す
るか…。男ってまぬけだな…。
激しく突かれながら、アニはぼんやりと考えていた。痛みを訴えても聞いてもらえな
いので、気をまぎらわせていたのだ。初めての性交だったため、押し広げられたヴァ
ギナが裂け、出血し始めていた。
あんな大きいのが入ってきちゃ、どうしようもないよな…。…舌で舐めてくれたの、
あれ、あったかくてよかったなぁ。気持ちよすぎて涙出た。見られなくてよかった…。
まぁ、あの恰好もまぬけだから…まぬけなのはお互い様か。……最初に入ってきた時
も充実感があってよかった…。せめてゆっくり動いてくれればいいのに。ベルトルト、
「気持ちいい」とか言っちゃって…なんかかわいいし。
ベルトルトは…きづかってくれてたのかな。…やさしいのか、空気を読んでるだけな
のか、よく分からないや…。
やさしい人は…守ってあげなきゃいけない…自分の身を守れなくて死んでしまうか
ら…ミーナやお母さんのように。近くにいなきゃ守ってあげられないのに、なんで離
れていたんだろう。私はお父さんみたいになりたくないのに。ごめんなさい、お母さ
ん。ごめんなさい、ミーナ。
いつしかアニは泣いていた。静かな涙が次々と流れた後、体の力が抜け、白い光が見
えた。



ベルトルトが動きを止め、体を引いてアニの外に出た。急にヴァギナが解放さ
れ、安堵と傷みがやってきた。
手を伸ばすと、汗に濡れたベルトルトの背中が指にあたった。ベルトルトはすぐに
気づき、手を握ってくる。
胸の奥から、あたたかいものが込み上げてきた。
どうせすぐに終わってしまう……この気持ちも一時の反応にすぎない……自分に言
い聞かせたが、手を離すことができなかった。
まさかここでクサいセリフを言ったりするんだろうか…。そんなの聞きたくない。
「ベルトルト、早く洗った方がいいぞ」
「え…あ、ああ。アニ、大丈夫なの?」
「…多分」
「多分て…」
ベルトルトが立ち上がり、抱きおこしてくれた。手をつないで明るい方へ歩く。
この暗がりでのことは、暗がりに置いていこう。約束とか、かばいあいとか、そうい
うチームワーク以上のものは必要ない。だいたいこいつは男だ。自分の身は自分で守
れ。というか、人類を守れ。
私は、自分が弱いと知っているから。誰も守れない絶望に震えながら何度も立ち上が
るなんてできないし、足手まといにもなりたくない。私は私ができることをする。
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