ボーイフレンド（仮）攻略Wiki

[user]:"（そういえば、雨宮くんはどこにいるのかな……？）"
[user]:"雨宮くん！ こんなところにいたんだね。"
雨宮 久遠:"[名前]ちゃん……。ぼくのこと、探しててくれたの？"
[user]:"うん。雨宮くんは、パーティー会場に入らないの？"
雨宮 久遠:"ぼく、人が多い場所、あんまり得意じゃないんだよ。"
雨宮 久遠:"ざわざわした場所って、とても居心地が悪くて……。"
雨宮 久遠:"ぼくが、人の声に掻き消されちゃいそうな気がする。"
[user]:"そう、なの……？"
雨宮 久遠:"うん。ぼくは、そう感じるんだよ。"
[user]:"そっか……。じゃあ、私も、ここにいようかな。"
雨宮 久遠:"ほんと？ ぼく、きみと一緒ならとってもうれしい！"
雨宮 久遠:"せっかくのクリスマスに、ひとりは寂しいから……。"
[user]:"でも、雨宮くんは寒くない？ 大丈夫……？"
雨宮 久遠:"うん。ぼくはもう、昔のぼくとは、違うから。"
雨宮 久遠:"そういうこと、もう、あんまり、気にならないんだよ。"

雨宮 久遠:"うーん……。ぼく、これがとっても気になるよ……。"
[user]:"え？ クリスマスツリーがどうかしたの？"
雨宮 久遠:"見て。あそこの飾り、ちょっと歪んでるんだよ。"
雨宮 久遠:"ほら、こっちのベルも落ちそうになってるし……。"
雨宮 久遠:"ぼくが直してあげるよ。ここは、こうして……。"
[user]:"（ふふ……。まるで子どもみたいに、すごく一生懸命）"
雨宮 久遠:"ほら、こっちに飾ったほうがバランスいいよ。どう？"
[user]:"うん。雨宮くん、すごく頑張ったね。"
[user]:"そ、そんなところに登ったら危ないよ……！"
雨宮 久遠:"平気！ ……ほら、こっちのほうが良くなっただろ？"
[user]:"……本当だ。うん、とっても素敵になったよ。"
雨宮 久遠:"へへ……。きみには、１番の綺麗を見せてあげたくて。"
[user]:"雨宮くん……。ありがとう。うれしいな。"
雨宮 久遠:"うん。喜んでくれて、ぼくもうれしいよ。ありがとう。"

雨宮 久遠:"へへ。これでクリスマスツリーも完璧になったよ。"
[user]:"うん。雨宮くんが綺麗に飾りつけてくれたおかげだね。"
[user]:"さっきよりずっと、ツリーが華やかになったみたい。"
雨宮 久遠:"へへへ、だろー！ ぼく、頑張ったもん！"
[user]:"お疲れ様、雨宮くん。それと……。"
[user]:"素敵なクリスマスプレゼントをありがとう。"
雨宮 久遠:"え……。"
[user]:"？ どうしたの？"
雨宮 久遠:"……こんなことが、クリスマスプレゼントになるの？"
雨宮 久遠:"こんなことで、[名前]ちゃんは喜んでくれるの……？"
[user]:"うん。おかげで、すごく綺麗なツリーが見られたもの。"
雨宮 久遠:"……ぼく、本当はプレゼント用意したかったんだよ。"
雨宮 久遠:"だけど、ぼく、準備できなくて。……でも……。"
雨宮 久遠:"……こうして、きみにプレゼント、あげられたんだ。"
雨宮 久遠:"……うれしいな。すごく、うれしい。……ありがとう。"

雨宮 久遠:"[名前]ちゃん、藤城ってすごいね。だって――"
雨宮 久遠:"ぼく、こんなに大きなクリスマスツリー初めて見た！"
雨宮 久遠:"病院にあったのは、もっともっと小さかったよ。"
[user]:"雨宮くん……。"
雨宮 久遠:"それでも、やっぱりクリスマスは特別だったから。"
雨宮 久遠:"ツリーが飾ってあると、とてもうれしくなったんだよ。"
雨宮 久遠:"……今は、あの頃より、もっともっとうれしい。"
雨宮 久遠:"うれしいのは、ツリーが大きいから、だけじゃなくて。"
雨宮 久遠:"[名前]ちゃんも、こうして一緒にいてくれるからだよ。
[user]:"私も、雨宮くんとクリスマスが過ごせてうれしいな。"
雨宮 久遠:"ほんと？ ……良かった。藤城に来て、良かったよ。"
雨宮 久遠:"きみがぼくと同じ気持ちでいてくれて、うれしいな。"
雨宮 久遠:"だからね、ぼく、きみにお礼を言いたいんだ。"
[user]:"お礼？ どんなこと……？"
雨宮 久遠:"ぼくに素敵な学校生活をくれて、ほんとにありがとう。"

雨宮 久遠:"きみがぼくに、藤城での素敵な時間をくれたんだよ。"
[user]:"ううん、私は何もしていないよ。学校が楽しいのは――"
[user]:"雨宮くんが『楽しもう』って思っているからだと思う。"
[user]:"ただ流されて過ごしているだけの毎日なら、きっと……"
[user]:"学校生活も、退屈で、つまらないものになっちゃうよ。"
雨宮 久遠:"……楽しいのは、ぼくの気持ちのおかげ、なの？"
[user]:"うん。私は、そう思う。"
雨宮 久遠:"そっか。そうかもしれない。だって、ぼく……。"
雨宮 久遠:"今までできなかった分を楽しもうって、思ってるもの。"
雨宮 久遠:"学校なんて、ぼくにはずっと縁のない場所だったから。"
雨宮 久遠:"……でも、やっぱり、きみの力が大きい気がするよ。"
雨宮 久遠:"だって今のぼくがあるのは、きみのおかげなんだから。"
[user]:"そうなの、かな……？"
雨宮 久遠:"きみにはわからないかもしれないけど、そうなんだよ。"
雨宮 久遠:"そういえば……。きみは覚えてる？ あの頃のこと。"

雨宮 久遠:"[名前]ちゃんは、あのときのこと、覚えてる？"
雨宮 久遠:"ぼくたちが出逢った年の、クリスマスのこと。"
[user]:"うん。よく覚えてるよ。"
[user]:"病院で、雨宮くんと過ごしたことだよね？"
雨宮 久遠:"そう。きみは、おばあさんのお見舞いに来てて。"
雨宮 久遠:"その後、ぼくのところにも来てくれたんだ。"
雨宮 久遠:"そのとき、ぼくへのクリスマスプレゼントだ、って――"
雨宮 久遠:"小さな、かわいいトナカイのぬいぐるみをくれた。"
[user]:"うん……。今思うと、ちょっと恥ずかしいかな……。"
[user]:"あのぬいぐるみ、子どもの私がフェルトで作ったから。"
[user]:"本当、トナカイなのかどうかも怪しい出来だったよね。"
雨宮 久遠:"でも、ぼくはあの子を見たとき、一目でわかったよ。"
雨宮 久遠:"『この子はトナカイなんだ』って。赤い鼻してたしね。"
雨宮 久遠:"あの子は、ほんとにずっと、ぼくの宝物だったよ。"
雨宮 久遠:"……ぼくが病院にいる間、ずっと、傍にいてくれた。"

[user]:"雨宮くんが覚えていてくれて、私もうれしいな。"
雨宮 久遠:"ぼくは忘れないよ。何もかも、ずっと覚えてる。"
雨宮 久遠:"だって、あの頃の全部が、今のぼくの全部だから。"
雨宮 久遠:"もし忘れたら、ぼくがぼくじゃなくなっちゃうよ。"
[user]:"そんなに大事な想い出だって思ってくれてるの？"
[user]:"だとしたら、すごくうれしいよ。ありがとう。"
雨宮 久遠:"う、うん。でも、お礼を言われることじゃないよ。"
雨宮 久遠:"……ぼくね、藤城での毎日が、とても楽しいんだ。"
雨宮 久遠:"病院にいたあの頃は、苦しくて、つらかったけど……"
雨宮 久遠:"きみが来てくれるたび、とってもうれしくなったよ。"
雨宮 久遠:"あんな幸せな気持ちを、忘れてしまえるほどの――"
雨宮 久遠:"あの頃の記憶を、上書きしてしまえるくらいの……"
雨宮 久遠:"そんな幸せ、滅多にあるわけないってぼくもわかる。"
雨宮 久遠:"普通にしているだけじゃ、なかなか巡り逢えないよ。"

[user]:"今年のクリスマスは、どうかな？"
[user]:"雨宮くんの、新しい思い出になった……？"
雨宮 久遠:"え……？"
[user]:"……こうして一緒に、大きなクリスマスツリーを見て。"
[user]:"新しいクリスマスの思い出を、ふたりで作ったよね。"
雨宮 久遠:"……そうだね。今夜はぼくの、新しい記憶になるよ。"
雨宮 久遠:"ほんとなら、ぼくときみとのクリスマスは遠い昔の――"
雨宮 久遠:"あの日、あの瞬間にしか、なかったはずなのに。"
雨宮 久遠:"増えるはずない記憶が、ぼくの中に降り積もるんだね。"
雨宮 久遠:"……いいのかなって、ちょっと不安になっちゃうけど。"
[user]:"……悪いことなんて、あるわけないよ。大丈夫。"
雨宮 久遠:"そう、かな……。だと、いいな……。"
雨宮 久遠:"新しい記憶が増えるのは、すごくうれしいんだけど――"
雨宮 久遠:"……あの頃の大事な記憶も、忘れないようにしないと。"
雨宮 久遠:"昔のことを忘れたときが、きっと、お別れになるから。"