初代Wiki管理人の言葉

初代wikiから2代目wikiに正式に移転が完了した際、初代wiki管理人が初代wikiトップページに書き綴った文章。
一読に値する内容だが、wikiの凍結により閲覧できなくなってしまったので転載。

諸般の事情により管理を怠っていた自分に代わり、有志の方が新たにwikiの新設と移管を行ってくれたようです。
長期に渡る更新停止により、多くの人にご迷惑をおかけした事をお詫び致します。申し訳ありませんでした。
新たにwikiの管理を引き継いで下さった方に感謝します。恐れ入りますが、今後の進行を宜しくお願い致します。

長期更新停止の理由としては、私の中でBWに対する関心が薄くなってしまった事が原因としてあります。
好きの反対は嫌いではなく 無関心 と言われる事があるように、あんなに大好きで大好きで仕方が無かったポケモンなのに、
まさに私の中でBWは無関心の対象となってしまったのです。

ポケモンは相変わらず好きです。今でもHGSSを起動して、ぼんぐり回収や木の実栽培など巡回作業をしています。
ふと無性にホウエンを旅したくなって、エメラルドを最初からやり直しているなど、変わらずポケモン漬けです。
しかし何故か、BWは起動する気になれないのです。

色違いのポケモンを数匹ゲットしたり、サブウェイのBP交換アイテムを揃え育成環境が整ったなど、これからどんどん
のめり込める状況になっている筈なのに、全く遊んでいません。旧作からは一匹もお気に入りのメンツを
送っていませんし、今後も送る予定はありません。逆に、あの数少ないお気に入りの新ポケモンを、
旧作に連れて行けたらいいのに…などと思ってしまう始末です。

ポケモンは今も好きです。でもBWは遊んでいません。だからきっと、私の中でBWは ポケモンではないのでしょう。

組織票が集まり過ぎる事を避け隠していましたが、mk2にて32点評価を付けているのは私のレビューです。
語り尽くせない程の不満がある中で、特に言及したいと思える点は全てあのレビューに集約させました。
管理者という立場を退いた為、私個人のBWへの思いとして主張させて頂きます。

田尻さん、杉森さん、増田さん、森本さん、一之瀬さん、松宮さん、石原さん、他、長くポケモン開発に関わっている方々。
自分たちが過去に作った数々の名作たちがどうしてあんなにも面白かったのか、今一度考えてみて下さい。
大村さん、おおたさん、景山さん、佐藤さん、他、新たにポケモン開発の主幹に加わった方々。
過去のポケモンシリーズの面白さの本質がどこにあったのか、そして巻き起こるBWへの不評をどう受け止めるのか、
しっかりと考えてみて下さい。全てを鵜呑みにしろとは言いません。ただ、それぞれを深く考えてみて下さい。
デザイナーチームの新入社員など、ポケモン世代の若い開発者の皆さん。貴方達が楽しみ、憧れたポケモンは、
果たして本当にBWに繋がっているのでしょうか。そこにポケモンは存在しているのでしょうか。

たかがネットの不評と、受け流せる事態であるかどうか考えてみて下さい。その判断をするのは難しい事ですが、
「ネットでの不評だから」という尺度で批判意見の是非を測る事に意味はありません。
不満が起きているなら、一緒くたにせずにその不満の一つ一つに目を向けて、それぞれの不満に向き合い
どれが本質をついているかどうかを各々が判断し、また理解していく事が重要である筈です。
その不満を受け入れるべきかどうかの判断は、その時にすべき事です。
そしてその判断と理解は全員一致の見解を求めはせず、一人一人の中にあるべきものです。

最後の最後で自分語りのようになってしまい申し訳ありません。ポケモンが好きだからこそ複雑な思いで一杯です。
今後はwiki利用者の一人として編集に協力し、引き続き開発者への訴えを続けていこうと思います。
お世話になりました。
最終更新:2014年02月23日 00:06