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プールの建て方」(2014/02/27 (木) 02:49:02) の最新版変更点

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このページはgikopool様のご厚意により転載させて頂いてます。 転載元は一番最後に記載してあります。 *プールの立て方 ---- gikopoolを設置した記録を元にして、オープンソースのプール管理ソフトMPOSを使った、モナーコイン採掘プールの立て方を具体的に記録します。 https://github.com/MPOS/php-mpos/wiki/Quick-Start-Guide の日本語版に近い内容ですが、いくつか補足を加えています。 セットアップすべきソフトは次の3つです。 -monacoind -stratum mining -MPOS monacoindはモナーコインのクライアントソフトです。&small(){使い方の説明は[[コチラ>http://www59.atwiki.jp/cryptwiki/pages/40.html]]にもあります。} stratum miningは、プールの本体です。これ自身はコマンドラインのサーバです。 MPOSは、stratum mining をwebベースで管理しやすくしてくれるフロントエンドです。 *0. 前提知識・必要環境 ---- 大前提として、unixの基本的な知識は必要です。 とはいえ高度な技術が必要というわけでもないので、 必要に応じて検索しながらやり方を確認できれば十分です。 プールには専用のサーバを用意した方が良いでしょう。 gikopoolでは、さくらインターネットのVPSサーバをレンタルして使っています。 一般公開の際にはセキュリティに十分注意を払ってください。 はじめはローカルの仮想環境をvmware playerなどで作って、 そこで色々と実験を行うことを推奨します。 以下の説明では、OSはUbuntu Server 12.04 LTS を想定します。 人気のディストリビューションで、ネット上にも情報が多いです。 gikopoolもこのOSを使っています。 *1. 開発環境の構築 ---- Ubuntuのインストールができたら、まずはサーバをアップデートしておきましょう。 >sudo apt-get update >sudo apt-get dist-upgrade 続いて、開発環境・ライブラリ類をインストールします。 今後必要なソフトはgithub上に公開されているので、gitコマンドを使えるようにしておくと大変便利です。 >sudo apt-get install git >sudo apt-get install build-essential libboost-all-dev libcurl4-openssl-dev libdb5.1-dev libdb5.1++-dev *2. monacoind のセットアップ ---- まずはgithubからmonacoindを落としてきます。 >cd ~ >git clone git://github.com/monacoinproject/monacoin.git 次にコンパイルしましょう。 >cd ~/monacoin/src ># コンパイル >make -f makefile.unix USE_UPNP=- ># 実行ファイル置き場にコピー >sudo cp monacoind /usr/bin monacoindは、設定ファイル >~/.monacoin/monacoin.conf を読みに行きます。なければ作成しましょう。 monacoin.conf の設定例は次のような感じです。 >server=1 >rpcallowip=localhost >rpcuser= &italic(){rpcuser} >rpcpassword= &italic(){rpcpass } 斜体の部分は適宜変更して下さい。 ユーザ名とパスワードはあとで使いますが、ファイルに書き込んでしまえば常に覚えておく必要はないので、 適当に推測しづらいものを入れておきましょう。 では、いよいよmonacoindを起動してみます。 >monacoind -daemon うまくいけば、Monacoin server starting とメッセージが出るはずです。 次のようにコマンドを打って、monacoindの情報を確認しましょう。 >monacoind getinfo 以下のような出力があればOKです。 >"version" : 80601, >"protocolversion" : 70002, >"walletversion" : 60000, >"balance" : 0.00000000, >"blocks" : 7199, >"timeoffset" : 0, >"connections" : 1, >"proxy" : "", >"difficulty" : 0.42252295, >"testnet" : false, >"keypoololdest" : 1392509976, >"keypoolsize" : 101, >"paytxfee" : 0.00000000, >"mininput" : 0.00001000, >"errors" : "" 以上でmonacoindのセットアップは終わりです。 ちなみに、monacoindの同期が終わらないうちに採掘を始めようとするとエラーが出ます。 上の情報で"blocks"の値が現在のブロック数になるまでしばらく待ちましょう。 現在のブロック数は公式のクローラで見ることができます。 http://monacoin.org/crawler/block_crawler.php ネットワークの状況にもよりますが、同期には数時間かかることもあります。 monacoind の使用するポートは2つです。デフォルトでは次のようになっています。 >9401: P2P接続のポート >19402: rpc接続のポート 重要なので覚えておきましょう。 *2.1 monacoind のテスト ---- 慎重に行くならば、ここでmonacoind が正しく動いているかテストしてみましょう。 monacoindが起動していないなら、 >monacoind -daemon で起動させてください。 手持ちの採掘ツール(ここではcpuminerを例に取ります)で、monacoindに接続できるか実験してみましょう。 cpuminerの実行ファイル名をminerdとしたとき、 >./minerd -a scrypt -o サーバのIPアドレス:19402 -u rpcuser -p rpcpass を実行してみましょう。 rpcuserとrpcpassはmonacoin.confで設定したものです。 また、monacoindの動いているのと別のサーバから接続するときは、 monacoin.conf でそのIPを許可する必要があります。 テストなので、 >rpcallowip=localhost を >rpcallowip=* としても大丈夫です。 接続が成功してハッシュレートが表示されればOKです! エラーが出る際は、monacoindの同期を待つとうまくいくこともあります。 *3. stratum-mining のセットアップ ---- まずは必要なライブラリ類をインストールします。 >cd ~ >sudo apt-get install python-twisted python-mysqldb python-dev python-setuptools python-memcache python-simplejson >sudo easy_install -U distribute つぎにstratum mining他、必要なパッケージをgithubから入手します。 >git clone https://github.com/Tydus/litecoin_scrypt.git >git clone https://github.com/ahmedbodi/stratum-mining.git >git clone https://github.com/ahmedbodi/stratum.git これらのソフトをインストールします。 >cd stratum-mining >git submodule init >git submodule update >cd externals/litecoin_scrypt >sudo python setup.py install >cd ~/stratum-mining/externals/stratum >sudo python setup.py install 続いてstratum mining の設定です。 設定ファイルは、~/stratum-mining/conf/config.py なのですが、 最初は存在しないのでテンプレートのconfing_sample.pyをコピーしてきます。 >cd ~ >cp stratum-mining/conf/config_sample.py stratum-mining/conf/config.py これを適切に編集しましょう。 >vi stratum-mining/conf/config.py (エディタはviでもemacsでもnanoでもかまいません。) 編集すべき点は次の通りです。 >CENTRAL_WALLET = '&italic(){ Monacoin_Address} ' >[...] >COINDAEMON_TRUSTED_HOST = 'localhost' >COINDAEMON_TRUSTED_PORT = 19402 >COINDAEMON_TRUSTED_USER = '&italic(){rpcuser}' >COINDAEMON_TRUSTED_PASSWORD = ' &italic(){rpcpassword} ' >COINDAEMON_ALGO = 'scrypt' >COINDAEMON_Reward = 'POW' >COINDAEMON_SHA256_TX = 'no >[...] >HOSTNAME = ' &italic(){yourservername} ' >[...] >DATABASE_DRIVER = 'mysql' >DB_MYSQL_HOST = 'localhost' >DB_MYSQL_DBNAME = 'mpos' >DB_MYSQL_USER = ' root ' >DB_MYSQL_PASS = ' root ' >[...] >POOL_TARGET = 16 >[...] >SOLUTION_BLOCK_HASH = True 斜体部分は自分の環境に合わせて変えてください。 CENTRAL_WALLETには、サーバ上のmonacoindのウォレットアドレスを入力します。 ウォレットアドレスは次のコマンドで調べられます。 >monacoind getaccountaddress "" rpcuser, rpcpasswordは、monacoin.confで設定した値に書き換えます。 下線部のmysql のルートユーザパスワードも、適切に設定して下さい。 (プール公開時はroot以外のユーザにするのが無難です) 最後に、私が試したバージョンではstratumにちょっとしたバグがあり、 修正する必要がありました。ファイル >/usr/local/lib/python2.7/dist-packages/stratum-0.2.13-py2.7.egg/stratum/websocket_transport.py をエディタで開き、 >from autobahn.websocket import の行を >from autobahn.twisted.websocket import と書き換える必要があります。 このバグは、pythonのライブラリのバージョンアップで起きてしまうようです。 参考: https://github.com/Crypto-Expert/stratum-mining/issues/90 これでstratum miningの設定ができました! いよいよ起動、と言いたいところですが、まだデータベースを作っていません。 データベースにはMPOS付属のテンプレートを書き込む必要があるので、先にMPOSをインストールします。 *4. MPOSのセットアップ ---- MPOSはwebベースのphpアプリなので、まずはwebサーバとphpモジュールをインストールします。 >apt-get install apache2 php5 libapache2-mod-php5 また、mysqlのクライアントとサーバが必要なのでインストールします。 >apt-get install mysql-common その他の必要なライブラリ類をインストールし、apacheをリロードします。 >sudo apt-get install memcached php5-memcached php5-mysqlnd php5-curl php5-json libapache2-mod-php5 >sudo apache2ctl -k stop; sleep 2; sudo apache2ctl -k start さらに、MPOSはメールを送信するので、メールサーバを立てる必要があります。 例えばpostfixを入れるなら、 >sudo apt-get install postfix とします。メールサーバの設定は長大になってしまうので、ここでは割愛します。 では、MPOSをダウンロードしましょう。 ここではwebのルートである/var/www以下に設置することにします。 >cd /var/www >sudo git clone git://github.com/TheSerapher/php-mpos.git MPOS >cd MPOS >sudo git checkout next ダウンロードしたファイルの中に、MPOSで利用するデータベースのひな形が入っているので、 それを利用して新しくデータベースを作ります。 ># DB作成 >sudo mysql -p -e "create database mpos" ># structure のインポート >sudo mysql -p mpos < sql/000_base_structure.sql 次にMPOS の設定です。 まずはファイルに適切な権限を与えましょう。 >sudo chown www-data public/templates/compile public/templates/cache logs Ubuntuの場合はこれで良いですが、一般に他のOSでは設定方法が異なるので注意してください。 要するにサーバがcompileとcacheフォルダを書き換えられるようにすればOKです。 次に設定ファイルの編集です。 テンプレートをコピーして必要な部分を書き換えます。 >sudo cp public/include/config/global.inc.dist.php public/include/config/global.inc.php >vi public/include/config/global.inc.php 要点は以下のとおりです。 >$config['db']['host'] = 'localhost'; >$config['db']['user'] = ' &italic(){root}' ; >$config['db']['pass'] = ' &italic(){root}' ; >$config['db']['port'] = 3306; >$config['db']['name'] = 'mpos'; > >[...] > >$config['wallet']['type'] = 'http'; >$config['wallet']['host'] = 'localhost:19402'; >$config['wallet']['username'] = ' &italic(){rpcuser}' ; >$config['wallet']['password'] = ' &italic(){rpcpassword} ; 斜体の部分はあなたの環境に合わせて書き換えましょう。 以上で最低限の設定が完了しました! さっそく動作テストしてみましょう。 まずはstratum-miningの起動をしましょう。 >cd ~/stratum-mining >twistd -ny launcher.tac つぎにブラウザで次のアドレスにアクセスします。 >http://サーバのIPアドレス/MPOS/public 見慣れたマイニングプールの画面が表示されましたか? エラーが出ていなければ成功です! *4.1. stratum mining と MPOSのテスト ---- まずはMPOSのインターフェイスからアカウントを作りましょう。 次にログインしてワーカーを作ります。 例によって採掘ソフトをminerdとした時、 >./minerd -a scrypt -o stratum+tcp://localhost:3333 -u user.worker -p workerpass とやって試しに採掘してみてください。 ハッシュレートが適切に表示されれば成功です! 最後に、MPOSの定期実行ジョブを設定しておきましょう。 >/var/www/MPOS/cronjobs/run-crons.sh を、適当な間隔で実行するようにします。 5分おきに実行するならば、 >crontab -u root -e >/5 * * * * /var/www/MPOS/cronjobs/run-crons.sh といった感じです。 *5. セキュリティについて ---- 採掘プールを一般公開する場合は、セキュリティに十分注意を払う必要があります。 すべてを書ききることはできませんが、いくつかのヒントだけ書いておきます -MPOS専用のDBユーザを作り、rootは使わない -バーチャルホストを新しく作り、/var/www/MPOS/public をルートにする -ログの監視。最低限logwatchくらいは入れましょう。 -sshでログインするときは設定に注意する  →rootでログイン出来ないようにしたり、ポート番号を変える →鍵交換方式でログインをする -ファイアウォールを構築する  →ufwがモダンで便利です。   開けるべきポートは、80(http)と3333(stratum mining)です。   monacoindのP2Pポート、9401は微妙な所です。   開けないほうが無難ですが、P2P接続ノード数が減って、orphanブロックが増える?   また、リモートで繋ぐならsshのポートも開けましょう。   それ以外の不要なポートは塞いでおきましょう。 *6. TIPS ---- stratum miningもMPOSも活発に開発されているので、最新版がバグっててうまく動かないことがあります。 (たいていgithubのissuesで騒いでます) そんな時は、安全そうな過去バージョンのcommit番号を >git log で調べて、 >git reset --hard xxxxxxx (xxxxxxx=commit番号)でバージョンを巻き戻しましょう MPOSで最初に作ったユーザが管理者になります。管理者には専用メニューが表示されます 管理者メニューでテンプレートの編集ができますが、phpをいじることになるので、あまり変なことをするとadmin panelすら表示されなくなって詰みます。そうなったら手動でDBを書き換えるしかないです。(1度やったことある) &small(){転載元http://www59.atwiki.jp/gikopool/pages/19.html} &small(){協力:gikopoool} .
このページはgikopool様のご厚意により転載させて頂いてます。 転載元は一番最後に記載してあります。 *プールの立て方 ---- gikopoolを設置した記録を元にして、オープンソースのプール管理ソフトMPOSを使った、モナーコイン採掘プールの立て方を具体的に記録します。 https://github.com/MPOS/php-mpos/wiki/Quick-Start-Guide の日本語版に近い内容ですが、いくつか補足を加えています。 セットアップすべきソフトは次の3つです。 -monacoind -stratum mining -MPOS monacoindはモナーコインのクライアントソフトです。&small(){使い方の説明は[[コチラ>http://www59.atwiki.jp/cryptwiki/pages/40.html]]にもあります。} stratum miningは、プールの本体です。これ自身はコマンドラインのサーバです。 MPOSは、stratum mining をwebベースで管理しやすくしてくれるフロントエンドです。 *0. 前提知識・必要環境 ---- 大前提として、unixの基本的な知識は必要です。 とはいえ高度な技術が必要というわけでもないので、 必要に応じて検索しながらやり方を確認できれば十分です。 プールには専用のサーバを用意した方が良いでしょう。 gikopoolでは、さくらインターネットのVPSサーバをレンタルして使っています。 一般公開の際にはセキュリティに十分注意を払ってください。 はじめはローカルの仮想環境をvmware playerなどで作って、 そこで色々と実験を行うことを推奨します。 以下の説明では、OSはUbuntu Server 12.04 LTS を想定します。 人気のディストリビューションで、ネット上にも情報が多いです。 gikopoolもこのOSを使っています。 *1. 開発環境の構築 ---- Ubuntuのインストールができたら、まずはサーバをアップデートしておきましょう。 >sudo apt-get update >sudo apt-get dist-upgrade 続いて、開発環境・ライブラリ類をインストールします。 今後必要なソフトはgithub上に公開されているので、gitコマンドを使えるようにしておくと大変便利です。 >sudo apt-get install git >sudo apt-get install build-essential libboost-all-dev libcurl4-openssl-dev libdb5.1-dev libdb5.1++-dev *2. monacoind のセットアップ ---- まずはgithubからmonacoindを落としてきます。 >cd ~ >git clone git://github.com/monacoinproject/monacoin.git 次にコンパイルしましょう。 >cd ~/monacoin/src ># コンパイル >make -f makefile.unix USE_UPNP=- ># 実行ファイル置き場にコピー >sudo cp monacoind /usr/bin monacoindは、設定ファイル >~/.monacoin/monacoin.conf を読みに行きます。なければ作成しましょう。 monacoin.conf の設定例は次のような感じです。 >server=1 >rpcallowip=localhost >rpcuser= &italic(){rpcuser} >rpcpassword= &italic(){rpcpass } 斜体の部分は適宜変更して下さい。 ユーザ名とパスワードはあとで使いますが、ファイルに書き込んでしまえば常に覚えておく必要はないので、 適当に推測しづらいものを入れておきましょう。 では、いよいよmonacoindを起動してみます。 >monacoind -daemon うまくいけば、Monacoin server starting とメッセージが出るはずです。 次のようにコマンドを打って、monacoindの情報を確認しましょう。 >monacoind getinfo 以下のような出力があればOKです。 >"version" : 80601, >"protocolversion" : 70002, >"walletversion" : 60000, >"balance" : 0.00000000, >"blocks" : 7199, >"timeoffset" : 0, >"connections" : 1, >"proxy" : "", >"difficulty" : 0.42252295, >"testnet" : false, >"keypoololdest" : 1392509976, >"keypoolsize" : 101, >"paytxfee" : 0.00000000, >"mininput" : 0.00001000, >"errors" : "" 以上でmonacoindのセットアップは終わりです。 ちなみに、monacoindの同期が終わらないうちに採掘を始めようとするとエラーが出ます。 上の情報で"blocks"の値が現在のブロック数になるまでしばらく待ちましょう。 現在のブロック数は公式のクローラで見ることができます。 http://monacoin.org/crawler/block_crawler.php ネットワークの状況にもよりますが、同期には数時間かかることもあります。 monacoind の使用するポートは2つです。デフォルトでは次のようになっています。 >9401: P2P接続のポート >19402: rpc接続のポート 重要なので覚えておきましょう。 *2.1 monacoind のテスト ---- 慎重に行くならば、ここでmonacoind が正しく動いているかテストしてみましょう。 monacoindが起動していないなら、 >monacoind -daemon で起動させてください。 手持ちの採掘ツール(ここではcpuminerを例に取ります)で、monacoindに接続できるか実験してみましょう。 cpuminerの実行ファイル名をminerdとしたとき、 >./minerd -a scrypt -o サーバのIPアドレス:19402 -u rpcuser -p rpcpass を実行してみましょう。 rpcuserとrpcpassはmonacoin.confで設定したものです。 また、monacoindの動いているのと別のサーバから接続するときは、 monacoin.conf でそのIPを許可する必要があります。 テストなので、 >rpcallowip=localhost を >rpcallowip=* としても大丈夫です。 接続が成功してハッシュレートが表示されればOKです! エラーが出る際は、monacoindの同期を待つとうまくいくこともあります。 *3. stratum-mining のセットアップ ---- まずは必要なライブラリ類をインストールします。 >cd ~ >sudo apt-get install python-twisted python-mysqldb python-dev python-setuptools python-memcache python-simplejson >sudo easy_install -U distribute つぎにstratum mining他、必要なパッケージをgithubから入手します。 >git clone https://github.com/Tydus/litecoin_scrypt.git >git clone https://github.com/ahmedbodi/stratum-mining.git >git clone https://github.com/ahmedbodi/stratum.git これらのソフトをインストールします。 >cd stratum-mining >git submodule init >git submodule update >cd externals/litecoin_scrypt >sudo python setup.py install >cd ~/stratum-mining/externals/stratum >sudo python setup.py install 続いてstratum mining の設定です。 設定ファイルは、~/stratum-mining/conf/config.py なのですが、 最初は存在しないのでテンプレートのconfing_sample.pyをコピーしてきます。 >cd ~ >cp stratum-mining/conf/config_sample.py stratum-mining/conf/config.py これを適切に編集しましょう。 >vi stratum-mining/conf/config.py (エディタはviでもemacsでもnanoでもかまいません。) 編集すべき点は次の通りです。 >CENTRAL_WALLET = '&italic(){ Monacoin_Address} ' >[...] >COINDAEMON_TRUSTED_HOST = 'localhost' >COINDAEMON_TRUSTED_PORT = 19402 >COINDAEMON_TRUSTED_USER = '&italic(){rpcuser}' >COINDAEMON_TRUSTED_PASSWORD = ' &italic(){rpcpassword} ' >COINDAEMON_ALGO = 'scrypt' >COINDAEMON_Reward = 'POW' >COINDAEMON_SHA256_TX = 'no >[...] >HOSTNAME = ' &italic(){yourservername} ' >[...] >DATABASE_DRIVER = 'mysql' >DB_MYSQL_HOST = 'localhost' >DB_MYSQL_DBNAME = 'mpos' >DB_MYSQL_USER = ' root ' >DB_MYSQL_PASS = ' root ' >[...] >POOL_TARGET = 16 >[...] >SOLUTION_BLOCK_HASH = True 斜体部分は自分の環境に合わせて変えてください。 CENTRAL_WALLETには、サーバ上のmonacoindのウォレットアドレスを入力します。 ウォレットアドレスは次のコマンドで調べられます。 >monacoind getaccountaddress "" rpcuser, rpcpasswordは、monacoin.confで設定した値に書き換えます。 下線部のmysql のルートユーザパスワードも、適切に設定して下さい。 (プール公開時はroot以外のユーザにするのが無難です) 最後に、私が試したバージョンではstratumにちょっとしたバグがあり、 修正する必要がありました。ファイル >/usr/local/lib/python2.7/dist-packages/stratum-0.2.13-py2.7.egg/stratum/websocket_transport.py をエディタで開き、 >from autobahn.websocket import の行を >from autobahn.twisted.websocket import と書き換える必要があります。 このバグは、pythonのライブラリのバージョンアップで起きてしまうようです。 参考: https://github.com/Crypto-Expert/stratum-mining/issues/90 これでstratum miningの設定ができました! いよいよ起動、と言いたいところですが、まだデータベースを作っていません。 データベースにはMPOS付属のテンプレートを書き込む必要があるので、先にMPOSをインストールします。 *4. MPOSのセットアップ ---- MPOSはwebベースのphpアプリなので、まずはwebサーバとphpモジュールをインストールします。 >apt-get install apache2 php5 libapache2-mod-php5 また、mysqlのクライアントとサーバが必要なのでインストールします。 >apt-get install mysql-common その他の必要なライブラリ類をインストールし、apacheをリロードします。 >sudo apt-get install memcached php5-memcached php5-mysqlnd php5-curl php5-json libapache2-mod-php5 >sudo apache2ctl -k stop; sleep 2; sudo apache2ctl -k start さらに、MPOSはメールを送信するので、メールサーバを立てる必要があります。 例えばpostfixを入れるなら、 >sudo apt-get install postfix とします。メールサーバの設定は長大になってしまうので、ここでは割愛します。 では、MPOSをダウンロードしましょう。 ここではwebのルートである/var/www以下に設置することにします。 >cd /var/www >sudo git clone git://github.com/TheSerapher/php-mpos.git MPOS >cd MPOS >sudo git checkout next ダウンロードしたファイルの中に、MPOSで利用するデータベースのひな形が入っているので、 それを利用して新しくデータベースを作ります。 ># DB作成 >sudo mysql -p -e "create database mpos" ># structure のインポート >sudo mysql -p mpos < sql/000_base_structure.sql 次にMPOS の設定です。 まずはファイルに適切な権限を与えましょう。 >sudo chown www-data public/templates/compile public/templates/cache logs Ubuntuの場合はこれで良いですが、一般に他のOSでは設定方法が異なるので注意してください。 要するにサーバがcompileとcacheフォルダを書き換えられるようにすればOKです。 次に設定ファイルの編集です。 テンプレートをコピーして必要な部分を書き換えます。 >sudo cp public/include/config/global.inc.dist.php public/include/config/global.inc.php >vi public/include/config/global.inc.php 要点は以下のとおりです。 >$config['db']['host'] = 'localhost'; >$config['db']['user'] = ' &italic(){root}' ; >$config['db']['pass'] = ' &italic(){root}' ; >$config['db']['port'] = 3306; >$config['db']['name'] = 'mpos'; > >[...] > >$config['wallet']['type'] = 'http'; >$config['wallet']['host'] = 'localhost:19402'; >$config['wallet']['username'] = ' &italic(){rpcuser}' ; >$config['wallet']['password'] = ' &italic(){rpcpassword} ; 斜体の部分はあなたの環境に合わせて書き換えましょう。 以上で最低限の設定が完了しました! さっそく動作テストしてみましょう。 まずはstratum-miningの起動をしましょう。 >cd ~/stratum-mining >twistd -ny launcher.tac つぎにブラウザで次のアドレスにアクセスします。 >http://サーバのIPアドレス/MPOS/public 見慣れたマイニングプールの画面が表示されましたか? エラーが出ていなければ成功です! *4.1. stratum mining と MPOSのテスト ---- まずはMPOSのインターフェイスからアカウントを作りましょう。 次にログインしてワーカーを作ります。 例によって採掘ソフトをminerdとした時、 >./minerd -a scrypt -o stratum+tcp://localhost:3333 -u user.worker -p workerpass とやって試しに採掘してみてください。 ハッシュレートが適切に表示されれば成功です! 最後に、MPOSの定期実行ジョブを設定しておきましょう。 >/var/www/MPOS/cronjobs/run-crons.sh を、適当な間隔で実行するようにします。 5分おきに実行するならば、 >crontab -u root -e >/5 * * * * /var/www/MPOS/cronjobs/run-crons.sh といった感じです。 *5. セキュリティについて ---- 採掘プールを一般公開する場合は、セキュリティに十分注意を払う必要があります。 すべてを書ききることはできませんが、いくつかのヒントだけ書いておきます -MPOS専用のDBユーザを作り、rootは使わない -バーチャルホストを新しく作り、/var/www/MPOS/public をルートにする -ログの監視。最低限logwatchくらいは入れましょう。 -sshでログインするときは設定に注意する  →rootでログイン出来ないようにしたり、ポート番号を変える →鍵交換方式でログインをする -ファイアウォールを構築する  →ufwがモダンで便利です。   開けるべきポートは、80(http)と3333(stratum mining)です。   monacoindのP2Pポート、9401は微妙な所です。   開けないほうが無難ですが、P2P接続ノード数が減って、orphanブロックが増える?   また、リモートで繋ぐならsshのポートも開けましょう。   それ以外の不要なポートは塞いでおきましょう。 *6. TIPS ---- stratum miningもMPOSも活発に開発されているので、最新版がバグっててうまく動かないことがあります。 (たいていgithubのissuesで騒いでます) そんな時は、安全そうな過去バージョンのcommit番号を >git log で調べて、 >git reset --hard xxxxxxx (xxxxxxx=commit番号)でバージョンを巻き戻しましょう MPOSで最初に作ったユーザが管理者になります。管理者には専用メニューが表示されます 管理者メニューでテンプレートの編集ができますが、phpをいじることになるので、あまり変なことをするとadmin panelすら表示されなくなって詰みます。そうなったら手動でDBを書き換えるしかないです。(1度やったことある) &small(){転載元http://www59.atwiki.jp/gikopool/pages/19.html} &small(){協力:gikopoool}

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