脳腫瘍

概要

脳において、細胞が異常増殖してしまう病気。腫瘍(tumor)が良性(benign)の場合と悪性(malignant)の場合がある。脳組織内の腫瘍の場合は悪性が多く、脳組織外の腫瘍の場合は良性が多い。原因、症状などは多岐に渡っており、未解明な部分も多い。

症状

全体的によく見られる三大兆候は、頭蓋内圧亢進による頭痛、吐き気、嘔吐.。特に朝方の頭痛がだんだんひどくなることが多い。その他、痙攣、運動障害、視覚・聴覚障害、記憶障害、小脳失調障害などがあるが、発生した部位によりその症状は異なる。また、これらの症状は脳梗塞ともよく似ているので、鑑別・確定診断には画像診断が必要。

分類

様々な分類がある。

良性と悪性

良性腫瘍の場合は増殖速度が遅い。悪性腫瘍の場合は増殖速度が速い。通常、問題となるのは悪性。

原発性と転移性

文字通り、他の臓器から転移してきた場合が転移性。通常「脳腫瘍」という場合には原発性脳腫瘍を指す。

治療

外科的手術療法

化学療法

放射線療法

最も悪性度の高い神経膠芽腫(glioblastoma?)で有効なものにBNCTがある。

免疫療法

どれか一つを行うのではなく、通常は外科的手術療法で腫瘍の大半を除いた後に、他の治療法を併用することで余命を長らえさせるのが一般的。

生存率

脳腫瘍全体では5年生存率は75%を超えるが、発生部位によって異なる。また、転移性脳腫瘍の場合は10%台。

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最終更新:2012年07月21日 02:04