Thiamine(サイアミン、和読:チアミン)

概要

水溶性ビタミンの一種、Vitamine B1。thiamineの語源は、「thio-vitamin」であり、thio(和名接頭語:チオ)の名の通り、硫黄原子を含有する。

効果効能

糖や脂肪酸の代謝に使われる。アルコールの分解にも寄与していると考えられる(そのため、アルコール依存症患者はチアミン欠乏に陥りやすい)。

過不足

水溶性ビタミンのため、過剰摂取の場合は尿中に排泄される。
不足すると、beriberi?(脚気)やWernicke's encephalopathy(ウェルニッケ脳症)、Korsakoff's syndrome?(コルサロフ症候群)などの神経疾患を生じる。

摂取

  • 栄養素等表示基準値は1mg/day。効果効能にあるように、糖の代謝に使われるため、活動量(消費カロリー)の多い人の場合は、若干必要量は多めになる。
  • 水溶性のため、茹でるなどの調理法により、流出しやすい。熱には強いため、茹で汁を利用すれば問題はない。
  • アルカリに弱いため、重曹などを用いると、失われやすい。
  • 玄米、豆などの穀類に多く含有されており、東洋人の主たる摂取源となっている。故に、白米の流行により脚気患者が増加した。その他、肉類(特に肝臓)、卵、イースト菌などにも含まれており、西洋人はこれらが主な摂取源と考えられる。

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最終更新:2012年07月22日 09:17