楽しんでいただくためのルール

2018/06/03 第四項を追加
2018/02/18 ゴールデンルール第三項を追加
2017/10/08 ゴールデンルールと心構えを加筆

はじめに

ラスティフロントは、創作活動(イラスト・ノベル・クラフト・ゲーム開発etc)を通して様々な分野の人々に楽しんでいただくために発足した企画です。
基本的には、くどくどと規約を並べて活動の幅を狭めるよりも、各々のモラルにまかせて自由に創作していくことを理想としています。
ですが規模が大きくなるとその「自由」故に方向性が定まらず混沌としてしまいますので、ここに原作者として皆様にお願いしたいルールと指針を提示させていただきます。
これら指針に納得のいかない方・指針に反する方は、ラスティフロントをオススメできません。
ルールに同意いただけない場合は、この企画に参加されてもおそらく貴方も参加者の方々も良い思いをせず、傷つけあってしまうことになります。
要約:下に書いてあることよく見てくださいね

 

ラスティフロントのあり方と心構え

"ラスティフロントは、皆さまの創作のための一道具でありたい"
創作企画としてのラスティフロントが目指す己の存在意義は、"皆様の創作の糧、イマジネーションを提供できる存在でありたい"というものです。
決して「みんなでこの世界観を完成させよう」ではなく、「この世界観を使ってあなたなりの創作を楽しんでください」という公共のサンドボックスというイメージです。
もちろん設定作りや世界背景に関しての考察や議論もOKですが、「世界設定を皆で完成させる」「設定を洗練させて矛盾点を一掃し、辻褄の合う完璧な空想世界を目指す」のが主目的ではないことをご理解ください。

この企画において「世界観」「世界設定」はあくまで個人の創作のための舞台セットです。
これはこの企画の全メンバーが理解するべき要素です。
世界設定というのは設定しようものなら何から何まで膨れていき、一切の歯止めが効きません。
個人創作ならまだしも、集団で創作するこのコミュニティでは一定のルールを引かないと破裂してしまいます。
下記のルールにさらっと目を通していただけると、よりラスティフロントを楽しめますのでどうぞご一読ください。
要約:ここは世界設定作るのが目的の企画ではないですよ

 

ラスティフロントを楽しむためのゴールデンルール

第一項:パルエルール

「この翼配置ではこのメカは飛ばない」「なぜわざわざこんな回りくどい構造をしているのか」「XXがあるのに何故XXがないのか」
創作の沼で交わされる銃撃戦の大半はこのような不毛な舌戦です。これらは参加者のこだわりの前提がそれぞれ違っているために発生します。
これに対するラスティフロント企画としての公式の立場は以下の通りとしています:

全てはロマンです。それがかっこいいからです。そのほうが見栄えがいいからですし、楽しいからです。
それに至る合理的理由や科学的な根拠はたいてい殆どありません。むしろ、その理由をこじつけるのがラスティフロント企画の楽しみ方です。

まず、ラスティフロントは架空世界であることを理解してください。
そして、自由に創作を楽しむ場所だということを覚えておいてください。
架空世界に矛盾点や実現不可能な点、理にかなっていない点は絶対出てきます。
それを世界のうちとして、創作の醍醐味の一つとして楽しめない方はラスティフロントに向いていません。
逆に、絶対に出てくる些細な矛盾をロマンで流せる人、むしろそれを糧に新しい設定やアイデアを考えられる人が向いています。

中世ファンタジーのじゃがいも警察はよく引き合いに出されますが、世界観丸々を一から作り上げるこの企画は、
一度ケチを付け始めたらもう雪だるま式に指摘する箇所が増えてきりがありません。
そして、それが行き過ぎるとシェアワールドは簡単に死にます。数年間作り上げてきた企画が容易く倒れます。
これは絶対に避けなくてはいけません。


▲人の作品を尊重しましょう。いくら正論でも、度を超えた追求は作品を作った方を傷つけます。

ラスティフロントで創作するために、専門知識はほとんど必要ないのです。
かっこいい飛行機とか武器のイラストを描くのにも、専門知識がなくて全く問題ありません。
知識・根拠・史実をぶつけ合う、ガチの架空兵器投稿スレではないのですから。
シリアスすぎず、馬鹿すぎず、それでいてちょっぴりメタに走ったりしつつ、肝心なところで真面目にホラーを入れてみたり、そういった程よくゆるい楽しみ方をしていただきたいと思っております。

 

第二項:こだわりすぎないで

言語だったり単位だったり地形だったり設計だったり…
創作が好きだというあなたならば、絶対「ここはこだわりたい!」と言うものがあるはずです。
しかし、この企画の参加者、そして作品を見てくれる人々にはいろんな層があります。(参加者の年齢層の開きは10年以上まで広がっています)
自分の作品内ならば問題ありませんが、参加者同士で議論する際などでは、一歩自分のこだわりや知識から引いて全員が楽しみや創作意欲を共有出来る深さまで下がってください。


▲こだわりたい気持ちはわかるけど、みんなで語らう時は自分の専門を押し付けないようにしよう。
ハードSF畑から来た人、ファンタジーライトノベル畑から来た人、架空戦史畑から来た人…様々な人がいます。
それぞれ専門分野があり、「え、ここはこうだからこうじゃない?」と思うところは絶対にあると思いますが
自分の畑の自分の造詣の深さではなく、一般的な人々が認知できる深さ(上図)で物事を議論してください。
自分は楽しくても他の人が楽しめませんし、ある一定以上の知識とこだわりはむしろ創作の足かせとなります。
最終的に一次創作や二次創作の閲覧者は、不特定多数の一般的な人々であることを忘れないでください。

特に言語や単位をこだわりたい時は、「必要以上に掘りすぎるな」を肝に銘じていてください。
心構えの項目でも書きましたが、世界設定は創作ありきです。
まだ何も作品がないのに、自己満足だけで必要以上に設定に凝りだすのは暴走行為です。
これはとてもセンシティブな問題なので気をつけてください。
一応、ラスティフロントでは公式設定として単位に関する設定とそのガイドラインが存在しますので、ご一読ください。

 

第三項:設定を埋めることが正しいとは限らない

本ページ上部の心構えでも記述しましたが、「設定がないからそこを埋める」というのは必ずしも正しいとは限りません。
たとえば、「第二紀の冶金技術についての設定がなされていないから設定しよう」というのはパルエルールの第二項"こだわりすぎないで"に該当するものです。
しかし創作の醍醐味は設定作りでありそれらがベースにあるのも事実です。
では、あるべき設定と、かえって複雑にしてしまう設定の境界線はどこにあるのでしょうか?
ラスティフロントの立場としては以下の通りになります。

  • その設定を作成することにより/あえてしないことにより、二次創作の幅を広げる形であるか
  • その設定を作成することにより/あえてしないことにより、二次創作の敷居を上げない形であるか

これらの審査を自分で行ってみて、設定をするべきものなのかせざるべきものなのかを判断して下さい。
設定がない状態≒不確定要素は絶対悪ではありません。むしろそういった適度な遊びがあってこそ、新たな創作をねじこむ事ができます。
もちろん自分の作品内で徹底的に設定を詰めることは問題ありませんが、それを他の人に強要しないでくださいということです。
第二項で表した通り、公の場においては、誰もが参加できるようなレベルを基準とするべきです。

 

第四項:リアルマネーは自己投資以外は使わない(創作に直接使わない)

ラスティフロントは、金銭トラブルを絶対に発生させないクリーンな創作環境を目指しています。
広義のアーティストに対する対価の認識の低さが問題になっているのもご存知のかたもいらっしゃると思います。
人になにか作品を頼んだときは相応の対価が発生し、作者・著者に対してそれらが支払われるのは当然のことです。
しかし、ラスティフロントはあくまで自分の余暇時間に、趣味として、自分の意志で、楽しんで活動するものです。
平常活動においてこの企画の創作は義務(仕事)ではなく自発的なものなので、我々は互いに創作をする上で金銭のやり取りは発生しないものとしてます。

「自分は好きでやっているので」の集まりがラスティフロントとなります。
しかし、だからといってすべての作品の価値が無償=ゼロでないことは肝に銘じてください。
すべての作品には著作権が存在し、それぞれの作品とその作者に敬意を払ってください。
二次利用するときには、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC)二次創作ガイドラインなどに目を通した上で行ってください。

ラスティフロントの創作に参加している方の年齢層の開きは上下約20歳程の開きがあります。
中には学生の方もいらっしゃるのでマネーパワーを炸裂させるのは、誰でも参加できる企画というモットーに
若干ながら歪みをもたせてしまう故、ペンタブを買うとか、自分の創作で使うからアドビ製品を買うなどの自己投資のみにしてください。

まとめると:趣味で集まってる以上、相応の対価を払うほどの(=趣味の範囲を超えたこと)ことは互いに頼まない

Q.コミティアやコミケでラスティフロントの二次創作本を出すのはOK?
A,営利目的でなければOKです。

・コミケやコミティアに出ることは自己表現の手段であり営利目的ではない
・価格をつけて売る行為も事実上、出版費回収に近い

なので認めるところです
CC公式側も、営利目的の適宜は難しいと回答しています。 (ソース)

何が「営利」で何が「非営利」かは、最終的には裁判所の解釈によって定まりますので、残念ながらクリエイティブ・コモンズ・ジャパンではお答えすることができません。

例えば、対価をとって販売し利益を得ている場合には、営利活動といえるでしょう。また、NPO法人やボランティア団体、学校法人などが何らの収入を得ずに行っている利用は、
非営利といえるでしょう。しかし、この間にある沢山の境界事例では、何が営利で何が営利ではないのか、という判断は大変難しく、国によっても異なり、同じ国でも事例によっても異なる可能性があるため、
専門的な法律アドバイスが必要になってしまう場合があります。クリエイティブ・コモンズでは、この点が明確になるよう国際的に議論を続けているところです。

よってモラルの範囲内の、普通の創作活動であれば、自費出版で二次創作本を出すことができます。

 

…と長くなりました。
わざわざこのような書き方をせずとも初期のうちは問題ありませんでしたが、参加者が増えていく過程でこの点において小さな意見の食い違いが幾度かあったためここにしっかりと明示させていただきました。
結局のところ、自由に楽しんでくださいというのが大切な部分です。

 

予告なく加筆・修正する場合がございます

最終更新:2018年06月06日 22:04