惑星パルエ

2016-02-09 偉そうな「だ」「である」口調を削除

惑星パルエ Planet Parle

惑星パルエはフライトグライドの舞台となる架空の太陽系、ソナ系の第4惑星。
海と大陸があり、大気に包まれており地球と似ていますが、大きさや大気組成、自転・公転システムは独自のものを持っています。

所属 ソナ系第4惑星
分類 地球型惑星
公転周期 450.2日
自転周期 22.5時間
脱出速度 10.798㎞/s
平均気温 16-19℃(45℃/-32℃)
衛星の数 2
星齢 51億年

概要

北極から南極にかけて1枚の大陸―パンゲア―の周りに青々と広がる海洋が特徴。
平均気温は19度。地球の平均気温の16度と比べると温暖な星であることがわかります。(なお、ここでいう平均気温とは、単純な最高気温と最低気温の平均ではありません。)
大気組成は地球のものとあまり変わりませんが、後述する気象管理装置の故障による複雑な大気層、ジェット気流によって全く違った振る舞いを見せています。
2つの月を持ち、太陽より一回り小さい主系列星の周りを地球時間15ヶ月で公転します。その星に住む彼らはこの世界を「パルエ」と呼ぶ――

過去に超文明が栄えていましたが、最終戦争が勃発してありとあらゆる文明が崩壊してしまったことが分かっています。
人類のほぼ3割が戦争で失われ、残りの7割もその後の混乱で死に絶えてしまいました。資源も採掘し尽くし、環境も汚染され、惑星は疲弊してしまいます。
…それから長い年月が経ち、がれきの中から這い上がり、もう一度全く新しい文明を築いたのは皮肉にも極地に住んでいて戦火を免れた未開民族でした。
詳しくは歴史の項を参照

表側の地理的特徴

※実のところ、説明文を読むよりも地形ページ気象辞典を斜め読みしたほうが楽しいですし、雰囲気がわかると思うよ。

パンゲア大陸が南北に縦断していることにより海流が循環せず、気候が地域によって異なる性質を持っています。
旧時代の環境汚染も相まって大陸の大半は不毛の砂漠と化しており、海岸沿いや赤道オアシス、山岳部の限定的なコロニーなど限定的な地域においてわずかに緑地が残っているのが確認されるのみ。
その緑地も年々減少しており、現在においても国家間の争いが絶えない原因となっているようです。

大陸の中央にはヒグラート峡谷と呼ばれる赤土のテーブルマウンテンが広がっており、付近は極度に乾燥した地形が広がっています。
連邦帝国間の遭遇戦の大半はこの付近で行われています。大陸の南半球の東にはこの大陸最大の緑地が広がっていますが、旧時代の兵器(以下旧兵器と表記)が生き残っており近づこうにも近づけない現状です。
その付近に散見される丸いクレーターは最終戦争時の爪痕。戦争の爪痕や都市の廃墟はその他各地でも見ることができます。
大地の下には旧時代が築いた大規模地下構造物、メガストラクチャが存在します。あまりに巨大で入り組んだその空洞は、時折大規模な地盤沈下を起こします。

海流がない代わりに惑星の上空には複雑なジェット気流がいくつも存在しています。
ジェット気流は太古の気象管理装置の誤作動によるもので、これは旧兵器を統括するセントラレナーヴの影響を受けているものといわれています。
この気象の暴走により、大気層はカオス的振舞いをみせ、地上からの天体観測を妨げる要因となっています。
ある程度の星ならば肉眼でもたくさん視認できますが、パルエ人は目覚め作戦にて気象管理装置を破壊するまで、本当の夜空を見たことがありません…

 

イラストで描かれている一枚大陸がある面の裏側には、全く違った性質の世界が広がっています。
 

星としての寿命

惑星パルエは2つの意味で死にゆく運命にある星です。ひとつは前述した環境汚染と資源の枯渇、もうひとつは星として老年期に突入しているというもの。
一般に、星として「生きている、死んでいる」はその星のマントル・プレート・火山活動の有無で決まるとされています。地球は未だ活動していて、水星や月はコアも冷めきって死んでいる星と見做されています。
惑星パルエは火山活動や地震がほとんど発生しなくなりつつあり、地質学的に死につつある星と言えるでしょう。

二つの月

moons

パルエには2つの月があり、それぞれセレネとメオミーと呼ばれています。
地球と同様にこの月の満ち欠けと両者の位置関係は暦を知る上で重要な役割を持っています。
2つの月は地質が異なっており、ソナ系形成時の準惑星がパルエに捕獲されたものだと考えられています。
月面には旧人類が残した遺産が散見されます。

その殆どは、混乱の中に作られた遺物が大半です。


moons

イラストにはほぼ必ず2つの月が描かれています
昼でも薄く月が見えているのが特徴

 

その他惑星は天体ページで御覧ください

 

 

最終更新:2016年07月26日 21:26