アーキル連邦


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アーキル連邦 Arkilia Federation

国旗追加(2023/07/09)
パレット更新、語尾修正、その他追記 (2022/07/19)
テンプレ統一運動(2021/10
/14)

北半球に広大な領土を有する連邦制民主主義国家。
パンゲア大陸における超大国のひとつであり、経済力・軍事力ともに帝国に次ぐ規模を誇る。
超大国として二次創作ではスタメンであると同時に、珍兵器や迷人材、ガバ運用をこれでもかとネタに出される存在だ。
実際パルエにおけるネタ枠で、大半の創作において脳みそクルカ汚職超大国といった扱いをされている(?)

  


国旗
公用語 アーキル語
パンノニア語
首都 ラオデギア
最大の都市 ラオデギア
通貨 連邦ディナール
国歌 御旗のもとに
民族構成 アーキル系
ザイリーグ系
パンノニア系
メルパゼル系
その他
24%
20%
12%
10%
34%

キャラクター・パレット

1:アキエリ王族系 2~4:サーックキール系 5:アーキリュリ混血系 6:北方アーキル系

概要

北半球最大の国力を持つグレートパワー、いわゆる超大国の一角でありパルエの歴史には欠かせない重要な存在。
第一紀における突如としたクランダルト帝国の北方侵略の際に、群雄割拠していた小国家群を統合し連邦制国家を樹立し、現在のアーキル連邦となった。
それとほぼ同時に、自由パンノニア共和国メル=パゼル共和国ニヂリスカ国オデッタ人民国アナンサラド王国といった複数の国家との軍事同盟を結成、これを連邦軍とした。
「連邦軍」といっても「アーキルの連邦軍」と「加盟国軍としての連邦軍」で意味がブレるため注意が必要。連邦軍にそのものの詳しい解説は軍事の項目で解説する。

圧倒的な人的資源と工業力、組織的な研究開発力などを兼ね揃えており、その運用には雑さが目立つもののこの規模でそれを実行できる国家は限られており、北半球において大きな影響力を持つ。
究極的な縦割り行政によって機能不全が起きているものの、現場のマンパワー(物理)(越権行為)(ガバ運用)で全体としては奇跡的に運営できている状態を続けている。
なお、アーキル連邦は南北戦争終結後に崩壊して以後は正統アーキル国となる。

 

ラスティフロントでの位置づけ

ラスティフロントにおけるアーキル連邦は、北半球に進軍してきた帝国軍に対抗するために結成された、足並みの揃わない国家の共同体として創作されています。
シリアス枠、ギャグ枠の双方を兼ねており、歴史を通してガバガバの国防や人事、兵器開発、壊滅的な料理センスなどで創作でもネタにされる国家です。

浮遊機関、言ってしまえばおおよその創作世界でお馴染みの"旧文明由来の発掘反重力エンジン"を用いたメカが登場するなど、とっつきやすい世界観が特徴です。
有機的な小道具が多く登場するクランダルト帝国とは対象的に、内燃機関や化学爆薬などといった地球の技術文明に似たものを持っています。
アーキル国は雑多な国家の連合体として描かれており、国民も連邦構成国から大量に移民してきているため初期のアメリカのようなエネルギッシュさを持っています。

連邦に登場する単語の語感は中東っぽさが強調されているようですが、他国の神や地名が交じるなど多民族国家らしいものとなっている。
アーキルのイメージカラーは一般的には淡い緑。
コアなファン層は第一紀の初期アーキルグリーン、第二紀のアーキルグリーン、ザイリーグ地方のザイリーググリーンを描き分けているようです。
とりあえず緑に塗ればアーキルになるので、二次創作イラストでも随一の投稿数を誇っています。
アーキル連邦メカや、公募メカである旗艦コンテストご覧いただくとおおよそのイメージが掴めます。

創作においてアーキル連邦は、地球で語られるありとあらゆる失敗に関する事件を起こしまくるというガバガバ国家として書かれることも多く
乾いた戦争世界に笑いとユルさを与えてくれるコミカルな存在としても重宝されています。
 

歴史

アーキルの語源を辿って行くと、アーキル朝建国時代の「砂漠の民(サーック・キール)」となる。
時代とともに訛っていき現在の「アーキル」となっていく。「アーキリア」と「アーキエリン」は共に象徴的な意味で使われる。
違いは特になく、「にほん」「にっぽん」のようなもの。

第一紀
第一紀の前の時代、つまり新芽期といわれる300年間は国名の語源のごとく、砂漠の民として多くの小国がひしめき合う世界の住民だった。
北東の肥沃な大地を構えたアーキル民族は戦乱時代においても族長からなる王政政体を維持し続け、アーキル朝として長く君臨していた。
しかし第一紀(500年代初頭)に突入し、進んだテクノロジーを背景にクランダルト帝国が赤道を超えて北半球に突如として侵入。
圧倒的技術差を前に南方の都市が一方的に占領され、北半球の超大国だったパンノニアを分割すると、各国はその危機感から「反帝国」を掲げ団結。
その中心にいた盟主こそ、アーキル朝だった。アーキル朝は小国を取りまとめアーキル連邦を結成し、同時に北半球諸国家との軍事同盟を設立。

第二紀
急遽結成された連邦は、特に第二紀に至るまでに急速な機械・工業技術の発達を成し遂げ、
地中より発掘される浮遊機関と呼ばれる旧時代の反重力エンジンを利用した空中艦隊を整備、マンパワー由来の物量で帝国に立ち向かった。
また、アーキル連邦主導による学問所の建設やインフラ整備、軍隊マニュアルといった(この世界にとっては)近代的な事業が次々と実施され、
中途半端ながらもこれらの努力が、アーキルを超大国たらしめる地盤を確固たるものにした。
パンドーラ隊と呼ばれる旧文明遺跡の探検・発掘・解析専門の組織も創設され、これがアーキルの技術力を推し進めることとなる。

第三紀
戦況は第三紀に至るまで拮抗状態に陥る。
同時にアーキルの内部組織は腐敗のスピードを早め、汚職や杜撰な帳簿管理、クルカ頼みの適当文民統制などのアーキルの汚点が表面化。
そしてついに618年に一大侵攻作戦であるリューリア作戦を発動したアーキルは、結果戦力の大半を失い644年のクーデターの遠因を作ってしまう。
リューリア作戦後の帝国の政変不安によって首一枚でつながったアーキルは国軍再建を急いだが、好戦派と停戦派の内部抗争が激化してしまい、一度は結ばれた停戦協約も好戦派の働きにより破られてしまう。
その後もアーキルの混乱は続き、644年には軍部・民衆によるクーデターが発生。
658年に最後の連邦構成国であった自由パンノニア共和国の離脱を持って連邦体制は崩壊。
崩壊後もアーキル国は存続し、戦後冷戦期であるオービッタ・パレア時代に突入すると正統アーキル条約機構(現地語:アクダック)として生きながらえます。

 

文化

クソ・ポリティクス
第二紀以降の連邦の上層部というのは総じて腐敗しており、あらゆる責任の回避を優先した結果、二次創作でもネタにされるほどの醜態を晒してしまう。
その象徴が首都ラオデギアにそびえ立つ無能タワーセントラルタワーだろう。
セントラルタワーには国家機能の文字通り全てが集約されており、セントラルタワーを失うと全ての機能を失ってしまう危険な集中体制にある。
そんなセントラルタワーは、中の人も高度に洗練された責任回避の専門家がひしめいており、あらゆる部門の責任の所在をたどっていくと全てがクルカに押し付けられて言うという状態だ。
例として、連邦軍の最高戦略意思決定機関である戦略会議室"テトラトラス"では、くじ引きで選ばれた国民に形式上の議論をさせ、
予め用意された選択肢をクルカに選ばせるという、責任回避を究極まで洗練させたアーキルのダメな部分をさらけ出している。
肝心な選挙も国民の間では賭博の対象と化しており、民主主義はいずこえやら…。近代国家に見えて思考が中世レベル、ラスティフロントならではのゆるさ。

連邦成立前の政治と失われた王室
連邦の成立前は王政国家だったアーキル。王族たるアキエリ家を中心に、国内の選ばれた首長たちを含めた合議制で政治が執り行われていた。
上述のように帝国の侵略が始まると、王朝だけの政治で帝国に立ち向かうことは不可能という結論に至り、国民に開かれた人民議会を設立。
最初の数年の戦争を通して、王朝は時代の変化を痛感。将来的に完全民主政への移行が決定され、540年頃に"民主主義が成熟した"と判断され、王政統治は終わり民主政治に完全移行された。
…しかし、帝国艦隊がオリエント海を北上しアーキル本土へ迫る「オリエント事件」が勃発すると首都のラオデギア市民は恐慌状態に陥り、アキエリ家に対しての事実無根の噂が広まる。
戦況に余裕が出て早速堕落し初めた人民議会はこれを放置、アキエリ家は亡命を余儀なくされてしまう。(570~80年頃?)
長年の放浪の末、ザイリーグに流れ着いたアキエリ家の末裔は同地域の有力派閥に保護…という名目でいいように王家を担ぎ上げられ、ザイリーグは軍閥化の一途をたどることとなった。
結局、リューリア艦隊戦の結果ザイリーグ軍閥は壊滅し、アキエリ家は南北講話までの数十年間、歴史の表舞台から姿を消す事になった。

スカイバード信仰
惑星パルエの大空を舞う不思議な生き物、スカイバードを信仰対象として見る文化は北半球国家ではよく見られるが、アーキル国では比較的その傾向が強い。
スカイバード信仰の総本山であるミテルヴィアの純粋な本派から分岐し、独自の発展を遂げたラドゥ教がアーキル人の信仰の大部分が占めている。
ラドゥ教はアーキル独自に発達した宗教で、信仰対象はスカイバードのみならず天界に住む有翼人が対象になっているのが特徴。
帝国のように臓器を取り出してエンジンにしてしまうなどご法度で、アーキル人達はスカイバードの木彫人形を飾ったりお守りにしたりと大切に扱っているようだ。
スカイバードを見た日には幸運なことが起こる…というのは連邦構成国の共通のジンクスだが、アーキル国ではそれをさらに掘り下げて「スカイバードを見てから1日以内に告白すると成就する」とか「スカイバードを見た時にポケットに入っていたものを大事にせよ」とか具体的なまじないが百種類ほど見られている。
このようなジンクスのあるものは大衆に広まり、またあるものは一部組織内で語り継がれていたりしているようで、連邦軍の偵察機乗りの歌姫信仰【2439年 アルマゲドンレポート そしてスカイバードとの邂逅】(トム氏著)はこの一つ。

おおらかな国民性
多民族がひしめくアーキルでは国民はおおらか、悪く言えば雑であり、大抵のことはテキトーにやっていればなんとかなるという考えの持ち主が非常に多い。
消して裕福な生活とはいえないが、現在の生活に対してあまり不満は抱いておらず、楽観主義的。
食文化も貧相でこれにもあまり不満を上げることはないが、帝国軍の捕虜になってムショメシを食べたり、パンノニア料理を一度でも口にしたりするとそのスタンスは崩れ去る。

 

経済

概要
通貨は連邦ディナール。
大陸北半球のほとんどを構成国で占めていて、国土も経済力も強大。
大陸中に点在する小さなオアシスから都市国家まで、それぞれを結ぶ交易路が発達しており、陸に空に商船が行き交う姿も見られる。
交易路と言っても、ただっぴろい乾燥した砂漠がほとんどを占めているため辺境には鉄道が1本敷かれているのみである。
インフラも都市によって隔たりがあり、それ故に空中艦が重宝されている。
貨幣以外にも物資が取引の対価になったりと、一定の物々交換も行われているようだ。

大陸の中でも超大国といえる経済力を有しているが、多民族連邦国家の宿命として収支バランスが常にギリギリというのはもはや定番設定、アーキルもその例に漏れない。
官給品などにも徹底したコスト削減がされており、早い話が貧乏症国家である。その結果が後述するチヨコである。

呪われたチョコレート産業
アーキル連邦はチョコレートの国と言って良い。だが、それは「ベルギーといえばチョコ」という意味合いではない。
連邦では叡智を結集して徹底的に簡素化されたレーションが敵味方に猛威を奮っているが、そのなかで絶対数の殆どを占めているのが"チヨコ"とよばれるチョコレートである。
あまりの不味さに大半が破棄されるか、油分が含まれていることを理由に戦車乗りたちが潤滑油に使っているほど。
この悪魔的人工物は、連邦の必要以上の投資により経済活動において無視できない規模まで成長しており、「チョコ作りをやめると北半球が風邪をひく」といわしめるほどの影響力をもつ。
悲しことに、現在では経済を回すためにチョコをより多く生産するという処置がとられている。
二次創作では大量に使われる重要アイテムなので、気になった方は一体どれくらいの創作物にこのチヨコが物品・形容・比喩として登場しているか調べてみても面白い。

クソガバ帳簿
アーキルのクソ経済を象徴するのが国家ぐるみで行われる杜撰な帳簿管理だ。
軍事予算を超過してしてしまった場合は、その超過分の紙幣を増刷し「足りていたことにする」。
軍事作戦の失敗により大規模な資産喪失を生み出してしまった場合は、やはり損失分の紙幣を増刷し「損失がなかったことにする」。
ろくな経済理論、資本論が発達しないまま貨幣経済を導入したテキトーさがここまで経済を存続させた結果となっているのは皮肉なものである。

アーキルの特別経済救済処置 ”リビーヂン(再構成)”はその最たる例だ。
多額の赤字や債券をなかったことにして経済を回し続けるアーキルだが、いつかは破綻する日が来ることはさすがに予期されており、その日のためにアーキルの最高頭脳が用意した経済処置こそリビーヂンだ。
もはや債券をチャラにしたり紙幣を増刷したりするだけでは問題を解決できなくなった時。
アーキル経済はー 622年5月20日0時の状態に巻き戻されるのです。
各家庭、企業、象徴のあらゆる資産をその時の数字に強制的に書き換え、経済をリスタートする。また崩壊する時まで…
これが実行された記録はまだないが、作品によってはそれが実行された世界線があるかもしれない…。

結局アーキル連邦は644年も崩壊してしまう。

 

軍事 (編集中)

概要
セントラルタワーを頂点とした杜撰なトップダウンの大規模な軍隊を所有。
連邦軍には都市防衛や警邏を行う本国直轄の正規軍と連邦加盟国に駐留配備されて、加盟国に指揮権のある加盟国軍の二大体制が特徴。
また、軍とは独立した遺跡発掘専門の軍事組織パンドーラ隊が存在します。

 

連邦軍といっても実際のところ主だった構成国の権限が強く、NATOのような集団安全保障機構としての性質が強いのが特徴。

 

組織構造

戦略作戦会議室(テトラトラス)≒無能タワー≒セントラルタワー

総司令部(ドクトル・セントラーレ)

空軍部(ドクトル・マクラーン)
|├空中艦隊(ゲッダルカ)…首都防衛艦隊と第2~15艦隊が所属。戦闘機隊は各艦隊の直営であり航空機主体の軍は存在しない。
|├輸送部隊(イェーバルカ)…民間郵送から兵站までを管轄。民間の同業者もいる。
|├マクラン研究所(ジラ・マクラン)…試作機や試作艦を日夜研究している。連邦の各企業のエリートが選抜される。
|└ダガー航空隊(ダガーェン)…試作兵器で構成された部隊。規模は小さい。

陸軍部(ドクトル・トゥルヴァーン)
 ├装甲隊(ゼッダルカ)…戦車や装甲車・自走兵器専門の部隊。
 ├歩兵隊(ダイツルカ)…歩兵専門の部隊。
 ├クルカ(クルカ)…ピュィィィ ピュイ ピュィィ!!
 ├空軍隊(フィーバルカ)…純粋な戦闘機部隊。駆けつけてくれない空軍に愛想を尽かして設立された。
 |         名ばかりでオンボロの旧式機・改造機の宝庫。シグモダンとの癒着が噂されている。
 ├トゥルヴァ技研課(セクタ・トルヴァ)…司令部からの要求された新兵器の無理な仕様を、各企業に届けたりしている仲介組織。
 |                 頼んでばかりでちゃんと研究してるの?
 └ダバーム隊…(ダバーム)… 連邦指揮下のアナンサラド人暗殺部隊。
             リューリアの大敗北後、帝都へ侵入させ国家転覆を図る。

遺跡発掘局
└パンドーラ隊(パンドーレン)…遺跡発掘専門の武装部隊


粗製乱造・器用貧乏
広大な領土を帝国軍の侵略から防衛するべく、超大国に恥じない多種多様な兵器を所有し、規模も北半球一。
多くの兵器は”安価 万能 最小限の建材”をコンセプトに基づいて建造されており、数は揃えているが大部分の艦船や機体は満足のいく装甲をもっていないのが特徴。
広大な枯れ果てた大地が広がる惑星パルエでは、地上戦は要所要所に存在する都市国家の争奪戦でしか発生せず、大部分は空中艦隊による遭遇戦が占めている。
それ故、軍の大部分は空中艦・戦闘機で構成されています。
首都防衛艦隊ほどになると艦隊と呼べる洗練された艦種構成を見ることができますが、辺境艦隊になるにつれて旗艦となる艦が重巡や軽巡へと格下げされており、
ひどい場合には旧式艦と最新鋭艦の混合部隊となるなど運用面の稚拙さが伺える。
 

加盟国軍
アーキル連邦の構成国には独自の防衛軍が与えられ防衛に徹している。
大規模な敵艦隊を視認した場合といった統一された指揮系統が必要になる緊急時には、指揮系統は最高司令部へ移されます。
構成国の中でも高度な工業・開発力を持つもの(メル=パゼル共和国、自由パンノニア共和国、ザイリーグ)などはほぼ独自の軍備と指揮系統を持っおり、連邦司令部と連携しながら防衛に努めています。
その他の国も自衛用として自前の戦闘機や砲台を備えている場合も多い。貧乏軍隊の連邦軍は常に戦力不足なので、たいていの地方艦隊は前線にまわされている。がら空きである。
総論として連邦軍は大規模な戦力を持つといっても装備、運用面どちらもジリ貧であるが、各将兵に行き渡ったマニュアルの効果もあって一定の規律と効率性を兼ね揃える。

 

基幹空中艦隊
618年の悪名高いリューリア作戦までは、400隻ほどの大小様々な空中艦艇と精強な航空機を含めた強大な艦隊群を運用していました。
平時には第1艦隊から第15艦隊までの正規艦隊と、各加盟国が平時に独自に運用できる地区防衛艦隊が8艦隊ほど存在しており、
その他雑多な哨戒部隊などを数えると部隊数は非常に多くなる。装備を更新すればその潜在的な戦力は一気に膨れ上がるが、維持費で手一杯の模様。
リューリア直前で8艦隊に再編成され、残念ながら戦力のほとんどを喪失してしまいました。


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ジェット気流航法
連邦軍の艦船の平均速度は110~140km/h程度であるが、A地点からB地点へ移動する場合は惑星パルエの上空に潮流のようにめぐっているジェット気流を使う。
すさまじい速度(100-400km/h)で一定方向へ吹き荒れる気流は、浮遊機関の浮力と後部エンジンのプロペラ推進に頼る連邦軍にとってジェット気流は特に重要な移動方法であり、気流の知識と航路図は連邦が独占している。
気流に乗るには比較的速度が緩い空域から浅い角度で1隻ずつ突入していく。
突入直前には高速道路の加速レーンで速度をつけるように、機関出力を最大にしてできるだけ艦に負担をかけないように心掛けている。
突入時の操艦には十分な知識と経験が必要である。突入時はもちろん気流内航行中も急な舵取りは禁物で、これを行うとたちまち艦はバランスを崩し風圧で圧壊してしまう。
よほどの緊急時以外ではそのような回避行動や、無理やり気流から出るといった航法は行わない。

帝国軍はエンジン自体が空を飛ぶスカイバードであるので気流を使わずとも速度を出すことができる。
そして、スカイバードは気流内を飛ばないので帝国軍は気流を使うことができない。
共和国軍はごく一部の艦が気流内航法に対応している。気流を積極的に使ったリフティングボディ式の艦を研究中。
ただし武装はお察しであるが傾斜装甲による跳弾が可能…?それ以外は有翼機が主力なので気流内飛行は不可能。
王国軍も同じ理由でその航法は使えず、諸島連合
に限っては有翼機は持つが空中艦船を持っていない。

 

通信方法
無線およびモールス信号は送信機・受信機共に精度が劣悪で、数千mも離れるとただの雑音になってしまう。このために無線中継艦を仲介させる対処法が取られるが、やはり中継を介するたびに信号の精度が墜ちるため通常は発光信号をメインに行なっている。局地地域における敵機発見などの緊急事態では発光信号弾を打ち上げるなど視覚に頼る通信方法が多い。

識別番号システム(フライトグライド本編より)
極めて重大な緊急事態が発生した時のみ使うことが許される、個人と所属部隊及び事態の重要度を特定できる信号のこと。
この識別番号が使用された場合、何を差し置いてでも最優先で通達される。ランクは3つあり…
1連邦の崩壊の危機レベル
2連邦の安全を脅かすレベル
3所属部隊の危機レベル

 

保有軍用機

連邦軍も帝国に対抗して小型の戦闘艦≒戦闘機を保有している。
連邦艦隊の創設初期はどの艦も20mの小さなものであったが、大口径化・大型化したものが空中艦船となり、機動性重視・小型化したものが戦闘機となった。
迎撃・防衛を指針としているので、軍用機の大半が迎撃戦闘機で占めている。搭載弾数も最低限にまで削減され、一撃離脱戦法を得意としている。そのため帝国軍と比べると高速・高精度・高連射に特化したものが多い。
連邦軍が所有する機体には翼があるが、もともと浮遊機関により浮力を得ていたので揚力の知識は途上にある。翼は高速飛行中の安定板として発展してきた。洗練させていく上で主翼に近い構造へ進化していくこととなった。旧世代の機体は風防もなく艦船と同じようにプロペラ推進を用いたり燃料の燃焼による反作用で進むものが主流であったが、浮遊機関の操作法解明により副機関は取り外され、速度の向上により風防も追加された。武装も足こぎ式の連発銃から自動連射装置へ移行。

 

ドクトリン

連邦軍の主たる軍事ドクトリンは空中艦隊決戦思想である。航空機や戦車はあくまで艦隊戦の補助戦力であって、戦いは終始砲撃戦によって行われるという思想だ。
航空機分野も帝国よりリードし、共和国を相手にしにもかろうじて同程度技術を持っていると言えど、連邦軍機には機体下部に浮遊機関を備えている都合上航空爆弾の搭載という思想が根付かず、あくまで護衛機としての意味合いが強い。
軍司令部が唱える決戦思想では戦艦が砲撃を行い、航空機は榴弾砲を持つ帝国グランビア戦闘機の迎撃/索敵に徹することが求められていた。
しかしながら地方部隊のような戦力に乏しい辺境舞台になるにつれて航空機の地位は上昇する傾向にあり、一部部隊では艦載機による初歩的な航空決戦思想が実験的に行われている。

 

人間関係


帝国の侵略をから人民を守るために各国が団結したという歴史的背景もあり、軍隊は威張り散らすこと無く民衆に優しく接し、民衆からも悪い印象は持たれていないようだ。
上官と部下の間にもジョークが飛び交うほど温和な関係で、兵士の蛮行が見られた場合は軍法会議が開かれるなど基本的に問題はない。
ただし多民族国家が集合したものなので連邦国への忠誠心というものはそれほどなく、あくまで自分たちのために戦うという心理状態のようだ。
艦隊司令官も身分や経済状況を問わず、それに値する知識や経験があれば就任することは夢ではない。しかし第一艦隊などにあげられる首都にこもりっきりのエリート集団はやや排他的な思想の持ち主が多い傾向にある。

 

パンドーラ隊


いわくつきクソ兵器の終着点もとい、遺跡発掘専門の武装部隊がパンドーラ隊である。
パンドーラ隊はアーキル連邦正規軍とは独立して存在しており、遺跡発掘局の傘下にある軍組織である。傘下と入っても私兵ではなくその行動は基本的に軍規に束縛される。
この世界の文明は発掘品に支えられており、その発掘品はたいてい前文明の旧市街跡に集中している。そして一番重要なのは、旧市街跡には強力な旧兵器が眠っているということだ。
パンドーラ隊は旧市街の旧兵器を一掃して安全に発掘作業が出来る環境を作るために設立された軍である。

元々は連邦軍がその任を行っていたが、彼らの装備はまったくもって旧兵器には効かず、大量の犠牲者を出しつつも現地で様々な武器や戦術を生み出していった。その結果正規軍とは似ても似つかない特殊部隊に変容していき、ついに独立軍として行動するようになった歴史がある。そんな誇らしい功績とは裏腹に、時代が進むごとにパンドーラ隊のイメージは「帝国軍と戦わずにコソコソしている」「遺跡でお宝を探して荒らしまわっている」と悪化している。正規軍の兵士から見ればイレギュラーズ部隊として写っているようだ。
実際パンドーラ隊には女性から若年兵、帝国亡命者から元犯罪者までが隊員となっており、民間人には危害を加えないとはいえかなり荒々しい集団であることには間違いない。全体的にかなりラフで彼らの戦車やボートにはたいてい下品な標語やイラストが描かれている。しかし、パンドーラ隊の現場は正規軍のそれよりも過酷である。小説「Canary」でも描かれている通り、遺跡での殉職率はトップレベルで、生きてはいても手足を欠損しているものも多い。パンドーラ隊は常に死とともにありながらも任務は絶対に完遂する、勇敢なスペシャリストの集まりなのである。荒くれ者でもただのバカは早く死ぬのだ。

ダバーム隊

アナンサラド語で幻惑を意味する。連邦指揮下のアナンサラド人暗殺部隊。リューリアの大敗北後、連邦起死回生のため帝都へ部隊を侵入させて国家転覆を図るために設立された。
隊員はアナンサラド王国の氏族のひとつ、カハール家で構成されている。カハール家はイブリール家の仇敵。この暗殺部隊はアーキル連邦政府との密約により設立された。

"帝都へ侵入し国家転覆を企てよ"  任務達成の暁は連邦政府はカハール家を次期王朝に仕立て上げるというもの。真っ黒である。

 

軍用糧食

※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。

正規軍・パンドーラ隊に支給される軍用レーション。
専用のパックに細かく梱包された糧食は、WW1チックな未発達さを残すこの世界ではかなり現代的に思える。
しかしその味は大陸一不味いと悪名高く、ゲテモノ料理好きの共和国軍兵士でさえ味に関してはノーコメントであった。
"囚人用の石鹸を食べているよう"と称されたこのクソマズ飯の噂は帝国軍まで広がり、「連邦軍の糧食には毒が入っているから決して触れぬように」との規則ができたほどだ。

敵味方の枠を超えて広まった連邦軍メシマズ伝説(事実である)は大陸南東の大森林地帯に住むといわれる蒼髪の語り人、スピカですら口にすることを拒む、まさにグローバル・リーサルウエポンである。
安価に大量生産、栄養満点、衝撃や湿気・熱・劣化に強く、輸送も容易、を突き詰めた結果ゆえの不味さである。
しかし腹が減っては戦が出来ぬというわけで、連邦軍兵士もなんとかしてこれを可食化させるべく工夫を重ねて調理法を確立していった。毎年4の月の日食祭では各部隊が料理した糧食の味も"まともさ"を競うイベントが開催される。

詳しい情報は連邦軍兵器コーナーに解説てあるのでそこで熟知すべし。


 

 

以下は改編前ののこりかす

 

 

国土

国土は地区によって大きく差があるが、沿岸やオアシスを除けば乾燥した砂漠が中心。夜は寒く昼は暑い。
地平線まで平たい砂漠が広がることもあれば、壮大な渓谷地帯も存在する。
詳しい地勢的分析はまるりょう氏による惑星パルエの原風景がとてもよく解説されています。
また、Alpha氏によるGoogleParleも地形を理解するのにおすすめです。

ヒグラート渓谷
ヒグラート渓谷は絶景(魔の地と称する者もいる)として有名で、かつてそこには大河が存在したと見られている。
しばしば連邦軍と帝国軍の会戦の舞台となる。百メートル以上の段差が幾重にも重なり複雑な地形を作っている。
植物すら存在しない過酷な環境で、そこに堕ちた者には死が待っている。

カノッサ湿地帯
皇国領山脈よりの砂漠地帯の一部にぽつんと存在する湿地帯。地下水がしみだして出来た地形で、豊富な水源と非常に多彩な生態系を持つ。(ワグワグ等)
あまりに好立地なため各国が領有権を主張しようとするが、度の国も帝国との戦争中に分裂をきたすわけにもいかないため自重しているようだ。
といっても、帝国軍との地上戦ではやはり各国の思惑があからさまになった。(利権を狙った各国陸軍の補給無視の援軍)

くわしくは地形ページに丸投げ

 

連邦構成国の例外国

連邦内では数多くの構成国がひしめいているが、その中でも事実上独立国としてふるまう構成国がいくつか存在する。
その例のひとつがメル=パゼル共和国
旧時代の大戦で荒廃した土地に早くも文明を築き、小国乱立時代にもいち早く産業を確立した工業国である。
現在は名目上連邦の構成国の一つとして記されているが、ほぼ独自の文化と軍隊、その指揮系統を持つ。他の保護国にも違った文化などが存在するが、兵器や日用品などは本国から支給されたものを使うのが普通であるのを考慮すればメルパゼルの特異性が分かるだろう。経済力や軍事力では小国レベルであるが、技術力、特にエンジン技術に関しては大陸一の先進国であり、帝国や連邦が動力機関を旧時代の遺物に頼っていることを考えれば大きなアドバンテージだ。
この先数十年、同共和国が連邦内にとどまっているかどうかは簡単には予想ができないだろう。

似たような境遇の国で自由パンノニア共和国があるが、この国は帝国の侵略をもろに受けて国力が頭打ちとなってしまい、現在は連邦の保護なしには独立が難しい状況にある。
これらの国は独自の文化・技術・経済力・外交力などのいずれかを持っていたため、連邦に入る際にアーキルの文化侵略を受けて同化することを回避できたということである。
ほとんどの「もたざる者」構成国は、その殆どがアーキル化され、今までの姿を見ることができなくなってしまっている。
これが、連邦国ながら独立国として振る舞える国と、そうでない国の線引きであるといえる。

 

国民と文化

ひとくくりには説明できない
アキール連邦は全体的には中東系をイメージする人が多いでしょう。アラブ圏からトルコなどの東洋でも西洋でもない多民族的、かつ神秘的な深い文化を持った国という印象です。とはいえ、連邦は前述したとおりいろいろな国が合併してできた国なので、ひとくくりに国民や文化を説明するのはあまりいいアイデアはと言えません。地方によって中東的性質が強まったり、東洋的性質が強まったりと領土自体が"文化のキャンバス"のようです。

文化のキャンバス
連邦加盟の流れを受けながらも各国が固有の文化を大事にするのと並行して、連邦構成国同士の文化伝搬も進みとてもカオティックな様相を呈しています。ある文化はそのまま、あるいは曲解されて輸入され、それが既存の文化に結びつき非常に多様性に優れていると言えます。このせいもあってか連邦の絵画や芸能、商業はにぎわいを見せており自由パンノニア共和国などの一部の国では観光産業を
人々もまあまあの暮らしを営めているので楽観的なお調子者が多い。といっても、電気や水道などの近代的生活インフラはすべての地にあるわけではなく軍基地や首都にしかみられません。国民は基本は外交的で、教育も受けているので大部分が文明人的素質を持っています。その分愚痴を語り始めると止まらない、少々いい加減なところがある、そして貧乏臭いという部分も持っています。

常軌を逸したメシマズ国家
軍用糧食は各部隊に箱詰めされたものが支給され、さながら現代のレーションといった感じでとても先進的ですが、大陸一まずいと酷評です。
彼らの一番の戦利品は帝国の軍用食だとか。

 

以下 盟主国としてのアーキル国を記述

地図で言う北東の沿岸に位置するのが連邦の盟主たるアーキル国。
もともとはアーキル朝として北半球世界に君臨していた歴史ある国家だ。戦役のページでも分かる通り帝国の侵攻が開始された時も援軍を派兵したりと、昔から国力は比較的高いものだった。

スカイバード信仰

惑星パルエの大空を舞う不思議な生き物、スカイバードを信仰対象として見る文化は北半球国家ではよく見られますが、アーキル国では比較的その傾向が強いです。
帝国のように臓器を取り出してエンジンにしてしまう、などご法度。連邦人達はスカイバードの木彫人形を飾ったりお守りにしたりと大切に扱っています。その信仰は日本の神道形式に近く、狂信的というわけではないようです。
スカイバードを見た日には幸運なことが起こる というのは連邦構成国の共通のジンクスですが、アーキル国ではそれをさらに掘り下げて「スカイバードを見てから1日以内に告白すると成就する」とか「スカイバードを見た時にポケットに入っていたものを大事にせよ」とか具体的なまじないが百種類ほど見られています。
このようなジンクスのあるものは大衆に広まり、またあるものは一部組織内で語り継がれていたりしているようで、連邦軍の偵察機乗りの歌姫信仰【2439年 アルマゲドンレポート そしてスカイバードとの邂逅】(トム氏著)はこの一つに該当します。

ラドゥ教-アーキル国で信じられている妖精・神様

宗教はラドゥ教がメジャーである。(フライトグライド本編にて)
アーキル神話は主に巫女などのシャーマンの芸能や口頭によって伝承されてきた。
毎年春分と秋分に巫女によって伝統的な儀式が国民堂で開かれ、精霊や神に今年の豊作や安寧などを祈祷する。
アーキル神話では主に天界に住む有翼人が主な登場人物となっている。また彼らが所有する動物や道具にも人格が付与されている。

セズレ

セズレは銀の翼を持つ架空の鳥。セズレが羽ばたく時に冬が終わり春が訪れるとされる。
一部地方で稀に降る雪はセズレが飛ぶときに落とした羽根と信じられている。

シゼル

シゼルは雲を作ったとされる有翼人。雲は厳しい日照りをアーキル国の民から守り、時には雨を降らせて恵みを与える癒しの母であった。
しかしある時、風を司る幼なじみの有翼人クイゼラと力比べをした際に作った雲が大雨を引き起こし、下界の街を押し流してしまったことを知ると彼女は一晩中泣き続けてその体は雲となって消えてしまった。

クイゼラ

クイゼラは風を作ったとされる有翼人。その強靭な翼は自身が生み出したジェット気流の中でも悠々と飛ぶことができる。
シゼルとは互いを意識しているが、風と雲は互いに干渉する属性であるため近づけずにいる。

ヴァルゼ

ヴァルゼは一日でパルエ大陸を一周したといわれる伝説の馬の名。
かつてアーキル民族を率いた伝説のウォーロード、オクタルヴィアの馬として名高い。

エルデア

東海(パルエ東側の大海)を作ったとされる有翼人。
春分と秋分の日を境に河川から海に注ぐ水量が変化し、それに呼応してエルデアの生命力も上下する。水と縁が強く、雨を司る琴「マーレ」を所有する。
マーレとは女性同士でありながら婚姻関係にある。

マーレ

有翼人エルデアが所有する伝説上の琴。ひとたび空翼人がマーレを奏でるとその音が雨となって大地に恵みをもたらすとされる。
人見知りが激しく、エルデア本人以外には心を閉ざしてしまい音を奏でない。

セレネ

惑星パルエ第一衛星、つまり月の神。
有翼人たちはその生涯を終えるとセレネの元へ旅立ち、満月になるまで生命力を養う。

メオミー

惑星パルエ第二衛星の神。セレネの夫。
妻セレネを厄災(隕石)から守っているので夫の背中には多数の傷跡(クレーター)が見られる。
が、夫はセレネを心配させないためにもそのことは口にしない(公転と自転が共鳴しているため裏側を見せない)

ボラッタ

女神。早い話が貧乏神で、色香をつかって取り付きその者を散財させるという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

最終更新:2023年07月09日 18:30