帝国艦デザインコンテスト

帝国艦デザインコンテスト

コンテストは終了しました。2017/07/01
皆様のたくさんのご応募に心より感謝いたします。 蒼衣わっふる
合計29隻/機のデザインが投稿されました。
コンテスト自体は終了しましたが、もちろん「こういうのを考えました!」というデザインなどがありましたら、ツイッターや配信を通してご紹介していきたいと思います。

クランダルト帝国軍のメカには、その進化の系譜をたどるとミッシングリンクが多々見受けられます。
第一紀から第二紀にかけての欠落した情報をみなさんのアイデアで埋めていきましょう。
もちろん第三紀以降のデザインも大丈夫です。
 

要項

今回の企画では、クランダルト帝国の空中艦船(軽艦艇から戦艦級まで幅広くOK)のデザインコンテストを行います。
艦船のデザインの投稿は、直接このページへアップロードし、名称や設定を編集することで完了します。
アップロードファイル名は(例)KonigsCulca.png」のように兵器名をつけてください。
・PNG形式推奨!!
・画像ファイルのサイズには注意してください。縦横とも900ピクセルを超えないあたりが妥当です。
・スマートフォンなどによる撮影でも構いませんが、その場合サイズがとても大きいですので事前に小さくトリミングしてください。

アップロードの仕方
1,このページ上部の「編集」タブから「このページにファイルをアップロード」をクリックし、画像をアップロードします。
2,アップロードが完了すると"「帝国艦デザインコンテスト」にアップロードされたファイル一覧"ページにてファイルがあるのを確認しクリック。
3,するとブラウザにアップロードされた画像が表示されるので、そのURLをコピー。これが「画像URL」というものです。
4,"「帝国艦デザインコンテスト」の編集ページを開き、編集画面に並ぶ灰色のボタン中断右端の「イメージ」をクリック
5,画像URLを貼り付けて、大きさなどを調節すればOKです。

 

コンテストの詳細

テーマは"クランダルト帝国艦船"
・一人最大4つまで投稿できます。
・あなたの考える帝国らしいらしい艦船を考えてください。
アーキル連邦軍のメカと異なり、帝国軍は若干マトモです。たま~にやらかしますが。
・色なしでもOKです。アナログ直撮りでも大丈夫。
・横からみた図推奨です。複雑な形状の場合は斜めからでも大丈夫です。

コンテスト自体はどの世代のメカデザインでもOKですが、
今回特に求められているのは、第一紀から第二紀にかけての中型~大型帝国艦です。
各世代の文法をある程度理解している方は、ぜひぜひ挑戦してみてください。

 

たくさんメカが出てきて、どれが初期の機体なのか・どの時代の機体なのかをわかりやすく設定するためのカテゴリーを設けました。
年代ごとの歴史的背景については是非歴史をご参照ください。あくまで世代のイメージですので製造年月日がカテゴリー外の可能性もあります。
説明文における「最新」という言葉は593年を"現在"とした前提で描かれています。

第一紀世代…000~500年代初頭 帝国侵略前~帝国侵略初期 あるものを使って「これかあれか」とあくせくして作ったメカメカしい時代。カオスと多様性に富む。むき出しの配管とリベット。
第二紀世代…550~580年代 帝国VS連邦体制時代 技術が確立していき、洗練されつつあるがまだ失敗続き。創意工夫による新技術と保守的な技術が入り交じる。非常にラスティフロントしている。
第三紀世代…590~630年代 もはや単純な二大対立ではなくなる。 技術が累乗的に加速し洗練されていく。メカメカしさは失われ、技術的特異点にむけたレースの始まり。ここに来て一気にSFめいてくる。
第三紀後期…640~690年代 南北の講話を経て、新たな世界秩序が形成される。技術の複雑な交差が起き、ある部分では現代地球文明の技術を越すものも現れる。洗練されているが野暮ったさはわずかに健在。
第四紀世代…700~未来 南北統一が実現した世界。旧兵器との戦を経て、パルエはオービッタ・パレアと呼ばれる宇宙時代を迎える。最新技術とパルエイズムのフュージョン。

以下展示


 

艦船名:ヴリトラ
生産時期:第二紀
投稿者:信玄
一言で言うと超廉価版シヴァ。シヴァを配備するだけの余裕がない地方領主に好まれた。
領主「領内で反乱されたら終わりや・・・せや!シヴァの砲門一個だけ切り出して浮かべたろ!」
武装:450cm対都市噴進榴弾1門、三連装掃射砲1基、連装対空砲4基
貧弱な機関と無理やり切り出した船体のせいで遅くて弱くて爆発要員なのは内緒だ!

第一期~第二期の駆逐艦たち

イラスト:蒼衣わっふる 設定考案:まるりょう
艦船名:中上:ガリアーラ級艦隊型駆逐艦
生産時期:第一紀
連邦空中艦が恐竜的進化を遂げていた第一期後半、設計思想が浮き砲台であったガルエ級は遅くて脆く、力不足が指摘されはじめていた。帝国はガルエ級をベースに艦隊戦に特化した、まったく新思想となる駆逐艦を設計。地上攻撃用の掃射砲を撤去した一方、連装砲を複数搭載し火力を向上。側面の生体部分に装甲板を追加し敵艦の砲撃に対する防御とした。また艦体規模を拡張して高速化とともに長時間の作戦に耐えられるようになった。
ガルエ級最後期生産型を流用し十数隻を建造。そのため用いられた技術的にはガルエ級と大差ない。500年代前半~中盤を通じて帝国の主力駆逐艦となったが、ガルエ級に比べ生産数が少ないのと属国への供与がなかったので目撃することの少ないレア艦である。
艦船名:中下:ナラート級駆逐艦
生産時期:第二紀
バルデン級と同時期の駆逐艦。連邦新兵器の空雷を持つ艦の突撃を抑え、射程の短い臼砲型戦艦の支援のために生まれた。高速で敵戦列に突撃するため視界確保を優先し、艦橋が徐々に前進している。また生体鰭(舵)を装備したため機動力も格段に向上した。このころから対地襲撃は駆逐艦の任務から外されたため、下方据え付けの砲や艦載機は搭載していない。
550年代から量産が始まったが、戦列に加わると同時に機動力を重視した設計からくる火力不足が指摘されるようになった。結局ガルエ級完全更新はならず、生産はより砲撃力重視のクライプティア級に移った。クライプティア級が就役されても機動力はより優秀だったため、フレイア級軽巡などと組んで強行偵察に通商破壊にと酷使され、数は急速に減っていった。

※わっふるさんが前に描いた落描きをもとに設定を練りました。一番上はガルエ級駆逐艦、一番下はクライプティア級駆逐艦です。

 

艦船名:下 ブリュック級兵員輸送艦
生産時期:第一紀
投稿者:アイス
武装:8mm対地掃射機銃×2
特徴など2~6行程度で 切り出した生体機関に構造物と操縦席を取り付けただけの初歩的な艦
帝国北進時の主力兵員輸送艦であり、多くの帝国兵たちが本艦に乗って北半球に降り立った。
生体機関に申し訳程度の鉄板しか張られておらず、機銃掃射クラスの攻撃も防げなかったため連邦が反攻に出た際には多数が撃沈された。
初期の艦ゆえ極めて鈍足だが汎用性は高かったようで、一線を引いてからは貴族の国内移動用、貨物運搬船、補給艦などの
様々な用途をこなせるよう改修が行われた。

艦船名:上 ブリュック級56番艦「ブラスク」
生産時期:第二紀
投稿者:アイス
武装:12cm榴弾砲×2 13mm対空機銃×4
兵員輸送艦が次代へ更新され、余剰したブリュック級は様々な任務をこなせるよう改修が行われ、後方支援艦として余生を過ごした。
生体機関は前部に2つあった機関を1つに纏め背部に循環器を取り付けることによってネックであった鈍足を解消、対地掃射用機銃は取り外され榴弾砲2門と対空機銃4門へ換装されている。
腹部のモジュールを付け替えることによって様々な運用が可能となっており、上記56番艦は艦隊補給艦として運用できるよう、腹部に栄養液タンクが取り付けられた。
艦隊に追随できる程度の速力は得たが、防御力はほぼ据え置き。機関砲弾の流れ弾で誘爆し付近の艦を巻き込んで派手に轟沈する

 

艦船名:移動拠点ティラティア
生産時期:第一紀
投稿者:ガルマン
戦術空域の防衛及び戦線維持の目的で設計された大型艦船。多数の重砲、艦載機による攻撃は当時の連邦には脅威であった。
しかし、重武装重装甲による足の遅さ、一個辺境艦隊は維持できるコストの高さから量産はされず、わずか三隻のみの生産となり、どちらとも連邦との戦闘で轟沈した。この際の戦闘は当時の両軍ともに比類のない大攻防を繰り広げたという文献が残っている。
生体機関の視点から見ればシヴァ級の先祖と言える艦であるが一回り小さく、爆発要因としてのアイデンティティーは薄れている

艦船名:レウラグル級軽空母
生産時期:第三紀前期
投稿者:まるりょう

リューリア会戦・帝作戦の結果帝国は空母・航空基地ともに壊滅的打撃を受けたため、航空機配備とともに新型空母を建造する必要が生じた。そこで近衛艦隊は属国の保有する空母に着目する。下品、醜いと多くの宮廷貴族には馬鹿にされていた平甲板型空母だが、整備のしやすさや搭載機数に融通が利く点で帝国の格納庫型空母より平甲板空母の方が便利である。なによりリューリアでは平甲板を持つ連邦空母に最後まで手こずらせたこと、リューリアや帝作戦で戦果を挙げた属国の「ウラスノルクス」「シュトラサ」これらの設計を参考にして短時間で空母を建造することにしたのだ。
「シュトラサを参考に、使い道の無くなった旧宮廷貴族のグロアール級戦艦を改造し大型空母とする」ヴィマーナ造船の案と、「ガリアグル級軽巡をベースに、ウラスノルクスと同等の改装を施し多数の軽空母を建造する」グレーヒェン工廠案が競われた。結果、小型だが建造速度の速く隻数が揃うグレーヒェン案が採用となる。
そうして生まれたのがこのレウラグル級である。

乗員:390人
速度:145㎞/h
武装:15センチ連装砲×3、14センチ単装砲×4、単装機銃×10
艦載機:グランバール×21+補用3
左上のドット絵は上から、参考にした「サンクト・ウラスノルクス」 その原型となった「オルラン」 元の「ガリアグル級」

 

艦船名:ズヴィリヒ・エ・ラトルクァ級重駆逐艦
生産時期:第二紀
投稿者:六方晶ダイヤモンド

北側諸国の航空技術の躍進により、前線へ向かう輸送艦が道中で攻撃を受ける蓋然性が高まる中で、より組織的で規格化された船団護衛が求められるようになった。これを受けて会議が開かれ、旧式艦のローテーションを確保することで直援艦を確実に配置すること、予め補給路攻撃を狙う敵艦隊を捜索し、先制撃破できる快速艦を建造することが立案された。そのうち、後者に基づいて建造されたのがこの艦である。設計はネウル・シュタルショーネン技師、生産は既存のラインに支障を来さないよう、民間のグルツ造船工場で行われた。短期間の任務を前提としたため居住性を犠牲にすることができ、その分船体に不相応の生体器官を積むことで機動性に優れ、また駆逐艦としては高火力に仕上がった。性能は計画に必要な条件を十分に満たしていた。しかし、華やかな大艦隊戦が好む者が大半を占める帝国の中で、特に財界の支持を得られずわずか4隻の建造に留まった。

武装
20.5cm対艦砲(艦首)x1
18cm榴弾砲x2
14cm単装砲x9
連装機関銃x3
ウェンケル神経戦機x2

※ウェンケル神経戦機
神経戦機は、現実の電子戦機に相当する機体で、スカイバードの生態を利用することで、敵の妨害や友軍の支援を行う機体である。ウィンケルの場合、飛行用とは別にもう一つ、通常の生体器官では取り除かれる内臓の一部を取り除かず干渉できるようにした生体器官が積まれ、パイロットの他にこれ専用のオペレータが搭乗する。主な任務は3つで、一つは脳波になんやかんやすることで周囲の敵を”なんか嫌な感じ”にする妨害行動、もう一つは周囲の艦艇や戦車などの生体器官の鼓舞、そしてスカイバード独特の感覚器官を利用した情報収集・処理である。なお、機体上部はグランビアの中央胴体部分に酷似しているが、グランビアとは特に設計上の関係性はなく、また、サイズは一回り小さい。なお、標準装備では武装は持たないが、偵察モジュールをガンポッドに交換することが出来る。

 


艦船名:イアベイル級巡空戦艦
生産時期:第二紀末期
投稿者:八分儀

アルバレステア級よりも安く旗艦機能を有する艦として設計された。流線型と角型の混じり合った第三紀への過渡期の船体を有しており本級の技術的な存在は大きいと言われている。また長射程の機関砲を多数搭載し対空能力を高める等、後の旗艦級として設計されたグレーヒェン級よりも先進的な設計面を見受けられる。
武装面では船体側面の複合砲が特徴的だが故障が多発し3番艦以降は完成時から降ろしてしまった。
生体機関に対して船体重量が過大な為、最高速度は帝国艦の中でもかなり鈍足な分類に属する。

武装
22cm三連装砲x4
12cm単装&6cmガトリング複合砲x2
70cm四連装重噴進砲x1
四連装重機関砲x10

 

艦船名:ヴァスカラ級打撃戦艦
生産時期:第二期最初期
投稿者:まるりょう
時代は540年代。浮遊機関を実用化して可燃性気球から重装甲の空中戦艦を投入しだした連邦に、従来型の砲艦しかない帝国軍は苦戦せざるを得なくなった。「蛮族の鉄甲艦を一撃で叩き割る真の“戦艦”」として開発されたのが本級である。攻城砲である41㎝「インペリウム砲」を砲塔に3門装備し、強力な生体機関を搭載することによって一気に連邦艦に肉薄し、必殺の大口径榴弾によって一撃のもとに撃沈する、というのが本艦の設計コンセプト。この艦の登場により連邦軍イクリール級などの重装甲艦は時代遅れとなり、長射程で軽快なザイリーグ級戦艦の誕生を促した。「長射程&手数の連邦 VS 火力&機動性の帝国」という、ラスティフロント艦隊戦の構図を決定的なものにしたエポックメイキングな戦艦だ。
本級以降、帝国は大口径の単装榴弾砲を小数搭載した艦が標準となった。その極致が64㎝臼砲を搭載し、ノイギリェと激闘を繰り広げたバルデンである。そして多砲門のアルバレステア級や軽快なフレイア級といった巡空艦も、元々はこれら臼砲戦艦の弱点を穴埋めする形で設計されたものだ。
第二期時代と同時に生まれ、連邦からは帝国軍標準型戦艦“クランダルティン・スタンダルヂェ・バトルフラッテ・シリーズ”と恐れられていた臼砲型戦艦の系譜だが、第三期の始まりとともに突如終わりを告げる。比較的小口径の多連装砲を多数装備した、革新的なグレーヒェン級やグロアール級戦艦が登場したのだ。それらに比べ、臼砲戦艦はあまりに使い勝手が悪かった。

 


艦船名: 栄光の無敵皇衛戦艦 ムスタヴァ・ジュ・ラ・ダラーデア
生産時期:第一紀
投稿者:まるりょう
あろうことか、蛮族が我々と同じ空中兵器を開発し投入してきた。精強なる我が帝国軍はなおも優位なるも、彼我の数度の会戦、結果が“優位”程度では皇帝陛下は許されますまい。一度戦うだけで、いや、ひと目見ただけで蛮族どもが戦意喪失するほど圧倒的な力を持った巨大戦艦を建造し、大陸の北端まで我々の地にしなければならないのだ‼
そうして建造が始まってしまった、500年代を通じた最大の浮遊兵器が本艦だ。建造開始は510年。全長は後世のクンバカルナに匹敵する。主砲山盛りの圧倒的な火力と鉄塊とでも言うべき装甲厚は、カタログスペックだけで戦わせれば、ユット・ザイリーグぐらいが相手なら余裕で撃ち合えるだろう。相手が動かなければ。不足する浮遊力は植木のごとくしこたま生体機関を据え付けることで無事解決。「ひと目見ただけで蛮族がひれ伏す」本艦は、まるで空飛ぶ帝都元老院のように内外に極めて豪華絢爛な装飾が施され、小さな産業塔とも言えるほどの艦構造物には兵器を生産できる工場まで持たせた。本艦がラオデギア上空に進空した暁には、「グラン・クランダルティン!」の歓声が響き渡ることだろう。
……その設計思想はもはやヤケクソか悪ノリの類である。それでも南半球の盟主となっていた彼らは、本気で本艦を実現可能と信じ込んでいた。そして対連邦戦争の切り札として、莫大な資源をつぎ込んで建造を進めたのだった。
結局、伝説的な英雄の名を冠した本艦は、ついぞ進空することなく自重に耐えられず崩壊。艦中央部は綺麗に残っていたので、うまくレストアし大型戦艦として竣工。崩壊したガワと同じように前と後ろを取って「ヴァジュラダラ」と命名された歪な総旗艦がどうなったかは、帝国兵器のページを参照されたし。
破断した艦前後と武装はスクラップにするにはあまりにもったいなく、移動拠点ティラティアに転用されたという。後世のグレーヒェン工廠による研究では、もしこの無敵戦艦が進空にこぎつけたとしても、あまりの重さに十数メートルしか上昇できなかっただろうと言われている。登れないウドの大木となるより、帝国旗艦や複数の空中要塞になった方が結果的に良かったんだろう、多分。
武装
70㎝艦首固定殲滅砲x20
30㎝三連装榴弾砲塔x5
20.5㎝連装砲塔x26
70トン殲滅爆弾x40
護衛戦闘機マコラガx34
……しかし1世紀のち、帝国はインペリウム級戦艦としてこれをほぼ実現・成功させているところが恐ろしい

 

艦船名:カルタギア級航工作艦(上)
生産時期:第二紀/第三紀前期
投稿者:toku
 帝国と言えど大型艦を建造できる造船所の数は限られていた。そこで南パの手によって帝国向けに作られたのが本艦である。
大型戦闘艦を属国に作らせるのは問題が大きいということから、長らく必要性が訴えられてきたものの優先度の低さゆえ実現することのなかった本格的な工作艦が建造されることとなったのである。

 艦中央部から後部に広がる飛行甲板のような広大な作業スペースが特徴であるが、この艦は事実軽空母的性格も多分に有していた。艦中央部には大型の円形昇降機が3基並んでおり、直接内部の工廠に航空機の搬入、修理が可能になっている。艦後部には通常型のエレベーターと格納庫が。艦下部には艦船修理用の補助工作艇が搭載可能であった。
戦線後方での活躍が予想された為武装は14cm7基と対空機銃程度である。
X隻が発注され第二紀から第三紀前期にかけて順次建造されていったが建造が長期に渡ったため初期型と後期型では艤装に大きく差がある。
建造されたもののうち半分は帝国に引き渡され、半分は帝国軍の指揮下の元に南パ軍によって運用された
実戦では工作艦として使われた他、軽空母として酷使されたり居住性を活かして病院船や休養艦のような扱いをされたりと様々であった。

武装 14cm砲7門 機銃多数 航空機運用能力12機

艦船名:エルヴィデック級重巡洋艦(下) *帝国艦というより南パ艦
生産時期:第二紀/第三紀前期
投稿者:toku

パンノニア技師はただ工作艦を作っただけだったのか? いいえ、勿論そんなことはありません
この艦は来るべき反乱に備えて初めから戦闘艦へと改造することを念頭に置かれた艦でもあった。
中央部の特徴的な3基の昇降機は砲塔に転用するためのものであり、広大な艦内には各種武装を積むことを前提にした設計となっている。艦下部の工作艇格納庫は内燃機関とプロペラを搭載するためのものである。「非戦闘艦の為低品質で厚めの鉄板を使うことでコスト削減」は大嘘、鉄板の代わりに重装甲の装甲が張られているか装甲材への交換が容易な設計となっている。
短期間で非戦闘艦を戦闘艦に改造することを視野に入れた本級であるが欠点も存在する。その意図を本国に悟られぬよう苦心した結果砲配置は戦闘艦としてはいささか非効率であり。武装に比して艦体も大きかった。
主砲は条約制限内の新設計20cm連装砲6基12門であるが、この艦の仮想敵のひとつがアルバレステア級であり、それに撃ち勝つ為に24cm連装砲に換装することも視野に置かれていた。
武装 20(24)cm連装砲*6 14cm砲*14 機銃多数

 


艦船名:ヴィレメイン級航空巡空艦
生産時期:第二紀末期/第三紀前期
投稿者:八分儀

碁石のような形状の砲塔が特徴的な巡空艦。大きく張り出した船体中央部に格納庫を持ち循環器は船体構造に完全に保護されて各砲塔は射角を広く確保するなど合理的な設計思想を持つ。
本級の外見と性能の最大の特徴は全て新設計の砲塔に集約されていると言って良い。サイズに反して単装砲だが当時の帝国艦にしては砲身が長く何よりも高い仰角を取ることが出来る両用砲となっており搭載する機関砲の数も含め高い対航空機性能を持つと評価して良い。
しかし対艦用途で見た場合、主砲門数が4門しかなく非常に低火力となっている。
つまりはガリアグル級とは真逆の存在である。

武装
新型20cm単装両用砲x4
連装重機関砲x14
機銃x多数
搭載機x16

 

 

艦船名:ヴァナディース級軽空母
生産時期:第二紀
投稿者:アイス
フレイア級軽巡をベースとして開発された軽空母。当時帝国で主流だった格納庫(屋内)型甲板を持ち、対空機関砲を増加させている。オリジナルから備え付けの18cm砲も装備し空母としては大口径の主砲を備えている
フレイア級軽巡からの改装が容易で、自領地に航空戦力を安価に確保したい貴族たちが「ヴァナディース級建造のための補助金を国に要請するがコッソリ前線から呼び戻したフレイアの改装で安く済ませ後から来た建造予算を着服する」という事案が秘密裏に多く発生。そしてその逆も発生し「書類上はヴァナディース級でもじつはフレイア級を改装した個体」「ヴァナディース級として建造されたはずなのに送り出した戦場にはフレイアがいる」といったようにだんだんと艦種があいまいになっていってしまった。だいたい貴族のせい
軽巡ベース故艦載機搭載スペースが小さく、正規空母ほど多くは載せられないが、安価に調達できる戦力として貧乏貴族たちに大変重宝されている。

武装 18cm単装砲×2
    連装機関砲座×8
    両用砲×6
    対空ロケット3門×2

艦載機 各種合計6機

 

艦船名:ガルド・ミラ
生産時期:第二紀
投稿者:toku
「インペリーア・ヴィマーナの合理性を追求しすぎた非合理的戦艦」

堅実で知られる老舗造船所ヴィマーナ造船所の堅実でない戦艦
複数船台で分割建造することによる建造時間減や戦艦用船台の空き確保を狙ったのが本艦である。重巡クラスの艦体と左右のライプティア級が特徴的。
左右の駆逐艦は各種装備の代わりに増加装甲を装備、全体的に装甲は厚めである。被弾の可能性が低いと考えられた翼の内部は格納庫になっており軽空母的性格も有していた。就役当初は左右で中央を守る間接防御形式に期待が寄せられ、空母型の建造なども考えられたが、航空甲板となっていた翼が側面以外の攻撃に対し予想以上に脆弱である事が判明、同型艦や空母型が建造されることは無かった。帝国軍が第3世代で航空戦艦的性格のフネが少ないのはコイツが原因かもしれない

武装 30cm連装砲*5  20,5cm連装砲*6  14cm単装砲*12  機銃多数  艦載機*6機
※第2世代のヴィマーナ製ということで単装砲やらはもっと盛々で良いかもしれない、翼のお陰で面積・容積に余裕があるので機銃もマシマシ
※名前は適当、双機銃は関係無いと思う
※マストとか色々艤装がまだまだ物足りないけど、ラフスケッチなので勘弁

 

艦船名:ムスターナ級旗艦
生産時期:第二紀
投稿者:宇佐美戒厳
特徴
周囲を観測し着弾や敵の位置、味方の位置を計測できるように目が追加された艦である、同行戦や反航戦にて視線が同じ方向に向くと真価を発揮しやすい。
基本的に指揮を重視した結果、通信機器などで内部環境が狭いことやその分、武装が減っているといった欠点がある。
武装20㎜2連装砲3基、副砲3~10基、対空機銃多数。
 

艦船名:駆強襲艇ヌルハチ
生産時期:第一紀
投稿者:Pvt.Rin
北半球侵攻初期に生産された小型戦闘艇。

堅固に構築された敵陣地を船首に載せられた320mm攻城砲によって粉砕、その後はコアテラやラーヴァナと共に所謂「虐殺」を続けるという使命の下に設計された。可動式の下部生体機関や筋繊維によって姿勢制御を支援する生体安定翼など、当時としては斬新な技術がふんだんに用いられており、一見すると高性能な船にも思える。
しかし、ある致命的な欠陥が実戦で露呈する。副次武装として30mm機関砲を2門搭載しているのであるが、あろうことか設計班はそれを攻城砲の脇に据え付けてしまったのである。結果として船体の中心軸から外れるように載せられた巨砲は、発砲の度に操舵が困難になる程の衝撃を船に与えてしまい、低空で砲撃を強行したことが原因で幾人もの新米操舵手が命を落とす事となった。
また、汎用性という面で見ても兵装を吊り下げるための小翼がないこの船はコアテラに比して余りにも使い勝手が悪く、500年代半ばには前線から姿を消した。しかし生産数自体は少なくなかった為に、辺境諸侯が余剰となったこの船を大量に買い上げてしまい、いつしか「この戦闘艇を幾隻所持しているか」というステイタスの様な概念が彼らの間で流行する事となる。

 

艦船名:グラン・カリナール級航空母艦
生産時期第二紀
投稿者:アイス
特徴など2~6行程度で 。 第二紀前半に初めて建造された帝国の航空母艦。

ヒグラート峡谷での戦闘で初めて連邦製空母を目撃して以来、帝国でも空母を持つべきだとの声が高まっていた。

航空機が空中騎兵としての側面を持っていた帝国では「厩」は空を飛ぶものではなく空母をこの時代まで持っていなかったためである。
そこで建造計画が立てられたのが「552計画型試験航空母」 のちに「グラン・カリナール級航空母艦」として進空することになるこの空母である。
当時、「生体機関も元は我々と同じ生物なのだから休む甲板には屋根をつけるべきだ」との意見から(のちにSBである生体機関の休息に屋根は必要ないとの研究成果が出ている)格納庫型甲板を持つこととなり、その後もシルエットが優美である、優美にできるといった理由で帝国では格納庫型甲板が主流となっていく。
その他にこの艦には帝国艦では珍しい特徴として前方向に推進力を与える為の内燃エンジンとプロペラがついている。連邦艦の多くにプロペラが付いて居ることを知っていた帝国は技術吸収のため技術実験として生体機関と「機械製心臓」(技術は主に南パから)との複合試験もこの艦で行った。だが使い方が悪く結果は芳しくなく人で例えるならば「自分より速いものに背中を押されながら走る」ようなもので最高速は確かに上がったが前につんのめるような不審な挙動が目立ち、機関へのストレスも増大したため機械技術を搭載する案はお蔵入りとなってしまった。
そのため進空したこの艦では内燃機関の動力は推進力以外へ回され、プロペラは取り外されてしまっている。

 

艦船名:ベイコナード級駆逐艦
生産時期:第一紀
投稿者:ヲ三六
機動力と砲精度が悩ましかったグルカ級の次級として設計、建造された駆逐艦。一回り小さくなった船体は小回りが利き速度も幾分か上がった。また搭載砲は10cmとなり火力は低下したが、長砲身となり精度と射程が向上した。また対地爆雷投射機を搭載し、最大16個の対地爆雷を同時に投射できる為対地火力は向上したといえよう。また対艦有線魚雷発射管2門も備えており、結果総合火力もグルカに引けを取らないものとなった。航空機運用機能は無い。

艦船名:空中城塞艦クリルタイ
生産時期:
第二紀
投稿者:Pvt.Rin
向かって左が船首である。

とある田舎貴族が失墜しつつある自らの権力を憂い、領民から搾り取った血税と大陸中から集めた技師を用いて建造したもの。
六基の巨大な生体機関がこの自己顕示欲の権化とも言うべき鉄の塊を懸命に空中に浮かせている。トチ狂っているとしか表現し様のない巨大な船体に廃船から掻き集めた武装や艦載機をこれでもかと云う程に載せているのであるが、最大の特徴は左舷(画像正面)に搭載された発掘砲である。リコゼイ光子砲の一種であると思われるこの兵器は回収された際に肝心のオクロ機関と出力収束機構が失われており、あろうことか射出時の威力の調節が不可能であるという重大な欠陥を抱えている。一度発砲したならば、狂ったように拡散した光の矢の群れが砲口から扇形に40度の範囲にある全てのモノを消滅させてしまう。また再装填には膨大な電力が必要となり、甲板後部にある蒸気式の発電構造物によって一ヶ月間掛けてようやくそれを成し遂げる。とはいっても有効射程自体は7km前後とさほどでもなかった為、建造から一年後に粛清と称して侵攻してきた本国の艦隊によって容易く制圧されてしまった。その後は近衛騎士団によって管理されており、皇衛艦と共に帝都防衛の要として運用されている。

 

艦船名: 大型構造物輸送艦ムッシェル
生産時期:第三紀前期
投稿者:mosamosa

手持ちの輸送艦には載らないような重量物も運びたいな...せや、積み荷に浮遊器官を一杯くっつけて飛ばしたろ!というわけで生まれた輸送艦、というか浮遊器官。
集団で貨物(大体擱座した空中艦)の表面にへばりついてユニット同士のリンクを確立したのちに浮遊、母艦からの命令に従って航行する。岩場に張り付いたメッツガイのような姿は不格好そのもの、大した速度も出せない上に貨物は粘液まみれと欠点は多いが、取り敢えず「貼り付ければ浮く」という手軽さは大きな魅力だ。
開発担当者曰く、「数さえ揃えば大型産業塔だって運んでみせる」とのこと。

~ムッシェル展開の流れ~

①貨物の表面に誘導フェロモン溶液を散布する。

②コンテナからムッシェルを放出、フェロモンを頼りにマーキングされた貨物に到達すると最適な居場所を求め、表面を這いずり回る。

③位置取りを終えたムッシェルが互いに栄養管を接続。栄養液タンクを装備した個体が養分の供給を開始する。
  ※ムッシェルは栄養管の接続により各々の消化管を一体化することができる。敢えて例えるならば、「ムカデ人間」が最も近いか。

④バランスを取りながら浮上開始。母艦の指示に従って航行する。

 

艦船名:軽飛行母艦 シュネルウェル
生産時期:第二紀
投稿者:akatuki129

大きく後ろに伸びた艦載機射出レールと風の抵抗を減らす細長い船体が特徴的なクランダルト帝国の飛行母艦。
大気層に吹き荒れるジェット気流を利用し効率的に艦載機を加速させ、短距離で離陸させることを目的に作られた。
艦載機はグランビア6機と現地改造されたグランヴィナス3機。艦載機射出時は艦首を風上に向けて、艦載機を飛び立たせる。
もちろん、着艦は考えていない。射出後、艦載機は近場の空港に着陸する。
武装は203mm対艦砲一門、20mm機関砲九門、76mm榴弾砲六門。動力は生体機関を二つ搭載。
生体機関は視界を塞がれることを嫌った設計者が通信機器とまとめて艦底に配置した。おかげで底の深い大型のドックでないと停泊できない
船員からのあだ名は万年筆。

 

艦船名:軽攻撃艦 サルヴァ
生産時期:第二紀
投稿者:akatuki129

重攻城艦 シヴァの派生型。
シヴァの問題点であった被弾面積と装填方法を改良。
203mm噴進榴弾砲を搭載し、装填艦が必須だった装填方式をリボルバー方式に変更、乗員は98名にまで減らした。
瞬間火力は減ったが、装填時間の減少により継戦能力は高まった。複数による射撃はシヴァに匹敵する攻撃力がある。誘爆による被害もシヴァに匹敵。

その他の艤装は探照灯一基、回転式噴進弾装填装置一基、76mm対艦砲一門、25mm連装機関砲一門、30mm機関砲二門,120mm榴弾砲一門。
動力は生体機関一基、高速循環器一基。小型化によって最低限の足は手に入れた。

艦首に設置された戦闘室で噴進砲の狙いをつける。なお、艦橋は艦尾にあり、前方の視界は浮遊器官が遮っている。

 

 

 

艦船名:ヴァーゲングルト級巡空戦艦
生産時期:第二紀~第三紀前期
投稿者:ハインケル(蒼衣わっふる氏による代理投稿)
500年代後半、帝国と連邦の艦隊戦力における圧倒的な戦力差は完全に埋まりつつあった。急ピッチで増強される連邦軍に対し、機動力を重視する
帝国軍には大型艦が不足していたのだ。この事態を重く見た帝国議会(貴族院)は各造船所に設計を指示する。政治的、経済的理由によりインペリアル・ヴィマーナ造船所とグレーヒェン工廠の共同開発として提出された計画艦221号が採用され、本級として着工した。

内部構造および基本設計をインペリアル・ヴィマーナが担当し、外部艤装、ソフトウェア面の設計をグレーヒェンが行った。高火力、高速艦として設計された本級の性能は同年代の艦に比して頭一つ抜けている。これまでの巨大な翼のような生体器官配置を見直し、大部分を船体装甲内に納めることにより抗タン性が大幅に向上。同時に傾斜装甲のノウハウをグレーヒェン工廠にもたらした。武装面は28センチ連装砲塔を2基装備、12センチクラスの副砲、8センチクラスの多目的砲を多数装、さらに艦載型グランビア2機装備をするハリネズミ状態。砲弾は船体前後に2カ所ある弾薬庫からレールで給弾される。弾薬庫を集中した理由は船体容積の半分を占める生体器官のせいであり、意図的な物ではない。居住性は最悪であり、居住区は常に振動と熱気に見舞われつづけた。

艦隊護衛から通商破壊までこなす本艦は広大ゆえに慢性的な戦力不足に見舞われる戦線の「火消し」とされ姉妹5隻全艦が戦没した。なお、インペリアル・ヴィマーナ造船所とグレーヒェン工廠の意見の食い違いから初期設計のまま完成した2隻をヴァーゲングルト級、グレーヒェン工廠案を中心に設計を改変した3隻をオルトゼン級と区別する場合もある。

 

艦船名:ルパルクトゥム型迫撃砲艦
生産時期:第三紀後期
投稿者:六方晶ダイヤモンド
戦後の新世界体制下で、いかにすれば帝国はプレゼンスを保てるだろうか?その答えの一つが、このルパルクトゥム型迫撃砲艦である。一言で言えば、現代的なシヴァ。
8門の重ロケット迫撃砲は、口径こそシヴァのそれより小さいものの、火薬の進歩によりほぼ同等の火力を持ち、ほぼ斜め45度に設置された発射機により、射程も伸びている。
もともとフリゲートとして建造されていたが、終戦により計画が破棄され、未完成のまま2年間ドックで放置されていたものを、後から設計変更し、再建造されたものである。
かつてほどの大艦隊を整備できなくなった事情から、ある程度の戦闘力も持たされており、砲戦火力はおまけ程度であるが、機関砲28門の防空能力は魅力である。
またハイテク装備の実験艦としての側面もあり、測距儀やレーダーなどの設備や、生体器官の制御システムには当時最新鋭の非常に高価なものが搭載された。
時代が時代なので建造された5隻すべて戦闘に投入されることは無かったが、パンノニア動乱で領空侵犯等の嫌がらせをするなど活躍(?)し、一定の目的を達成した。

武装
対地重ロケット迫撃砲 x8
23mm榴弾砲 x1
15cm速射砲 x3
8cm速射砲 x2
4連装13mm高射機関砲 x7
3連装空雷発射機
艦載機最大2機


艦船名:軽戦闘機 エクセルシオーラ
生産時期:第二紀
投稿者:akatuki129


兵器開発において最も重要なのは、圧倒的な攻撃面でもなく、独自の新技術でもない。完成させられた下地に依って最高の結果が得られるのであり、兵器としての攻撃面は後から追従していくものである。そんな設計者の信念によって生まれたのがこの軽戦闘機 エクセルシオーラである。

傾斜装甲が取り入れらており、コックピットと動力で大きく二分されているのが特徴的で、本機体の重量の半分以上をこの巨大な生体機関が占めている。搭乗員は二名、固定武装は機体後部に12.7mm機関銃。追加武装は機体前面のレールに取り付ける仕様となっている。これによって高い汎用性を手に入れ、様々な任務を実行できる。

飛行試験では高い運動性能を示し、最高時速は200kmをマークした。特に大きく取り上げられたのは、接続部のヒンジを利用した上下の急速ターンで、これによって、自身より速い速度の敵にもある程度対応可能になった。
高い評価を得たように見えた本機だったが、問題は試験終了直前に発覚した。テストパイロットがコックピットから立ち上がれないほどの疲労困憊の状態で見つかったのである。長所であった高い運動性能がパイロットたちに牙をむき、熟練したパイロットにすら過大な負荷を与えていた。
結局、物理的な制限を安全装置として組み込むことで改善したが、扱えるパイロットが少ないため少数生産に留まり、現在では古参戦闘機乗りにしか知られていない幻の機体となっている。
 


 

艦船名:大型戦闘空母 グラスデンツ
生産時期:第三紀前期
投稿者:るな

元々グレーヒェン工廠で多用途な大型巡空戦艦として生まれる予定であったが、帝国軍内部からは前線に耐えうる本格的な航空運用艦が欲しい。
との声が上がっており、急遽設計を変更した。
そうして出来上がった最初の艦は、戦艦譲りの火力と空母の搭載数、そこそこの速度といった素晴らしいものになり、
辛くなった前線の穴埋めや攻勢時の前衛打撃群旗艦の役割、通商破壊、指揮兼航空支援艦に使えると判定が出た多用途な優秀艦だった。
この正に万能大型艦といったような結果に気を良くした帝国軍(主に貴族)から5番、いや10番艦まで量産しろという命令が下され、北半球諸国の命運はその日決まったのであった...。

しかし、そうは問屋が卸さない。さすがに作り過ぎだとどこかの誰かに指摘され、既に出来上がってしまっていた4番艦までは就役とし、
30%の完成度でドックに居た5番艦は解体され、他の中小艦艇の建造に回され6番艦以降の建造計画は全てキャンセルとなった。

元は巡空戦艦として設計予定であったためか、傾斜装甲等で割り増しているとはいえ純粋な装甲は同じ第三期戦艦と比べれば薄いといえ、そのうえ艦中央に格納庫兼飛行甲板を入れたため、
撃ちあいとなると被弾からの誘爆が怖いこととなっており、しかも割と無茶をして組み込まれたのかもしれない箱型飛行甲板のせいで生体機関へのパイプなどを剥き出しにせざるを得ない構造となり、
その剥き出しとなった部分に被弾すると速力低下、最悪の場合機関が止まる恐れさえある。(量産中止の原因の一つであるかもしれない)

防御面で不安が残るものの属国ネネツの技術を流用したと思われる長砲身主砲は同サイズの主砲の貫通力を上回っており、充実した対空兵装は一艦で濃密な近接防空を担う。
2つに別れた滑走路は発艦効率を上げるのにも役立っており、長い飛行甲板や着艦ワイヤーを張れる仕組みは後に来るであろう新型艦載機や他国の艦載機も収容できる能力を持つ。
なお、誘導煙突らしきものがあるがこれは呼吸器のようなもので着艦などに影響はあまりないらしい。

 

 


↑元兵員輸送区画

↑火砲は旋回板に搭載されている。

↑装填装置二案、滑ってきた砲弾を受け止めた後は、シーソー式かカート式で砲尾に寄せて装填する

艦船名:特別強襲火艦「火羽」(仮称)
生産時期:第二紀
投稿者:トム

地上の火艦士の手記・空飛ぶ歩兵の独白に登場する兵器。

強襲揚陸艦ドゥルガに火砲を搭載して前線まで赴き、そこで火砲を降ろして・・・という扱い方をしていたドクトリンから一歩進み、強襲揚陸艦自体に火砲を搭載しするという発想から生まれた特別強襲火艦「火羽」。
兵員輸送区画を丸ごと潰し、そこに砲兵陣地の機能を丸ごと詰め込む荒業を成し遂げる。
なお、空中発射はできず、地上に降りてから火砲を発射するため、陸空どちらの所属であるかを巡って論争となったが、資本の面や火砲操作員が空軍由来であるということで、空軍の所属に落ち着いた。
基本戦術として、「火羽」の火砲と強襲揚陸艦ガルガノット(強襲歩兵)を組み合わせた急襲戦術を展開し、連邦軍の哨戒拠点、前線の集積場や補給線を襲撃する。

事の起こりは、第二紀の帝国製戦車が不足し、更新も遅々として進まないという状況の中、連邦戦車は日に日に更新されていくという状況を憂いた上層部が計画したものである。
帝国の戦車が更新されないのであれば、せめて急速展開できる火砲部隊を創設しよう、と。

アイデア賞レベルの拙い発想だが、北半球には強襲揚陸艦という概念が薄いので、強襲揚陸火艦を知らない連邦地上部隊からは「帝国砲兵の幽霊」として恐れられるようになる。
しかし、発想自体は既存の技術の組み合わせなので、露見すれば対策は簡単に打たれてしまう。
そのため、少数精鋭の部隊が配備されるに留まった。

 

艦船名:航空重巡ヴァイネベルデア
生産時期:第三紀前期
投稿者:まるりょう

第三期になり、アルバレステア級・アクアルア級両重巡が陳腐化してきたためグレーヒェン工廠に建造が命令された新型重巡。「皇帝命令」として本国から出されたのは、アルバレステア級の対空力・速力を保持したまま艦の規模を変えず、より高い火力と多数の航空機運用能力および対地火力の付与という無茶振りである。グレーヒェン工廠は以下の設計でこれに応えた。
まず戦艦級生体機関をうまくまとめ、細身の船体とすることで十分な出力を維持。20センチ連装砲10基の門数は変化させず、誘爆を覚悟の上で、砲塔側面に連邦から技術導入した単装空雷発射管を設置することで、投射火力を向上。対空面では副砲も兼ねた連装60ミリ超重機関砲という怪物をを上下面に8基も積載して強力な迎撃能力を発揮。さらに主砲塔後部に連装機関砲を搭載したが、こちらは砲塔旋回が間に合わず使い勝手が悪かったようだ。
航空機運用能力はまず側面水平翼に2機づつ、4機のグランビアを搭載。さらに艦後部両側面から展開式の小航空甲板が付随する格納庫を設け、ここに6機。計10機のグランビアを搭載可能とした。
本国の地名からヴァイネベルデア級と命名された本型は新時代の航空重巡としてアルバレステア級を代替すべく量産に入ったが、2隻が建造された時点でリューリア作戦が生起。本級を配備する宮廷貴族艦隊は第四艦隊によって壊滅、ヴァイネベルデアは2番艦を失い後退する。リューリア戦後は、アルバレステア級以上に高価な本級は贅沢だとして、以降計画されていた同型艦の生産は打ち切りとなった。
帝作戦以降は主砲換装を受けるとともに近衛艦隊に転籍し、南北講和を迎える。その後聖都攻防戦、目覚め作戦、南東地域掃討戦、裏半球探査任務に従事。

乗員:620人
速度:155km/h
武装:20センチ空雷複合砲×10、連装60ミリ超重対空機関砲×8、砲塔上部対空機銃×10、艦首空雷発射管×4
艦載機:グランビア×10/グランバール×8

 

 

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艦船名:XXX
生産時期:第一紀/第二紀/第三紀前期/第三紀後期/第四紀どれか一つを選んで他のものを消してください
投稿者:XXX
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最終更新:2020年03月11日 12:34