8話案


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■第8話プロット:鬼を生じた者■

※話数は通しプロットに従って表記
※ネタ備忘録として会話を書いているが、口調は変更可能

▼この話の目的

  • エンド用選択肢の提示
  • 年上女子生徒のキャラクター掘り下げ
  • 自己完結の鬼の描写(植物みたいな生き物)
  • 和服少女との語らい

▼追加登場キャラクター

  • 自己完結の鬼

▼詳細

  • 惨劇の地
文化祭の時と同様、「開催できるうちに」と学校側が体育祭の開催を決定。
朱璃たちの通う高校では体育祭の開催は数年ぶりで、これはめでたいと文科省の偉い人が見学に来る運びとなる。
張り切った校長は各学年の一位のクラスには特別な贈り物をすると発表し、生徒たちのやる気を鼓舞する。
高校の全クラスが体育祭に向けて精力的に練習を始め、校庭に空きが無くなる事態に。
朱璃たちのクラスでも同級生男子生徒が奔走するが、なかなか練習時間をとれず、代替地を探すことになる。
最終的に体育祭まで確保できたのは街外れの運動公園――かつて年上女子生徒が野外活動の最中鬼に襲われた、惨劇の地であった。
事件以降最高レベルの警戒態勢が敷かれ、鬼の出現も周辺含め一度も無く、家族連れが午後の陽気を穏やかに過ごす公園に戻りつつあるが、クラスメイトの中には不安に思って練習に参加したがらない者が多数出た。
同級生男子生徒は、上記の通り、現在市内で一番安全な土地の一つになっていることを言い、皆を説得しようとするが、クラスメイトたちは賛成しない。
その理由は、土地は安全だとしても、そこに年上女子生徒がいるならばどうなるかわからないというものだった。
「虐殺のあった土地に、虐殺のただ一人の生き残りと自分たちが一緒に行くなんて、不吉すぎる」という意見に、更に同調する者が出てしまい、遂に同級生男子生徒は皆の説得を諦めてしまう。
体育祭に参加しないでくれと年上女子生徒に頭を下げ、年上女子生徒は笑顔でそれを了承する。

「お前ら、いつも宿題やら当番やら、世話になってるだろ。『お姉さま』っていうのは嘘だったのかよ」
「お世話にはなってるけど、仕方ないじゃない。自分の命には代えられないよ」
「……それもそうだな。猛烈に怖くなってきた。お前ら、今の話は二度とするなよ。俺が個人的に怖くて仕方ないから勘弁してほしいってことを、年上女子生徒には伝えておく」
※朱璃はこの会話を耳にしないため、同級生男子生徒が泥をかぶる形になる(シナリオ上も、同級生男子生徒が勝手を言う形でしか描写しない予定)

  • 校内の鬼
放課後の体育祭練習が始まって数日後、朱璃のもとに他クラスの生徒から相談が舞い込む。
校内で鬼らしき姿の生物を見たというもので、朱璃はすぐに調査することを約束し、年上女子生徒も協力したいと申し出る。
本当に鬼だったら危ないからと、朱璃は年上女子生徒の協力を断ろうとするが、半ば強引に年上女子生徒は朱璃の調査についていく。
せっかくだからと同級生男子生徒や生徒数人も同行し、大所帯で学校内を探索。
目撃された鬼の大きさ、各通用口の大きさや周辺の聞き込みから、朱璃は鬼の潜伏場所を推測し、空き教室の窓辺に立つ鬼をあっさりと発見する。

  • 心の支え
皆に下がるように伝え、鬼の処分に取りかかろうとする朱璃の前に、年上女子生徒が立ちはだかる。
この子は猫であり自分のペットであり鬼ではないと言う年上女子生徒に、朱璃を含め場の一同は凍りつく。
いつからか自宅の周辺に現れるようになった生き物で、当初は本当に猫のような姿だった。
自分が寂しい時、悲しい時に、気付けば傍に来てくれる、心の支えだと年上女子生徒は説明し、見逃して欲しいと頼む。

「あの事件以降、家族も気味悪がって別の土地に行ってしまって、ずっと一人だったの。そんな時この猫ちゃんが来てくれて……今日もきっと、私の気持ちを感じ取って学校まで来てくれたのね」
「いや、猫じゃないだろどう見ても。鬼だろ、それ」
「私にとっては同じよ。本当に可愛くて、心を癒してくれる。いつでもどんな時でも変わりなく接してくれる、大切な存在なの。鬼って人に危害を与えるから鬼なのでしょう? この子は一度も私を傷つけたことはない、ただ傍にいるだけ……それが悪いことなの?」

  • 鬼を生じた者
同級生男子が、そんな心持ちでいるから鬼を引き寄せる人間、鬼を生み出す人間になってしまうんだと、年上女子生徒を非難する。
年上女子生徒のためにも鬼を斬るよう朱璃に呼びかける同級生男子生徒に対し、窓を開けて逃げるよう鬼に呼び掛ける年上女子生徒。
 選択肢:鬼を斬る/同級生男子生徒を殴る
ここの選択肢では、鬼を葬り去るか否かが決まり、同級生男子生徒はいずれにせよ殴られる。(以下のイベントは選択に関わらず発生する)
朱璃は皆の見ている前で同級生男子生徒を殴り倒し、年上女子生徒への批判を封じる。
人類の敵である鬼は許されないが、もし鬼を生み出す存在がいるならばより一層許されるものではなく、それを狩ることも自分の役目だと朱璃は言い放つ。

「それで俺が殴られるのかよ!」
「あの鬼は年上女子生徒の感情につられて学校にやってきた。けど、年上女子生徒をそんな気持ちにしたのは、あなただから」
「俺が鬼を生み出す存在だって言うのかよ」
「今日、この学校に生じさせたっていう意味ではそう。それに……私も」

朱里は壁に頭を数回打ちつけ、「寂しい気持ちに気付けなかった」と年上女子生徒に詫びる。

  • 和服少女
帰り道、いつものように語りかけてくる和服少女。
同級生男子生徒を殴り倒したことを、和服少女は評価する。
自分に敵対するなら、人間も鬼と変わらない、同じ存在だと語りかけてくる。
朱璃は半ば同意しながら、同級生男子が敵であることは否定する。

「彼は皆の気持ちを引き受けてくれていただけ。おかげで彼一人しか殴らずに済んだ」
「それは良く言い過ぎじゃない? あなたにとって、純粋な敵になるよ。動けなくなるくらいに痛めつけた方がいいよ」
「彼一人を敵にすることで他の皆が恐れてくれるなら、それはお得。だから今はまだ、このままでいい」

ひとまずここまで。