状態異常・不利な環境

キャラクターは様々な状態異常により戦闘行動を妨げられる場合があります。
以下によく存在する状態異常を例に、どのように行動が妨げられるのかを述べていきます。

●麻痺
毒の効果、魔術による効果、色々と原因はあれ、体が麻痺して動かない状況です。
回避行動は一切取ることができなくなります。相手の攻撃は自動失敗以外必ず命中します。
頑健ST、意思STは行うことは出来ますが、何かを避ける様な直感STは行うことが出来なくなります。

●睡眠
自然のものにしろ不自然なものにしろ眠りに落ちている状態です。
この状態で攻撃を受けた場合、相手の攻撃は自動失敗以外必ず命中します。
ただし、ダメージを受けた時点で即座に目を覚まし、キャラクターは“ 伏せ状態” となります。
眠っている状態で頑健STは行うことは出来ますが、何かを避ける様な直感STは行うことが出来なくなります。
意思STが必要な魔術などは眠っている相手に対しては基本的に無効となります。

●伏せ
転倒してしまった、意図的に伏せた、眠って起きた直後など、伏せ状態になっていることがあります。
伏せ状態の場合、近接攻撃に対しての回避の他、直感STに-2のペナルティを受けます。
ただし、立って見下ろす角度とエンゲージエリア内以外からの射撃攻撃に対しては通常通り回避できます。
この状態では近接攻撃を行うことは出来ません。起き上がる為には「立ち上がる」行動が必要です。

●暗闇・盲目
目が見えなくなっている、暗闇に包まれているなどで周りの視界が把握できない状況です。
この状態で音などを頼りに近接攻撃を行う場合、近接攻撃で-4のペナルティ、射撃攻撃で-6のペナルティを受けます。
また暗闇の相手からの攻撃に対しては回避は近接、射撃共に-4のペナルティを受けます。
同様に直感STにも-4のペナルティがかかります。
また対象を個別に指定しなければならないような魔法も暗闇・盲目状態では行使できません。
範囲を指定する魔法は自分を中心になら発動できます。
範囲(選択)の場合、自分中心の範囲において、自分を選択的にはずすことが可能です。
ドワーフの暗視は、明かりがないために起こるこの暗闇状態を無効化します。
ただしそれは肉体的な盲目などを無効化するものではありません。

●視界不良
月明かりの下や光源の明かりが足りないなど、薄暗く視界が確保しづらい状況です。
濃い霧や砂嵐の中で視界が通りにくくなっている状況などでも同様に扱います。
この状態で音などを頼りに近接攻撃を行う場合、近接攻撃で-2のペナルティ、射撃攻撃で-3のペナルティを受けます。
また暗闇の相手からの攻撃に対しては回避は近接、射撃共に-2のペナルティを受けます。
同様に直感STにも-2のペナルティがかかります。
また対象を個別に指定しなければならないような魔法は魔法強度に- 2 のペナルティを受けます。
範囲を指定する魔法は自分を中心以外で発動すると-2のペナルティを受けます。
範囲(選択)の場合、範囲において選択的にはずす行為を行う場合、さらに-2 の魔法強度へのペナルティを受けます。
ドワーフの暗視やエルフの低光度視覚は、明かりがないために起こるこの視界不良状態を無効化します。
ただしそれは肉体的な原因による視界不良や霧、砂嵐による視界不良を無効化するものではありません。

●朦朧
朦朧状態は、肉体的、精神的衝撃により、一時的に正常な判断力を失っている状態です。
朦朧状態の時、能動的な行動は一切取れません。
朦朧状態は、指定された期間だけ有効であり、その期間後に回復します。
指定された期間は朦朧状態を引き起こす行為や現象に必ず付記されます。
朦朧状態でも回避やST判定を行うことは可能です。
ただし、全ての回避、ST判定に- 2のペナルティを受けることになります。
手を引っ張られたりすれば歩いたり、ある程度の速さで走ることは可能です。
朦朧状態にある対象は前衛の維持において有効な人数とカウントすることが出来ません。
またこの状態では機会攻撃を行うことは不可能で、機会攻撃の計算の際にも人数にカウントできません。
この状態は魔法{覚醒}などの精神異常を治す手段で回復することが可能です。

●水場
水によって足が取られる状態の場合、
「移動」「射線の確保」「遮蔽を取る」「全力移動」に必要なアクションが2倍になります。
また、近接攻撃の命中判定値、回避判定値全般、直感STに-2のペナルティがかかります。
この水場とは、足がとられるほど水が張っている場所であり、水溜りや多少水がある程度ではありません。

●水中
全身、あるいは首の下からほぼ全身程度まで水に使っている状態です。
足がつかなくなった場合、中装鎧以上の鎧を身に着けている状態では泳ぐことは不可能です。
水によって足が取られる状態の場合、「移動」「全力移動」に必要なアクションが2倍になり、
移動距離が2分の1になります。
「射線の確保」「遮蔽を取る」は必要なアクションが2倍になります。
また、近接攻撃の命中判定値、回避判定値全般、直感STに-4のペナルティがかかります。
ただし使用可能な武器はダガー、ショートソード、ショートスピアかそれに類する武器です。
また弓、機械弓、投石器は役に立ちません。投擲武器は細長くて抵抗の少ないもののみ、
- 4 のペナルティで使用できます。(ジャベリンなど投げ槍類)
ただし、投擲武器は射程距離は半減し、
属性が刺なら射程距離から5m進むごとにダメージが-1点されるものとして扱ってください。
属性が叩なら射程距離から5m進むごとにダメージが-2点されるものとして扱ってください。
また、水深、水の暗さによっては暗闇と同様のペナルティがかかる可能性があります。
また呼吸が確保できない状況では、戦闘状態にある場合、
肉体値R以上水中で活動すると1ラウンドごとに自分の手番に1dの疲労ダメージを受けることになります。
この疲労ダメージは、いかなる手段においても水中から出て休憩しない限り回復することが出来ません。
水中においては「呼吸を整える」ことは不可能です。

●聴覚不能状態
魔法の効果や物理的な効果で音が聞こえなくなっている状態では、戦闘などにも支障をきたします。
この状態では射撃回避に-3のペナルティ、近接回避と直感STに-1のペナルティを受けます。

●重量過多の状態
所持重量値が限界重量値を超えていた場合、限界重量値の1.5倍までは行動ペナルティが-4となり、
通常行動をそれで行う度に1時間に1d点の疲労、
戦闘行動を行うと1R の自分の行動を終える度に1dの疲労を受けます。
さらに1.5倍の重量値を超えて重量を持った場合、
限界重量値の2倍までは行動ペナルティに-8、通常行動をそれで行う度に1時間に2d点の疲労、
戦闘行動を行うと1R の自分の行動を終える度に2dの疲労を受けます。
これらの疲労は、戦闘中であれば何もしないで待機するか、呼吸を整える行動をとれば、受けずに済みます。
ただし、延々と戦闘していても1 時間たてば時間による疲労は受けます。
限界の2倍以上の重量を持った場合、例え持ち上げられても行動不能になります。

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最終更新:2015年01月12日 17:19
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