奇跡を取得する

クラスが神官のキャラクターは奇跡を修得することが出来ます。
この章は基本的に奇跡を使用出来る神官のみが把握しておけばOKです。
それに伴い、いくつか奇跡専用の数値が存在しますので、それを解説していきます。

A.信仰値

信仰値とは、奇跡を行使する時にその奇跡の強さや威力を左右する数値です。
この数値が高いほど、奇跡は効果的にかかると思って良いでしょう。
また奇跡を使用出来る回数にも影響する重要な数値です。

信仰値の値は神官のクラスレベルと基礎信仰値の合計となります。

信仰値=神官クラスレベル+基礎信仰値

基礎信仰値は最初は0となります。
ただし信仰する神ごとの戒律を守ることによって上昇させることができます。

この戒律に因る上昇は、各神によりいくつか例示的に設定されており
それを選択することによって、戒律ごとの基礎信仰値の上昇の恩恵をうけることができます。
ただし戒律を破ると、戒律によって得られていた基礎信仰値は即座に下降します。

一度戒律をやぶって下降した信仰値を回復するには各神ごとに定められたみそぎのような儀式が必要です。
破った戒律ごとに1回の儀式(1日かかる)を行う必要があります。
みそぎの儀式は各神、宗派ごとに異なるため、各神の奇跡の解説にて参照してください。

戒律による基礎信仰値の上昇は、複数の戒律を守ることによって
重ねて数値を上昇させる事が可能です。
ただし、上昇させる基礎信仰値が同じ戒律は、複数とっても意味がありません。
上昇させる基礎信仰値が異なる場合のみ、重ねて数値が上昇します。

例:信仰値上昇が1の戒律を2つ、信仰値上昇値2の戒律を2つとっても
  上昇するのは信仰上昇値1+信仰上昇値2の合計で3となります。
  信仰値上昇の値が同じ戒律は重複しても値は上昇しません。

しかしながら複数基礎信仰値上昇の値が同じ戒律を守っている場合、
その上昇値の同じ全ての戒律を破らない限り、基礎信仰値下降の影響を結果的に受けません。

例:信仰値上昇が1の戒律を2つ、信仰値上昇値2の戒律を2つとっていれば
  信仰値上昇1上がる戒律と2上昇する戒律を一つづつ破っても
  まだ信仰値1上昇する戒律と2上昇する戒律が1づつ残っているので
  基礎信仰値は3から変動しません。

戒律を破ることを困難にする
GMがPCがペナルティがあるとはいえ簡単に戒律を破ることを嫌う場合は
戒律を破ろうとする場合に意思STを必要とする形にしてもよいでしょう。
GMはPCが戒律を破る行動を取ろうとした際に
(12+神官のクラスレベル-戒律により上昇する信仰値)を目標値に意思STをおこない、
判定失敗すれば戒律を破ることができます。
間違いではありません、PCは判定に失敗しないと戒律を破れません。
これは意思が強ければ強いほど戒律を守ってしまうことを表現しています。

B.依存

依存とは奇跡を使う際に非常に重要な意味を持つ数値です。
神官は奇跡を使うたびに、奇跡ごとに決まった依存の値が上昇します。
これは神への依存心を表し、この値が上昇することは神官の信仰値の下降を招きます。
これはこの世界(ゲーム)において神は依存するものではなく、道標としその教えに従うものだからです。

信仰値の下降の基準値として、依存段階が存在し、その数値を超えるごとに
信仰値へのペナルティの値が上昇します。
依存段階は信仰値の倍数と同値となります。信仰値が5であれば依存5以上で依存段階1
依存10で依存段階2、依存15で依存段階3という風な計算になります。
信仰値は依存段階と同値分、信仰値が下降します。
依存段階1なら-1、依存段階2なら-2、信仰値が下降していくわけです。

この依存の値の蓄積は、祈り、もしくは瞑想(宗派による)により減少することができます。
この瞑想・祈りは1時間以上行う必要があり、一度祈りや瞑想を行った場合、
再びそれらの効果を得るためには12時間以上の間を置く必要があります。
一度の瞑想・祈りにより(信仰値✕信仰値)の半分の依存を減少することが可能です。

ただし、依存による信仰値の下降により、信仰値が0になってしまった場合
一時的に一切の奇跡は使用できなくなります。
この奇跡の使用不能な状況を改善するには、かなり大規模なみそぎの儀式が必要です。
この儀式は宗派によって異なりますが、最低でも3日の期間を要します。

使用可能な奇跡
神官が使用可能な奇跡というのは全て神官のレベルによります。
魔術師とは違い、神官はレベルが必要レベルに達した時点で、
全ての基本にある奇跡が使用可能になります。

さらに信仰する神々によっては特殊な奇跡を使用可能になる場合があります。
それらの特殊な奇跡はそれぞれの神の解説にて確認してください。

発動された奇跡には必ず『魔法強度』という数字が存在します。
これは主に魔術に対するSTなどに使用する数値で、奇跡そのもの効果の強制力の高さです。
魔法強度は現在の信仰値に2Dのダイスの結果を足して求める数値です。

奇跡のボーナス種別と付加属性

奇跡の中には様々な行動に一時ボーナスを与える場合があります。
例えがST値にボーナスが付いたり、命中判定にボーナスが付いたりするわけです。
このボーナスにはどのような意味合いでついているものなのか、により種別が存在します。
例えば“士気ボーナス”ならいわゆるヤル気とか戦意高揚による判定へのボーナスという意味合いになります。
それに対し”運気ボーナス”であれば、それは運が良くなる、運命に干渉するという意味合いでの
判定へのボーナスという意味合いになります。
これらのボーナスは、同じ種別のボーナスは重複しても、高い方だけが適用されます。
たとえば+1の士気ボーナスと+2の士気ボーナスが同じ判定に対して適用された場合、
重複されず+2の士気ボーナスだけが適用されます。
これは奇跡にかぎらず、魔術やその他特技によるものでも同様です。

ボーナスの種類

  • 士気ボーナス…戦意高揚、精神的優位性による判定へのボーナスです。
  • 判断ボーナス…判断力、頭の回転の上昇、視野の拡大など知的判断上昇での判定へのボーナスです。
  • 反発ボーナス…特定の対象に対する反発力を負荷することによって生じる判定へのボーナスです。
  • 魔法ボーナス…主に魔法に対抗する判定に付加されるボーナスで、純粋に魔法的な力です。
  • 運気ボーナス…運命に干渉し、幸運を負荷することで生じる判定や数値などへのボーナスです。
  • 肉体ボーナス…肉体強化によって発生する運動力や速度による判定へのボーナスです。
  • 硬化ボーナス…皮膚の硬化や、実際の装甲の発生などによる判定へのボーナスです。
  • 無属ボーナス…基本的に上記のどれにも属さないボーナスです。無属ボーナスは他のボーナスと異なり
  重複しても、合計してボーナスを判定に加えることができる唯一のボーナスです。

1レベルで使用可能な奇跡

以下に1レベルで習得可能な奇跡のみを掲載しておきます。

必要レベル1

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最終更新:2014年06月08日 20:35
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